異世界探訪記

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百三十一日目。ハルカルテにて

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百三十一日目。
今日は村長さんとバラキーラさんが周知に回っていた農業の新しい方法を村民皆に教えた。注意事項なんかと一緒に。
 一番感動し、尚且つ呆気に取られていたのはシュラウトさんだ。
 まぁ、魔力枯渇を起こすと魔力量を増やせるとか眉唾な研究を鵜呑みにして実際に試す輩など、この世界では極々少数なのだから仕方がない。
 その他にも、明らかに人族にしか見えない俺の魔力量で呆気に取られていたようだ。

 ここの村では全畑の内一割にも満たない耕地を魔力付与し、期を見て広げていくことになった。後、俺達と『暁修』の皆は宿代を半額にする代わりに土地への魔力付与を行う事になった。

 土地への魔力付与は夕方にやれば良いのでそれまで訓練し、残った魔力を土地に与えて明日には魔力が成長するという、魔法を行使する者にとってはいい環境が整った様だ。
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