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第2章 環刻館の後継者(かんごくかんのこうけいしゃ)
第87話 恩人
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「これから商隊は貿易都市モズを目指して西へ向かうんだけど、俺はそろそろ別行動しても良い頃じゃないかと思ってる」
俺とダラ、ミカとフミナで円陣を組み、これからの事を相談していた。
「颯竢様が行くなら私も付いて行きます」
ミカは当然の様に答えた。
「私も! 置いて行くなんて言わないよね?」
フミナは最近、俺達に対して敬語を使わなくなった。
それは嬉しい変化だった。
「もちろん一緒に行くつもりだよ」
俺の言葉を聞いたフミナはダラに視線を送る。
「俺もそう思っていたところだ。 これ以上西に行くと遠回りになるし、本格的に冬になれば道のりも厳しくなるだろう」
ダラが俺の意見に賛同すると、フミナは少しホッとした表情を見せた。
商隊員達がせわしなく後片付けをする中、俺達は別れの挨拶をするべくリーデンを訪ねた。
「そうか… リン君の事はすまなかったと思っているよ」
リーデンはそう言って俺達に握手を求めてきた。
「君達には本当に世話になった。 君達の行く先が祝福と希望に満ちている事を祈らせてもらうよ」
リーデンと握手をしていると、どこで聞きつけたのか商隊員達が集まってきた。
「そうか… 行ってしまうのか、フミナちゃんは残っても良いんだぞ?」
そう言ったのは髭面の商隊員のオルトだった。
何かとフミナの事を気にかけてくれていたジェントルマンだった。
「オルト様、今までお世話になりました。 お体をお大事になさってください」
フミナはオルトに祈りを捧げた。
「ミカちゃん、辛くなったらいつでも帰っておいで、ここには君達の家族が待っているからね」
年配の商隊員がミカに声を掛けてきた。
彼の名はモーリス。
初めて会ったその日からミカのファンだった。
貿易都市モズに戻れば解散する商隊が帰る場所にはならないと思うが、そこはあえて指摘しないでおいた。
「モーリス様、今までありがとうございました。 皆様の行く先に神の御導きがあらん事を…」
長く巫女をやっていただけあり、ミカの立ち振る舞いは様になっていた。
力強く巣立とうとする二人の巫女に商隊員達はただ涙を流して祝福してくれた。
俺達は商隊を見送ると、北へ向かう事にした。
「さて、いよいよ冒険が始まる訳だけど、絶対に無理はしないと約束してね」
少し浮ついているミカとフミナに釘を刺す。
「リンは必ず取り戻すけど、その為に誰かが犠牲になってはいけない」
ミカとフミナ相手に大真面目にそう言う俺をダラはニヤニヤしながら見ている。
またろくでもない事を言うのかと思ったが、ダラもミカとフミナに向かって続けた。
「生きていれば何でも取り返せるが、死んでしまえばそれまでだ。 肝に銘じておけ」
「はい! 必ず生きて恩返しをします」
フミナはダラの言葉にうなずき答えた。
「リン様にお礼を言うまでは死ねません」
ミカも真顔で答えた。
「お待ちください!」
街道を外れ、北へ向かおうとする俺達を呼び止めたのは若い男だった。
「あら? あなた達は」
ミカは少年と少女を見て笑い掛けた。
「昨日はうちの子供たちが大変お世話になったそうで…」
そう言ったのは若い女性だった。
母親だろうか?
少し若すぎる気もするが敢えて気にしない事にした。
「お礼が遅れた事、大変申し訳ありませんでした」
若い男がうやうやしく頭を下げる。
「いえ、お気になさらず、当然の事をしたまでの事です」
手のひらを若い男に見せると俺は目を閉じた。
かの有名な探偵の言う通りである。
すなわち、昨夜の事は『そんな昔の事は忘れた』である。
ちなみに、明日はどうするのかと聞かれれば『そんな先の事はわからない』と答えるだろう。
冒険者とはそういう生き物なのだ。
「そういうわけにも参りません。 タキハラの町出身の田舎貴族は礼儀知らずだと思われるわけには参りません」
若い男は何やら面倒な事を言い出した。
「是非、お礼をさせて下さい」
若い女性もそう言うと頭を下げた。
なるほど、そう言われてみれば身なりも良く所作も優雅である。
「お礼、と言うのは?」
ダラが面倒臭そうに尋ねた。
「スサミにある私達の館でおもてなしを…」
正直彼らが田舎の貴族だろうが、礼をしようがしまいがこちらには何の関係も無かった。
わざわざ言わなければ知る事も無い。
「お気持ちだけ、有難く頂戴致します。 しかし我々も旅を急ぐ身ですので、これにて失礼をば」
ダラがそう言うと、フミナがダラの隣に歩み寄った。
「大切な人を探しにあの山に行くんです」
フミナの指差す先には例の白い山があった。
「その装備であの山に? それはおすすめしかねます」
若い男は驚いた表情で俺達の装備を上から下まで見回した。
「5合目でも最高気温で氷点下、8合目以上になるとイチゴでドラゴンを倒せると言います」
んな訳ねー
若い男の発言に内心ツッコミを入れた。
投げた冷凍イチゴがドラゴンの鱗を貫通するショッキング映像を脳内で再生してみた。
まだ凍ったバナナで釘を打つ方がリアルだ。
しかし、確かにそれだけ寒いとなると、装備の不足感は否めなかった。
「幸い腕の立つ鍛冶職人の知り合いもおります。 是非お越しください」
若い男はそう申し出た。
ミカとフミナはいつの間にか子供たちの話し相手をしている。
すっかり懐かれているようだ。
彼女達はどこに行っても誰が相手でもすぐに人気者になってしまう。
そんな気がした。
無理はしない。
さっき言ったばかりだったな。
雪山を舐めてはいけない。
「わかりました。 ご厚意に甘えさせて頂きます」
さっきから大人達は随分畏まった話し方をしており、俺もついつられてしまった。
「申し遅れました。 私は第3代ベルファム男爵モゥイ・ボゥグ。 こちらが妻のマトゥサキ」
若い男が紹介すると、若い女性はスカートの裾を軽くつまみ上げて優雅に礼をした。
「長男のイィガァと娘のコモォヌォです。 お見知りおき下さい」
ベルファム男爵は流暢に紹介するが、特殊な発音をする名前に困惑していた。
正直もう覚えていないまである。
「これはご丁寧に、ロード・ベルファム… ベルファム卿とお呼びした方が宜しいか?」
ダラがそう尋ねる。
「どちらでも結構です」
ベルファム卿はそう答えた。
「冒険者が名乗る程でもありませんが、私はダラ、こちらが颯竢、そちらが知り合いから預かった…」
「お初にお目にかかります。 レディ・ベルファム」
フミナがベルファム夫人に声をかけたのはダラの紹介を遮る様なタイミングだった。
そして実際にダラの紹介は中断していた。
「颯竢様の養女のフミナです」
「同じく、颯竢様の養女のミカと申します」
二人はそう言うと左足のつま先を右足のかかとに付け、膝を少し曲げてお辞儀をした。
こんな事も出来るのか…
「あら、良くできたお嬢様ですこと」
ベルファム夫人は俺に微笑んだ。
「えぇ、自慢の娘達ですので」
堅苦しい挨拶に慣れていない俺はそう答えるので精一杯だった。
「また来た道を戻るのか…」
ダラが面倒臭そうに呟いた。
昨日一日かけて歩いてきた道を戻る事になる。
うんざりする気持ちも分からなくもない。
しかし…
「心配には及びません、馬車は用意してあります」
ベルファム卿がそう言うとキャンプ場から坂道を馬車が登ってきた。
「小一時間程度でお届けしましょう」
ベルファム卿は馬車を指差してそう言った。
「2時間かかってもいいから乗り心地重視で頼むよ…」
ダラがベルファム卿に注文をつける。
馬車の御者がフードの下からこちらへ鋭い視線を向けてきた気がした。
しかし、御者の方へ目を向けると、あからさまに目を逸らし、フードを被り直した。
何か嫌な感じだな…
しかしそれからベルファム卿の邸宅に着くまで御者と目が合う事はなかった。
時速30キロ程度で走っても2時間程度の行程だった。
不整地を行く馬車の乗り心地はダラの心配の通り良いものではなかった。
シートのクッションは上質な物のようで、どれだけ揺れようとも尻が今以上に割れる心配はなかった。
しかし激しく揺れる為、頭が受けるダメージは馬鹿にならない。
「二人とも大丈夫?」
ベルファム卿の邸宅前と思しき場所に降りた俺は、ミカとフミナに声を掛けた。
「へ、平気です~」
「大丈夫、大丈夫~」
ミカもフミナもそう答えはしたが、完全に目を回していた。
この2倍の速度で走られたらたまったものではなかったな…
さすがダラ。
そう思い、ダラの姿を探すと木の陰にしゃがみ込んでいた。
「ダラ、何やってるの?」
「あぁ、何でもない」
腕で口元を拭いながらダラが答えるが、どう考えても何でもなくはなかった。
「それにしても貴族の館というからカントリーハウスのようなものを想像していたんだが、これだとメゾネットタイプのマンションみたいだな」
ダラが俺に耳打ちして来たが、俺にはよく意味が分からなかった。
素人目には4階建ての大きなアパートに見える。
玄関の隣には馬車を収納できるシャッター付きの大きなガレージがあり、御者が馬車を入庫していた。
ガレージの奥は中庭に繋がっているのか、草と木が生え、空も見える。
これは思ったより立派な建物の様だ。
「どうぞ、お入り下さい」
ベルファム卿、自らが扉を開き俺達を迎え入れた。
俺とダラ、ミカとフミナで円陣を組み、これからの事を相談していた。
「颯竢様が行くなら私も付いて行きます」
ミカは当然の様に答えた。
「私も! 置いて行くなんて言わないよね?」
フミナは最近、俺達に対して敬語を使わなくなった。
それは嬉しい変化だった。
「もちろん一緒に行くつもりだよ」
俺の言葉を聞いたフミナはダラに視線を送る。
「俺もそう思っていたところだ。 これ以上西に行くと遠回りになるし、本格的に冬になれば道のりも厳しくなるだろう」
ダラが俺の意見に賛同すると、フミナは少しホッとした表情を見せた。
商隊員達がせわしなく後片付けをする中、俺達は別れの挨拶をするべくリーデンを訪ねた。
「そうか… リン君の事はすまなかったと思っているよ」
リーデンはそう言って俺達に握手を求めてきた。
「君達には本当に世話になった。 君達の行く先が祝福と希望に満ちている事を祈らせてもらうよ」
リーデンと握手をしていると、どこで聞きつけたのか商隊員達が集まってきた。
「そうか… 行ってしまうのか、フミナちゃんは残っても良いんだぞ?」
そう言ったのは髭面の商隊員のオルトだった。
何かとフミナの事を気にかけてくれていたジェントルマンだった。
「オルト様、今までお世話になりました。 お体をお大事になさってください」
フミナはオルトに祈りを捧げた。
「ミカちゃん、辛くなったらいつでも帰っておいで、ここには君達の家族が待っているからね」
年配の商隊員がミカに声を掛けてきた。
彼の名はモーリス。
初めて会ったその日からミカのファンだった。
貿易都市モズに戻れば解散する商隊が帰る場所にはならないと思うが、そこはあえて指摘しないでおいた。
「モーリス様、今までありがとうございました。 皆様の行く先に神の御導きがあらん事を…」
長く巫女をやっていただけあり、ミカの立ち振る舞いは様になっていた。
力強く巣立とうとする二人の巫女に商隊員達はただ涙を流して祝福してくれた。
俺達は商隊を見送ると、北へ向かう事にした。
「さて、いよいよ冒険が始まる訳だけど、絶対に無理はしないと約束してね」
少し浮ついているミカとフミナに釘を刺す。
「リンは必ず取り戻すけど、その為に誰かが犠牲になってはいけない」
ミカとフミナ相手に大真面目にそう言う俺をダラはニヤニヤしながら見ている。
またろくでもない事を言うのかと思ったが、ダラもミカとフミナに向かって続けた。
「生きていれば何でも取り返せるが、死んでしまえばそれまでだ。 肝に銘じておけ」
「はい! 必ず生きて恩返しをします」
フミナはダラの言葉にうなずき答えた。
「リン様にお礼を言うまでは死ねません」
ミカも真顔で答えた。
「お待ちください!」
街道を外れ、北へ向かおうとする俺達を呼び止めたのは若い男だった。
「あら? あなた達は」
ミカは少年と少女を見て笑い掛けた。
「昨日はうちの子供たちが大変お世話になったそうで…」
そう言ったのは若い女性だった。
母親だろうか?
少し若すぎる気もするが敢えて気にしない事にした。
「お礼が遅れた事、大変申し訳ありませんでした」
若い男がうやうやしく頭を下げる。
「いえ、お気になさらず、当然の事をしたまでの事です」
手のひらを若い男に見せると俺は目を閉じた。
かの有名な探偵の言う通りである。
すなわち、昨夜の事は『そんな昔の事は忘れた』である。
ちなみに、明日はどうするのかと聞かれれば『そんな先の事はわからない』と答えるだろう。
冒険者とはそういう生き物なのだ。
「そういうわけにも参りません。 タキハラの町出身の田舎貴族は礼儀知らずだと思われるわけには参りません」
若い男は何やら面倒な事を言い出した。
「是非、お礼をさせて下さい」
若い女性もそう言うと頭を下げた。
なるほど、そう言われてみれば身なりも良く所作も優雅である。
「お礼、と言うのは?」
ダラが面倒臭そうに尋ねた。
「スサミにある私達の館でおもてなしを…」
正直彼らが田舎の貴族だろうが、礼をしようがしまいがこちらには何の関係も無かった。
わざわざ言わなければ知る事も無い。
「お気持ちだけ、有難く頂戴致します。 しかし我々も旅を急ぐ身ですので、これにて失礼をば」
ダラがそう言うと、フミナがダラの隣に歩み寄った。
「大切な人を探しにあの山に行くんです」
フミナの指差す先には例の白い山があった。
「その装備であの山に? それはおすすめしかねます」
若い男は驚いた表情で俺達の装備を上から下まで見回した。
「5合目でも最高気温で氷点下、8合目以上になるとイチゴでドラゴンを倒せると言います」
んな訳ねー
若い男の発言に内心ツッコミを入れた。
投げた冷凍イチゴがドラゴンの鱗を貫通するショッキング映像を脳内で再生してみた。
まだ凍ったバナナで釘を打つ方がリアルだ。
しかし、確かにそれだけ寒いとなると、装備の不足感は否めなかった。
「幸い腕の立つ鍛冶職人の知り合いもおります。 是非お越しください」
若い男はそう申し出た。
ミカとフミナはいつの間にか子供たちの話し相手をしている。
すっかり懐かれているようだ。
彼女達はどこに行っても誰が相手でもすぐに人気者になってしまう。
そんな気がした。
無理はしない。
さっき言ったばかりだったな。
雪山を舐めてはいけない。
「わかりました。 ご厚意に甘えさせて頂きます」
さっきから大人達は随分畏まった話し方をしており、俺もついつられてしまった。
「申し遅れました。 私は第3代ベルファム男爵モゥイ・ボゥグ。 こちらが妻のマトゥサキ」
若い男が紹介すると、若い女性はスカートの裾を軽くつまみ上げて優雅に礼をした。
「長男のイィガァと娘のコモォヌォです。 お見知りおき下さい」
ベルファム男爵は流暢に紹介するが、特殊な発音をする名前に困惑していた。
正直もう覚えていないまである。
「これはご丁寧に、ロード・ベルファム… ベルファム卿とお呼びした方が宜しいか?」
ダラがそう尋ねる。
「どちらでも結構です」
ベルファム卿はそう答えた。
「冒険者が名乗る程でもありませんが、私はダラ、こちらが颯竢、そちらが知り合いから預かった…」
「お初にお目にかかります。 レディ・ベルファム」
フミナがベルファム夫人に声をかけたのはダラの紹介を遮る様なタイミングだった。
そして実際にダラの紹介は中断していた。
「颯竢様の養女のフミナです」
「同じく、颯竢様の養女のミカと申します」
二人はそう言うと左足のつま先を右足のかかとに付け、膝を少し曲げてお辞儀をした。
こんな事も出来るのか…
「あら、良くできたお嬢様ですこと」
ベルファム夫人は俺に微笑んだ。
「えぇ、自慢の娘達ですので」
堅苦しい挨拶に慣れていない俺はそう答えるので精一杯だった。
「また来た道を戻るのか…」
ダラが面倒臭そうに呟いた。
昨日一日かけて歩いてきた道を戻る事になる。
うんざりする気持ちも分からなくもない。
しかし…
「心配には及びません、馬車は用意してあります」
ベルファム卿がそう言うとキャンプ場から坂道を馬車が登ってきた。
「小一時間程度でお届けしましょう」
ベルファム卿は馬車を指差してそう言った。
「2時間かかってもいいから乗り心地重視で頼むよ…」
ダラがベルファム卿に注文をつける。
馬車の御者がフードの下からこちらへ鋭い視線を向けてきた気がした。
しかし、御者の方へ目を向けると、あからさまに目を逸らし、フードを被り直した。
何か嫌な感じだな…
しかしそれからベルファム卿の邸宅に着くまで御者と目が合う事はなかった。
時速30キロ程度で走っても2時間程度の行程だった。
不整地を行く馬車の乗り心地はダラの心配の通り良いものではなかった。
シートのクッションは上質な物のようで、どれだけ揺れようとも尻が今以上に割れる心配はなかった。
しかし激しく揺れる為、頭が受けるダメージは馬鹿にならない。
「二人とも大丈夫?」
ベルファム卿の邸宅前と思しき場所に降りた俺は、ミカとフミナに声を掛けた。
「へ、平気です~」
「大丈夫、大丈夫~」
ミカもフミナもそう答えはしたが、完全に目を回していた。
この2倍の速度で走られたらたまったものではなかったな…
さすがダラ。
そう思い、ダラの姿を探すと木の陰にしゃがみ込んでいた。
「ダラ、何やってるの?」
「あぁ、何でもない」
腕で口元を拭いながらダラが答えるが、どう考えても何でもなくはなかった。
「それにしても貴族の館というからカントリーハウスのようなものを想像していたんだが、これだとメゾネットタイプのマンションみたいだな」
ダラが俺に耳打ちして来たが、俺にはよく意味が分からなかった。
素人目には4階建ての大きなアパートに見える。
玄関の隣には馬車を収納できるシャッター付きの大きなガレージがあり、御者が馬車を入庫していた。
ガレージの奥は中庭に繋がっているのか、草と木が生え、空も見える。
これは思ったより立派な建物の様だ。
「どうぞ、お入り下さい」
ベルファム卿、自らが扉を開き俺達を迎え入れた。
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