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第2章 環刻館の後継者(かんごくかんのこうけいしゃ)
第90話 奪還
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ガレージは高さ6メートル、幅10メートル、奥行が25メートルくらいの広さがあった。
馬は馬車から外されており、ガレージの奥の飼育スペースに繋がれて干し草を食っている。
馬車の裏に人の気配を感じ取った俺はダラとミカに目配せをしてうなずいた。
「うちの娘を誘拐するとは、命が惜しくないようだな!」
ダラが姿を見せない誘拐犯に話しかけた。
フミナが何らかのリアクションをするかと期待もしていた。
「フミナ、返事できないの?」
ミカもフミナに呼び掛けるがやはり反応は無い。
その場で待機するようにハンドサインを送るとミカは静かにうなずいた。
ダラは身体を右に傾けて俺に視線を送ってきた。
俺には左を任せるという合図だ。
ダラとミカに見える様に指を3本立て、作戦3秒前の合図を送る。
手首を振りながら指を1本ずつ減らしてゆく。
俺の指が全て折りたたまれた瞬間、ダラは馬車の右側に、俺は左側に走り出した。
馬車の裏まで回り込むと反対側のダラと目が合った。
「上です!」
待機していたミカが俺達に向かい短く叫ぶ。
ミカの声を聞いて俺は壁と馬車を交互に蹴り、上空へと飛び上がった。
馬車の屋根の上に立つ不審者より高く飛び上がると反対側からもダラが同じように跳んでいるのが見える。
驚いた不審者は身を翻して逃げようとするが、馬車の幌の上でバランスを崩して上手く身動きが取れない。
俺とダラの回し蹴りが不審者の顔面を捉え、不審者を地面へと叩き落とした。
ダラが不審者に駆け寄り、腕の関節を捻り上げ拘束するが、気を失っているのか反応は無い。
馬車の荷台から中を覗くとフミナが無造作に放り込まれているのが見えた。
「颯竢様! フミナは?」
ミカが心配そうに駆けつける。
荷台まで1メートル位の高さがあるが、俺はジャンプで荷台に飛び乗るとフミナの手首に手を当てた。
「脈はしっかりしている…」
ざっと見たところ外傷も無さそうだ。
「フミナちゃんを任せるね」
荷台に上がってきたミカにフミナを任せると、馬車から飛び降り、ダラの所に向かった。
「フミナはどんな感じだ?」
「気を失っているけど怪我は無さそうだったよ、今ミカちゃんに確認してもらってる」
その言葉を聞いてようやくダラの表情が少し穏やかになった。
「そうか、なら良かった」
もしフミナが少しでも怪我していたら、この不審者はただでは済まなかっただろう。
「そいつは?」
うつ伏せに組み伏せられた不審者を指差してダラに尋ねる。
「俺達の蹴りを食らってあの高さから落ちたんだ、まぁ、死んではいないがな」
ダラは呆れた様に言った。
後ろ手に手首を縛られてうつ伏せに寝かされて気絶している。
「それじゃ、顔を拝ませてもらおうか」
不審者のフードを後ろにずらすと幼い顔が出てきた。
「まさか…女?」
「獣人だな、コイツにフミナを誘拐する理由はないだろうな」
ダラが面倒くさそうに答える。
フミナを担いで走れるくらいだから男だろうと思っていたが、獣人とは意外だった。
「大した情報も持っていないだろうし、どうしたものか…」
有益な情報を話す事もないだろうが、正直殺してしまう気も起こらない。
「フミナの代わりに荷台に放り込んでおくか…」
ダラは荷台に獣人の娘を放り込み、フミナを抱えて荷台から降りてきた。
「フミナは身体に異常はありません、少し待てば目を覚ますと思います…」
ミカは俺達にそう説明した。
単に寝ているだけ、という訳でもない様だ。
ダラがフミナを優しく地面に降ろすと、ミカがフミナに肩を貸してゆっくりと座らせた。
「魔法で起こすことは出来ないのか?」
ダラがミカに尋ねる。
「魔法はあくまでも『安定した方へ誘う力』なので…」
ミカは上目遣いでそう言った。
「そうなの? 自然の摂理を捻じ曲げているのだと思ってたよ」
俺の目から見れば魔法は何でもありに見える。
「解釈の違いですが、炎は燃焼するのが安定しているのです。 温度も低くなるのが自然ですし、物質は集まって重くなるのが摂理です」
ミカはまるで、空中にそう書いてあるのを読んでいるかの様に言った。
「そんな事、考えた事も無かったな」
ミカの説明を聞いて、何となく「そうなのかな?」とは思った。
「それだと生命は活動する方へ魔法が効果を発揮するのでは?」
ダラがミカに質問する。
「残念ですが、少なくとも人の場合、最も安定した生命活動は睡眠なのです」
「ふむ」
ダラは納得したようなしてない様な顔でアゴをさする。
「人間の生命活動でもっとも安定した状態が『死』であったなら炎や水で間接的に攻撃する必要は無かったでしょうね」
ミカはサラッと怖い事を言った。
「確かにゾッとする話だな」
ダラもようやく納得した様だった。
だから回復魔法はあっても、直接命を削って来るような魔法は無いんだ。
つまり
「自然に起きるのを待つしか無い…と」
「です」
ミカに確認する様に尋ねると、ミカは頷いてきた。
「とはいえ、フミナが起きるまで待っている場合じゃないな」
ガレージから外に出ると、ダラは館を見上げてそう言った。
「うちの娘達に手を出したら痛い目を見ると叩き込んでやらないとね」
俺もこのままで終わらせるつもりはなかった。
「しっかりと償ってもらおうか、黒幕とやらに!」
ダラはそう言うと太刀を鞘から抜き払った。
姿を消したルーヴァルも館の主であるベルファム卿も容疑者であるのは間違いなかった。
「今日のコイツは血に飢えているようだぜ…」
もう、刀身を舐めて妖しい笑みを浮かべそうな雰囲気でダラが呟く。
「ダラ様、怖いですよ?」
ミカが慈愛に満ちた口調でダラを咎める。
ベルファム邸は、不気味な笑みを浮かべて俺達の前に立ち塞がっているように見えた。
「ベルファム卿! ルーヴァル! いるか!?」
ダラは正面玄関の扉を開け放ち、中に向かって叫んだ。
玄関には鍵もかけられておらず、あっけなく開いた。
ホールは不気味な静けさに包まれている。
「上だ!」
何かの気配を察知し俺が叫ぶとダラが階段に向かって駆け出した。
未だに目を覚ます様子のないフミナを俺とミカが両脇から支えていたが、2階へと登る階段は3人並んでも充分な広さがあった。
先頭を進むダラが2階正面の扉をノックする。
「ベルファム卿! 話がある!」
ダラが扉に向かって叫ぶ。
暫し待つが返事は返ってこない。
嫌な予感しかせず、ミカに目で合図をして扉から離れる。
その様子を横目で見ていたダラは不敵な笑みを浮かべると、扉に蹴りを入れた。
「癖になりそうだな」
折れ曲がり、ひしゃげて飛んでいく扉を眺める俺とミカにダラは満足そうに言った。
馬は馬車から外されており、ガレージの奥の飼育スペースに繋がれて干し草を食っている。
馬車の裏に人の気配を感じ取った俺はダラとミカに目配せをしてうなずいた。
「うちの娘を誘拐するとは、命が惜しくないようだな!」
ダラが姿を見せない誘拐犯に話しかけた。
フミナが何らかのリアクションをするかと期待もしていた。
「フミナ、返事できないの?」
ミカもフミナに呼び掛けるがやはり反応は無い。
その場で待機するようにハンドサインを送るとミカは静かにうなずいた。
ダラは身体を右に傾けて俺に視線を送ってきた。
俺には左を任せるという合図だ。
ダラとミカに見える様に指を3本立て、作戦3秒前の合図を送る。
手首を振りながら指を1本ずつ減らしてゆく。
俺の指が全て折りたたまれた瞬間、ダラは馬車の右側に、俺は左側に走り出した。
馬車の裏まで回り込むと反対側のダラと目が合った。
「上です!」
待機していたミカが俺達に向かい短く叫ぶ。
ミカの声を聞いて俺は壁と馬車を交互に蹴り、上空へと飛び上がった。
馬車の屋根の上に立つ不審者より高く飛び上がると反対側からもダラが同じように跳んでいるのが見える。
驚いた不審者は身を翻して逃げようとするが、馬車の幌の上でバランスを崩して上手く身動きが取れない。
俺とダラの回し蹴りが不審者の顔面を捉え、不審者を地面へと叩き落とした。
ダラが不審者に駆け寄り、腕の関節を捻り上げ拘束するが、気を失っているのか反応は無い。
馬車の荷台から中を覗くとフミナが無造作に放り込まれているのが見えた。
「颯竢様! フミナは?」
ミカが心配そうに駆けつける。
荷台まで1メートル位の高さがあるが、俺はジャンプで荷台に飛び乗るとフミナの手首に手を当てた。
「脈はしっかりしている…」
ざっと見たところ外傷も無さそうだ。
「フミナちゃんを任せるね」
荷台に上がってきたミカにフミナを任せると、馬車から飛び降り、ダラの所に向かった。
「フミナはどんな感じだ?」
「気を失っているけど怪我は無さそうだったよ、今ミカちゃんに確認してもらってる」
その言葉を聞いてようやくダラの表情が少し穏やかになった。
「そうか、なら良かった」
もしフミナが少しでも怪我していたら、この不審者はただでは済まなかっただろう。
「そいつは?」
うつ伏せに組み伏せられた不審者を指差してダラに尋ねる。
「俺達の蹴りを食らってあの高さから落ちたんだ、まぁ、死んではいないがな」
ダラは呆れた様に言った。
後ろ手に手首を縛られてうつ伏せに寝かされて気絶している。
「それじゃ、顔を拝ませてもらおうか」
不審者のフードを後ろにずらすと幼い顔が出てきた。
「まさか…女?」
「獣人だな、コイツにフミナを誘拐する理由はないだろうな」
ダラが面倒くさそうに答える。
フミナを担いで走れるくらいだから男だろうと思っていたが、獣人とは意外だった。
「大した情報も持っていないだろうし、どうしたものか…」
有益な情報を話す事もないだろうが、正直殺してしまう気も起こらない。
「フミナの代わりに荷台に放り込んでおくか…」
ダラは荷台に獣人の娘を放り込み、フミナを抱えて荷台から降りてきた。
「フミナは身体に異常はありません、少し待てば目を覚ますと思います…」
ミカは俺達にそう説明した。
単に寝ているだけ、という訳でもない様だ。
ダラがフミナを優しく地面に降ろすと、ミカがフミナに肩を貸してゆっくりと座らせた。
「魔法で起こすことは出来ないのか?」
ダラがミカに尋ねる。
「魔法はあくまでも『安定した方へ誘う力』なので…」
ミカは上目遣いでそう言った。
「そうなの? 自然の摂理を捻じ曲げているのだと思ってたよ」
俺の目から見れば魔法は何でもありに見える。
「解釈の違いですが、炎は燃焼するのが安定しているのです。 温度も低くなるのが自然ですし、物質は集まって重くなるのが摂理です」
ミカはまるで、空中にそう書いてあるのを読んでいるかの様に言った。
「そんな事、考えた事も無かったな」
ミカの説明を聞いて、何となく「そうなのかな?」とは思った。
「それだと生命は活動する方へ魔法が効果を発揮するのでは?」
ダラがミカに質問する。
「残念ですが、少なくとも人の場合、最も安定した生命活動は睡眠なのです」
「ふむ」
ダラは納得したようなしてない様な顔でアゴをさする。
「人間の生命活動でもっとも安定した状態が『死』であったなら炎や水で間接的に攻撃する必要は無かったでしょうね」
ミカはサラッと怖い事を言った。
「確かにゾッとする話だな」
ダラもようやく納得した様だった。
だから回復魔法はあっても、直接命を削って来るような魔法は無いんだ。
つまり
「自然に起きるのを待つしか無い…と」
「です」
ミカに確認する様に尋ねると、ミカは頷いてきた。
「とはいえ、フミナが起きるまで待っている場合じゃないな」
ガレージから外に出ると、ダラは館を見上げてそう言った。
「うちの娘達に手を出したら痛い目を見ると叩き込んでやらないとね」
俺もこのままで終わらせるつもりはなかった。
「しっかりと償ってもらおうか、黒幕とやらに!」
ダラはそう言うと太刀を鞘から抜き払った。
姿を消したルーヴァルも館の主であるベルファム卿も容疑者であるのは間違いなかった。
「今日のコイツは血に飢えているようだぜ…」
もう、刀身を舐めて妖しい笑みを浮かべそうな雰囲気でダラが呟く。
「ダラ様、怖いですよ?」
ミカが慈愛に満ちた口調でダラを咎める。
ベルファム邸は、不気味な笑みを浮かべて俺達の前に立ち塞がっているように見えた。
「ベルファム卿! ルーヴァル! いるか!?」
ダラは正面玄関の扉を開け放ち、中に向かって叫んだ。
玄関には鍵もかけられておらず、あっけなく開いた。
ホールは不気味な静けさに包まれている。
「上だ!」
何かの気配を察知し俺が叫ぶとダラが階段に向かって駆け出した。
未だに目を覚ます様子のないフミナを俺とミカが両脇から支えていたが、2階へと登る階段は3人並んでも充分な広さがあった。
先頭を進むダラが2階正面の扉をノックする。
「ベルファム卿! 話がある!」
ダラが扉に向かって叫ぶ。
暫し待つが返事は返ってこない。
嫌な予感しかせず、ミカに目で合図をして扉から離れる。
その様子を横目で見ていたダラは不敵な笑みを浮かべると、扉に蹴りを入れた。
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