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第2章 環刻館の後継者(かんごくかんのこうけいしゃ)
第99話 伝説の武具
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「ハッ!!」
ミカの表情が凍り付いた。
「ミカちゃん、どうかしたの?」
「…フミナが…捕まりました」
ミカがゆっくりと俺の方に顔を向けた。
「何だって!?」
「どういう事だ?」
コウキチが俺達に尋ねてきた。
「別々に逃げていた妹が捕まったみたいなんです」
ミカがコウキチに言った。
「そんな事が分かるのか?」
コウキチは信じられない、という顔で呟いた。
「時々フミナの、妹の場所とか感情とかが伝わってくる事があるんです」
「昔からなのか?」
コウキチはミカにそう尋ねた。
「いえ、先日ある事件があってからです」
ミカの答えを聞いた俺には心当たる節があった。
「儀式の後から?」
「はい」
俺とミカの間では通じる話だが、コウキチには良く分からなかった筈だ。
「儀式?」
そう尋ねるコウキチに俺は頷いた。
「彼女は、姉妹で巫女で、ある神器を浄化する儀式を執り行ったのです」
かいつまんで説明をすると、コウキチは「ふむ」と頷いた。
「なるほどな、それで、助けに行かんのか?」
コウキチが俺に尋ねてくる。
フミナ達の事だろう。
「助けに行く、と言いたいところだけど、ミカちゃんも捕らえられる危険が…」
俺は弱気になっていた。
1対1でもどうかというような冒険者を一度に何人も相手にしてミカを守り切る自信は無かった。
「颯竢様、やっぱり私は助けに行きたいです…」
「お主等、ベルファムの事も助けてやるんだろう?」
コウキチは俺達にそう言った。
「そのつもりだったのですが、今は力不足を実感させられています」
「ならばワシの武器を貸してやる、どれでも好きなのを持って行け」
コウキチは何故か自信満々でそう言った。
良い武器を持っていたら何とかなる問題じゃ無いんですけどね…
集まって来る冒険者の中にはドラゴンを倒す程の凄腕もいるだろう…
「しかも彼らの持っている装備は超一流ですから…」
そう言いながらコウキチの造った武器を見てまわる。
「何だ? コレ」
長い柄の着いた剣を見て俺は思わず声を出していた。
教科書で見た事があるぞ、確か…『七支刀』
「ほう、『七元精杖』を選ぶとは、良い目を持っておるな」
コウキチは誇らしげに言った。
「しちげんせいじょう? え? 杖なの? コレ」
当然剣だと思っていた物が、実は杖だったと気付き混乱していた。
「当たり前だろう、それぞれの枝にそれぞれのエレメントを埋め込んだ最強の杖だぞ」
「わぁ、見てください、この剣、物凄く強いゲートの魔力を感じます」
ミカが無邪気に掲げて見せた剣は、やはり見覚えがあった。
「それは…草薙の剣?」
やはり写真でしか見た事のない、伝説の剣に似ているように思えた。
「刃には触れるなよ? 指くらい簡単にちぎれ飛ぶぞ」
コウキチが忠告すると、ミカは剣を恐る恐る戻した。
「どういう剣なんですか?」
剣なら興味があり、コウキチに尋ねた。
「切っ先に触れた物を刀身の左右10ミリ後方に転移させる、どれだけ硬い物質でも関係ない、問答無用で真っ二つだ」
なかなかえげつないな…
「でもその台は大丈夫なのですか?」
ミカは草薙の剣を受ける台を指差した。
「これもヒヒイロカネで出来ておるからな、持って行くなら専用の鞘も付けてやるぞ?」
いや、そんな通販番組みたいなノリで言われても…
「巫女の嬢ちゃんならこれが良いだろう」
そう言ってコウキチがミカに差し出したものは…
「それは…その鏡は!」
リリアの海底神殿と共に沈んだはずの青銅鏡だった。
「ほう、見た事があるのか?」
コウキチがそう答えるが…
「見た事があるも何も、俺達がこんな事になっているのはそもそもソレのせい…」
「おかしな事を言うな、これは通常『イメージ』で描く魔法陣を実際に描くことで精度を向上させる魔道具だ、何があったのかは知らんが、これは良い物だぞ?」
コウキチがそう説明した。
「は、はぁ」
俺は仕方なく頷いた。
「で? どれを持って行くんだ?」
コウキチは俺に尋ねてきた。
「それでは、剣をお借りします」
気になっていた草薙の剣に似た剣を手に取る。
「ほら、鞘だ、持って行け」
コウキチが投げた鞘を受け止める。
それは硬すぎず、柔らかくもなく、触り心地の良い物だった。
愛用のバスタードソードは背中に背負っている為、草薙の剣は腰に差す事にした。
「相棒は剣士か?」
コウキチが俺に尋ねてきた。
「そうです」
「それならば嬢ちゃん、悪いがコイツを持って行ってやってくれ」
それは見た目は日本刀のように見えた。
「分かりました」
ミカはコウキチから受け取った刀を大切そうに胸に抱え込んだ。
あれ?
いつの間にかこのままダラとフミナの救出に行く流れになっている。
「それにしてもコウキチ様、凄い武具をお造りになられるんですね」
ミカはコウキチを尊敬の眼差しで見た。
「ワシもかつてはモズで鍛冶師をやっていたが、本気で打ったものは国宝として献上されておったからな」
コウキチは恐らく控えめに言っている。
「お主等だから貸したり譲ったりもするが、他の連中には決して触れさせるなよ」
これらの品は国宝級というか、日本の神話に出て来る物に酷似している。
現代日本だったら神話級だ。
もしこの世界が異世界では無く、遥か昔の日本だったとしたら?
もしかしたら、そういう事もあるのかも知れない。
いや、やっぱり無いかな?
ドワーフの化石なんて聞いた事もないや。
「だからその剣は返してもらうぞ」
コウキチは俺にそう言った。
「もちろん、借りパクするつもりはありませんよ」
俺もコウキチにそう答えるが
「もちろんそうだろうが、返せそうになくなったら、怖いドワーフ軍団が取り立てにいくからな」
コウキチの背後に立て掛けてある、巨大な戦斧の刃が不気味に光って見える。
「ちなみにその斧は?」
「ワシ等、怖いドワーフ軍団の制式装備品だ」
数百キロはありそうな鉄の塊に刃を付けただけに見える無骨なデザインは見る者の戦意まで滅ぼす仕上がりだった。
「これならドラゴンの脚を輪切りに出来るぞ?」
持ち上げたり振ったり出来たらそうでしょうね…
必ず返しに来ると約束して店を出ようとすると
「待て」
コウキチに引き留められた。
「覚えておけ、勝敗を決めるのは武具の性能だと」
勢いで出て来てしまった…
猛烈に引き返したい気持ちでいっぱいだった。
「颯竢様! ありがとうございます!」
しかし、ミカの手前、そうも言ってはいられない。
もうやるしか無いのか…
俺の心の中で、色々な物が解放されていく様な錯覚を覚えていた。
見せて貰おうか、コウキチから借りた「国宝級の武具」の性能とやらを…
ゆっくりと、しかし確実な足取りでベルファム邸に向かって歩き始めた。
「あ、颯竢様、こっちです」
ミカは俺が歩き始めたのとは反対の方角を指差していた。
あぁ、そうか、街の出入口だったね…
街の西の出入口に足を向けた。
路地裏はいつものように呑んだくれたドワーフ達で賑わっていた。
いつもの様に陽気に呑んでいる様にみえるが、何かがいつもと違っていた。
俺の3歩後ろを歩いていたミカが、いつの間にか俺の腕にしがみついていた。
「何か、いつもと雰囲気が違います」
ミカが俺の耳元で囁いた。
「ミカちゃんもそう思った?」
ミカの方に頭を傾けて呟く。
お揃いのコートを来て、仲睦まじく歩く恋人同士に見えていれば思惑通りといった所か…
俺達は腕を組んだまま路地裏を抜け、大通りに戻った。
「何か、追っ手が全くいませんね」
ミカが俺に囁いた。
「不気味なくらいだけど、ほとんどフミナちゃんとダラの周りにいるんだろうね」
街の中は普段通りの賑わいだった。
冒険者とも時々すれ違うものの、彼らはこちらには全く興味が無さそうだった。
やがて西の出入口が見えてきた。
ミカの表情が凍り付いた。
「ミカちゃん、どうかしたの?」
「…フミナが…捕まりました」
ミカがゆっくりと俺の方に顔を向けた。
「何だって!?」
「どういう事だ?」
コウキチが俺達に尋ねてきた。
「別々に逃げていた妹が捕まったみたいなんです」
ミカがコウキチに言った。
「そんな事が分かるのか?」
コウキチは信じられない、という顔で呟いた。
「時々フミナの、妹の場所とか感情とかが伝わってくる事があるんです」
「昔からなのか?」
コウキチはミカにそう尋ねた。
「いえ、先日ある事件があってからです」
ミカの答えを聞いた俺には心当たる節があった。
「儀式の後から?」
「はい」
俺とミカの間では通じる話だが、コウキチには良く分からなかった筈だ。
「儀式?」
そう尋ねるコウキチに俺は頷いた。
「彼女は、姉妹で巫女で、ある神器を浄化する儀式を執り行ったのです」
かいつまんで説明をすると、コウキチは「ふむ」と頷いた。
「なるほどな、それで、助けに行かんのか?」
コウキチが俺に尋ねてくる。
フミナ達の事だろう。
「助けに行く、と言いたいところだけど、ミカちゃんも捕らえられる危険が…」
俺は弱気になっていた。
1対1でもどうかというような冒険者を一度に何人も相手にしてミカを守り切る自信は無かった。
「颯竢様、やっぱり私は助けに行きたいです…」
「お主等、ベルファムの事も助けてやるんだろう?」
コウキチは俺達にそう言った。
「そのつもりだったのですが、今は力不足を実感させられています」
「ならばワシの武器を貸してやる、どれでも好きなのを持って行け」
コウキチは何故か自信満々でそう言った。
良い武器を持っていたら何とかなる問題じゃ無いんですけどね…
集まって来る冒険者の中にはドラゴンを倒す程の凄腕もいるだろう…
「しかも彼らの持っている装備は超一流ですから…」
そう言いながらコウキチの造った武器を見てまわる。
「何だ? コレ」
長い柄の着いた剣を見て俺は思わず声を出していた。
教科書で見た事があるぞ、確か…『七支刀』
「ほう、『七元精杖』を選ぶとは、良い目を持っておるな」
コウキチは誇らしげに言った。
「しちげんせいじょう? え? 杖なの? コレ」
当然剣だと思っていた物が、実は杖だったと気付き混乱していた。
「当たり前だろう、それぞれの枝にそれぞれのエレメントを埋め込んだ最強の杖だぞ」
「わぁ、見てください、この剣、物凄く強いゲートの魔力を感じます」
ミカが無邪気に掲げて見せた剣は、やはり見覚えがあった。
「それは…草薙の剣?」
やはり写真でしか見た事のない、伝説の剣に似ているように思えた。
「刃には触れるなよ? 指くらい簡単にちぎれ飛ぶぞ」
コウキチが忠告すると、ミカは剣を恐る恐る戻した。
「どういう剣なんですか?」
剣なら興味があり、コウキチに尋ねた。
「切っ先に触れた物を刀身の左右10ミリ後方に転移させる、どれだけ硬い物質でも関係ない、問答無用で真っ二つだ」
なかなかえげつないな…
「でもその台は大丈夫なのですか?」
ミカは草薙の剣を受ける台を指差した。
「これもヒヒイロカネで出来ておるからな、持って行くなら専用の鞘も付けてやるぞ?」
いや、そんな通販番組みたいなノリで言われても…
「巫女の嬢ちゃんならこれが良いだろう」
そう言ってコウキチがミカに差し出したものは…
「それは…その鏡は!」
リリアの海底神殿と共に沈んだはずの青銅鏡だった。
「ほう、見た事があるのか?」
コウキチがそう答えるが…
「見た事があるも何も、俺達がこんな事になっているのはそもそもソレのせい…」
「おかしな事を言うな、これは通常『イメージ』で描く魔法陣を実際に描くことで精度を向上させる魔道具だ、何があったのかは知らんが、これは良い物だぞ?」
コウキチがそう説明した。
「は、はぁ」
俺は仕方なく頷いた。
「で? どれを持って行くんだ?」
コウキチは俺に尋ねてきた。
「それでは、剣をお借りします」
気になっていた草薙の剣に似た剣を手に取る。
「ほら、鞘だ、持って行け」
コウキチが投げた鞘を受け止める。
それは硬すぎず、柔らかくもなく、触り心地の良い物だった。
愛用のバスタードソードは背中に背負っている為、草薙の剣は腰に差す事にした。
「相棒は剣士か?」
コウキチが俺に尋ねてきた。
「そうです」
「それならば嬢ちゃん、悪いがコイツを持って行ってやってくれ」
それは見た目は日本刀のように見えた。
「分かりました」
ミカはコウキチから受け取った刀を大切そうに胸に抱え込んだ。
あれ?
いつの間にかこのままダラとフミナの救出に行く流れになっている。
「それにしてもコウキチ様、凄い武具をお造りになられるんですね」
ミカはコウキチを尊敬の眼差しで見た。
「ワシもかつてはモズで鍛冶師をやっていたが、本気で打ったものは国宝として献上されておったからな」
コウキチは恐らく控えめに言っている。
「お主等だから貸したり譲ったりもするが、他の連中には決して触れさせるなよ」
これらの品は国宝級というか、日本の神話に出て来る物に酷似している。
現代日本だったら神話級だ。
もしこの世界が異世界では無く、遥か昔の日本だったとしたら?
もしかしたら、そういう事もあるのかも知れない。
いや、やっぱり無いかな?
ドワーフの化石なんて聞いた事もないや。
「だからその剣は返してもらうぞ」
コウキチは俺にそう言った。
「もちろん、借りパクするつもりはありませんよ」
俺もコウキチにそう答えるが
「もちろんそうだろうが、返せそうになくなったら、怖いドワーフ軍団が取り立てにいくからな」
コウキチの背後に立て掛けてある、巨大な戦斧の刃が不気味に光って見える。
「ちなみにその斧は?」
「ワシ等、怖いドワーフ軍団の制式装備品だ」
数百キロはありそうな鉄の塊に刃を付けただけに見える無骨なデザインは見る者の戦意まで滅ぼす仕上がりだった。
「これならドラゴンの脚を輪切りに出来るぞ?」
持ち上げたり振ったり出来たらそうでしょうね…
必ず返しに来ると約束して店を出ようとすると
「待て」
コウキチに引き留められた。
「覚えておけ、勝敗を決めるのは武具の性能だと」
勢いで出て来てしまった…
猛烈に引き返したい気持ちでいっぱいだった。
「颯竢様! ありがとうございます!」
しかし、ミカの手前、そうも言ってはいられない。
もうやるしか無いのか…
俺の心の中で、色々な物が解放されていく様な錯覚を覚えていた。
見せて貰おうか、コウキチから借りた「国宝級の武具」の性能とやらを…
ゆっくりと、しかし確実な足取りでベルファム邸に向かって歩き始めた。
「あ、颯竢様、こっちです」
ミカは俺が歩き始めたのとは反対の方角を指差していた。
あぁ、そうか、街の出入口だったね…
街の西の出入口に足を向けた。
路地裏はいつものように呑んだくれたドワーフ達で賑わっていた。
いつもの様に陽気に呑んでいる様にみえるが、何かがいつもと違っていた。
俺の3歩後ろを歩いていたミカが、いつの間にか俺の腕にしがみついていた。
「何か、いつもと雰囲気が違います」
ミカが俺の耳元で囁いた。
「ミカちゃんもそう思った?」
ミカの方に頭を傾けて呟く。
お揃いのコートを来て、仲睦まじく歩く恋人同士に見えていれば思惑通りといった所か…
俺達は腕を組んだまま路地裏を抜け、大通りに戻った。
「何か、追っ手が全くいませんね」
ミカが俺に囁いた。
「不気味なくらいだけど、ほとんどフミナちゃんとダラの周りにいるんだろうね」
街の中は普段通りの賑わいだった。
冒険者とも時々すれ違うものの、彼らはこちらには全く興味が無さそうだった。
やがて西の出入口が見えてきた。
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