RISING 〜夜明けの唄〜

Takaya

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第十一篇第四章 未来へ灯す希望の光

投獄の悲報

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無線機を落とし肩を落としながら強張った
表情で固まるザックへと視線が集まる。



「ザックさん…?」



ロードは、ザックへと数歩歩み寄りながら
恐る恐る声を掛けると淀み切った表情を見せ
ながらザックはロードへと目を向ける。



「ロード君…大変な事になってしまいました…心して聞いてください……」



ザックのロードへと向けた言葉を意識を残す
人間達もまた静まり返り其の内容に聞き耳を
立てて待つ事となった。

そして、ザックの放った言葉にロードは愕然
とした表情を浮かべて口を大きく開ける事と
なり驚きの内容であった事を示している。

其の内容とはー。



「闇の街ヘルカイウンに在る国内最大の監獄プリズングァザに先程……アドリーが投獄されたとの報道が為された事を今……同僚から教えられました……」


「アドリー…って……反乱軍の……間違いねぇのかッ!?」


「……ええ。其のニュースが先程の事ですが国中を駆け巡っています…反乱軍参謀アドリー・エイテッド……本人以外は有り得ないでしょう……」


「まさか……あん時…アドリーだけ逃げ遅れたってのか……?」



ロードは鋼の街レアメタリクスで勃発した
レアドキルナの戦いの最終盤に内通者の暗躍
から帝国軍が介入した事を思い出す。

そして、自身がもっと早く動けていたらと
悔しそうに唇を噛み拳を力強く握り締める。

其の様子をシェリーは立ち上がって静かに
眺めながら思案を巡らせる。

其れと同時にロードは今の気持ちと周りの
状況を見比べるかの様に傷付き倒れた仲間達
の現状に苦難の表情を浮かべた。



「ロード様……!」



其処にシェリーが静かに歩み寄る。

シェリーへと顔を向けたロードは彼女の表情
に途轍も無い覚悟の様なモノを感じ取る。



「ロード様はロード様らしくぶつかって行くべきですっ…それに今回は…私も…戦う事は出来ませんがこの閃光のギフトがあればお役に立てるハズですっ!!」


「シェリー…なんで俺が助けに行こうとしてるってわかったんだよ……」


「なんでって……それがロード様でしょうっ?」


「……ッ!…でもみんなのコトもあるしよ…それに監獄なんて…どう助け出したらいいんだか…わかんねぇよ…。でも…助けに行きてぇと思ったのは本心だ……!」



今回ばかりは政府の施設の中でも最重要の場
で在る監獄への潜入など想像も付かない。

しかし、ロードの其の夢見がちな想いに応え
るべくザックが立ち上がった。



「リアさん…マルクさん…皆様の事を宜しくお願い出来ますか?私も…何からクリアするべきかは未だ答えが出ていませんが…かつての教え子でもあるアドリーの為に動きたい。ロード君達にも無理はさせませんので…どうか………」



ザックがリアとマルクへと頭を下げると二人
は顔を見合わせながらザックの意志の固さと
今回の此のミッションの成功率の低さを考え
頭を悩ませる事となった。


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