大きすぎる愛は私が貴方依存症だから

片想い中の中学生

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親友

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自分のベッドで枕を抱き締めて寝っ転がっている愛斗は、親友である大谷祐也と通話している。

「七瀬、帰り道、元気なかった...」

「そっか。」
(まぁ、なんとなく予想つくけど)

「あっ!病気かな!?また新しいやつ!?」

「それはないと思う(笑)」

「それよりさ、七瀬、好きな人いるみたいなんだ」

「え?七瀬の好きな人って、あい....」

『愛斗』と言おうとした所に、裕也の弟の大谷智也が口を塞いでそれを止めた。

智也は『それを言ったらダメだ』というような目で兄を見た。

(あ、そっか!)
「あ、いや、なんでもない。きょ、今日はもう寝るから、おやすみ!」

切る間際、「お前のせいじゃねぇから心配すんな」といって、裕也は強引に電話を切った。

愛斗は、直接七瀬に聞いた方が良いと思い、今度は七瀬の番号に電話をかけた。

数秒経ち、電話の向こうから優しい声が聞こえた。
「もしもし、愛斗?どうしたの?」

電話をかけた後に、「本人に聞いてはいけない」ということに気づき、話題を出そうとするが、嘘をつけない性格なのでなかなか話題が出ない。

そして、咄嗟に出たのが一

「七瀬の、声が聞きたくて」

七瀬は、電話の向こう側に聞こえるくらい、心臓の音がならして、顔を真っ赤に染めた。

「な、なにいってんの!」

「ごめん....」

(今日、有紗に、素直になれって言われたばっかのに!)
「わ、私の声くらいなら、いくらでも聞かせてあげるから!てゆうか、私は、愛斗のものだから!」
(わぁぁ!なにいってんの!私!)

急に恥ずかしくなった七瀬は、何も言わずにそのまま電話を切った。


だが、七瀬の勇気は、虚しくも愛斗に届かず・・・。

「今の、どういう意味だったんだろう....」

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