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第67話「倉崎さんの歓迎会で」
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本当はあまり参加したくなかった、倉崎さんの歓迎会の時間になった。
歓迎会の場所は大阪駅から数分くらい歩けば着く商店街の中にある、有名なチェーン店の居酒屋だった。
そのお店の中の一番奥のテーブル席で、私は倉崎さんの今の仕事のパートナーということで、倉崎さんの左隣に座らされた。
また、私の左隣は水野さんが座り、まだこの歓迎会が始まったばかりだというのに私はもう帰りたくて仕方がなかった。
ちなみにこの歓迎会のメンバーは倉崎さん、荒島部長、飯川課長、水野さん、大山さん、そして、私と倉崎さんの仕事でよく関わり合いのある、私より2つ年下の湯野さんと浅山さんの女性2人と私で、全員で8人だった。
だけど、帰りたくて仕方のなかった思いは皆にお酒が入り、段々と皆、緊張がほぐれ、素の顔も少し出始めた頃、倉崎さんの右隣に座っている湯野さんが、やたらと倉崎さんに話しかけているのを見て、2人のそんな光景が気になって仕方ないという思いに変わってしまった。
また、私の左隣が水野さんなので、水野さんがよく話しかけてきてくれているのにも関わらずに。
心の中ではこんなの駄目だって思っているのに。
水野さんにも申し訳ないって思うのに。
だけど、湯野さんが、
「お酒入ったからでしょうか。何か眠くなってきちゃった」
そう可愛く言い(湯野さんは見た目も可愛いけれど、いつもこんなに可愛く話さないから、こんな一面があったのかと驚きもしたけれど)さり気なく、倉崎さんの右肩に凭れかかるのを見た後、私は思わず立ちあがってしまった。
「野中さん、どうしたの?」
大山さんが何も言わずに突然、ばっと立ちあがった私を見て言った。
「あ、すいません。トイレに行きたくなってしまって。ちょっと行ってきますね」
私は大山さんに向かって、そう笑って言って、その場から逃げるように本当にトイレへと向かった。
駄目だな。一体、私、何やってるんだろ。
今は水野さんとつきあっているのに。
それに倉崎さんに今、誰か特定の人がいないとしても、過去の倉崎さんのことを思うと、倉崎さんには戻れないって思うのに。
トイレから出てきて、そんなことを思いながら歩いていると、トイレからそんなに離れていないところで水野さんが立っていて、何だか思いつめたような顔をして、私の方を見ていた。
歓迎会の場所は大阪駅から数分くらい歩けば着く商店街の中にある、有名なチェーン店の居酒屋だった。
そのお店の中の一番奥のテーブル席で、私は倉崎さんの今の仕事のパートナーということで、倉崎さんの左隣に座らされた。
また、私の左隣は水野さんが座り、まだこの歓迎会が始まったばかりだというのに私はもう帰りたくて仕方がなかった。
ちなみにこの歓迎会のメンバーは倉崎さん、荒島部長、飯川課長、水野さん、大山さん、そして、私と倉崎さんの仕事でよく関わり合いのある、私より2つ年下の湯野さんと浅山さんの女性2人と私で、全員で8人だった。
だけど、帰りたくて仕方のなかった思いは皆にお酒が入り、段々と皆、緊張がほぐれ、素の顔も少し出始めた頃、倉崎さんの右隣に座っている湯野さんが、やたらと倉崎さんに話しかけているのを見て、2人のそんな光景が気になって仕方ないという思いに変わってしまった。
また、私の左隣が水野さんなので、水野さんがよく話しかけてきてくれているのにも関わらずに。
心の中ではこんなの駄目だって思っているのに。
水野さんにも申し訳ないって思うのに。
だけど、湯野さんが、
「お酒入ったからでしょうか。何か眠くなってきちゃった」
そう可愛く言い(湯野さんは見た目も可愛いけれど、いつもこんなに可愛く話さないから、こんな一面があったのかと驚きもしたけれど)さり気なく、倉崎さんの右肩に凭れかかるのを見た後、私は思わず立ちあがってしまった。
「野中さん、どうしたの?」
大山さんが何も言わずに突然、ばっと立ちあがった私を見て言った。
「あ、すいません。トイレに行きたくなってしまって。ちょっと行ってきますね」
私は大山さんに向かって、そう笑って言って、その場から逃げるように本当にトイレへと向かった。
駄目だな。一体、私、何やってるんだろ。
今は水野さんとつきあっているのに。
それに倉崎さんに今、誰か特定の人がいないとしても、過去の倉崎さんのことを思うと、倉崎さんには戻れないって思うのに。
トイレから出てきて、そんなことを思いながら歩いていると、トイレからそんなに離れていないところで水野さんが立っていて、何だか思いつめたような顔をして、私の方を見ていた。
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