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第24話「2人の想い」
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それから私と陸人は空港の中のあまり人が来そうにない場所に移動した。
私達が移動した場所は今は他に誰もいなかった。
そして、私達はその場所に着いて向かい合わせに立った。
少しだけ見つめ合った後、
「突然、現れてごめんね。驚いたよね」
私はそう言った。
「うん。驚いた。ただ……」
「ただ?」
「電話かけてきてくれてたから、もしかして俺に会いにきてくれるのかもしれないとも思ってた」
「陸人」
「でも、ごめん。やっぱり電話に出ることもかけ直すこともできなかった。色々なことを考えたら」
「陸人」
「だけど、俺、やっぱり、今、こうして亜美が俺に会いにきてくれたことが凄く嬉しい」
陸人はそう言った後はもう何も話そうとはしなかった。
そして、私が会いにきたことが嬉しいと言ってくれたわりには表情は何処か辛そうだった。
だから、私は思わず陸人に抱きついた。
「亜美?」
そんな私に陸人は驚く。
「陸人が私が会いにきてくれたことが嬉しいって言ってくれて、ほっとした。本当は凄く迷惑がられるんじゃないかと思ってたから。後、陸人、私、やっぱり、まだ陸人のことが好きだよ」
私は陸人に抱きついたまま、そして、陸人を見上げながらそう言った。
「亜美」
陸人はさっきよりも、もっと驚いた顔をした。
「雅人のことは何でその時に言ってくれなかったのって思う。例え私のお母さんに口止めされていたのだとしても。だけど、あの事故は本当に不運が重なって起きた事故だったみたいだし、私は陸人を責める気はもうないよ」
「亜美」
「勿論、聞いたばかりの頃というか、つい最近までは雅人に対する想いと陸人への想いが混じりあって、凄く複雑だった。だけど、陸人がアメリカに行くって知って、それにもう当分、日本には帰ってこないって知って、もしかするともう2度と陸人に会えないかもと思うと凄く辛くて」
「亜美」
「だから、もう1度、どうしても陸人に会いたくて。だから、ここに来たの。本当はこの空港から行くって確信は全然、なかったけど。ただ、昔も陸人はこの空港からアメリカに旅立っていったから、今回もここかもしれないと思って。でも、本当にそうだったから良かった」
私がそう言った後、陸人は私をぎゅうっと抱きしめ返した。
「陸人」
「うん、そうだよ。俺はこの空港からどうしても今回はアメリカに行きたかったんだ。ただ、昔ここを利用したからとかじゃなくて、俺は全ての想いを断ち切るにはこの空港からの出発がいいかなって思ってここにしたんだ。高校生の時に俺と亜美はまだ恋人同士で、絶対に離れててもお互いに好きだよって誓ったこの空港からどうしても旅立ちたかったんだ」
「陸人」
「そして、今回はそんな誓いを言い合った亜美とは絶対に結ばれないんだって想いでこの空港からアメリカに旅立つから、前のキラキラした亜美との思い出を断ち切ることができる、そんな理由でこの空港からアメリカに行くことにしたんだ。だけど、これじゃあ、また、想いを断ち切れそうにないよな」
陸人はそう言った後、少しだけ困ったような表情を見せた。
だけど、その後、笑顔で、
「でも、もし、亜美がいいなら、もう1度、ここでキラキラした思い出を2人でつくっていいかな?」
そう言った。
私達が移動した場所は今は他に誰もいなかった。
そして、私達はその場所に着いて向かい合わせに立った。
少しだけ見つめ合った後、
「突然、現れてごめんね。驚いたよね」
私はそう言った。
「うん。驚いた。ただ……」
「ただ?」
「電話かけてきてくれてたから、もしかして俺に会いにきてくれるのかもしれないとも思ってた」
「陸人」
「でも、ごめん。やっぱり電話に出ることもかけ直すこともできなかった。色々なことを考えたら」
「陸人」
「だけど、俺、やっぱり、今、こうして亜美が俺に会いにきてくれたことが凄く嬉しい」
陸人はそう言った後はもう何も話そうとはしなかった。
そして、私が会いにきたことが嬉しいと言ってくれたわりには表情は何処か辛そうだった。
だから、私は思わず陸人に抱きついた。
「亜美?」
そんな私に陸人は驚く。
「陸人が私が会いにきてくれたことが嬉しいって言ってくれて、ほっとした。本当は凄く迷惑がられるんじゃないかと思ってたから。後、陸人、私、やっぱり、まだ陸人のことが好きだよ」
私は陸人に抱きついたまま、そして、陸人を見上げながらそう言った。
「亜美」
陸人はさっきよりも、もっと驚いた顔をした。
「雅人のことは何でその時に言ってくれなかったのって思う。例え私のお母さんに口止めされていたのだとしても。だけど、あの事故は本当に不運が重なって起きた事故だったみたいだし、私は陸人を責める気はもうないよ」
「亜美」
「勿論、聞いたばかりの頃というか、つい最近までは雅人に対する想いと陸人への想いが混じりあって、凄く複雑だった。だけど、陸人がアメリカに行くって知って、それにもう当分、日本には帰ってこないって知って、もしかするともう2度と陸人に会えないかもと思うと凄く辛くて」
「亜美」
「だから、もう1度、どうしても陸人に会いたくて。だから、ここに来たの。本当はこの空港から行くって確信は全然、なかったけど。ただ、昔も陸人はこの空港からアメリカに旅立っていったから、今回もここかもしれないと思って。でも、本当にそうだったから良かった」
私がそう言った後、陸人は私をぎゅうっと抱きしめ返した。
「陸人」
「うん、そうだよ。俺はこの空港からどうしても今回はアメリカに行きたかったんだ。ただ、昔ここを利用したからとかじゃなくて、俺は全ての想いを断ち切るにはこの空港からの出発がいいかなって思ってここにしたんだ。高校生の時に俺と亜美はまだ恋人同士で、絶対に離れててもお互いに好きだよって誓ったこの空港からどうしても旅立ちたかったんだ」
「陸人」
「そして、今回はそんな誓いを言い合った亜美とは絶対に結ばれないんだって想いでこの空港からアメリカに旅立つから、前のキラキラした亜美との思い出を断ち切ることができる、そんな理由でこの空港からアメリカに行くことにしたんだ。だけど、これじゃあ、また、想いを断ち切れそうにないよな」
陸人はそう言った後、少しだけ困ったような表情を見せた。
だけど、その後、笑顔で、
「でも、もし、亜美がいいなら、もう1度、ここでキラキラした思い出を2人でつくっていいかな?」
そう言った。
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