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第46話「実感」
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正直、私はその記事が出るまでは、幾ら、陸人が人気があると騒がれていても、どんなに雑誌やテレビに出ていても、陸人の人気の凄さを実感したことはなかった。
勿論、陸人が出演するイベントのお手伝いをして、イベントにも参加していて、陸人目当てで沢山の人達がイベントに足を運ぶのは見ていたけど。
だけど、その時もやっぱり、そこまで凄く人気があるとは実感はしていなかった。
その記事が出たのは私と陸人が再会して、車の中で話しあってから、2週間後のことだった。
私と陸人はあれから、またLINEや電話でちょこちょこと会話するようにはなった。
だけど、陸人の仕事が今、もの凄く忙しくて、ゆっくり会って話をするということはまだ実現できてはいなかった。
そして、その記事が世の中に出回る3日前の夜遅くに陸人から電話がかかってきて、
『ごめん、亜美、もしかして、かなり迷惑をかけることになるかもしれない。亜美は一般人だから、勿論、顔は載ってないんだけど、俺と亜美がこの間、手を繋いで走ってた写真がゴシップ雑誌に3日後に発売される』
そう言った。
え? 一体、どういうこと?
私は陸人の言葉に最初は戸惑ったけど、
「でも、私の顔は載らないんでしょう? だったら、大丈夫だよ」
そう。顔は載らないから、極一部の人しか私だって解らないはずだから、大丈夫。
私はそう思って、そう言った。
陸人は、でも、万が一ってことがあるから、何かあったら、俺にすぐに連絡して。
そう言ったので、私は解ったよと言って、もう本当にかなり遅い時間だったので、そういった会話をしてすぐに電話を切った。
私はこの時、本当に大丈夫だと思っていた。
だから、陸人からそんな記事が出るのだと聞いても、何も思わずにぐっすりと眠ることができた。
だけど、今はインターネットも普及して、SNSはあるし、あちこちで情報も漏洩するような時代だから、私の存在は世間にすぐにばれてしまった。
そして、陸人のファンの人のツイッターなどに私のことを酷く書いてあったり、家にも嫌がらせの電話とかが来るようになった。
そこで私は初めて、陸人には沢山の熱狂的なファンがいることを実感した。
でも、私はこの時点ではまだ陸人に今の状況を連絡していなかった。
陸人は今、凄く忙しそうだから、何となく言いづらくて。
だけど、私のお母さんがそんな状況に激怒しないわけがなく、私にどういうことか説明しなさいと言い、私は正直に陸人とのことを答えるしかなかった。
するとお母さんは、
「もう許せない。雅人を奪っただけじゃなくて、亜美のことまで傷つけて。それに私達、家族にもまた迷惑をかけて」
そう言い、
「亜美、あなたまだあの子の連絡先知ってるんでしょう? だったら、あの子が空いている日に話があるから、見つからないような場所で私とお父さんと亜美と4人で会ってちょうだいって連絡して」
そう震える声で言った。
勿論、陸人が出演するイベントのお手伝いをして、イベントにも参加していて、陸人目当てで沢山の人達がイベントに足を運ぶのは見ていたけど。
だけど、その時もやっぱり、そこまで凄く人気があるとは実感はしていなかった。
その記事が出たのは私と陸人が再会して、車の中で話しあってから、2週間後のことだった。
私と陸人はあれから、またLINEや電話でちょこちょこと会話するようにはなった。
だけど、陸人の仕事が今、もの凄く忙しくて、ゆっくり会って話をするということはまだ実現できてはいなかった。
そして、その記事が世の中に出回る3日前の夜遅くに陸人から電話がかかってきて、
『ごめん、亜美、もしかして、かなり迷惑をかけることになるかもしれない。亜美は一般人だから、勿論、顔は載ってないんだけど、俺と亜美がこの間、手を繋いで走ってた写真がゴシップ雑誌に3日後に発売される』
そう言った。
え? 一体、どういうこと?
私は陸人の言葉に最初は戸惑ったけど、
「でも、私の顔は載らないんでしょう? だったら、大丈夫だよ」
そう。顔は載らないから、極一部の人しか私だって解らないはずだから、大丈夫。
私はそう思って、そう言った。
陸人は、でも、万が一ってことがあるから、何かあったら、俺にすぐに連絡して。
そう言ったので、私は解ったよと言って、もう本当にかなり遅い時間だったので、そういった会話をしてすぐに電話を切った。
私はこの時、本当に大丈夫だと思っていた。
だから、陸人からそんな記事が出るのだと聞いても、何も思わずにぐっすりと眠ることができた。
だけど、今はインターネットも普及して、SNSはあるし、あちこちで情報も漏洩するような時代だから、私の存在は世間にすぐにばれてしまった。
そして、陸人のファンの人のツイッターなどに私のことを酷く書いてあったり、家にも嫌がらせの電話とかが来るようになった。
そこで私は初めて、陸人には沢山の熱狂的なファンがいることを実感した。
でも、私はこの時点ではまだ陸人に今の状況を連絡していなかった。
陸人は今、凄く忙しそうだから、何となく言いづらくて。
だけど、私のお母さんがそんな状況に激怒しないわけがなく、私にどういうことか説明しなさいと言い、私は正直に陸人とのことを答えるしかなかった。
するとお母さんは、
「もう許せない。雅人を奪っただけじゃなくて、亜美のことまで傷つけて。それに私達、家族にもまた迷惑をかけて」
そう言い、
「亜美、あなたまだあの子の連絡先知ってるんでしょう? だったら、あの子が空いている日に話があるから、見つからないような場所で私とお父さんと亜美と4人で会ってちょうだいって連絡して」
そう震える声で言った。
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