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降神学園
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「おー、これが降神学園か!」
家から車で約10分、とうとう降神学園にたどり着いた。周りには新入生であろう人達が大勢いる。
「みんな、よりしろなのか。結構いるんだな。」
「そりゃー、少なかったら今頃世界はアビスにのまれてるわよ。それに、最近じゃ無理やりよりしろにするっていう動きもあるらしいからね。シンジや私みたいな純粋なよりしろはあまりいないのよ。」
真琴が言った通り、現在よりしろには強制的にさせる事が出来る。これは、国家ぐるみになっていることもあるし、本人の意志でよりしろになる、というのもある。ちなみに日本は国家ぐるみでの動きはない。ただ、よりしろになれるかどうかという検査を受けて大丈夫だったらその分の支援を国がやることになっている。
「さ、早く行こうよシンジ!」
真琴は、かなりテンションが上がっているようだ。
「そうだな、行くか。」
「お嬢様、慎二君。お気を付けて。」
「はい、行ってきます。」
俺は、英二さんに一礼をして先に行った真琴の後を追う。
降神学園はとても敷地が広く高校の中でトップになるほど。この敷地の中には色々な設備がある。それらは新築なだけあってとても綺麗だ。
「にしても、軍事学校って言われてる割には見た目そんな感じしないよな。」
「うん、普通の高校よね。中はとんでもないらしいけどね。」
「どういう事だ真琴。」
「この学園、闘技場、工房、射撃場だったりと色々な施設があるらしいのよ。」
「おいおい、本当に学校かよ。もう軍事施設
じゃないか。」
「いずれ私たちもアビスと戦わなくちゃいけないんだから当然でしょ。いつ死ぬか分からないんだから。」
その一言を発した瞬間真琴は俯いてしまった。
「・・・真琴。」
実は、真琴はあまり降神学園には来たくはなかったのだ。なぜなら、真琴はよりしろながら戦闘を嫌うのだ。しかし、よりしろとなった時父親の拓真はとても喜んでいた。その父親の為にと意を決したのだ。
それを知っている俺は俯いた真琴の手を握った。
「・・・シンジ。」
ゆっくりと真琴は顔をあげた。
「大丈夫、何がなんでも俺はお前を絶対に守ってみせる。約束だ。」
真琴は驚きた顔をして、その顔を赤く染めた。そして、また俯いてしまった。
「ん、どうした真琴?」
「・・・。」
「だ、大丈夫か?」
「・・・じゃない。」
真琴が、小声で何かを言った。
「今なんて?」
「何でもない!!さぁ、行くわよ!!」
急に怒った真琴はそそくさと行ってしまった。
「ち、ちょっと真琴。俺なんかした?」
俺は、真琴のあとを追いかける。
(もー、昔からなんであんなに鈍感なのよ!!いつもあれなんだから!!)
まぁ、そんなこんなで俺達の学園生活は始まった。
家から車で約10分、とうとう降神学園にたどり着いた。周りには新入生であろう人達が大勢いる。
「みんな、よりしろなのか。結構いるんだな。」
「そりゃー、少なかったら今頃世界はアビスにのまれてるわよ。それに、最近じゃ無理やりよりしろにするっていう動きもあるらしいからね。シンジや私みたいな純粋なよりしろはあまりいないのよ。」
真琴が言った通り、現在よりしろには強制的にさせる事が出来る。これは、国家ぐるみになっていることもあるし、本人の意志でよりしろになる、というのもある。ちなみに日本は国家ぐるみでの動きはない。ただ、よりしろになれるかどうかという検査を受けて大丈夫だったらその分の支援を国がやることになっている。
「さ、早く行こうよシンジ!」
真琴は、かなりテンションが上がっているようだ。
「そうだな、行くか。」
「お嬢様、慎二君。お気を付けて。」
「はい、行ってきます。」
俺は、英二さんに一礼をして先に行った真琴の後を追う。
降神学園はとても敷地が広く高校の中でトップになるほど。この敷地の中には色々な設備がある。それらは新築なだけあってとても綺麗だ。
「にしても、軍事学校って言われてる割には見た目そんな感じしないよな。」
「うん、普通の高校よね。中はとんでもないらしいけどね。」
「どういう事だ真琴。」
「この学園、闘技場、工房、射撃場だったりと色々な施設があるらしいのよ。」
「おいおい、本当に学校かよ。もう軍事施設
じゃないか。」
「いずれ私たちもアビスと戦わなくちゃいけないんだから当然でしょ。いつ死ぬか分からないんだから。」
その一言を発した瞬間真琴は俯いてしまった。
「・・・真琴。」
実は、真琴はあまり降神学園には来たくはなかったのだ。なぜなら、真琴はよりしろながら戦闘を嫌うのだ。しかし、よりしろとなった時父親の拓真はとても喜んでいた。その父親の為にと意を決したのだ。
それを知っている俺は俯いた真琴の手を握った。
「・・・シンジ。」
ゆっくりと真琴は顔をあげた。
「大丈夫、何がなんでも俺はお前を絶対に守ってみせる。約束だ。」
真琴は驚きた顔をして、その顔を赤く染めた。そして、また俯いてしまった。
「ん、どうした真琴?」
「・・・。」
「だ、大丈夫か?」
「・・・じゃない。」
真琴が、小声で何かを言った。
「今なんて?」
「何でもない!!さぁ、行くわよ!!」
急に怒った真琴はそそくさと行ってしまった。
「ち、ちょっと真琴。俺なんかした?」
俺は、真琴のあとを追いかける。
(もー、昔からなんであんなに鈍感なのよ!!いつもあれなんだから!!)
まぁ、そんなこんなで俺達の学園生活は始まった。
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