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ロレンツォが小さな懐中時計のゼンマイを回すと、ぎりぎりと時計のネジよりも硬い音がした。
褐色の太い指で器用に小さな懐中時計の蓋を開けると、優しい金属の音がした。
「まあ、すごい!」
セシリアが歓喜に声を上げると、部屋にいたエウラリアもマルタもオラフまでもが満面の笑みを見せた。
セシリアの手のひらに収まるほどの懐中時計は、帝国で発明されたばかりの自鳴琴が仕込まれていた。
か細く金属を弾く音が、儚げで透明な音を響かせている。
「ねえ、この曲───」
セシリアがエウラリアを見た。
「“小白鳥の踊り“ですわね。」
エウラリアが懐かしそうにしみじみと言った。
セシリアが幼い頃、子守唄に歌って聞かせていた曲だった。
「“白鳥の夕べ“ですね。」
少し言いにくそうにロレンツォが訂正した。
「ええっ!そんな題名だったかしら…」
珍しくエウラリアが大きな声を出した。
「そんなだったかしら」と納得がいかなさそうなエウラリアにマルタは必死で笑うのを堪えている。
「まあ、じゃあカタリーナ様も記憶違いなさってたのだわ…」
エウラリアがつぶやいた。
「お母様も?」
セシリアが顔を覗き込むようにするとエウラリアは優しくうなずいた。
「ぼっちゃまがお生まれの時に、毎日歌っていらしたのです“小白鳥の踊り“とおっしゃって。」
「そうなのね───」
「生きていてくださったら、セシリア様にも歌ってくださいましたよ。」
セシリアの声が小さくなって、エウラリアは慌てて力強く言った。
「どちらにしても、間違えて教えられていたのね、私は。」
セシリアが茶化すように言うと、マルタがとうとう吹き出した。
「王妃様に献上したばかりなんですよ、本当はすぐにお渡ししたかったのですが、遅くなってしまいました。」
ロレンツォは先を巻いた髭を揺らして大袈裟に頭を下げた。
「伯母様とお揃いなのね、素敵。」
懐中時計の蓋をよく見ると、白鳥が小さく彫られていた。
「ロレンツォ、あなたが来るといつも楽しいことばかりだわ、ありがとう。」
本格的に冬を迎える前に、王都へ行くロレンツォにセシリアは王妃への手紙を託した。
それはいつものことで、ロレンツォはもちろん王妃からの手紙も携えていた。
王妃の手紙はほとんどがセシリアの健康を気遣う言葉と、会えなくて寂しい、そばで成長が見たい、といったいつも通りの内容だった。
王妃への手紙にセシリアもいつものように、国王と王妃、王子たちの健康を気遣う言葉と、エルムンドではうまくやっている、楽しく暮らしている、といったことを書いた。
『伯母様に会いたい。エルムンドはあまりにも息苦しくて淋しい。』
正直には、書けなかった。
ロレンツォが帰った後は、火が消えたように静かになって、セシリアは何度も自鳴琴のゼンマイを巻き“白鳥の夕べ“を繰り返し聞いて過ごした。
ニールスは軍の執務室で、少しもはかどらない書類仕事に追われていた。
椅子の背もたれにだらしなく寄りかかり、何度目かわからぬため息をついた。
書記官と部屋にいる兵士も、始めは何事かと気にしていたが、もう聞こえないふりを貫くようで書類から目を離さない。
『伯爵様』『これで安心ですね』
セシリアの言葉が頭の中でこだまする。
美しい笑顔でニールスを見たセシリアの目は、澄んだ水色が変わらず美しかった。
向こう側まで透かせそうなほど澄み切った水色が、初めて会った他人のようにニールスを見ていた。
ぼんやり考えていると扉を叩く音がして、応対に出た兵士が何か話していた。
「誰だ?」
兵士に尋ねると、困ったような顔をして振り返った。
「奥方様が伯爵様にお会いしたいと…」
「なぜ通さない?──早くそこを退け!」
ニールスに怒鳴られた兵士は、慌てて扉を開けセシリアを通した。
セシリアは膝を軽く折って頭を下げた。
「お忙しいところにお邪魔して、申し訳ありません。どうしても急ぎでお話を聞いていただく必要がありましたので。」
濃い緑のウールのドレスが、鈍い光の筋を作って消えた。
「いいんだ、そこにかけてくれ。」
机の向かいにある椅子を手で示した。
「いいえ、すぐに済みます、お邪魔はしません。」
セシリアは言うが早いか、後ろにいたオラフから書類を受け取り、ニールスに渡した。
「工房と劇場建設の責任者を、伯爵様に代わっていただきたいのです。それはそのための書類です。確認してご署名を。」
書類を渡された時のまま手に持ってセシリアを見ると、早く読めとばかりにニールスの持つ書類を指さした。
「セシリア、君はそれでいいのか?」
まだ書類を読まずに、ニールスはセシリアを真っ直ぐに見た。
「構いません、多くの人たちの日々の生活と、私の気持ち。比べるまでもありません。」
セシリアもニールスを真っ直ぐに見て、はっきりと言い切った。
「工房は、事務と運営のほとんどを任せていた、フリータという寡婦に事実上の責任者になってもらいます。それから、劇場建設の実務のほとんどは屋敷の事務官に頼みました。ですので、伯爵様は書類に時々ご署名をいただくだけです。」
『もう少し、ゆっくり話し合おう』言おうとした言葉は、出番を失って消えていった。
ニールスは何も言えずに黙って書類に署名した。
後ろ姿の腰のあたりの、ドレスと同じ濃い緑の大きなリボンが歩くたびに揺れる。
暖かそうなウールの生地は、彼女の動きを邪魔する事なく軽やかに動く。
生まれが良いというだけで、なんの苦労もせずにこの世にある物の中で最上のものを身につけ、常に周りに人を侍らせて、守られている。
カールはセシリアの後ろ姿を苦々しい思いで見つめていた。
「アンネの方が、何倍も似合う。」
自分と同じ髪色の、妹の姿を遠ざかってゆく後ろ姿に重ねて小さくつぶやくと、それが間違いない真実に思えた。
戦場から戻って以来、ニールスはセシリアを避けている。
それが、カールには愉快でならなかった。
(誰もお前など必要としていない、伯爵様の隣はアンネが相応しい。)
自分の心の声に、カールは満足げにうなずいた。
(全部燃やされてしまえばいいんだ。)
工房の火事の知らせを翌日に聞かされた時、カールは飛び上がりそうなほど嬉しかった。あまりの喜びに体が震えて止まらなかったほどに。
『ヒュドラをエルムンドに引き入れたのは、奥方様だ。』
『赤痘もヒュドラの呪いだ、奥方様が工房で本当は何をしておられるのか分かったもんじゃない。』
いつものように部下を相手に酒場でそれらしく語った言葉を真に受けた酔っぱらいが、工房に火を放った。
思い出すとカールの口元が緩み、笑いがこみ上げそうになる。
(織物工房を立ち上げたり、劇場建設なんて子供のくせに生意気なんだ!だいたい、自分の手柄のような顔をしていたが、あの眼鏡の秘書官が全部やっているだけじゃないか、馬鹿らしい!)
ニールスをかばい片腕を失った兵士の妻を、セシリアの工房に雇い入れる話も、わざわざ部下を工房まで行かせたが、いいようにあしらわれ、あろうことかニールスまで妻の事業に手出しはできないなどと弱腰になって、兵士の妻は結局別の仕事を紹介された。
赤痘が流行し始めた時には、セシリアが兵士と何やら揉めたと聞いて、症状が治った件の兵士に事の内実を問い質しに行ったが、兵士は何かに怯えたように固く口を閉ざし、気がつけばエルムンドから姿を消していた。
カールは子供ごときに、いいようにされている気がして我慢ならなかった。
ところがどうだろう、カールのくだらない酒場での愚痴が、セシリアの評判をあっという間に地に落とし、工房を焼いた。
これほど思い通りに事が運んでいくとは、これはもう神のご意志に違いない。カールは自分の幸運と頭の良さにうっとりして有頂天になっていた。
褐色の太い指で器用に小さな懐中時計の蓋を開けると、優しい金属の音がした。
「まあ、すごい!」
セシリアが歓喜に声を上げると、部屋にいたエウラリアもマルタもオラフまでもが満面の笑みを見せた。
セシリアの手のひらに収まるほどの懐中時計は、帝国で発明されたばかりの自鳴琴が仕込まれていた。
か細く金属を弾く音が、儚げで透明な音を響かせている。
「ねえ、この曲───」
セシリアがエウラリアを見た。
「“小白鳥の踊り“ですわね。」
エウラリアが懐かしそうにしみじみと言った。
セシリアが幼い頃、子守唄に歌って聞かせていた曲だった。
「“白鳥の夕べ“ですね。」
少し言いにくそうにロレンツォが訂正した。
「ええっ!そんな題名だったかしら…」
珍しくエウラリアが大きな声を出した。
「そんなだったかしら」と納得がいかなさそうなエウラリアにマルタは必死で笑うのを堪えている。
「まあ、じゃあカタリーナ様も記憶違いなさってたのだわ…」
エウラリアがつぶやいた。
「お母様も?」
セシリアが顔を覗き込むようにするとエウラリアは優しくうなずいた。
「ぼっちゃまがお生まれの時に、毎日歌っていらしたのです“小白鳥の踊り“とおっしゃって。」
「そうなのね───」
「生きていてくださったら、セシリア様にも歌ってくださいましたよ。」
セシリアの声が小さくなって、エウラリアは慌てて力強く言った。
「どちらにしても、間違えて教えられていたのね、私は。」
セシリアが茶化すように言うと、マルタがとうとう吹き出した。
「王妃様に献上したばかりなんですよ、本当はすぐにお渡ししたかったのですが、遅くなってしまいました。」
ロレンツォは先を巻いた髭を揺らして大袈裟に頭を下げた。
「伯母様とお揃いなのね、素敵。」
懐中時計の蓋をよく見ると、白鳥が小さく彫られていた。
「ロレンツォ、あなたが来るといつも楽しいことばかりだわ、ありがとう。」
本格的に冬を迎える前に、王都へ行くロレンツォにセシリアは王妃への手紙を託した。
それはいつものことで、ロレンツォはもちろん王妃からの手紙も携えていた。
王妃の手紙はほとんどがセシリアの健康を気遣う言葉と、会えなくて寂しい、そばで成長が見たい、といったいつも通りの内容だった。
王妃への手紙にセシリアもいつものように、国王と王妃、王子たちの健康を気遣う言葉と、エルムンドではうまくやっている、楽しく暮らしている、といったことを書いた。
『伯母様に会いたい。エルムンドはあまりにも息苦しくて淋しい。』
正直には、書けなかった。
ロレンツォが帰った後は、火が消えたように静かになって、セシリアは何度も自鳴琴のゼンマイを巻き“白鳥の夕べ“を繰り返し聞いて過ごした。
ニールスは軍の執務室で、少しもはかどらない書類仕事に追われていた。
椅子の背もたれにだらしなく寄りかかり、何度目かわからぬため息をついた。
書記官と部屋にいる兵士も、始めは何事かと気にしていたが、もう聞こえないふりを貫くようで書類から目を離さない。
『伯爵様』『これで安心ですね』
セシリアの言葉が頭の中でこだまする。
美しい笑顔でニールスを見たセシリアの目は、澄んだ水色が変わらず美しかった。
向こう側まで透かせそうなほど澄み切った水色が、初めて会った他人のようにニールスを見ていた。
ぼんやり考えていると扉を叩く音がして、応対に出た兵士が何か話していた。
「誰だ?」
兵士に尋ねると、困ったような顔をして振り返った。
「奥方様が伯爵様にお会いしたいと…」
「なぜ通さない?──早くそこを退け!」
ニールスに怒鳴られた兵士は、慌てて扉を開けセシリアを通した。
セシリアは膝を軽く折って頭を下げた。
「お忙しいところにお邪魔して、申し訳ありません。どうしても急ぎでお話を聞いていただく必要がありましたので。」
濃い緑のウールのドレスが、鈍い光の筋を作って消えた。
「いいんだ、そこにかけてくれ。」
机の向かいにある椅子を手で示した。
「いいえ、すぐに済みます、お邪魔はしません。」
セシリアは言うが早いか、後ろにいたオラフから書類を受け取り、ニールスに渡した。
「工房と劇場建設の責任者を、伯爵様に代わっていただきたいのです。それはそのための書類です。確認してご署名を。」
書類を渡された時のまま手に持ってセシリアを見ると、早く読めとばかりにニールスの持つ書類を指さした。
「セシリア、君はそれでいいのか?」
まだ書類を読まずに、ニールスはセシリアを真っ直ぐに見た。
「構いません、多くの人たちの日々の生活と、私の気持ち。比べるまでもありません。」
セシリアもニールスを真っ直ぐに見て、はっきりと言い切った。
「工房は、事務と運営のほとんどを任せていた、フリータという寡婦に事実上の責任者になってもらいます。それから、劇場建設の実務のほとんどは屋敷の事務官に頼みました。ですので、伯爵様は書類に時々ご署名をいただくだけです。」
『もう少し、ゆっくり話し合おう』言おうとした言葉は、出番を失って消えていった。
ニールスは何も言えずに黙って書類に署名した。
後ろ姿の腰のあたりの、ドレスと同じ濃い緑の大きなリボンが歩くたびに揺れる。
暖かそうなウールの生地は、彼女の動きを邪魔する事なく軽やかに動く。
生まれが良いというだけで、なんの苦労もせずにこの世にある物の中で最上のものを身につけ、常に周りに人を侍らせて、守られている。
カールはセシリアの後ろ姿を苦々しい思いで見つめていた。
「アンネの方が、何倍も似合う。」
自分と同じ髪色の、妹の姿を遠ざかってゆく後ろ姿に重ねて小さくつぶやくと、それが間違いない真実に思えた。
戦場から戻って以来、ニールスはセシリアを避けている。
それが、カールには愉快でならなかった。
(誰もお前など必要としていない、伯爵様の隣はアンネが相応しい。)
自分の心の声に、カールは満足げにうなずいた。
(全部燃やされてしまえばいいんだ。)
工房の火事の知らせを翌日に聞かされた時、カールは飛び上がりそうなほど嬉しかった。あまりの喜びに体が震えて止まらなかったほどに。
『ヒュドラをエルムンドに引き入れたのは、奥方様だ。』
『赤痘もヒュドラの呪いだ、奥方様が工房で本当は何をしておられるのか分かったもんじゃない。』
いつものように部下を相手に酒場でそれらしく語った言葉を真に受けた酔っぱらいが、工房に火を放った。
思い出すとカールの口元が緩み、笑いがこみ上げそうになる。
(織物工房を立ち上げたり、劇場建設なんて子供のくせに生意気なんだ!だいたい、自分の手柄のような顔をしていたが、あの眼鏡の秘書官が全部やっているだけじゃないか、馬鹿らしい!)
ニールスをかばい片腕を失った兵士の妻を、セシリアの工房に雇い入れる話も、わざわざ部下を工房まで行かせたが、いいようにあしらわれ、あろうことかニールスまで妻の事業に手出しはできないなどと弱腰になって、兵士の妻は結局別の仕事を紹介された。
赤痘が流行し始めた時には、セシリアが兵士と何やら揉めたと聞いて、症状が治った件の兵士に事の内実を問い質しに行ったが、兵士は何かに怯えたように固く口を閉ざし、気がつけばエルムンドから姿を消していた。
カールは子供ごときに、いいようにされている気がして我慢ならなかった。
ところがどうだろう、カールのくだらない酒場での愚痴が、セシリアの評判をあっという間に地に落とし、工房を焼いた。
これほど思い通りに事が運んでいくとは、これはもう神のご意志に違いない。カールは自分の幸運と頭の良さにうっとりして有頂天になっていた。
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