1 / 1
…一緒に遊ぼう?
しおりを挟む
平日の夕方。
ともかは学校から帰り、宿題を終え、暇を持て余していた。
ともかには7歳年上の“おねーちゃん”がいる。
これまでは帰ってきたらともかと遊んでくれていたのに、最近はすぐに自分の部屋に篭ってしまう。
『今日こそは、一緒に遊んでほしい…』
心の中で意思を固めると、おねーちゃんを迎えるために玄関の前に立った。
『まだかな……まだかなぁ』
ソワソワしながら待っていると、玄関のドアがゆっくりと開く。
「ただいま…ってともかっ!?」
「お、おねーちゃん、おかえりっ!」
玄関にともかが立っていたことにびっくりした様子のおねーちゃんの顔が映った。
「お、…おねーちゃん、今日ともかと遊んでほしいの…。」
モジモジしながらも、おねーちゃんへの“お願い”を口にする。
「…だめ、お姉ちゃんは今日勉強で忙しいの。……絶対部屋に入ってこないでっ!」
「うぅ…、おねーちゃん、最近遊んでくれない…。」
「…っ、だから、お姉ちゃんは勉強しなくちゃいけないのっ!わかりなさいっ!!」
「っ!?……わ、わかったよぉ…」
顔を真っ赤にしたおねーちゃんは、そのままズシズシと階段を登り、自分の部屋のドアを力一杯に閉める。
「……。」
・
…それから1時間が過ぎた。
本棚にある本は全て読んでしまったし、2人で使っていたiPadはおねーちゃんに取り上げられ、部屋に持って行かれてしまった…。
「…暇すぎるよぉ。」
リビングの真ん中に寝転がりながら部屋を見渡しても、これといって興味を引くものがない。
チラッと時計を見ても、おかーさんがお仕事から帰ってくるまでには、まだまだ時間が余っていた。
「………。」
ともかはむくっと起き上がり、ゆっくりと“おねーちゃんの部屋”に足を進める。
『もしかしたら、もう一回お願いすれば、遊んでくれるかも…。』
そんな淡い期待を抱きながら、ゆっくりとおねーちゃんの部屋の扉を開ける。
「はぁ…はあ……んっ!」
恐る恐る部屋の中を見渡すと、お姉ちゃんはベッドの上に寝ながら、苦しそうに深呼吸をしていた。
「お、おねーちゃんっ!?だいじょうぶっ!?」
その様子に心配したともかは、おねーちゃんの元へ急いで駆け寄った。
よく見ると、お姉ちゃんは下に何も履いていない…。
ベッドの上に置かれたiPadには、誰かの“小さなお尻”が画面いっぱいに映っていた。
「と、ともかっ!?………勝手に入るなって言ったのに、何で入ってきたのっ!!」
バヂンッ!
「んっ!?」
ベッドから起き上がったおねーちゃんから、思いっきり頬をぶたれる。
その衝撃からともかは床に倒れ込み、おねーちゃんの脱いだパンツに手が当たった。
…パンツは何故か“びちょびちょ”に濡れている。
「お、おねーちゃん…?」
状況が全くわからないともかは、ゆっくりと顔を上げる。
「勝手に入らないでって言ったでしょっ!!今“いい所”だったのに、台無しじゃんっ!!」
おねーちゃんは怒鳴りながらともかの側に寄ると、腕を捻りながら乱暴に起こした。
「いたいっ!?いたいよぉっ!!」
「言うこと聞けなかった罰を与えなきゃねっ!」
おねーちゃんはそう言うと手を離し、ともかのジーパンとパンツを無理なり脱がせて、床に投げ捨てた。
「四つん這いっ!!」
「は、はいぃぃっ!?」
それは“ともかにお仕置き”を与える合図だった。
ともかは昔から、おかーさんやおねーちゃんからお仕置きを受けて育ってきた。
反抗すると罰が増えることは身体に叩き込まれていたため、ともかは急いで言われた姿勢になる。
「お、おねーちゃんっ!“今日の罰”を教えてくださいっ!!」
いつもお仕置き前には、“なぜ罰が与えられるか”の理由が伝えられる。
「お姉ちゃんの部屋に勝手に入ったこと。あと“お勉強”の邪魔をしたことっ!合わせてお尻叩き200発っ!!」
「えっ……お勉強?してなかっ…」
「口答えするのっ!?お仕置き追加っ!!」
「ひぃっ!?ごめんなさいぃっ!!」
有無を言わせないおねーちゃんの迫力に、ともかは考えるのをやめた。
バッヂィィンッ!!
「いっだぁぁいっ!」
お尻の真ん中に痛みが与えられ、ともかの目からは涙が溢れ出す。
「勝手に入るなって言ったのにっ!」
バッヂィィンッ!!
「ごめんなさいっ!」
「もう少しで“イケた”のにっ!!」
バッヂィィンッ!!バッヂィィンッ!!
「ああ゛ぁぁっ!?ごめんなざぁぁいぃっ!?」
たった数発打たれただけで、ともかのお尻全体が腫れ上がっていた。
「あと今日見たことはお母さんには内緒よっ!……わかったっ!?」
バッヂィィンッ!!
「はいぃぃぃっ!?わがりまじたぁぁっ!?」
・
それからもお仕置きは続き、ともかのお尻が痣だらけになる頃に、ようやく“お許し”が出た。
「ともか、“お仕置きの記録”を付けるから、そのままお尻突き出してなさい。」
「……あ゛い。」
カシャッ カシャッ
力なく後ろを見ると、iPadを構えたおねーちゃんがお尻の写真を何枚も撮っている。
……これまで、“お仕置きの記録”なんてつけられたことなんてないのに。
ともかの顔の近くには、未だに湿っているおねーちゃんのパンツが捨てられている。
…“おねーちゃんのお勉強”の真実を知るのは、それから数年後のことだった。
「完」
ともかは学校から帰り、宿題を終え、暇を持て余していた。
ともかには7歳年上の“おねーちゃん”がいる。
これまでは帰ってきたらともかと遊んでくれていたのに、最近はすぐに自分の部屋に篭ってしまう。
『今日こそは、一緒に遊んでほしい…』
心の中で意思を固めると、おねーちゃんを迎えるために玄関の前に立った。
『まだかな……まだかなぁ』
ソワソワしながら待っていると、玄関のドアがゆっくりと開く。
「ただいま…ってともかっ!?」
「お、おねーちゃん、おかえりっ!」
玄関にともかが立っていたことにびっくりした様子のおねーちゃんの顔が映った。
「お、…おねーちゃん、今日ともかと遊んでほしいの…。」
モジモジしながらも、おねーちゃんへの“お願い”を口にする。
「…だめ、お姉ちゃんは今日勉強で忙しいの。……絶対部屋に入ってこないでっ!」
「うぅ…、おねーちゃん、最近遊んでくれない…。」
「…っ、だから、お姉ちゃんは勉強しなくちゃいけないのっ!わかりなさいっ!!」
「っ!?……わ、わかったよぉ…」
顔を真っ赤にしたおねーちゃんは、そのままズシズシと階段を登り、自分の部屋のドアを力一杯に閉める。
「……。」
・
…それから1時間が過ぎた。
本棚にある本は全て読んでしまったし、2人で使っていたiPadはおねーちゃんに取り上げられ、部屋に持って行かれてしまった…。
「…暇すぎるよぉ。」
リビングの真ん中に寝転がりながら部屋を見渡しても、これといって興味を引くものがない。
チラッと時計を見ても、おかーさんがお仕事から帰ってくるまでには、まだまだ時間が余っていた。
「………。」
ともかはむくっと起き上がり、ゆっくりと“おねーちゃんの部屋”に足を進める。
『もしかしたら、もう一回お願いすれば、遊んでくれるかも…。』
そんな淡い期待を抱きながら、ゆっくりとおねーちゃんの部屋の扉を開ける。
「はぁ…はあ……んっ!」
恐る恐る部屋の中を見渡すと、お姉ちゃんはベッドの上に寝ながら、苦しそうに深呼吸をしていた。
「お、おねーちゃんっ!?だいじょうぶっ!?」
その様子に心配したともかは、おねーちゃんの元へ急いで駆け寄った。
よく見ると、お姉ちゃんは下に何も履いていない…。
ベッドの上に置かれたiPadには、誰かの“小さなお尻”が画面いっぱいに映っていた。
「と、ともかっ!?………勝手に入るなって言ったのに、何で入ってきたのっ!!」
バヂンッ!
「んっ!?」
ベッドから起き上がったおねーちゃんから、思いっきり頬をぶたれる。
その衝撃からともかは床に倒れ込み、おねーちゃんの脱いだパンツに手が当たった。
…パンツは何故か“びちょびちょ”に濡れている。
「お、おねーちゃん…?」
状況が全くわからないともかは、ゆっくりと顔を上げる。
「勝手に入らないでって言ったでしょっ!!今“いい所”だったのに、台無しじゃんっ!!」
おねーちゃんは怒鳴りながらともかの側に寄ると、腕を捻りながら乱暴に起こした。
「いたいっ!?いたいよぉっ!!」
「言うこと聞けなかった罰を与えなきゃねっ!」
おねーちゃんはそう言うと手を離し、ともかのジーパンとパンツを無理なり脱がせて、床に投げ捨てた。
「四つん這いっ!!」
「は、はいぃぃっ!?」
それは“ともかにお仕置き”を与える合図だった。
ともかは昔から、おかーさんやおねーちゃんからお仕置きを受けて育ってきた。
反抗すると罰が増えることは身体に叩き込まれていたため、ともかは急いで言われた姿勢になる。
「お、おねーちゃんっ!“今日の罰”を教えてくださいっ!!」
いつもお仕置き前には、“なぜ罰が与えられるか”の理由が伝えられる。
「お姉ちゃんの部屋に勝手に入ったこと。あと“お勉強”の邪魔をしたことっ!合わせてお尻叩き200発っ!!」
「えっ……お勉強?してなかっ…」
「口答えするのっ!?お仕置き追加っ!!」
「ひぃっ!?ごめんなさいぃっ!!」
有無を言わせないおねーちゃんの迫力に、ともかは考えるのをやめた。
バッヂィィンッ!!
「いっだぁぁいっ!」
お尻の真ん中に痛みが与えられ、ともかの目からは涙が溢れ出す。
「勝手に入るなって言ったのにっ!」
バッヂィィンッ!!
「ごめんなさいっ!」
「もう少しで“イケた”のにっ!!」
バッヂィィンッ!!バッヂィィンッ!!
「ああ゛ぁぁっ!?ごめんなざぁぁいぃっ!?」
たった数発打たれただけで、ともかのお尻全体が腫れ上がっていた。
「あと今日見たことはお母さんには内緒よっ!……わかったっ!?」
バッヂィィンッ!!
「はいぃぃぃっ!?わがりまじたぁぁっ!?」
・
それからもお仕置きは続き、ともかのお尻が痣だらけになる頃に、ようやく“お許し”が出た。
「ともか、“お仕置きの記録”を付けるから、そのままお尻突き出してなさい。」
「……あ゛い。」
カシャッ カシャッ
力なく後ろを見ると、iPadを構えたおねーちゃんがお尻の写真を何枚も撮っている。
……これまで、“お仕置きの記録”なんてつけられたことなんてないのに。
ともかの顔の近くには、未だに湿っているおねーちゃんのパンツが捨てられている。
…“おねーちゃんのお勉強”の真実を知るのは、それから数年後のことだった。
「完」
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
月弥総合病院
僕君☾☾
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
