“5分”で読めるお仕置きストーリー

ロアケーキ

文字の大きさ
30 / 51

“おしおき”道具ショップ「望まないプレゼント🎁」(後編)

しおりを挟む
「ねえっ、あの子お尻出してるよ。…しかも、お尻に布団たたきの跡もある。」

「ふふっ♫ほんとだぁ…がんばれー♫」

「ママァ…。あのおねーちゃんお尻真っ赤だよっ?」

「あらあら、ゆうくんもああならないように、いい子でいなきゃね?」

「はぁーいっ。」

「…じゃあ、ゆうくんもあっちで、“ちっちゃい子用”のお試ししよっか?」

「……えぇっ!?」

『み、みないでぇっ…!』

好奇な目に晒され、わたしの“恥ずかしさ”はピークを迎えつつある。

…その後、わたしはさまざまな道具でお尻を叩かれた。
今は“布団たたき”がお尻の真ん中に当てられているところだ。

この布団たたきが気に入ったのか、母はなかなか次の道具へ移ろうとしない。
…きっと、わたしのお尻は今頃、布団たたきのミミズ腫れが、はっきりと浮かび上がっていることだろう。

「お母さん…恥ずかしいよぉ…。」

バッヂィンッ!!

「ひいぃっ!!」

「このくらい我慢しなさいっ!……はぁ。
…帰ったら今日買ったお道具で、厳しくお仕置きね。」

「そ、それだけは許してぇ…。」

バッヂィィンッ!!

「きゃぁぁぁっ!!」

「泣き言を言うごとに、帰ってからのお仕置きも、さらに厳しくするからねっ!」

非情な宣告をされ、わたしの瞳から落ちた滴が床に落ち、水溜りを広げていく。

その後も布団たたきを振り下ろされ、すでに“パンパン”に腫れ上がったお尻が悲鳴を上げ続けるのだった…。



「ちょっと、高学年用のじゃ物足りない気がするわね…。……次は、中学生のも試そうかしら。」

「……グスッ…。そんなぁ…。」

ようやく、布団たたきを棚に戻すと、母は、そのまま“中学生用”の棚を詮索し出す。

そこでお眼鏡に叶ったのだろう。
“ケイン”というものを手に取り、わたしのお尻に“ペンッペンッ”と当てた。

“ビュッ”

ビッヂィンッ!

「ひいぃっ!?」

これまでの道具とはあきらかに違う“鋭い”痛みが、わたしのお尻に襲いかかる。

つい、手を当ててしまうと、そこにはポコっと“一本線”のミミズ腫れができ、その悲惨さを物語っていた。

「これは、中学生用のだけど、あんたのお尻にはちょうどいいんじゃないの?」

「お、お母さん。…せめて、……せめて“
高学年用”のにしてください。」

「ダメよ。今日のママに対する態度で、“日頃のお仕置き”が足りないことは、よく分かったわ。
……さあ、お試しの続きをするから、その手をどけなさいっ!」

「…グスッ…。…もういやぁ。」

“ビュッ”

ビッヂィンッ!

「きゃあぁぁっ!!」

“ビュッ”

ビッヂィィンッ!!

「だいぃぃっ!!」

…そして、太ももへと与えられる“警告”の痛みから、わたしは震えながら手を戻すのだった。



パンッ!パァァンッ!

「ママァッ!おしりいだいよぉっ!」

なにやら、少し離れたところから、軽い“ペンペン”の音が聞こえるが、今のわたしにはそれ気にする余裕はない。

その後も、“ケイン打ち”は続き、わたしのお尻全体に一本線がびっしりとできるまで、母の腕が止まることはなかった。

しかも、途中、何度かお尻を庇ってしまい、その度に太ももへ、“ケインの罰”が与えられたのだった。

「……はあ…はぁ…。…どう?中学生用の道具はよく効くでしょう?」

「…あ゛い。…おじおぎ、ありがどぉございます。」

「…随分と素直になったわね。……お尻もいい具合に腫れてきたし、“お店での”ペンペンはこのくらいにしてあげるわ。」

「……わがりまじたぁ。」

わたしの態度に満足すると、母はケインをウェットティッシュで拭き、棚に戻した。

そして、口元に手を当て、何かを考える様子となる。

「……グスッ…ママァ…。お道具いたかったよぉ…。」

「…ゆうくん、ちゃんと受けられて偉かったわよ。……特別に、今日のご飯は、ゆうくんの大好きな“ハンバーグ”にしてあげるからね。」

「…うん。ママだいすきぃ…。」

わたしは涙目で周りを見ると、お尻をほんのり赤くした男の子が、母親に抱きしめられている様子が確認できた。

…わたしが“初めて”お道具を使われた時は、あんなに優しくされなかったのに。

なんだか、少し羨ましいという感情が、ふつふつと湧き上がってくる感じがした。



「いらっしゃいませ。…お客様、商品についてお悩みですか?」

わたしが前屈みの姿勢で放置され、少し時間が経つ頃、店員と思われる若い女の人が、母に近づいて行った。

「えぇ…そうなの。…この子、最近“生意気”で、ちょっと年齢が高めの、中学生のと迷ってるんだけど。」

「そうだったのですね。…確かに、お子様が反抗される際は、お母様も大変ですよねぇ。
……ご提案といたしまして、そのくらいのお子様ですと、“中学生用”の道具もおすすめです。」

『ちょ、ちょっとぉっ!?』

店員の思わぬ横やりに、わたしの身体が“ピクッと”反応した。

「…思わず強めに叩いちゃったけど、中学生用ので、怪我しないかしら?」

「そうですねぇ…。おっしゃる通り、あまり強めですと怪我に繋がる可能性がございます。
…ですので、“ある程度”手加減されての利用ですと、安全かと思われますよ。」

『そ、そこは止めてよぉっ!?』

店員のあまりの発言に、わたしはつい、その後ろ姿を睨めつけてしまう。

…その瞬間、店員はこちらを振り向き、“にっこり”と微笑み返す。

「ただ、この布団たたきも捨てがたいのよね。」

「…でしたら、特別に、そちらの布団たたきもお付けいたしますよ。」

「あら、本当?…なら、この中学生用のを購入するわ。」

『さ、最悪だ…。』

いまの“お道具”でも十分痛いのに、それよりも、更に痛い道具なんて…。
しかも、対象年齢は、わたしの今の年齢よりもはるか高い“中学生用”の道具を使われることになる…。

現実を受け入れられず、身体が“ガクガク”と震えだしているのがわかった。

「よろしければ、詰め合わせを購入されたお客様を対象に、こちらの“ガイドブック”をお配りしております。」

「あら、なんのガイドブックかしら?」

「はい、そちらには、効率的に、さまざまな痛みや辱めを与える方法が記載されております。…“日頃のお仕置き”にお役立ていただければと思います。」

『い、いらないっ!』

そんなことを、言えるはずもなく、母へと本が渡る光景を、ただ、眺めることしかできなかった。

……余談だが、わたしは将来、この瞬間を止められなかったことをひどく“後悔”することになるのだった。



「じゃあ、“お道具”も決まったことだし、レジに行ってくるわね。」

「…はい。」

ようやく終わった“お試し”に、わたしは安堵の色を浮かべる。

そして、店に来る前より、何倍にも腫れ上がったお尻へ“刺激”を与えないよう、慎重にジーパンと下着を上げた。

ようやく、丸出しのお尻が保護されることで、普段、服を着れることの“ありがたみ”を、実感できたのであった。

「……“誰がお尻しまっていい”って言ったの?」

「……えっ。」

「どうせ、家に帰ってからも“おしおき”するんだし、出したままにしておきなさい。」

「そ、そんなぁ…。恥ずかしいよぉ…。」

「まだ、そんな態度を取るのね。……早くしないと、上の服も“全部”脱がせるわよ?」

「ひっ…。……グスッ…わかりましたぁ…。」

“ジー”

再度、ジーパンのチャックに手をかけ、下まで下ろす。
その瞬間、お尻を叩かれている間、忘れかけていた“羞恥心”が、湧き上がる感覚を覚えた。

「……もう一度だけ言うわよ。…早く、ジーパンとパンツを膝まで下ろしなさい。」

「は、はいぃっ。」

苛立ちがこもった母の言葉に、わたしの身体が震え上がる。

ようやく、震える手が腰のあたりまで届くと、恥ずかしさを振り払うよう、一気にジーパンとパンツを膝まで下ろした。

「い゛っ!!」

散々、叩かれたお尻に布がこすれる。
さらに、勢いがつきすぎたため、“擦り切れた痛み”となってわたしに襲いかかった。

「うぅ…。…グスッ……。」

再度、お尻を隠したくなるが、追加罰を恐れ、腕を握り締めながら、必死に耐える。

それと同時に、“スースー”する感覚が、下半身へ広がり、振り払ったはずの恥ずかしさが、ひどく煽られるように思えた。

その様子を見た母は、満足したのか、レジがある、建物の中央付近へと向かっていく。

「……グスッ。…もういやだぁ…。」

「…くすっ。…がんばってね。」

『…っ!?…誰のせいだと思ってるのっ!?』

店員がわたしの耳元で小さく呟く。

だが、涙目で“ギッ”と、わたしが睨む頃には、店員は母のもとに向かっていた。



会計後、わたしは、そのまま手を頭の上に組み、車まで歩かされる。

その際、同級生の親子とすれ違った気がしたが、涙目で視界がぼやけていたせいか、よく見えなかった。
…きっと、気のせいだろう。

……そして帰宅後、わたしにとって“最初の地獄”が、始まりを告げるのだった…。


「完」
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

月弥総合病院

僕君☾☾
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。 また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。 (小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

野球部の女の子

S.H.L
青春
中学に入り野球部に入ることを決意した美咲、それと同時に坊主になった。

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

熱のせい

yoyo
BL
体調不良で漏らしてしまう、サラリーマンカップルの話です。

カテーテルの使い方

真城詩
BL
短編読みきりです。

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

処理中です...