姉時々“いもうと”

ロアケーキ

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かわいそうな“お姉ちゃん”

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「お姉ちゃん、いけないんだぁ。」

…なんで、こんなことになったのだろう。

「“このこと”、お母さんにチクッちゃおっかなー?」

……目の前にいる妹は、意地の悪い笑みを浮かべ、わたしにそう“脅し”かけてきた。



わたしは現在17歳で高校に通っている。
普段は母と妹との3人暮らしで、仕事の影響であまり家にいない母に代わり、わたしが家事を行なっていた。

最近中学生になった妹はいわゆる“反抗期”に突入し、わたしに反抗することも多くなってきた。

初めは耐えていたわたしも、ついに我慢の限界となり、母に相談して妹へ“お仕置き”をする許可を貰う。

もちろん、そのことにも反抗する妹だったが、見かねた母が直々に「お仕置き」を素直に受けるよう釘を指し、渋々と頷いていた。

そしてその日からわたしは妹に強気になり、“姉として”躾をする日々が続いた。



そんな日々が続いたある夏の日、わたしは学校が終わり家へ帰宅するために歩いていた。

『今日は暑いから冷やし中華にでもしようかな。…あっ、でも“しずか”きゅうり嫌いだったな……いいや、もし文句言ったら“お仕置き”すればいいんだし。』

火が差し込み、アスファルトから照り返す熱に挟まれながらも、わたしの“イライラ”とした思想はすぐにまとまる。

最近は簡単なことで“お仕置き”を選択するため、とても楽に家事をこなすことが出来ている。
…そのかわり、妹のお尻は連日“真っ赤”に染まっているが。



家に着くと、わたしは暑さで火照った身体を冷ますため、手で自分を仰ぎながらリビングの扉を開ける。

「ただいまぁー。」

「おかえり、お姉ちゃんっ。」

「え…、た、ただいま。」

扉を開けるとソファに座ってスマホをいじっていた妹が、わたしへ“笑顔”を向けてくる。

…おかしい。
……反抗期に突然してからは「おかえり」すらもちゃんと返してくれないのに、今日は挨拶に加え“笑顔”まで向けてきた。

機嫌の良い妹の“不審”な妹の行動に、わたしはサァーッと薄気味悪さを抱き、思わず後ずさる。

そんな妹のことを軽く観察していると、スッとソファから立ち上がり、わたしの前にやってきた。

「お姉ちゃんっ。」

「…な、なに?」

「…これ、お姉ちゃんの部屋の前に落ちてたけど?」

「っ!?そ、それっ!!」

その妹の手にはクシャクシャになった“反省文”が握られている。

…実は最近朝寝坊が多くなり、学校に遅刻する回数が増えていた。

そしてついに生活指導の先生から「反省文」を書くように言われ、嫌々書いたのが“それ”だった。

数日後に反省文は帰ってきたが、次に遅刻したら保護者の方に連絡すると脅されているのが今の現状だ。
よりにもよってそれが…。

「遅刻するなんて…、お姉ちゃん、いけないんだぁ。」

…。



…そして、今に至る。

「お母さんって、こうゆう“だらけてる”のにすっごい厳しいよね?」

「…。」

「もし私がこのことチクッたら、どうなるかなぁ?」 

「……。」

「“お尻叩き”100回で済むかなぁ?…たぶんお姉ちゃんがわたしに“いつもしてるの”より、もっと厳しい罰になると思うよ?」

わたしは厳しくお仕置きされる自分の姿を想像し、頰に一筋の汗が伝った。

妹にお仕置きするようになってからは自分がされることは無くなったが、日常的に受けていたあの“痛み”は今も変わらず恐怖として刻まれていた。

「…やめて。」

「…え?」

「……母さんに言うのはやめて。」

震える声で妹に訴えると、妹の笑顔はより黒い笑みを濃くしていた。

「人にお願いする時は、ちゃんと丁寧に言わないとダメだよ?」

「なっ!?」

「ほら、言えないならこれお母さんに渡しちゃうよ?」

「っ!?」

その妹の足元を見る態度に苛立ちながらも、わたしは震える口を少しずつ開いた。

「か、母さんには見せないでください。……お、お願い、…します。」

「はい、よくできましたっ♫」

妹はわたしの頭を撫でながら、満足そうな笑顔になる。
その態度にわたしの悔しさは膨れ上がるように増していった。

「じゃあ、いつも私にするみたいに“お仕置き”受けれたら、お母さんに黙っててあげる。」

「はぁっ!?あんた、調子乗るのもいい加減にっ…!!」

わたしはつい手を振り上げ、生意気な妹の頰を叩きそうになる。

「そんなことして、…いいのかな?」

「っ!?」

だが、妹は庇うようにわたしの前に“反省文”を突き出す。
その瞬間、わたしの身体は硬直したように動きを止め、そのまま妹を睨みつけた。

「いま私に手を出したら、本当に見せるよ。…言っとくけど、この紙を破っても無駄だからね。もうスマホで写真取って、証拠として残ってるから。」

そういうと妹はもう片方の手でスマホをわたしに見せる。
その画面にはわたしの“反省文”がくっきりと映っていた。

その事実に、わたしは震えながら振り上げた平手を下ろす。

それを見届けた妹はキッチンの椅子に座り、私を見上げた。

「よし、じゃあお姉ちゃん、まずは下に着てる服を脱ごっか。“お説教”だよ。」

「…あんた、覚えてなさいよ。」

わたしはゆっくり自分の腰あたりに手を持っていき、ベルトを外す。
そしてボタンを取りファスナーを下ろすと、制服のスカートがパサッと音を立て、床に落ちた。

「お姉ちゃんのパンツ、大人っぽくて可愛いね。」

「う、うるさいっ!」

「…ほら、早くパンツも下ろして。…いつもお説教受ける時、私そんなの履いてないでしょ?」

「わ、わかってるわよ、もうっ!」

わたしはその勢いでパンツを足首まで下げる。
今のわたしは妹の前で、下半身は靴下以外何も履いていない状態だ。

「お姉ちゃん、手は後ろでしょ?…一つ一つ言われないとわからないの?」

「っ!?」

わたしは悔しさと恥ずかしさから涙目になり、妹をきつく睨む。
だが妹はにっこりと笑顔を絶やさず、わたしに“反省文”を見せつけた。

その紙切れを見た途端、わたしは観念したように力無くゆっくりと手を後ろに回した。



「わあ、お姉ちゃんの“おまた”真っ黒だね。」

「み、みないでっ!!」

「“私のは”いつも見て感想を言うのに?」

「そ、それは…。」

わたしは言い返すこともできず、頰が赤く染まっていく。

その好奇な目に当てられる“おまた”も、何故か熱くなっていく感じがした。

「悪いお姉ちゃん、今日は厳しくお仕置きだからね。」

夕日のせいか、わたしを指差しながら叱る妹の頰も赤く染まっているように見えた。



「じゃあお説教はこのくらいにして、次はお仕置きね。」

あれから20分、わたしの下半身を晒したお説教は続いた。

妹に大切なところを見られながら叱られる情けなさに、わたしは自然と涙が出ていた。

「じゃあお姉ちゃんのお部屋で“いつもの”お道具使うから、…早く来て。」

「いっ、いだいっ!」

わたしがモジモジしていると、妹はわたしの耳を掴んで歩き出す。

「お姉ちゃん、お耳庇わないのっ!」

「だ、だってっ!」

「これも、いつも私にしてることなんだからねっ!」

妹はそうピシャリと言い放ち、歩く速度を上げる。
わたしは反論を諦め、リビングに残されるスカートとパンツを眺めていた。

ガチャッ

「ほら、ベッドに寝て、おむつ替えの姿勢になって。」

「…。」

もはや逆らうことをやめたわたしは言われた通りの姿勢になった。
恥ずかしい所も全て曝け出すこの姿勢は、高校生になったわたしの羞恥心を容赦なく刺激する。

ピタッ

「ひっ!」

「じゃあ、お尻100叩き、始めるよ?」

妹は顔を真っ赤にしたままわたしを睨みつけ、そう宣言した。
その手にはいつもお仕置きで使う“ヘアブラシ”が握られており、わたしのお尻へピトッと当てている。

「お仕置きを受ける時は、なんて言うんだっけ?」

「っ……悪い子の“すずか”のお尻をいっぱいペンペンしてください。」

屈辱的なセリフを唱えると、わたしのお尻からヘアブラシが離れる。

バヂンッ!

「い゛っ!?」

そして、ひんやりとした冷たさは鋭い“痛み”となって帰ってきた。

バヂンッ!バヂンッ!

「あっ!あ゛んっ!」

3回連続で同じ場所を打たれ、少し大人色の増した悲鳴が部屋の中に響き渡る。

数年ぶりに感じる“痛み”に、わたしの身体からは汗が流れ出した。

「お姉ちゃんも声出すんだね。…いつも私には“はしたない”から声を抑えるように言うのに。」

バヂンッ!

「ああ゛っ!」

「全然、抑えられてないじゃんっ!!」

バッヂィィンッ!!

「いっだぁぁいぃっ!?」

妹のお尻を睨む顔がさらに鋭くなったと思うと、その瞬間に更なる痛みが与えられる。

5回とも同じ場所を叩かれ、わたしのお尻は一部分だけが真っ赤な熱を帯びていた。

「し、しずかぁっ!お願いだから次は別の場所にしてぇっ!!」

「…そんなわがまま、…はぁ……私が“それ”言った時、お姉ちゃんどうしたっけ?」

「…え?」

「……こうしたんだよっ!!」

バッヂィィンッ!!

「きゃぁぁぁっ!?」



妹が失望する顔をわたしに向けた途端、激しい衝撃が与えられた。

変わらない場所への痛みに、わたしの足を掴む腕が滑りかける。

「お姉ちゃん、私にはいつも厳しいお仕置きする癖に、自分がされる時はこんなにわがまま言うんだね。」

「ご、ごめんなさいぃっ!?」

「それも私がいつも言ってるセリフっ!」

バッヂィィンッ!!

「ああ゛ぁぁっ!!」

「もう決めた、今日は“ここだけ”を徹底的に打つから、…少しは私の普段の痛みを味わってね?」

「も、もう二度としずかにお仕置きしないからっ!だからもうゆるじてぇっ!!」

「……ほんとに情けないお姉ちゃん。」

「…し、しずか?」

突然しずかはわたしのお尻を優しく撫で、にっこりと笑顔を見せる。

「ゆ、許してくれるの…?」

その僅かな希望の光が見え、わたしの期待は高まっていった。

「……“これ”も、いつもお姉ちゃんがしてることだよね?」

「えっ!」

そういうと妹は撫でるのをやめ、高々とヘアブラシを振り上げた。

「いや…、もういやぁ。」

「じゃあ“続き”、しよっか?」

バッヂィィンッ!!



…あれから、どれくらい経っただろう。

バッヂィィンッ!!バッヂィィンッ!!

「い゛っ!!ぎゃぁぁあっ!?」

女の子らしい可愛いお部屋からは、未だにわたしのお尻が叩かれる痛々しい音と悲鳴が響き渡っていた。

すでにわたしの身体中からは汗が溢れ出し、制服のシャツやベッドのシーツを湿らせている。

永遠に終わらないように思えたこの時間は、しかし突然に終わりを迎える。

ガチャッ!

「あんた達、何やってるのっ!?」

…そう。
“帰ってきて”しまったのだ。

「お、お母さんっ!?…えっと…こ、これは……。」

「母さんっ!?……ち、ちがうのぉ…。」

……部屋のドアを開け、わたし達を睨みつける母が。

「…なんで妹であるしずかがお姉ちゃんをお仕置きしてるの?」

「それは、…そのぉ…。」

バヂンッ!

「はっきりしなさいっ!」

「いっだぁいぃっ!?」

ガチャンッ

母は妹の前にずかずかと歩き出すと、その勢いで頰を打った。

妹は痛みから両手で頬を庇い、手に持っていたヘアブラシを落としてしまう。

「…で、すずか、お尻片方だけ真っ赤にして、あんたは何してんの?」

「…それは。」

あまりの展開に、未だに恥ずかしい姿勢を保ったままのわたしは別の意味で冷や汗をかいていた。

「あんたもほっぺに“もみじ”作らないとお話ができないのかしらっ?」

「ち、ちがうっ!!いいますっ!いいますからぁっ!?」

突然手を振り上げた母を恐れ、わたしは咄嗟に頬を庇いながら叫んだ。

「じ、実はっ!…最近わたしの遅刻が多くて反省文を書いちゃって、……それをしずかに見つかって今お仕置き受けてました。」

わたしはもう隠しても無駄と思い、正直に話した。
倒れ込んだ姿勢の妹は、そんなわたしを涙目で見つめてくる。

「遅刻?…あんたお母さんが朝から仕事でいないのをいいことにそんなことしてたの?…それにお仕置きって、しずかにはその“許可”をあげてないでしょ?」

「「うっ…。」」

母はわたしと妹を交互に睨みつけ、腕を組んだ。

「まず“すずか”、あんた自分の生活習慣も守れないなら、妹にお仕置きをする資格はないわ。…しばらくその資格を停止したうえで今日からきっちり“躾直し”します。」

「…はい。」

最悪の宣言に、わたしの心がついていけずにいる。
妹にお仕置きが出来なくなり、その上今日からはわたしもお仕置きされるようになるなんて…。

そして母は、妹のほうを向いた。

「次に“しずか”。あんたは調子にのってお姉ちゃんにお仕置きしたわよね。…資格もないのに勝手にお仕置きするなんて、……あんたには今日から半年間、徹底的に厳しい罰を与えます。」

「は、半年っ!?…いくらなんでも長すぎるよぉ……。」

「…お返事できないうえに反抗するなんて、もっと期間を伸ばして欲しいのかしら?」

「ご、ごめんなさいっ!?お、お仕置きお願いしますっ!!」

「なら、まずはお姉ちゃんみたいにスカートとパンツを脱ぎなさい。」

「は、はいぃっ!」

妹は焦るようにスカートのボタンを外し、チャックを下ろす。
スカートが落ちるのを見守った後に、スパッツと白いパンツを一気に下ろし、その透き通るような肌があらわになった。

「脱いだ服を持ってベッドの上に行きなさい。そのまま四つん這いの姿勢になってお尻を高く突き出すの。」

「…はい。」

妹は言われた通りわたしの隣に来ると、悔しそうな表情で姿勢をとった。

「じゃあ自分のお尻を鷲掴みにして大きく広げなさい。足も開いて“どっちも”叩きやすくするの。」

「…ひっぐ。」

その言葉でこれから“何”をされるか分かったのだろう。
妹は震えながら腕を動かせないでいた。

「お、お母さん、どうか、…どうか“お尻”で許してください。」

「なら、今日はやめとこうと思ったけど、代わりに“お線香当て”する?」

「ひいっ!ちゃ、ちゃんと罰を受けますっ!だからお線香は許してくださいっ!!」

“お線香”という単語を聞いた瞬間、妹は素直に言われた姿勢を取る。

わたしの中で“もっとも厳しい”と考えるそのお仕置きは、直接肌を焼くとても残酷なものだ。
震える妹を見る限り、これは“共通”の認識と思える。

「じゃあお姉ちゃんもしずかと同じ姿勢になりなさい。」

「…はい。」

ここで逆らってもお仕置きが厳しくなるだけなのを知っているわたしは、一切逆らうことなく、母に言われた姿勢となる。
…少しでも母のご機嫌をとるために。

散々妹に叩かれた片側のお尻からは痛みが溢れ出し、身体がぷるぷると震えているのがわかった。

わたしがその姿勢になると、後ろからはシュルッと服を擦る音が聞こえる。

何度も“聞き慣れた”その音は、母が腰に巻いているベルトを外した時のものだ。
…今からこのベルトが“凶器”へと変わる。

「じゃあお姉ちゃんはお尻の穴とおまたにそれぞれ100発ずつ、お仕置きします。」

「っ。はい。」

予想通りの“地獄”を宣告され、わたしの手には汗が滲む。

「そしてしずかはお尻の穴とおまたにそれぞれ300発ずつ、お仕置きします。」

「……グスッ、はい。」

わたし以上の地獄を宣告され、妹は声を震わせながら返事をする。

チラッと隣を見ると、すでに流れた涙だけで大きなシミを作っていた。

「…じゃあ、いくわよ。」

バッヂィィンッ!!

「きゃぁぁぁっ!!」

わたしのお尻の穴へ、ありえない痛みが走る。
心の準備が少し遅れたわたしは、大声の悲鳴で、なんとか姿勢を保っていた。

バッヂィィンッ!!

「ああ゛ぁぁぁっ!?」

続いて隣から妹の悲鳴が上がる。
恐らく、先程のわたしもこんな表情だったのだろう。

「はぁ…、はあ…、はぁっ…。」

途切れ途切れに呼吸をするその痛々しい表情に、わたしはつい目を背けたくなってしまう。

バッヂィィンッ!!バッヂィィンッ!!

「ぎぃ、ああ゛ぁぁぁっ!!」

次は2連続で肌を打たれる音が部屋中に響き渡る。

わたしの3倍は叩かれなくてはいけない妹へ、同情の眼差しを向けた。

バッヂィィンッ!!

「い゛っだぁぁぁいぃっ!?」

そんなことをしているうちに、今度はわたしのおまたに壮絶な痛みが与えられる。

ジグジグと針で刺されたような鋭い痛みは、いつまでも消えることなく、わたしの身体に張り付いていた。

バッヂィィンッ!!バッヂィィンッ!!バッヂィィンッ!!

「あ゛っ……あ゛あ゛ぁぁぁぁっ!?」

隣からまたものすごい音が3回響き、それに遅れて妹の悲鳴がわたしの鼓膜へ響き渡った。

…そして、見てしまった。
もはや痙攣したように身体がピクッピクッと震え、ベッドに倒れ込んだ妹の姿を。

「しずか、姿勢を崩すってことは、反省できないっていう反抗かしら?」

「ちが、…違うんです。……痛すぎるんです。」

「お仕置きなんだから痛いのは当たり前でしょ。」

弱々しく応える妹に対し、母の冷たい言葉がこだました。

「…やっぱりお線香当ても必要みたいね。ちゃんとお仕置きを受けられない“悪いところ”に沢山当ててあげるわ。」

「ひ、ひぃっ!?」

その言葉を聞いた瞬間、また妹は飛び跳ねるように姿勢を元に戻す。
もはや恐怖心のみで保っている気力は、“きっと長くは持たない”だろうと思われた。

…恐らく、わたしも。

「じゃあ次はお姉ちゃんね。」



ゆっくりと母の方を見ると、視界の端にベルトを高く振り上げた姿が写っている。

……もうやだ、…たすけて。

バッヂィィンッ!!

…。

……。


「完」
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