1 / 1
これからの日常
しおりを挟む
いつもの通学路に、緑が彩り始める頃。
わたしは無事、次の学年へ進級し“高学年”と呼ばれるクラスになった。
その当日の日、学校から帰ると、リビングで母が椅子に座り、わたしを待っていた。
「めい、“会議”をするから準備しなさい。」
冷たい視線でわたしへ言い放ち、母は机の上に置いてあった“靴べら”を手に取り、立ち上がる。
「……はい。」
…そして、わたしは、憂鬱な気持ちになりながら、下に着ている服を“全て脱ぎ”、手を組みながら仁王立ちしている母の前に正座した。
「じゃあ、これから“今後、一年間のおしおき”について、会議を始めるわよ。」
「…はい。よろしくお願いします。」
正座のまま、母に頭を下げ、いよいよ会議が始まる。
・
わたしの家では、学年が上がる度、毎年“おしおきの会議”が行われる。
議題は、もちろん“おしおき”に関することで、「おしおきを受ける際の服装」や、「おしおきに使う道具」など、さまざまな項目を話し合うものである。
……ただ、いつも母の手には“靴べら”が握られ、母の“望まない回答”をしてしまうと、太ももへ靴べらを振り下ろされ、“無言の訂正”を要求されるが…。
「じゃあ、まずは、“おしおき”をする際の服装についてよ。……今は下に何も履かない服装だけど、このまま継続しようと思うわ。…それでいい?」
“ペンッペンッ”
母は靴べらを自分の手に当てながら聞いてくる。
その様子に、わたしは震え上がってしまい、意見などできるはずがない。
「は、はい。…それでお願いします。」
「そう。じゃあ次に行くわね。」
……本当は、“下着姿”ですら恥ずかしくてたまらないのに…。
だが、そんなことを言えば“大変なこと”になるのはわかっていたため、わたしは涙目でうなずくことしかできなかった。
・
「じゃあ、次はおしおき前の“検査”ね。」
「う…。」
「いまは、下着・お胸・おまた・お尻の穴が対象ね。…これも、このまま継続しようと思うわ。」
おしおき前、いつもわたしは、今言われた箇所を母の前に晒し、“丁寧”に確認される。
だが、年齢を重ねるごとに成長するわたしの身体は、“子供と大人の中間”くらいのものだ。
そんな場所を母から“まじまじ”と確認されるのは、『恥ずかしい』という感情で頭を埋め尽くしてしまうほどだった。
「お、お母さん…。」
「なに?」
「…は、恥ずかし…ひぃっ!?」
わたしが、“意見”をいいあげる前に、母は靴べらを振り上げる。
その振り上げられた靴べらを見て、わたしはそれ以上の言葉を続けることはできなかった。
「めい、手を後ろに組みなさい。……それで、何か言いたいことがある?」
「…グスッ……。…ないです。」
「じゃあ、これもこのまま継続ね。」
ようやく母は、振り上げた靴べらを下ろし、“うっすら”と笑みを浮かべる。
…これで、今年1年も、検査という名の“辱め”は、わたしに猛威を振るうことだろう。
・
「じゃあ、次は、“おしおき内容”についてね。…お尻叩き・太もも叩き・性器叩きは変わらないとして、回数はどうする?」
「……。」
もはや、おしおきされる場所については、“意見すら”させて貰えないらしい。
…本当は、1発も叩かれたくないが、そんなことを言えるわけもなく、わたしは必死で“ギリギリの数字”を考える。
「ご、…50回。」
ビッヂィィンッ!!
「あ゛あぁぁぁっ!!」
きっと、母の望まぬ結果だったのだろう。
わたしの太ももには、真っ赤な一本線が浮かび上がり、徐々に“じくじく”とした痛みが押し寄せてきた。
「…聞こえなかったわ。もう一回言ってくれる?」
冷たく睨みつけられ、わたしは頭の中が真っ白になってしまう。
「え……えーと…。」
すぐに頭の中に“回数”が浮かばず、嫌な汗が額から流れてくるのがわかった。
ビッヂィィンッ!!
「いっだぁぁぁいっ!!」
「……聞いてるの?」
ついに、痺れを切らした母は、わたしの太ももへ更なる痛みを与える。
先程叩かれた箇所から少しずれ、わたしの太ももには2本目の“ミミズ腫れ”がくっきりと浮かび上がっていた。
「は、80回っ!…ひぃっ!?」
わたしの答えに、母は再度、靴べらを振り上げる。
「ひゃ、ひゃっかいっ!!…百回でお願いしますっ!!」
「…そうね。それくらいなら反省できそうね。」
とっさに出たわたしの一言に納得し、母は振り上げていた靴べらを下ろした。
わたしは、安心する気持ちと、これからのおしおきのことを思うと、自分の言った言葉に“後悔”する気持ちが同時に芽生える。
「さあ、今度は“お道具”よ。…使われたい道具を“めいが”自分で言いなさい。」
「……はい。」
母は、どれだけ“いじわる”なのだろうか。
わたしは内心、母を罵りながら、“自分を痛みつけるための道具”を必死で考えた。
「…靴べら、布団叩き、……乗馬鞭。」
…これまで、わたしを痛みつけてきた、3つの道具を答える。
特に、乗馬鞭は、口に出すだけで震え上がるほど、厳しい痛みを与えられるものだった。
「…あとは?」
「…えっ。」
…まだ、足りないというのだろうか。
これまで、この3つの道具しか使われたことがなく、会議の度に、3つのみで母は納得していたのに…。
「高学年になったんだから、もっと道具を増やそうと思うんだけど。…何がいいと思う。」
「そ、そんなぁ…。」
今でも十分厳しいのに、これ以上道具を増やされてしまうなんて…。
「まあ、いきなり言われても思いつかないだろうし、ママが提案してあげるわ。…ゴム製の“なわとび”なんてどう?」
「な、なわとび…。」
その名前を聞いて、わたしは体育の時間に使った時のことを思い出す。
確かに、あれは失敗した時に足に当たると、かなりの痛みが走った記憶がある。
ましてや、それをおしおきとして、叩くために振り下ろされるなんて…。
「い、痛そう…。」
「そうね。だから、おしおきにはちょうどいいと思うわ。…どうする?」
「ひっ!?」
母は、わたしの太ももの腫れた部分へ、靴べらを“ペンッ”と当てる。
プラスチックの冷たさが、熱を持った肌に当たり、不思議な気持ちになる。
「……なわとびも、使ってください。」
「じゃあ、決定ね。…さっそく、明日買ってくるわ。」
わざわざ買い足される新しいおしおき道具に、わたしの心は“不安”と“恐怖”で押しつぶされた。
何故か“楽しそうな”母は、太ももに当てていた靴べらを離すと、自分の手に“ペチンッ”と1発当てるのだった。
・
それから、最後の議題である“コーナータイム”へと移った。
そこでは、「姿勢・お縛り有無・時間」が決められた。
いずれも、去年よりも厳しい内容で、もはや母の口癖となった“高学年”という言葉に、わたしは嫌気がさしてしまったほどだ。
「じゃあ、これで最後ね。…これまで通り、お尻にノートを挟んで反省しなさい。」
「い、…いやです。」
ビッヂィィンッ!!
「い゛いぃぃっ!!」
「…理由は?」
わたしの言葉に“鬼のような形相”となった母が尋ねる。
「き、厳しすぎるんですっ!…今まで、落とさなかったことはないし、1時間ずっと姿勢を保つなんて無理ですっ!!」
「それは、反省が足りないからじゃないのっ!?」
ビッヂィィンッ!!
「だいぃぃっ!!」
再度、太ももの同じ場所へ靴べらが振り下ろされる。
だが、わたしは諦めず、涙が流れすぎた瞳で、母を一心に見つめた。
「お母さん、お願いしますっ!」
ビッヂィンッ!
「んんっ!!…どうか、……どうか、ノート挟みは無しにしてぐださいっ!!」
ビッヂィィンッ!!
「あ゛あぁぁっ!!」
・
その後も、太ももに靴べらを振り下ろされながらも、わたしはめげずに母を説得した。
「はあ…はぁ……。わかったわ。…そこまで言うなら、今後、ノート挟みは無しにしてあげる。」
「…あ、ありがどぉございまず。…グスッ……。」
100回くらい叩かれただろうか、太ももが“でこぼこ”になるまで叩かれても諦めないわたしを見て、ついに母が折れて意見を聞いてくれた。
「ただし、コーナータイムは今後、“2時間”に変更よ。…文句はないわね?」
「…あ゛ぃ。……わがりまじたぁ。」
恐らく、母のプライドだろうか。
あくまで、“代わり”として、わたしの意見を受け付けてくれるみたいだ。
・
そうして、全ての議題が終了し、最後に、母はこの“会議”で決まったことをまとめて、わたしに確認した。
やっと終わった“おしおき”会議に、わたしは少しばかり、気持ちを落ち着ける。
「めい?なにボサッとしているの?…早く始めるわよ。」
「えっ…。始めるって何を?」
「何をって、…ママに“反抗したおしおき”に決まっているでしょ?」
「そ、そんなぁっ!?…でも、それじゃ、会議じゃないよぉ…。」
気持ちを落ち着け始めていた時に、母の言葉が響き渡る。
…あまりに理不尽な理由に、流石にわたしも戸惑ってしまう。
「まだ反抗するのね…。いいわ。それなら、今日は一日中“しつけ直し”として、厳しいお折檻をしてあげます。……さっきお話した道具も使うから、早く持ってきなさい。」
「……グスッ…。……わがりましたぁ。」
…こうして、わたしは今日も厳しいお折檻を受けることになる。
まだまだ無くなることのないこの“地獄”は、肉体的に、そして、精神的にも、わたしを追い詰めていくのだった…。
「完」
わたしは無事、次の学年へ進級し“高学年”と呼ばれるクラスになった。
その当日の日、学校から帰ると、リビングで母が椅子に座り、わたしを待っていた。
「めい、“会議”をするから準備しなさい。」
冷たい視線でわたしへ言い放ち、母は机の上に置いてあった“靴べら”を手に取り、立ち上がる。
「……はい。」
…そして、わたしは、憂鬱な気持ちになりながら、下に着ている服を“全て脱ぎ”、手を組みながら仁王立ちしている母の前に正座した。
「じゃあ、これから“今後、一年間のおしおき”について、会議を始めるわよ。」
「…はい。よろしくお願いします。」
正座のまま、母に頭を下げ、いよいよ会議が始まる。
・
わたしの家では、学年が上がる度、毎年“おしおきの会議”が行われる。
議題は、もちろん“おしおき”に関することで、「おしおきを受ける際の服装」や、「おしおきに使う道具」など、さまざまな項目を話し合うものである。
……ただ、いつも母の手には“靴べら”が握られ、母の“望まない回答”をしてしまうと、太ももへ靴べらを振り下ろされ、“無言の訂正”を要求されるが…。
「じゃあ、まずは、“おしおき”をする際の服装についてよ。……今は下に何も履かない服装だけど、このまま継続しようと思うわ。…それでいい?」
“ペンッペンッ”
母は靴べらを自分の手に当てながら聞いてくる。
その様子に、わたしは震え上がってしまい、意見などできるはずがない。
「は、はい。…それでお願いします。」
「そう。じゃあ次に行くわね。」
……本当は、“下着姿”ですら恥ずかしくてたまらないのに…。
だが、そんなことを言えば“大変なこと”になるのはわかっていたため、わたしは涙目でうなずくことしかできなかった。
・
「じゃあ、次はおしおき前の“検査”ね。」
「う…。」
「いまは、下着・お胸・おまた・お尻の穴が対象ね。…これも、このまま継続しようと思うわ。」
おしおき前、いつもわたしは、今言われた箇所を母の前に晒し、“丁寧”に確認される。
だが、年齢を重ねるごとに成長するわたしの身体は、“子供と大人の中間”くらいのものだ。
そんな場所を母から“まじまじ”と確認されるのは、『恥ずかしい』という感情で頭を埋め尽くしてしまうほどだった。
「お、お母さん…。」
「なに?」
「…は、恥ずかし…ひぃっ!?」
わたしが、“意見”をいいあげる前に、母は靴べらを振り上げる。
その振り上げられた靴べらを見て、わたしはそれ以上の言葉を続けることはできなかった。
「めい、手を後ろに組みなさい。……それで、何か言いたいことがある?」
「…グスッ……。…ないです。」
「じゃあ、これもこのまま継続ね。」
ようやく母は、振り上げた靴べらを下ろし、“うっすら”と笑みを浮かべる。
…これで、今年1年も、検査という名の“辱め”は、わたしに猛威を振るうことだろう。
・
「じゃあ、次は、“おしおき内容”についてね。…お尻叩き・太もも叩き・性器叩きは変わらないとして、回数はどうする?」
「……。」
もはや、おしおきされる場所については、“意見すら”させて貰えないらしい。
…本当は、1発も叩かれたくないが、そんなことを言えるわけもなく、わたしは必死で“ギリギリの数字”を考える。
「ご、…50回。」
ビッヂィィンッ!!
「あ゛あぁぁぁっ!!」
きっと、母の望まぬ結果だったのだろう。
わたしの太ももには、真っ赤な一本線が浮かび上がり、徐々に“じくじく”とした痛みが押し寄せてきた。
「…聞こえなかったわ。もう一回言ってくれる?」
冷たく睨みつけられ、わたしは頭の中が真っ白になってしまう。
「え……えーと…。」
すぐに頭の中に“回数”が浮かばず、嫌な汗が額から流れてくるのがわかった。
ビッヂィィンッ!!
「いっだぁぁぁいっ!!」
「……聞いてるの?」
ついに、痺れを切らした母は、わたしの太ももへ更なる痛みを与える。
先程叩かれた箇所から少しずれ、わたしの太ももには2本目の“ミミズ腫れ”がくっきりと浮かび上がっていた。
「は、80回っ!…ひぃっ!?」
わたしの答えに、母は再度、靴べらを振り上げる。
「ひゃ、ひゃっかいっ!!…百回でお願いしますっ!!」
「…そうね。それくらいなら反省できそうね。」
とっさに出たわたしの一言に納得し、母は振り上げていた靴べらを下ろした。
わたしは、安心する気持ちと、これからのおしおきのことを思うと、自分の言った言葉に“後悔”する気持ちが同時に芽生える。
「さあ、今度は“お道具”よ。…使われたい道具を“めいが”自分で言いなさい。」
「……はい。」
母は、どれだけ“いじわる”なのだろうか。
わたしは内心、母を罵りながら、“自分を痛みつけるための道具”を必死で考えた。
「…靴べら、布団叩き、……乗馬鞭。」
…これまで、わたしを痛みつけてきた、3つの道具を答える。
特に、乗馬鞭は、口に出すだけで震え上がるほど、厳しい痛みを与えられるものだった。
「…あとは?」
「…えっ。」
…まだ、足りないというのだろうか。
これまで、この3つの道具しか使われたことがなく、会議の度に、3つのみで母は納得していたのに…。
「高学年になったんだから、もっと道具を増やそうと思うんだけど。…何がいいと思う。」
「そ、そんなぁ…。」
今でも十分厳しいのに、これ以上道具を増やされてしまうなんて…。
「まあ、いきなり言われても思いつかないだろうし、ママが提案してあげるわ。…ゴム製の“なわとび”なんてどう?」
「な、なわとび…。」
その名前を聞いて、わたしは体育の時間に使った時のことを思い出す。
確かに、あれは失敗した時に足に当たると、かなりの痛みが走った記憶がある。
ましてや、それをおしおきとして、叩くために振り下ろされるなんて…。
「い、痛そう…。」
「そうね。だから、おしおきにはちょうどいいと思うわ。…どうする?」
「ひっ!?」
母は、わたしの太ももの腫れた部分へ、靴べらを“ペンッ”と当てる。
プラスチックの冷たさが、熱を持った肌に当たり、不思議な気持ちになる。
「……なわとびも、使ってください。」
「じゃあ、決定ね。…さっそく、明日買ってくるわ。」
わざわざ買い足される新しいおしおき道具に、わたしの心は“不安”と“恐怖”で押しつぶされた。
何故か“楽しそうな”母は、太ももに当てていた靴べらを離すと、自分の手に“ペチンッ”と1発当てるのだった。
・
それから、最後の議題である“コーナータイム”へと移った。
そこでは、「姿勢・お縛り有無・時間」が決められた。
いずれも、去年よりも厳しい内容で、もはや母の口癖となった“高学年”という言葉に、わたしは嫌気がさしてしまったほどだ。
「じゃあ、これで最後ね。…これまで通り、お尻にノートを挟んで反省しなさい。」
「い、…いやです。」
ビッヂィィンッ!!
「い゛いぃぃっ!!」
「…理由は?」
わたしの言葉に“鬼のような形相”となった母が尋ねる。
「き、厳しすぎるんですっ!…今まで、落とさなかったことはないし、1時間ずっと姿勢を保つなんて無理ですっ!!」
「それは、反省が足りないからじゃないのっ!?」
ビッヂィィンッ!!
「だいぃぃっ!!」
再度、太ももの同じ場所へ靴べらが振り下ろされる。
だが、わたしは諦めず、涙が流れすぎた瞳で、母を一心に見つめた。
「お母さん、お願いしますっ!」
ビッヂィンッ!
「んんっ!!…どうか、……どうか、ノート挟みは無しにしてぐださいっ!!」
ビッヂィィンッ!!
「あ゛あぁぁっ!!」
・
その後も、太ももに靴べらを振り下ろされながらも、わたしはめげずに母を説得した。
「はあ…はぁ……。わかったわ。…そこまで言うなら、今後、ノート挟みは無しにしてあげる。」
「…あ、ありがどぉございまず。…グスッ……。」
100回くらい叩かれただろうか、太ももが“でこぼこ”になるまで叩かれても諦めないわたしを見て、ついに母が折れて意見を聞いてくれた。
「ただし、コーナータイムは今後、“2時間”に変更よ。…文句はないわね?」
「…あ゛ぃ。……わがりまじたぁ。」
恐らく、母のプライドだろうか。
あくまで、“代わり”として、わたしの意見を受け付けてくれるみたいだ。
・
そうして、全ての議題が終了し、最後に、母はこの“会議”で決まったことをまとめて、わたしに確認した。
やっと終わった“おしおき”会議に、わたしは少しばかり、気持ちを落ち着ける。
「めい?なにボサッとしているの?…早く始めるわよ。」
「えっ…。始めるって何を?」
「何をって、…ママに“反抗したおしおき”に決まっているでしょ?」
「そ、そんなぁっ!?…でも、それじゃ、会議じゃないよぉ…。」
気持ちを落ち着け始めていた時に、母の言葉が響き渡る。
…あまりに理不尽な理由に、流石にわたしも戸惑ってしまう。
「まだ反抗するのね…。いいわ。それなら、今日は一日中“しつけ直し”として、厳しいお折檻をしてあげます。……さっきお話した道具も使うから、早く持ってきなさい。」
「……グスッ…。……わがりましたぁ。」
…こうして、わたしは今日も厳しいお折檻を受けることになる。
まだまだ無くなることのないこの“地獄”は、肉体的に、そして、精神的にも、わたしを追い詰めていくのだった…。
「完」
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
月弥総合病院
僕君☾☾
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる