また異世界は夢

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神話は小説感覚で見てるから浪漫があって好きです、田中雅美です。

「まさか、雅美よりも遅くなるとは思わなかったわ。」

マジ助かった。死ぬかと思った。
魔力を与えてもらい復活です。
魔力を回復するポーション、ちょっと美味しくないエナジードリンクみたいな味がするから飲みたくないんだよね。
だから、頭から被ります。
ベタベタするけど放っといたら乾いてサラサラになるので問題無し。

「で、アンタ誰やったん。」
「最初の人類。」
「イヴかい。」

まあ、魔王はこの話理解してないけど。

「勇者は？」
「この茶番中に起きたわ。」
「茶番言うなや。」
「すまない、君より遅くなった！大丈夫か？」

勇者は何でこんな遅くなったんや。
まあ、諭したんだろうけども。
意外と自分の事に否定も肯定もしない奴の方が良かったり。
さて…

「休憩時間はどう？取れた？」
「ああもうバッチリとね。」

魔王は結構辛そうだな。
自傷がそんなに効いたか？
馬鹿だなあ。
私の戦い方に結局嵌ってるじゃん。
まあでも、魔王に勝つためには、半殺し状態にしないといけない。
まだ魔王五体満足なんだよなあ。
普通にヤバい。