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序章・対の戦い編
1-15 15 春斗視点 各々の過去
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「ねぇ…貴方達は一体何を隠しているの?」
重々しい口を開きそう言った。
(この人の名前…樫妻先輩から聞いたけど…。えっと…羽柴士さんだったっけ?)
「何で…そこまで緋色は隠そうとするのかが分からない。それに…鶴ちゃんも。」
「…………………」
「何が…皆を守らせるの?」
「樫妻先輩からの…小学園の話…聞いたことありますか?」
「あんまり話さない。ぼっちだったって自分では言ってたけど。それくらい。」
「じゃあ…酷いイジメに合ってたってのも知りませんか?」
「…うん。初耳。明るい人だから、そんな風にも思わなかった。でも…夏希の言う通りか。」
「言う通り…?」
「夏希先輩が…一度精神世界に入った事があるの…」
「それはまた…命知らずな事を…でも、その時に暗い人だと分かったんじゃないですか?」
「そう。でも、奥までは分からなかった。」
「そらそうですね。大地の涙でさえ無理ですし。」
「取り敢えず…緋色が必死に隠そうとする理由がそのイジメ?」
「まあ、そうですね。間違っては無いと思います。あの人は見られる事を強く嫌ってますしね…」
「アナライズで、棚見でも見れないもんね…」
「はい。僕は人並みレベルより遥かに上回っている自信がありますけど…」
「許可取らないと、ほぼ見えない。ステータス位は見えたけど……あれは多分…」
「偽造ですね。」
「合ってたの…一つだけだった。」
「しかも、一番隠すメリットが無いやつね。」
「…アナライズって、何処まで見れるの?どんだけ調べても、そこまで出来るなんて書いてない。」
「本人の記憶に関する情報以外だと思います…本気でアナライズした時は、記憶に関する情報は一切出ていなかったので。出てきたのは身長と体重とかはありましたけど。」
「でも、そのレベルって大分高いと思うよ。鑑定士持ちの能力者だったら納得行くけど。」
「そのレベルを無能力者で達している人がここにいるんです。」
「君と…緋色?」
「はい。なんだったらあの人に関しては全部の情報をでっち上げれますしね。あと、僕、棚見です。」
今頃感は否めないが、名前を言う。
「分かった。覚えたよ。…でも、鶴ちゃんも能力者とはいえ大分高いよね。」
「……………私は…私の能力の問題で………」
「あー…覚えが早い能力なのね。納得。」
何事も無くスルーされている。普通は突っかかるものだとは思うが。
五十嵐さんも同じ様に感じていたのか、驚いている。
「緋色のアナライズに関しては分かったけど…何でそこまで…イジメってどういう…」
「これに関しては本人に聞くしかないですね。あの人はよく、僕に対して信用出来るって言ってくれますけど…イジメられた内容は一つも言われたこと無いです。まあ、僕も言ってないんですけどね。」
深い傷は抉らないほうがいい。
この人はその理由がきっと分からない人かもしれない。
そういう傷を今まで負ったことが無い人なんだろう。僕はこの人に対し思った。
「だから、そういう事は本人に聞くべきです。多分言わないと思いますけど。」
「そう…。…!ひ、緋色…!」
急に羽柴士さんが立ち上がった。視線の先を見ると、ベットに横たわっている樫妻先輩がいた。
どうやら成功したようだ。
傷口はある程度能力で治せても、血は元に戻るわけではないのでナイフで刺されると大変な事だ。
それに、100%物理的な傷なので能力の傷より治りにくい。
しかし、思ったより樫妻先輩は化け物だった。失礼承知で言うが。
割と早く直ぐに目覚め、普通に喋っている。
それでも、やはり申し訳無い。自分のせいで樫妻先輩を危険に晒してしまった。
それを察したのか、自分の傷を気にも止めず僕達をずっと気にかけてくれた。
「香露音。ごめんね~面倒事押し付けちゃってさ~」
「えぇ…緋色に謝る余裕無いと思うのは私だけ?」
「いやぁ…現実世界で刺された事は確かに無いけど、決闘とか普通にあるし。慣れたよ~決闘の世界でも痛覚はちゃんとあるしね。」
普通に笑っているがそれが普通では無いと感じる。
ちゃんと羽柴士さんは同じ事を思っていた。
「だから…普通は慣れないでしょ…でも、死んでないから良かったよ。」
「まあねぇ…一応アレでも歯止め効いてたみたいね。最後の最後にある微かな理性?みたいな?まあ、普通に間に合ってないけど。間に合えよ、そこは。とは言いたいけど。」
すると、二人の大人がやってきた。
「緋色!今度は何をやらかしたらそうなるの…!」
「今回私何一つ悪くないし!」
「それにしてもタフだなー普通の人より退院の日が早いらしいぞ。」
どうやら緋色の親らしい。
それにしても似ていない。主に体型が。
しかし、忙しいらしく割とすぐに帰っていった。
樫妻先輩は寧ろ早く帰って欲しそうにもしていた。
「あの人達は忙しいって言ってるけどそんな事無いって…でも、また来るらしいね。私の荷物を持ってきてくれるんだってさ~」
と、そんな事を言っていた。
「もう、皆帰りな?大分外暗いし…」
時計を見ると、既に本来家に帰る予定だった時刻を過ぎていた。
急いで、親に帰るのが遅いと連絡した。
「じ、じゃあ…私…帰ります…お、お大事に…」
五十嵐さんは、申し訳無さそうに帰っていった。
流石に遅れると、姉にも親にも怒られてしまう。
「僕も帰ります。」
「はーい。またねー」
樫妻先輩は明るく手を振った。
しかし、羽柴士さんはまだ帰ろうとしていない。
何か、樫妻先輩と話す事があるのだろうか。
不思議に思ったが、それよりも家に帰ることが優先だ。
いつもより急いで帰る。
「ただいま…」
「春斗ー遅いー」
「ご、ごめんなさい…」
姉が愚痴る。親は買い忘れたものがあるそうで、スーパーに行っているようだ。
「…あんたが遅いなんて珍しいわね。さっさと風呂に入ってー」
いつも、遅い理由を聞くが、今回は吃驚する程聞かれなかった。
そして、夕食中に聞かれた。
「…………春斗。何かあったでしょ。」
「…!!!え…えっと…」
「ほらビンゴ。なんだったら泣いたでしょ。アッハッハ!春斗も大変だねー!」
本当に何かあった時すぐに気付かれてしまう。他人事のように言う所が嫌いだ。
「な、泣いてないし…」
「まあ?あんたが泣くなんて、大切な人が傷付いた位でしょ?前、私が事故った時もボロ泣きしてたし…フフッ…」
こういうのをストレートに言う所が本当に嫌いだ…
「そ、そんな事…」
「あんたが優しいって事なんだし、悪い事じゃないよ。」
そうやって、平気で恥ずかしくなるような事を言うのも腹が立つ。
「で、誰?」
「誰って?」
「彼女?恋人?ガールフレンド?」
「全部一緒じゃん…ただの先輩だよ…」
「やっぱり何かあったんだねー普通に話乗っかっちゃって!」
まんまとハマった。やらかした…
「あ…………」
「こうなったら逃げられないねー」
そうやって、ほぼ尋問された。仕方無しに今日の出来事を話す。
「そりゃ大変だねーというか、春斗の先輩、格好良過ぎ!もう、彼女にしなよ。あれだよ。今度は僕が守ります!って言ったらイチコロ、イチコロ。」
「あのさ…しないし、何回同じ話ししてるの。……女の子が周りに絡んだらそういう話に絶対持ち込むじゃん…」
「だって、このまま行くと彼女出来なさそうじゃん!私は彼氏持ってるし、私等は姉弟だから、あんたも絶対彼女出来ると思うんだよね!」
「ええ…」
もう、姉はそろそろ暴走する。早々に話を切り上げて風呂に入った。
重々しい口を開きそう言った。
(この人の名前…樫妻先輩から聞いたけど…。えっと…羽柴士さんだったっけ?)
「何で…そこまで緋色は隠そうとするのかが分からない。それに…鶴ちゃんも。」
「…………………」
「何が…皆を守らせるの?」
「樫妻先輩からの…小学園の話…聞いたことありますか?」
「あんまり話さない。ぼっちだったって自分では言ってたけど。それくらい。」
「じゃあ…酷いイジメに合ってたってのも知りませんか?」
「…うん。初耳。明るい人だから、そんな風にも思わなかった。でも…夏希の言う通りか。」
「言う通り…?」
「夏希先輩が…一度精神世界に入った事があるの…」
「それはまた…命知らずな事を…でも、その時に暗い人だと分かったんじゃないですか?」
「そう。でも、奥までは分からなかった。」
「そらそうですね。大地の涙でさえ無理ですし。」
「取り敢えず…緋色が必死に隠そうとする理由がそのイジメ?」
「まあ、そうですね。間違っては無いと思います。あの人は見られる事を強く嫌ってますしね…」
「アナライズで、棚見でも見れないもんね…」
「はい。僕は人並みレベルより遥かに上回っている自信がありますけど…」
「許可取らないと、ほぼ見えない。ステータス位は見えたけど……あれは多分…」
「偽造ですね。」
「合ってたの…一つだけだった。」
「しかも、一番隠すメリットが無いやつね。」
「…アナライズって、何処まで見れるの?どんだけ調べても、そこまで出来るなんて書いてない。」
「本人の記憶に関する情報以外だと思います…本気でアナライズした時は、記憶に関する情報は一切出ていなかったので。出てきたのは身長と体重とかはありましたけど。」
「でも、そのレベルって大分高いと思うよ。鑑定士持ちの能力者だったら納得行くけど。」
「そのレベルを無能力者で達している人がここにいるんです。」
「君と…緋色?」
「はい。なんだったらあの人に関しては全部の情報をでっち上げれますしね。あと、僕、棚見です。」
今頃感は否めないが、名前を言う。
「分かった。覚えたよ。…でも、鶴ちゃんも能力者とはいえ大分高いよね。」
「……………私は…私の能力の問題で………」
「あー…覚えが早い能力なのね。納得。」
何事も無くスルーされている。普通は突っかかるものだとは思うが。
五十嵐さんも同じ様に感じていたのか、驚いている。
「緋色のアナライズに関しては分かったけど…何でそこまで…イジメってどういう…」
「これに関しては本人に聞くしかないですね。あの人はよく、僕に対して信用出来るって言ってくれますけど…イジメられた内容は一つも言われたこと無いです。まあ、僕も言ってないんですけどね。」
深い傷は抉らないほうがいい。
この人はその理由がきっと分からない人かもしれない。
そういう傷を今まで負ったことが無い人なんだろう。僕はこの人に対し思った。
「だから、そういう事は本人に聞くべきです。多分言わないと思いますけど。」
「そう…。…!ひ、緋色…!」
急に羽柴士さんが立ち上がった。視線の先を見ると、ベットに横たわっている樫妻先輩がいた。
どうやら成功したようだ。
傷口はある程度能力で治せても、血は元に戻るわけではないのでナイフで刺されると大変な事だ。
それに、100%物理的な傷なので能力の傷より治りにくい。
しかし、思ったより樫妻先輩は化け物だった。失礼承知で言うが。
割と早く直ぐに目覚め、普通に喋っている。
それでも、やはり申し訳無い。自分のせいで樫妻先輩を危険に晒してしまった。
それを察したのか、自分の傷を気にも止めず僕達をずっと気にかけてくれた。
「香露音。ごめんね~面倒事押し付けちゃってさ~」
「えぇ…緋色に謝る余裕無いと思うのは私だけ?」
「いやぁ…現実世界で刺された事は確かに無いけど、決闘とか普通にあるし。慣れたよ~決闘の世界でも痛覚はちゃんとあるしね。」
普通に笑っているがそれが普通では無いと感じる。
ちゃんと羽柴士さんは同じ事を思っていた。
「だから…普通は慣れないでしょ…でも、死んでないから良かったよ。」
「まあねぇ…一応アレでも歯止め効いてたみたいね。最後の最後にある微かな理性?みたいな?まあ、普通に間に合ってないけど。間に合えよ、そこは。とは言いたいけど。」
すると、二人の大人がやってきた。
「緋色!今度は何をやらかしたらそうなるの…!」
「今回私何一つ悪くないし!」
「それにしてもタフだなー普通の人より退院の日が早いらしいぞ。」
どうやら緋色の親らしい。
それにしても似ていない。主に体型が。
しかし、忙しいらしく割とすぐに帰っていった。
樫妻先輩は寧ろ早く帰って欲しそうにもしていた。
「あの人達は忙しいって言ってるけどそんな事無いって…でも、また来るらしいね。私の荷物を持ってきてくれるんだってさ~」
と、そんな事を言っていた。
「もう、皆帰りな?大分外暗いし…」
時計を見ると、既に本来家に帰る予定だった時刻を過ぎていた。
急いで、親に帰るのが遅いと連絡した。
「じ、じゃあ…私…帰ります…お、お大事に…」
五十嵐さんは、申し訳無さそうに帰っていった。
流石に遅れると、姉にも親にも怒られてしまう。
「僕も帰ります。」
「はーい。またねー」
樫妻先輩は明るく手を振った。
しかし、羽柴士さんはまだ帰ろうとしていない。
何か、樫妻先輩と話す事があるのだろうか。
不思議に思ったが、それよりも家に帰ることが優先だ。
いつもより急いで帰る。
「ただいま…」
「春斗ー遅いー」
「ご、ごめんなさい…」
姉が愚痴る。親は買い忘れたものがあるそうで、スーパーに行っているようだ。
「…あんたが遅いなんて珍しいわね。さっさと風呂に入ってー」
いつも、遅い理由を聞くが、今回は吃驚する程聞かれなかった。
そして、夕食中に聞かれた。
「…………春斗。何かあったでしょ。」
「…!!!え…えっと…」
「ほらビンゴ。なんだったら泣いたでしょ。アッハッハ!春斗も大変だねー!」
本当に何かあった時すぐに気付かれてしまう。他人事のように言う所が嫌いだ。
「な、泣いてないし…」
「まあ?あんたが泣くなんて、大切な人が傷付いた位でしょ?前、私が事故った時もボロ泣きしてたし…フフッ…」
こういうのをストレートに言う所が本当に嫌いだ…
「そ、そんな事…」
「あんたが優しいって事なんだし、悪い事じゃないよ。」
そうやって、平気で恥ずかしくなるような事を言うのも腹が立つ。
「で、誰?」
「誰って?」
「彼女?恋人?ガールフレンド?」
「全部一緒じゃん…ただの先輩だよ…」
「やっぱり何かあったんだねー普通に話乗っかっちゃって!」
まんまとハマった。やらかした…
「あ…………」
「こうなったら逃げられないねー」
そうやって、ほぼ尋問された。仕方無しに今日の出来事を話す。
「そりゃ大変だねーというか、春斗の先輩、格好良過ぎ!もう、彼女にしなよ。あれだよ。今度は僕が守ります!って言ったらイチコロ、イチコロ。」
「あのさ…しないし、何回同じ話ししてるの。……女の子が周りに絡んだらそういう話に絶対持ち込むじゃん…」
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