65 / 104
参章・昇りし太陽編
3-5 62 緋色視点 名の知らぬ君を助く
しおりを挟む
押された直後何とも言えぬ激痛が走る。
焼ける様に痛い。
声も出さず、目も開けずに、ただひたすらに激痛に耐えた。
(痛い………痛い…!……あああああ…!!!!!)
今まで受けたことの無い激痛。
「……樫妻…………!」
微かに橋本の声が聞こえる。
必死で叫ぶ声だという事は死にかけの状況でも分かる。
徐々に意識が消えていく。
「疾風式・天つ風…」
モンスターを一人で倒そうとしているのか。
さっきから禿の声が聞こえない。
また一人で戦わせてはいけないのに。
彼は強いがそれでも怖い。また目の前で死んでしまうんじゃないか…
そう思わずにはいられなかった。
そんな事を考えていたのを見透かしている様に誰かの声が聞こえた。
自分が一番大変なのに、また人の事考えてるんですか?
呆れた様に言う彼の声。
仕方無いだろ?心配しちゃうんだから。
ぶっきらぼうに私は返事をした。
いつか身を滅ぼしますよ?というか、既に滅びかけてるじゃないですか!
私は至る所に傷ができてボロボロだった。
私はその時、無能力者で虐められていたある後輩を助け、何とか自分も生還したのだった。
あと数分でも此奴が、その数分後に教師が来なかったら、大変な目にあっていそうだ。
女の子が怪我をして…家族には何て説明するんですか………
フン。私が女の子?女子をほぼ捨ててるんだからノーカンだよ。私なんかさ。どうせまたやらかしたのかって言われるだけだよ。可愛げの無いんだからさ。
もう、色々諦めている。
そうですかね………でも樫妻先輩がオシャレに目覚めたら、可愛くなれるんじゃないですか。知りませんけど。
責任逃れをする為の知りませんけど。という言葉を使いながら彼は言う。
私も知らないわ。もしかしたらあるかもしれないけど……私がオシャレに…ねぇ…ありえないわ…
ありえませんねぇ…
思っているからと言ってこいつに言われたら言われたらで腹が立つ。
ねぇ……
なんですか?
もし私が、能力者になって…もし君が能力者になったら…私達は如何するのかな?
先輩は外の世界に行く為に資格取るんじゃないですか?
そうだけどさ、なんて言うか……あんまり変わんないんじゃないかなって。
ああ、そういう事ですか。樫妻先輩はきっと変わらないですよ。どうせ、危機に瀕している誰かが居たら助けちゃうんでしょ?範囲しか変わってませんって。
間違い無い。…じゃあ、君は?
そうですね…………まぁ、僕も外の資格を取りに行きますかね。
どっちも外の資格を取って…外の世界に行ったら……フフ。もしかしたら、君が助けて~って言うかもしれないね!
こっちの台詞ですよ。もし樫妻先輩が危機的状況になってたら助けてあげますよ。
何で上から目線なんだよ……………先輩が後輩を守るんだから、素直に守られとけよって。
そんな事言ったって後悔しますよ~?…助けて欲しい時は僕の名前を呼ぶんですよ。樫妻先輩。どーせ、無茶するんですから。
分かったよ。その代わり、私の助けが要るなら言いなよ。
今、こんな記憶を思い出すのか。走馬灯というものか。
無意識に手を伸ばす。
君の名前を思い出す為に、今、私は死んではいけない。
今ここで魂の叫びを。
「…………は…………………………る……………………………………」
最後まで言えずに力が抜けてしまった。
手が落ちる。
それを誰かが掴んだ。
世界は春の匂いに変わる。桜だろうか。
「貴方に死なれたら困りますよ……………全く。だから言いましたよね。無茶するんですから…!」
知っている声だ。優しくて…私の救済の声のよう。。
「誰よりも…貴方が大切なんです…どうか、死なないで下さい………って言われないと、貴方は死に急ぐのを止めませんか!?」
何か言われている気がする。本当に馬鹿か…と呆れられているかもしれない。
「もう、死なないで下さいよ。」
「うん………………………は………………」
暖かい世界に包まれ突如眠気が襲ってきた。
私は、深い深い眠りについた。
「あ………う………………」
彼の名前を言おうとしたついでに緋色は目覚めた。
残念ながら彼の名前は言えなかった。
まだ、彼の名前が思い出せない。
「……思い出せない…」
あの時は嘘だったのだろうか。
途中まで言えた気がするがその声が思い出せない。
すると、また別の声が聞こえた。
「先に自分の安否だろ。」
声を聞き隣を振り向くと、橋本が居た。
「……来てくれたのね………この通り死んでないよ…」
思ったよりも力が出なかったので、弱々しく手を振ることしか出来なかった。
そして、緋色が眠っている間に起きた出来事を聞いた。
ちゃんと全部言ってもらった。
「…良かったのか?……お前が勝手に行った事にした事…」
「うん。…………あの人達からして見れば急過ぎてついてこれないだろうけどね。」
顔に包帯が巻かれていたのを気付いて鏡を取り出した。
「うっわ……………」
「俺が応急処置した時は七割くらいが酸で黒くなってたんだぞ?……本当に祝福だな。」
祝福…この言葉で分かる。
「……見たの?」
「…………桜が咲き乱れてて、現実かと思えなかったくらい綺麗だった。」
「…………やっぱり、夢じゃ…」
「ああ、多分違うな。それに、この治癒力は英雄の祝福の剣しか有り得ないだってよ。」
「へぇ~~~…」
やっぱり彼か。
「あと、それ受けた人って、英雄が愛の告白で祝福をかけた人らしいぜ。」
「ふ~ん………え?」
「いやだから…」
「まさか……英雄が、結婚指輪の代わりに祝福の剣を使うってこと?」
「おう、そうだよ。樫妻にしては理解するのが早いな。知ってたか?」
勿論、知らない。
あと、にしてはは余計だ、この野郎。
本来ならあ?でも、は?でも言いたい所だが体力がずっと切れているような状態なので、大声で言えなかった。
「…初耳だよ。で?そういえばあの禿は?」
「死んだよ。蟲の特性を理解してなかっただけで、自業自得だよ。」
少しだけ悲しい顔をする。
この悲しみの顔は決して、あのドラゴンスレイヤーが死んだ事では決してない。
橋本は助けれなかったんじゃない。助けなかったのだろう。
もう、緋色は死ぬしかない状態で本来ならあっちに目を向けるべきだ。
でもしなかった。
彼らしくないといえば彼らしくない。
でも…彼らしいといえば彼らしい。
「……私と、あいつを天秤にかけたの?」
「ああ。…どうせ、あのモンスターは俺が倒さないといけなかったからな。」
すると、橋本は立ち上がった。
「…もう帰るの?」
「樫妻が目覚めてからは直ぐだと思うけど、その前から結構居たんだぜ?それに、お前だって限界だろ?」
もう既にウトウトし始めていたのがバレた。
「………うん…疲れた……………」
「じゃあな。また来るよ。」
「うん………………バイバ~~~イ………」
まともに意思疎通が出来たりするようになったのはこの日から2日後の事だった。
緋色は鏡の虚像とにらめっこしていた。その虚像には顔の半分が包帯でグルグルに巻かれている。
(医者が言うには…跡が残るんだってさーーーーー…はぁ。)
本来なら死んでいたのだから、誤差程度とさえも言われた。
後遺症が特に無いのが既に奇跡だから文句を言えばバチが当たるぞとまで言われた。
あとついでにいうと、退院はあと一週間も後らしい。
(死にかけた割にはあんまり戦ってない…事情の知ってる鍛冶屋居ねぇかなぁ…?)
暇なので、看護師やら医者やらをアナライズをかけて見ている。
「…こんにちは………」
一人の看護師がこちらに来て何かをしている。
「こんにちは……………」
何か見たことある気がする。
オレンジ色の髪。優しそうな目。それを見た事ある気がする。
しかし、看護師の知り合いは居ない。
それに、ある人は髪の毛をウェーブして、厚化粧をしている。
加工などいくらでも出来るので、もしかするとと思い、名前を言ってみる。
「…もしかして…………大地の涙?」
すると驚いた様な目をした。顔も動作も変わらず、ただ目だけは明らかに動揺していた。
「何で知っているの?」
本人が喋っている訳じゃ無いようだ。直接頭に聞こえてくる。
(精神感応ね………何で知っているの…そう言われても、教えてくれたのは貴方ですよ?)
「……ふぅん。私が…ね。」
そう言い、メモを取り出して即座に書き記してから緋色に渡した。
「…この時間は私が休憩時間なので、ご質問があればどうぞお越し下さい。」
今度は直接言ってきた。
実はどうやら、ちゃんと仕事をしているらしい。
ニートでは無かったようだ。……それは流石に失礼か。
緋色は自身が動ける事を確認する。…うん、ギリギリいける。
「分かりました。ありがとう御座います。」
私はそう言い、メモの時間を見た。
焼ける様に痛い。
声も出さず、目も開けずに、ただひたすらに激痛に耐えた。
(痛い………痛い…!……あああああ…!!!!!)
今まで受けたことの無い激痛。
「……樫妻…………!」
微かに橋本の声が聞こえる。
必死で叫ぶ声だという事は死にかけの状況でも分かる。
徐々に意識が消えていく。
「疾風式・天つ風…」
モンスターを一人で倒そうとしているのか。
さっきから禿の声が聞こえない。
また一人で戦わせてはいけないのに。
彼は強いがそれでも怖い。また目の前で死んでしまうんじゃないか…
そう思わずにはいられなかった。
そんな事を考えていたのを見透かしている様に誰かの声が聞こえた。
自分が一番大変なのに、また人の事考えてるんですか?
呆れた様に言う彼の声。
仕方無いだろ?心配しちゃうんだから。
ぶっきらぼうに私は返事をした。
いつか身を滅ぼしますよ?というか、既に滅びかけてるじゃないですか!
私は至る所に傷ができてボロボロだった。
私はその時、無能力者で虐められていたある後輩を助け、何とか自分も生還したのだった。
あと数分でも此奴が、その数分後に教師が来なかったら、大変な目にあっていそうだ。
女の子が怪我をして…家族には何て説明するんですか………
フン。私が女の子?女子をほぼ捨ててるんだからノーカンだよ。私なんかさ。どうせまたやらかしたのかって言われるだけだよ。可愛げの無いんだからさ。
もう、色々諦めている。
そうですかね………でも樫妻先輩がオシャレに目覚めたら、可愛くなれるんじゃないですか。知りませんけど。
責任逃れをする為の知りませんけど。という言葉を使いながら彼は言う。
私も知らないわ。もしかしたらあるかもしれないけど……私がオシャレに…ねぇ…ありえないわ…
ありえませんねぇ…
思っているからと言ってこいつに言われたら言われたらで腹が立つ。
ねぇ……
なんですか?
もし私が、能力者になって…もし君が能力者になったら…私達は如何するのかな?
先輩は外の世界に行く為に資格取るんじゃないですか?
そうだけどさ、なんて言うか……あんまり変わんないんじゃないかなって。
ああ、そういう事ですか。樫妻先輩はきっと変わらないですよ。どうせ、危機に瀕している誰かが居たら助けちゃうんでしょ?範囲しか変わってませんって。
間違い無い。…じゃあ、君は?
そうですね…………まぁ、僕も外の資格を取りに行きますかね。
どっちも外の資格を取って…外の世界に行ったら……フフ。もしかしたら、君が助けて~って言うかもしれないね!
こっちの台詞ですよ。もし樫妻先輩が危機的状況になってたら助けてあげますよ。
何で上から目線なんだよ……………先輩が後輩を守るんだから、素直に守られとけよって。
そんな事言ったって後悔しますよ~?…助けて欲しい時は僕の名前を呼ぶんですよ。樫妻先輩。どーせ、無茶するんですから。
分かったよ。その代わり、私の助けが要るなら言いなよ。
今、こんな記憶を思い出すのか。走馬灯というものか。
無意識に手を伸ばす。
君の名前を思い出す為に、今、私は死んではいけない。
今ここで魂の叫びを。
「…………は…………………………る……………………………………」
最後まで言えずに力が抜けてしまった。
手が落ちる。
それを誰かが掴んだ。
世界は春の匂いに変わる。桜だろうか。
「貴方に死なれたら困りますよ……………全く。だから言いましたよね。無茶するんですから…!」
知っている声だ。優しくて…私の救済の声のよう。。
「誰よりも…貴方が大切なんです…どうか、死なないで下さい………って言われないと、貴方は死に急ぐのを止めませんか!?」
何か言われている気がする。本当に馬鹿か…と呆れられているかもしれない。
「もう、死なないで下さいよ。」
「うん………………………は………………」
暖かい世界に包まれ突如眠気が襲ってきた。
私は、深い深い眠りについた。
「あ………う………………」
彼の名前を言おうとしたついでに緋色は目覚めた。
残念ながら彼の名前は言えなかった。
まだ、彼の名前が思い出せない。
「……思い出せない…」
あの時は嘘だったのだろうか。
途中まで言えた気がするがその声が思い出せない。
すると、また別の声が聞こえた。
「先に自分の安否だろ。」
声を聞き隣を振り向くと、橋本が居た。
「……来てくれたのね………この通り死んでないよ…」
思ったよりも力が出なかったので、弱々しく手を振ることしか出来なかった。
そして、緋色が眠っている間に起きた出来事を聞いた。
ちゃんと全部言ってもらった。
「…良かったのか?……お前が勝手に行った事にした事…」
「うん。…………あの人達からして見れば急過ぎてついてこれないだろうけどね。」
顔に包帯が巻かれていたのを気付いて鏡を取り出した。
「うっわ……………」
「俺が応急処置した時は七割くらいが酸で黒くなってたんだぞ?……本当に祝福だな。」
祝福…この言葉で分かる。
「……見たの?」
「…………桜が咲き乱れてて、現実かと思えなかったくらい綺麗だった。」
「…………やっぱり、夢じゃ…」
「ああ、多分違うな。それに、この治癒力は英雄の祝福の剣しか有り得ないだってよ。」
「へぇ~~~…」
やっぱり彼か。
「あと、それ受けた人って、英雄が愛の告白で祝福をかけた人らしいぜ。」
「ふ~ん………え?」
「いやだから…」
「まさか……英雄が、結婚指輪の代わりに祝福の剣を使うってこと?」
「おう、そうだよ。樫妻にしては理解するのが早いな。知ってたか?」
勿論、知らない。
あと、にしてはは余計だ、この野郎。
本来ならあ?でも、は?でも言いたい所だが体力がずっと切れているような状態なので、大声で言えなかった。
「…初耳だよ。で?そういえばあの禿は?」
「死んだよ。蟲の特性を理解してなかっただけで、自業自得だよ。」
少しだけ悲しい顔をする。
この悲しみの顔は決して、あのドラゴンスレイヤーが死んだ事では決してない。
橋本は助けれなかったんじゃない。助けなかったのだろう。
もう、緋色は死ぬしかない状態で本来ならあっちに目を向けるべきだ。
でもしなかった。
彼らしくないといえば彼らしくない。
でも…彼らしいといえば彼らしい。
「……私と、あいつを天秤にかけたの?」
「ああ。…どうせ、あのモンスターは俺が倒さないといけなかったからな。」
すると、橋本は立ち上がった。
「…もう帰るの?」
「樫妻が目覚めてからは直ぐだと思うけど、その前から結構居たんだぜ?それに、お前だって限界だろ?」
もう既にウトウトし始めていたのがバレた。
「………うん…疲れた……………」
「じゃあな。また来るよ。」
「うん………………バイバ~~~イ………」
まともに意思疎通が出来たりするようになったのはこの日から2日後の事だった。
緋色は鏡の虚像とにらめっこしていた。その虚像には顔の半分が包帯でグルグルに巻かれている。
(医者が言うには…跡が残るんだってさーーーーー…はぁ。)
本来なら死んでいたのだから、誤差程度とさえも言われた。
後遺症が特に無いのが既に奇跡だから文句を言えばバチが当たるぞとまで言われた。
あとついでにいうと、退院はあと一週間も後らしい。
(死にかけた割にはあんまり戦ってない…事情の知ってる鍛冶屋居ねぇかなぁ…?)
暇なので、看護師やら医者やらをアナライズをかけて見ている。
「…こんにちは………」
一人の看護師がこちらに来て何かをしている。
「こんにちは……………」
何か見たことある気がする。
オレンジ色の髪。優しそうな目。それを見た事ある気がする。
しかし、看護師の知り合いは居ない。
それに、ある人は髪の毛をウェーブして、厚化粧をしている。
加工などいくらでも出来るので、もしかするとと思い、名前を言ってみる。
「…もしかして…………大地の涙?」
すると驚いた様な目をした。顔も動作も変わらず、ただ目だけは明らかに動揺していた。
「何で知っているの?」
本人が喋っている訳じゃ無いようだ。直接頭に聞こえてくる。
(精神感応ね………何で知っているの…そう言われても、教えてくれたのは貴方ですよ?)
「……ふぅん。私が…ね。」
そう言い、メモを取り出して即座に書き記してから緋色に渡した。
「…この時間は私が休憩時間なので、ご質問があればどうぞお越し下さい。」
今度は直接言ってきた。
実はどうやら、ちゃんと仕事をしているらしい。
ニートでは無かったようだ。……それは流石に失礼か。
緋色は自身が動ける事を確認する。…うん、ギリギリいける。
「分かりました。ありがとう御座います。」
私はそう言い、メモの時間を見た。
0
あなたにおすすめの小説
許すかどうかは、あなたたちが決めることじゃない。ましてや、わざとやったことをそう簡単に許すわけがないでしょう?
珠宮さくら
恋愛
婚約者を我がものにしようとした義妹と義母の策略によって、薬品で顔の半分が酷く爛れてしまったスクレピア。
それを知って見舞いに来るどころか、婚約を白紙にして義妹と婚約をかわした元婚約者と何もしてくれなかった父親、全員に復讐しようと心に誓う。
※全3話。
僕は君を思うと吐き気がする
月山 歩
恋愛
貧乏侯爵家だった私は、お金持ちの夫が亡くなると、次はその弟をあてがわれた。私は、母の生活の支援もしてもらいたいから、拒否できない。今度こそ、新しい夫に愛されてみたいけど、彼は、私を思うと吐き気がするそうです。再び白い結婚が始まった。
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
王様の恥かきっ娘
青の雀
恋愛
恥かきっ子とは、親が年老いてから子供ができること。
本当は、元気でおめでたいことだけど、照れ隠しで、その年齢まで夫婦の営みがあったことを物語り世間様に向けての恥をいう。
孫と同い年の王女殿下が生まれたことで巻き起こる騒動を書きます
物語は、卒業記念パーティで婚約者から婚約破棄されたところから始まります
これもショートショートで書く予定です。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
復讐のための五つの方法
炭田おと
恋愛
皇后として皇帝カエキリウスのもとに嫁いだイネスは、カエキリウスに愛人ルジェナがいることを知った。皇宮ではルジェナが権威を誇示していて、イネスは肩身が狭い思いをすることになる。
それでも耐えていたイネスだったが、父親に反逆の罪を着せられ、家族も、彼女自身も、処断されることが決まった。
グレゴリウス卿の手を借りて、一人生き残ったイネスは復讐を誓う。
72話で完結です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる