異世界は夢

69

ファンタジー小説って面白いと思うけど、その世界に入ったら絶対に楽しくないと思う田中雅美だよ★
まあ、そんなもんよね。
で？夢の中にドブンと入る為には…如何したらええんや…
因みに「応答しろ」って言ったら、何回も同じ事が起きる。
だから、一瞬だけ魔物の姿も見えるんだよね。…おるんかい。
でも、奴もいるという確かな証拠でもある。
夢の中に入ったら、練習がてら魔物をある程度駆逐するか。
眠りが浅いと夢を見る。
疲れてたら爆睡しちまうし、何もしないでおこう。
私はその日は普通に授業。
自主練もせず、バイトもせず、普通に帰って、スマホをいじる。
あ、課題はちょっとやった。
さあ、寝る時だ。
心の中で「起きろ」と唱え続ける。

起きろ…起きろ…起きろ…

「起きろ！！」

自分の声に驚き起き上がる。
しかし、自分の手には、自分の心器である銃があった。
戻って来た。再び。
まだ、あの時はギリギリ死んでなかった。
私の心が戦えと言っている。
私は部屋を出た。

「…おっふ。」

家を出ると、周りはゲームのデータがバクったみたいな景色になっていた。
緑のコンビニがピンクになってるし。キモ。