魔王はお帰り下さい

くろやん

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3,魔王の歓喜(魔王視点)

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「終わりだ。魔王」
銀髪の美しい女が自分を聖剣で刺し貫いている。

「み・・・見事。ルクシア。」
ああ、自分の体が消えて行くのが分かる。
もともと自分は不死身であった。
だがルクシアが持ってる聖剣はその因果を断ち切るらしい。
不死身なはずの魔王でさえ、輪廻の輪に入ることを許される。

この苦しみも終わる・・・・。
それに、この女に殺されるのなら本望だろう。
しかし、輪廻に入れるのならまたこの女に逢いたいものだ。
そう願った俺はルクシアのそばにいることを願った。

運命とは皮肉なもので、俺は別の世界に転生した。
地球という世界の日本という国だ。
魔王の力を失ってはいなかったが、魔法が存在しないこの世界に興味を持った。
普通の人間、宮原一樹として少年時代を過ごすことになった。

俺はそこで再びあの女に出会った。
ルクシアだ。しかもあの姿でだ。
俺は歓喜した。
魔王の能力であのルクシアと、目の前のその有坂忍は魂的には同じだと分かった。
が、何かが違っていた。

しかし、そんなものは問題にならない。
俺はこの女と居たいのだ。
是非、自分のモノにしたいと願った。
彼女の父親に結婚を申し込んだが、速攻で断られた。
しかし俺は諦めない。
何度もチャレンジしやっとお許しを得て、再会したときにーーーー。

ぶっ飛ばされたのだった。
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