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「臭いのですと申し上げたではございませんかっ!」
目が覚めるのと同時に、刺のあるメリッサの声が飛んできた。
「………あっ」
そういえば、風呂に入ると約束していたか。どれくらい眠っていたのだろう。駆け寄って来たメリッサの頬が大きく膨れている。
「あっ、じゃありません! お風呂に入り損ねたではありませんか!」
「何でそんなに怒ってんの」
「丸一日寝ていらっしゃったんですよ!一日分、また臭くなっているのですよ!」
「だからってそんな怒んなくても。今から行ってくるよ」
「今がいつだとお思いですか! 真っ昼間ですよ、お昼時です! 木浴場は清掃中です!」
メリッサはバシバシと毛布の上から俺を叩く。
「メリッサ、少し言い過ぎだよ。ジンは疲れていたんだよ。まだ適応しきれていないところもあるし」
回転椅子に座ったままこちらを向いたヴェルガがのんびりと言った。その言葉にメリッサはそちらに勢いよく首を振る。
「しかしジン様が臭いとヴェルガ様がお仕事に集中できないではありませんかっ!」
「体の臭いなんてすぐ近くにいないと分からない。もちろん清潔な方がいいけれど、寝ていたジンを責めるほどではないよ」
「なぜヴェルガ様はジン様を庇うのですか!」
「メリッサ、少し落ち着くんだ。どうしてそんなに感情的になっているんだい?」
確かに、それほど大袈裟なことでもないだろう。不潔ではあるが騒ぐほどのことでもない。メリッサが怒ることでもない。
「だからそれはっ、ジン様がっ」
俺を叩く力が強くなる。
「どうしてヴェルガ様はジン様の味方をするのですかっ!」
「敵味方という訳じゃないよ。メリッサが怒るなんてあまりないことだから……」
「いや、よく怒ってると思──」
「怒っているのではありませんっ! 私はジン様が────もういいです…」
ふと冷静になったメリッサは俺の毛布をひっつかむ。
「それ、どうすんの?」
「…汗で汚れているので洗ってもらうのです」
ヴェルガの方をちらりと見るとメリッサは部屋を出ていった。下手に持つので毛布を引きずっていた。
「あれじゃますます汚れる」
「洗いますから。綺麗になりますよ」
ヴェルガは背凭れに首を反らし、ぼんやりとメリッサが出ていった扉を眺めて言った。
「何であんなに怒って?」
「…分かりません。珍しいことです」
「そうですかね」
そのまま数分、ヴェルガは黙ったままだった。
「ジン」
ヴェルガは立ち上がると扉まで歩いて立ち止まった。振り返り、
「ついて来てください」
そう言うと扉を開いた。
「あっ、ちょっと……」
引き留める間もなくヴェルガは扉の向こうへと消えた。
外に出るとすぐに、図書館の通路を出口へと歩くヴェルガの背中を見つけた。走って追いかけた。
「どうしたんですか」
「風呂に入るのです」
ヴェルガは楽しげにこちらを見た。
「でも、今は清掃中で立ち入り禁止だって」
「えぇ。でも頼めば一つくらい開けてくれるでしょう」
ヴェルガはとても楽しげにこちらを見た。
「そんなことできるんですか」
俺はその横をゆっくりと歩く。ヴェルガは余裕な表情とは噛み合わない言葉を吐いた。
「わかりません」
「入れましたね」
ヴェルガがご機嫌にコートを脱ぎ、棚に無造作に置く。
あの後、ヴェルガは俺を扉の前で待たせて木浴場に一人で入って行った。数分後にはにこにこ笑いながら戻ってきた。許可が降りたのだそうだ。それはいいが、なんで……
「……なんでヴェルガさんがいるんですか」
「どうかしましたか?」
「いや、ここまででいいんで。…出てもらえますか」
ヴェルガは手を止めずに言った。
「どうしてでしょう?」
緩く結んでいた首もとのリボンを抜き取る。
「だから、ついてこないでく──」
「ついていくだなんてそんなこと」
ヴェルガは意外なことを聞いたように言う。
「へっ?」
そしてそのままシャツのボタンを外していく。
「風呂に入るのです。ジンも同じタイミングとは、奇遇ですね」
「だってついて来いって──」
ヴェルガはいたずらをする子供のような顔をした。
「えぇ。私の風呂について来てほしかったのです。しかし、ジンも入るのであれば風呂の時間を共にできるのは嬉しいことです」
「はぁ?」
なんなんだ、この人は。明らかに俺が入る流れだったはずだ。それなのに……どうしてこんな紛らわしいことをするのだろう。
「怖い顔をしないでください。……からかったのは謝ります」
「からかってたんですか」
あぁ、なるほど。と、素直に納得できた。そして同時に、なんて不器用な人だろうとも思った。
「いっしょに風呂に入ろうと言ったらジンは嫌がったでしょう?」
「ええ、まぁ」
「そんなにはっきりと肯定しなくても」
苦笑するヴェルガの横で俺も渋々服を脱いだ。
中は大浴場だった。大理石の巨大な円形の浴槽には、中央の天井にある装飾から滝のように湯が注がれていた。滝の元に生まれた泡が宝石のように光っていた。湯気で満たされた浴場は少し暑い。
「清掃の途中だそうで、開けてくれたのはここだけでした」
問題ないか、と聞くヴェルガの声もからかっているように聞こえるほど、そこは
「……でかい」
プールのように広い場所だった。
「木浴場って言うから、もっと古典的なところだと思ってました」
「驚きましたか? 沐浴場といっても、今では儀式の色も薄れ、単に身を清め、疲れをとる場になっています」
風呂と変わらないとヴェルガは笑った。
「国一番の銭湯といったところです」
浴槽の回りで体を洗った後、湯船に浸かる。何日かぶりの風呂は体に染み込むように暖かい。
「気持ちいいですね」
問いかけてきたヴェルガに頷いて返す。
しばらくのんびりと浸かっているとヴェルガがまた口を開いた。
「これで、メリッサも機嫌を治してくれるでしょうか」
「さぁ、どうでしょうね」
生返事で返すとヴェルガは黙った。
「あっ」
さっぱりとして木浴場から出ると、扉のすぐ脇でメリッサが固まっているのが見えた。
「あっ」
メリッサも同様にこちらを見た。
「なにしてるの?」
「じ、ジン様が木浴場に入れるよう許可を取りに行こうと思ったのです。……もう入られたのですね」
まだ不機嫌そうだ。
「おや、メリッサじゃないか」
ヴェルガが遅れて出てくるとメリッサの表情がひきつった。
「ど……どうしてヴェルガ様が?」
「私が頼んで一つだけ開けてもらったんだよ。メリッサが怒っていたからね。ジンも綺麗になったよ」
機嫌を治してくれたかい? とヴェルガが尋ねる。メリッサは先程よりも不機嫌そうに
「私は怒ってなどおりませんっ。失礼致します」
そう言って消えてしまった。
「怒っていない……?」
残されたヴェルガは困惑しているようだった。不思議そうにメリッサが消えた跡を眺めていた。
「……ヴェルガさん何したんですか」
俺には全く見当がつかなかった。それに、けんかをするほど親しく話した覚えもなかった。
「……私は何かしたんだろうか」
ヴェルガはこの後も、何度かこの言葉を呟いていた。
目が覚めるのと同時に、刺のあるメリッサの声が飛んできた。
「………あっ」
そういえば、風呂に入ると約束していたか。どれくらい眠っていたのだろう。駆け寄って来たメリッサの頬が大きく膨れている。
「あっ、じゃありません! お風呂に入り損ねたではありませんか!」
「何でそんなに怒ってんの」
「丸一日寝ていらっしゃったんですよ!一日分、また臭くなっているのですよ!」
「だからってそんな怒んなくても。今から行ってくるよ」
「今がいつだとお思いですか! 真っ昼間ですよ、お昼時です! 木浴場は清掃中です!」
メリッサはバシバシと毛布の上から俺を叩く。
「メリッサ、少し言い過ぎだよ。ジンは疲れていたんだよ。まだ適応しきれていないところもあるし」
回転椅子に座ったままこちらを向いたヴェルガがのんびりと言った。その言葉にメリッサはそちらに勢いよく首を振る。
「しかしジン様が臭いとヴェルガ様がお仕事に集中できないではありませんかっ!」
「体の臭いなんてすぐ近くにいないと分からない。もちろん清潔な方がいいけれど、寝ていたジンを責めるほどではないよ」
「なぜヴェルガ様はジン様を庇うのですか!」
「メリッサ、少し落ち着くんだ。どうしてそんなに感情的になっているんだい?」
確かに、それほど大袈裟なことでもないだろう。不潔ではあるが騒ぐほどのことでもない。メリッサが怒ることでもない。
「だからそれはっ、ジン様がっ」
俺を叩く力が強くなる。
「どうしてヴェルガ様はジン様の味方をするのですかっ!」
「敵味方という訳じゃないよ。メリッサが怒るなんてあまりないことだから……」
「いや、よく怒ってると思──」
「怒っているのではありませんっ! 私はジン様が────もういいです…」
ふと冷静になったメリッサは俺の毛布をひっつかむ。
「それ、どうすんの?」
「…汗で汚れているので洗ってもらうのです」
ヴェルガの方をちらりと見るとメリッサは部屋を出ていった。下手に持つので毛布を引きずっていた。
「あれじゃますます汚れる」
「洗いますから。綺麗になりますよ」
ヴェルガは背凭れに首を反らし、ぼんやりとメリッサが出ていった扉を眺めて言った。
「何であんなに怒って?」
「…分かりません。珍しいことです」
「そうですかね」
そのまま数分、ヴェルガは黙ったままだった。
「ジン」
ヴェルガは立ち上がると扉まで歩いて立ち止まった。振り返り、
「ついて来てください」
そう言うと扉を開いた。
「あっ、ちょっと……」
引き留める間もなくヴェルガは扉の向こうへと消えた。
外に出るとすぐに、図書館の通路を出口へと歩くヴェルガの背中を見つけた。走って追いかけた。
「どうしたんですか」
「風呂に入るのです」
ヴェルガは楽しげにこちらを見た。
「でも、今は清掃中で立ち入り禁止だって」
「えぇ。でも頼めば一つくらい開けてくれるでしょう」
ヴェルガはとても楽しげにこちらを見た。
「そんなことできるんですか」
俺はその横をゆっくりと歩く。ヴェルガは余裕な表情とは噛み合わない言葉を吐いた。
「わかりません」
「入れましたね」
ヴェルガがご機嫌にコートを脱ぎ、棚に無造作に置く。
あの後、ヴェルガは俺を扉の前で待たせて木浴場に一人で入って行った。数分後にはにこにこ笑いながら戻ってきた。許可が降りたのだそうだ。それはいいが、なんで……
「……なんでヴェルガさんがいるんですか」
「どうかしましたか?」
「いや、ここまででいいんで。…出てもらえますか」
ヴェルガは手を止めずに言った。
「どうしてでしょう?」
緩く結んでいた首もとのリボンを抜き取る。
「だから、ついてこないでく──」
「ついていくだなんてそんなこと」
ヴェルガは意外なことを聞いたように言う。
「へっ?」
そしてそのままシャツのボタンを外していく。
「風呂に入るのです。ジンも同じタイミングとは、奇遇ですね」
「だってついて来いって──」
ヴェルガはいたずらをする子供のような顔をした。
「えぇ。私の風呂について来てほしかったのです。しかし、ジンも入るのであれば風呂の時間を共にできるのは嬉しいことです」
「はぁ?」
なんなんだ、この人は。明らかに俺が入る流れだったはずだ。それなのに……どうしてこんな紛らわしいことをするのだろう。
「怖い顔をしないでください。……からかったのは謝ります」
「からかってたんですか」
あぁ、なるほど。と、素直に納得できた。そして同時に、なんて不器用な人だろうとも思った。
「いっしょに風呂に入ろうと言ったらジンは嫌がったでしょう?」
「ええ、まぁ」
「そんなにはっきりと肯定しなくても」
苦笑するヴェルガの横で俺も渋々服を脱いだ。
中は大浴場だった。大理石の巨大な円形の浴槽には、中央の天井にある装飾から滝のように湯が注がれていた。滝の元に生まれた泡が宝石のように光っていた。湯気で満たされた浴場は少し暑い。
「清掃の途中だそうで、開けてくれたのはここだけでした」
問題ないか、と聞くヴェルガの声もからかっているように聞こえるほど、そこは
「……でかい」
プールのように広い場所だった。
「木浴場って言うから、もっと古典的なところだと思ってました」
「驚きましたか? 沐浴場といっても、今では儀式の色も薄れ、単に身を清め、疲れをとる場になっています」
風呂と変わらないとヴェルガは笑った。
「国一番の銭湯といったところです」
浴槽の回りで体を洗った後、湯船に浸かる。何日かぶりの風呂は体に染み込むように暖かい。
「気持ちいいですね」
問いかけてきたヴェルガに頷いて返す。
しばらくのんびりと浸かっているとヴェルガがまた口を開いた。
「これで、メリッサも機嫌を治してくれるでしょうか」
「さぁ、どうでしょうね」
生返事で返すとヴェルガは黙った。
「あっ」
さっぱりとして木浴場から出ると、扉のすぐ脇でメリッサが固まっているのが見えた。
「あっ」
メリッサも同様にこちらを見た。
「なにしてるの?」
「じ、ジン様が木浴場に入れるよう許可を取りに行こうと思ったのです。……もう入られたのですね」
まだ不機嫌そうだ。
「おや、メリッサじゃないか」
ヴェルガが遅れて出てくるとメリッサの表情がひきつった。
「ど……どうしてヴェルガ様が?」
「私が頼んで一つだけ開けてもらったんだよ。メリッサが怒っていたからね。ジンも綺麗になったよ」
機嫌を治してくれたかい? とヴェルガが尋ねる。メリッサは先程よりも不機嫌そうに
「私は怒ってなどおりませんっ。失礼致します」
そう言って消えてしまった。
「怒っていない……?」
残されたヴェルガは困惑しているようだった。不思議そうにメリッサが消えた跡を眺めていた。
「……ヴェルガさん何したんですか」
俺には全く見当がつかなかった。それに、けんかをするほど親しく話した覚えもなかった。
「……私は何かしたんだろうか」
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