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第三章の裏話
追話 エセニアの冒険 ④
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「それで一兄さん。どこまで私に教えてくれますか?」
ポルティを出てすぐに街道を外れ、人目につかないようにして、一兄さんの後ろを走りながらついていきます。
スキルを使っていても一兄さんの方が速いのはなんだか面白くありません。
それに、どこまで私に話してくれるのかわからないのです。機密はむろん、この兄は秘密主義なのですから。
速度を下げることなく、一兄さんが教えてくれました。
「全部話してもいいんだぜ?そんかわり、俺の代わりに軍に」
「嫌です。冗談でもいきません。それに、一兄さんがメイドになるんですか?坊ちゃまに気味悪がられますよ?」
これ幸いと一兄さんが軍に私を誘います。いえ、代わりになって欲しいといいたいのでしょう。
軍に入隊するのは十代後半の者ばかりです。私はすでに三十近いのです。遠慮します。
それに、一兄さんが軍に入隊するように奥様に頼まれたのを知っていますからね。お役目をまっとうしてください。
「ちっ…ナザドが抜けたから忙しいんだよ…まぁ、魔族絡みは俺が殺るけどよ」
「…その顔で坊ちゃまの前にでないでくださいよ?」
「でねぇよ!俺は坊ちゃまの剣なんだからよ。早く門番でいいから、帰りたいぜ」
殺気を消すこともできない門番はどうなんでしようね?
「それで、術者は何者なんですか?」
「そうだな…術者の名前は『宵ぐれのアルシンド』ってやつだ」
「『宵ぐれのアルシンド』?」
「この大陸では名前が売れてないが、実力は確かだ」
アルシンドという名前は聞いたことはありません。そもそも、あまり聞きなれない名前です。
この大陸と一兄さんがわざわざいうのなら…別の大陸の人間?
「アルシンド…ドラルイン大陸風の名前ですね…ドラルイン大帝国の流れ者ですか?」
「ああ。流れ者…っていえばいいのか、いまいちわかんねぇけどな」
ドラルイン大陸は、私たちがいるスメイン大陸よりやや小さな大陸です。
スメイン大陸にはいくつかの国家群がありますが、ドラルイン大陸にはありません。
ドラルイン大帝国。様々な珍しい技術や研究が盛んであり、そして非人道的なことが当たり前な国。
ドラルイン大帝国が目指しているのは魔族を滅ぼし、魔王をこの世から消し去ること。そう各国に伝えていますが、全貌がいまいちわかっていない謎の多い国です。
ドラルイン大帝国の首都では、毎日、朝から晩まで霧のようなものが出ており、鉄の塊がそこかしこにはびこっているそうです。
確か…蒸気?でしたか。魔石を使わないものらしいですが、どんなものかは誰にもわからないそうです。
私もあくまで、次兄さんの話を聞いただけですが。
「えっと、確か…何年か前に、勇者が現れたんですよね?」
「らしいな…結界がある限り、勇者は必要がないはずなんだがな」
「すぐに渡航禁止が出てましたよね?」
勇者が現れたと公表をしたあと、ドラルイン大帝国は、出先の小さな港のみを輸入と輸出の玄関口にして、国民全てを大陸から出さない、鎖国状態になっているのです。
そのアルシンドは勇者が公表をされる前に出国したのではないでしょう。もし公表される前に出国していたのなら、有名になっていても不思議ではないでしょう。
正直なところ、スメイン大陸の冒険者とドラルイン大陸の冒険者では、ドラルイン大陸の者の方が何倍も強いのですから。
「国家一丸となって、魔族に抗う。あの国はそうやって生きてきたからな。出国はほぼ、無理だが…蛇の道はなんとやらだ。それ専門の業者に頼んだんだろ」
勇者が表れたとき。それは魔族が活発に動く予兆となる。
それはすべての人々が知っていることです。
現在、強力な魔王や魔族は、北のオローシュ大陸より上にあるメローシュ大陸にほとんどいます。
大昔の勇者が仲間たちと自らを犠牲に構築した結界が、いまだに効果を発揮しており、メローシュ大陸から出られなくなっているそうです。
ただ、その結界を抜けてきた魔族が五百年ほど前に西方のディバーシュ諸島を占領してからというもの、時々ですが魔族が人々を襲うことがあります。
ドラルイン大帝国がやたらと技術力にこだわっている理由もそこにあります。
ドラルイン大陸の西方がディバーシュ諸島ですから、常に魔族と戦っているような状態です。
だからこそ、勇者が生まれてもおかしくないのですが、勇者が生まれるということは、なにか大きな戦いが起こるのではないかと考えてしまいます。
魔族は私たちにとっても許せない存在です。
しかし、なぜドラルイン大陸からこのスメイン大陸に来たのでしょうか。
技術力があるなら、それこそこちらに来る必要はないはずです。
「そのアルシンドは、なぜスメイン大陸に?」
一兄さんにそのまま疑問をぶつけることにします。
「アルシンドはな…邪教徒だったんだよ」
「邪教徒?…魔王を崇拝しているあれですか?」
昔、まだ魔族がこの世界にいなかったころ、とある魔法使いが愚かなことを思い付きました。
「偉大なる創造者ボージィンが愛するものを捧げれば神になれるのではないか?少なくても神が降臨するはずだ」
そして、獣人たちを何千と殺して捧げたことで魔族がこの世界に満ちました。魔族の中でも力が強いものは、その後魔王となり、各地で暴れまわり、古の勇者たちがいなければ、人類はこの世にいなかったでしょう。
邪教徒は、その魔法使いの考えに同調した狂人たちです。なまじ魔族が言葉を理解して話すのが最悪な結びつきを持たせたのです。
いわく、この世界は未完成である。完成させるために、魔王が選ばれた。
人は魔族になることで幸せになれる。そのためにもたくさんの獣人たちを殺し、勇者を殺し、全てを捧げよう。
私たち獣人は幼い頃からこの邪教徒に気を付けなさいと教えられるのです。人によっては、誘拐をして邪教徒に売り付ける者すらいるのですから。
「邪教徒であるなら納得です…呪いが得意そうです」
「まぁ、そうだが…」
一兄さんが少し速度をゆるめました。何か気になることでもあったのでしょうか?
「どうしました?」
「いや…目的地はあの山なんだが」
そういって目線で指したのは、ポルティから私たちの足で三時間ほどの場所。馬車なら四日ほどですか。
スメイン大陸の中央にある最も標高の高い山。
龍哭山。通称、龍の墓場。いつの時代かはわからないそうですが龍の骨が発見されることと、地鳴りが響き渡ることから名付けられた場所です。
「龍哭山ですか…それが?」
確かに隠れる場所はたくさんありますね。幼い頃の特訓で父によく連れてこられた場所です。
一兄さんもよく知っているでしょう。あそから、自然にできた、洞窟がたくさんあるのです。犯罪者もよく隠れていたのですからね。見つけたら、よい訓練相手になったのでたくさん探したものです。
そこで、私も不思議に思いました。
「変ですね…ドラルイン大陸から来た人間…それも術者が、父の庭ともいえる場所で…父の耳にすら入っていなかったなんて」
父は執事長をしていますが、裏の世界のこともよく知っています。
坊ちゃまがお産まれになってからは、情報収集にさらに力をいれているほどです。呪いなどを使うような者がいるなら、注意換気を私たちにするはずです。
それがなかったということは、父の目をかいくぐったということです。
「どうも簡単にはいきそうにねぇな…」
「…勘ですか?」
「いや」
一兄さんの勘なのかと思わず聞き返せば、一兄さんは否定しました。
そして、自信あり気にいいました。
「その方がおもしれぇだろ?」
まったく面白がっていない顔で一兄さんがいうなり速度を速めます。
私もそれに従い速度を速めました。
ポルティを出てすぐに街道を外れ、人目につかないようにして、一兄さんの後ろを走りながらついていきます。
スキルを使っていても一兄さんの方が速いのはなんだか面白くありません。
それに、どこまで私に話してくれるのかわからないのです。機密はむろん、この兄は秘密主義なのですから。
速度を下げることなく、一兄さんが教えてくれました。
「全部話してもいいんだぜ?そんかわり、俺の代わりに軍に」
「嫌です。冗談でもいきません。それに、一兄さんがメイドになるんですか?坊ちゃまに気味悪がられますよ?」
これ幸いと一兄さんが軍に私を誘います。いえ、代わりになって欲しいといいたいのでしょう。
軍に入隊するのは十代後半の者ばかりです。私はすでに三十近いのです。遠慮します。
それに、一兄さんが軍に入隊するように奥様に頼まれたのを知っていますからね。お役目をまっとうしてください。
「ちっ…ナザドが抜けたから忙しいんだよ…まぁ、魔族絡みは俺が殺るけどよ」
「…その顔で坊ちゃまの前にでないでくださいよ?」
「でねぇよ!俺は坊ちゃまの剣なんだからよ。早く門番でいいから、帰りたいぜ」
殺気を消すこともできない門番はどうなんでしようね?
「それで、術者は何者なんですか?」
「そうだな…術者の名前は『宵ぐれのアルシンド』ってやつだ」
「『宵ぐれのアルシンド』?」
「この大陸では名前が売れてないが、実力は確かだ」
アルシンドという名前は聞いたことはありません。そもそも、あまり聞きなれない名前です。
この大陸と一兄さんがわざわざいうのなら…別の大陸の人間?
「アルシンド…ドラルイン大陸風の名前ですね…ドラルイン大帝国の流れ者ですか?」
「ああ。流れ者…っていえばいいのか、いまいちわかんねぇけどな」
ドラルイン大陸は、私たちがいるスメイン大陸よりやや小さな大陸です。
スメイン大陸にはいくつかの国家群がありますが、ドラルイン大陸にはありません。
ドラルイン大帝国。様々な珍しい技術や研究が盛んであり、そして非人道的なことが当たり前な国。
ドラルイン大帝国が目指しているのは魔族を滅ぼし、魔王をこの世から消し去ること。そう各国に伝えていますが、全貌がいまいちわかっていない謎の多い国です。
ドラルイン大帝国の首都では、毎日、朝から晩まで霧のようなものが出ており、鉄の塊がそこかしこにはびこっているそうです。
確か…蒸気?でしたか。魔石を使わないものらしいですが、どんなものかは誰にもわからないそうです。
私もあくまで、次兄さんの話を聞いただけですが。
「えっと、確か…何年か前に、勇者が現れたんですよね?」
「らしいな…結界がある限り、勇者は必要がないはずなんだがな」
「すぐに渡航禁止が出てましたよね?」
勇者が現れたと公表をしたあと、ドラルイン大帝国は、出先の小さな港のみを輸入と輸出の玄関口にして、国民全てを大陸から出さない、鎖国状態になっているのです。
そのアルシンドは勇者が公表をされる前に出国したのではないでしょう。もし公表される前に出国していたのなら、有名になっていても不思議ではないでしょう。
正直なところ、スメイン大陸の冒険者とドラルイン大陸の冒険者では、ドラルイン大陸の者の方が何倍も強いのですから。
「国家一丸となって、魔族に抗う。あの国はそうやって生きてきたからな。出国はほぼ、無理だが…蛇の道はなんとやらだ。それ専門の業者に頼んだんだろ」
勇者が表れたとき。それは魔族が活発に動く予兆となる。
それはすべての人々が知っていることです。
現在、強力な魔王や魔族は、北のオローシュ大陸より上にあるメローシュ大陸にほとんどいます。
大昔の勇者が仲間たちと自らを犠牲に構築した結界が、いまだに効果を発揮しており、メローシュ大陸から出られなくなっているそうです。
ただ、その結界を抜けてきた魔族が五百年ほど前に西方のディバーシュ諸島を占領してからというもの、時々ですが魔族が人々を襲うことがあります。
ドラルイン大帝国がやたらと技術力にこだわっている理由もそこにあります。
ドラルイン大陸の西方がディバーシュ諸島ですから、常に魔族と戦っているような状態です。
だからこそ、勇者が生まれてもおかしくないのですが、勇者が生まれるということは、なにか大きな戦いが起こるのではないかと考えてしまいます。
魔族は私たちにとっても許せない存在です。
しかし、なぜドラルイン大陸からこのスメイン大陸に来たのでしょうか。
技術力があるなら、それこそこちらに来る必要はないはずです。
「そのアルシンドは、なぜスメイン大陸に?」
一兄さんにそのまま疑問をぶつけることにします。
「アルシンドはな…邪教徒だったんだよ」
「邪教徒?…魔王を崇拝しているあれですか?」
昔、まだ魔族がこの世界にいなかったころ、とある魔法使いが愚かなことを思い付きました。
「偉大なる創造者ボージィンが愛するものを捧げれば神になれるのではないか?少なくても神が降臨するはずだ」
そして、獣人たちを何千と殺して捧げたことで魔族がこの世界に満ちました。魔族の中でも力が強いものは、その後魔王となり、各地で暴れまわり、古の勇者たちがいなければ、人類はこの世にいなかったでしょう。
邪教徒は、その魔法使いの考えに同調した狂人たちです。なまじ魔族が言葉を理解して話すのが最悪な結びつきを持たせたのです。
いわく、この世界は未完成である。完成させるために、魔王が選ばれた。
人は魔族になることで幸せになれる。そのためにもたくさんの獣人たちを殺し、勇者を殺し、全てを捧げよう。
私たち獣人は幼い頃からこの邪教徒に気を付けなさいと教えられるのです。人によっては、誘拐をして邪教徒に売り付ける者すらいるのですから。
「邪教徒であるなら納得です…呪いが得意そうです」
「まぁ、そうだが…」
一兄さんが少し速度をゆるめました。何か気になることでもあったのでしょうか?
「どうしました?」
「いや…目的地はあの山なんだが」
そういって目線で指したのは、ポルティから私たちの足で三時間ほどの場所。馬車なら四日ほどですか。
スメイン大陸の中央にある最も標高の高い山。
龍哭山。通称、龍の墓場。いつの時代かはわからないそうですが龍の骨が発見されることと、地鳴りが響き渡ることから名付けられた場所です。
「龍哭山ですか…それが?」
確かに隠れる場所はたくさんありますね。幼い頃の特訓で父によく連れてこられた場所です。
一兄さんもよく知っているでしょう。あそから、自然にできた、洞窟がたくさんあるのです。犯罪者もよく隠れていたのですからね。見つけたら、よい訓練相手になったのでたくさん探したものです。
そこで、私も不思議に思いました。
「変ですね…ドラルイン大陸から来た人間…それも術者が、父の庭ともいえる場所で…父の耳にすら入っていなかったなんて」
父は執事長をしていますが、裏の世界のこともよく知っています。
坊ちゃまがお産まれになってからは、情報収集にさらに力をいれているほどです。呪いなどを使うような者がいるなら、注意換気を私たちにするはずです。
それがなかったということは、父の目をかいくぐったということです。
「どうも簡単にはいきそうにねぇな…」
「…勘ですか?」
「いや」
一兄さんの勘なのかと思わず聞き返せば、一兄さんは否定しました。
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