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第三章の裏話
追話 ミケーレ皇子は戸惑う ①
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皇子と皇女なんてものは、息苦しいものだ。
常に命を狙われているならなおさらだろう。どこに行くにしろ護衛が必要だし、その護衛が裏切ることもある。
魔法で姿を変えていても、反魔の魔道具を使って逃げれないようにされたりもする。
王族に獣人はいない。それも全獣なんていない。
そうでないと、神聖クレエル帝国がクウリィエンシア公国に宣戦布告をしてくるだろう。
血統が絶えたと、いいがかりをしてくるとも限らない。
祖母の故郷ではあるが、あまりに排他的な国だ。新しい文化も認めないために、緩やかな滅びが始まっている。
それ以前に、王族の数が減っているらしいがな。
「…様!お兄様!」
妹が顔を膨らませて怒っている。最近になって、やけに自分らしさを出すようになってきたが、あまりふくらませると、好いた殿方に貰ってもらえ…いやそういう者であるわけがないな。
「また何か悪巧みですの?せっかく、ケルン様がお屋敷にある絵画の数々を紹介してくださっているのですよ?失礼ですわ?」
「悪巧みとは失敬な…私にだって色々としないといけないことはあるんだぞ?」
右手に力が込められると、同じくらい胸がきゅっと締め付けられるような気持ちになる。
彼の左手を自分が、彼の右手を妹が握っている。
嫌な顔どころか、まるで宝物を触るかのような、とても、大切だと触れているだけでわかってしまう。
「ミケ君、大丈夫?疲れたらいってね?メリアちゃんもね?」
すごく整った美少年に微笑まれて、顔を赤くしない人間がいるなら教えてほしい。
弟子入りでもして、赤面しない方法を覚えたいものだ。
「あっ…ああ」
「はい、ケルン様…」
妹がとろんっと恋をする乙女の顔とやらになっている。
相手は彼だ。
ケルン・ディエル・フェスマルク。
フェスマルク家の嫡男にして…私たちの命の恩人で…初めての友達だ。
そもそもの話。護衛がいないことがここまで気楽になるとは思わなかったのだ。
護衛が持つあの独特の威圧感が、精神的に疲れさせていたのだろう。
フェスマルク家の中ならば安心だろう。念のためにティストール様とディアニア様がお屋敷にいらっしゃるのだからな。
『法王ティストール』と『神速の剣姫』がいるなら爵位持ちの魔族でも襲ってこないだろうからな。
安心して、美術鑑賞ができるというものだ。
「とても素晴らしいですわ」
妹のメリアが感嘆の声をあげているのは、一際立派な肖像画だ。
ティストール様とディアニア様、ケルンが並んでいるのだが、その出来栄えが素晴らしい。
魔道具を使ったのかというほど…いや、それ以上だ。『写し板』はぼやけていて、ここまではっきりしていない。それに、動いているかのようにみえるのだ。表情が見ている間に変化していると錯覚するほどの絵画なのだからな。
それに、屋敷の壁にいくつもかけられた全てが王都でも人気であり、習作がでれば競売で多額の金が動くとまでいわれるエフデの真筆だらけだ。
あのドワーフの大国であるリンメギン国がクウリィエンシア皇国を脅してまで引退撤回を求めるほどの腕だからな。
しかもそれがフェスマルク家に関連する人物とは…父上は腑に落ちていなかったようだがな。
「ケルン様。エフデ様には挨拶がやはりできないのでしょうか?」
屋敷に来るのはまだ二回目だ。一回目は軽めのお茶会ですぐに王城に帰ったのだ。
今回は前回よりも長く滞在できるからと屋敷の案内をケルンが勝手でてくれた。
メリアが、純粋にケルンに聞いてくれるのは助かる。私では上手く聞くことはできないからな。
「あのねー…お兄ちゃんね、病気なんだってー」
まるで、確認するかのように話をしているケルンだが、どうも『コール』の魔法を使っているようだ。
もしかしたら、お婆様のようなスキルを、持っているのかもしれない。
ケルンの兄というのが本当なら、血統を考えても可能だろうからな。
「外に出れないとお聞きしましたが…それほどお悪いのでしょうか?」
「うん…お兄ちゃんね、歩けないから…それに、僕としかお話しできないんだぁ」
「それほどなのか?」
メリアがひどく、心配している。ちらりと、私をみてきたが、どうやら、エフデ殿と私を被らせてみたようだ。
この身は産まれたときから、呪われた身だ。エフデ殿とは違う。
少し前までは私の命を呪う者もいたらしいが、ケルンが、解呪してくれ、ティルカ将軍が術者を始末したともきいた。
なにも心配をすることはないだろうに。
しかし、エフデ殿は足が動かせないというのか…であるなら、王城にお越しいただくの、厳しいな。ディアニア様からもそれはできないといわれているし…やはり、確かめるならば直接父上に、お越しいただくか…直接私がみて父上に報告するかだな。
「それはお辛いでしょうね」
メリアの辛そうな顔をみて、ケルンが慌てている。
相手を思いやるケルンのそういうところは、好ましく思う。
「でもね!大丈夫なの!僕とはね、お話をいーっぱいしてるよ!」
にこにこと、本当に嬉しそうに笑う。私に兄はいないが、兄がいると、それだけ頼りになるのだろうな。
私にも兄がいればこの、重圧から抜けれたろうに。
ケルンが引っ張っていく先に、様々な動物が描かれた絵画があった。
書物でもみたことがない動物も多くあったが、知っているものいた。どうやら、幻獣の絵らしい。
確かあれはペギン君だったか?ディアニア様が気に入っていて、お婆様にもすすめた結果、お婆様から王城に広まりすっかり人気になっている。
母上も気に入っておられ、試作の『動き絵』をみたいと父上に頼んでいたな。なんでも、絵が動いて見えるようになる魔道具を開発しているというが…もしそんなものができたなら、巨万の富を産むだろう。
なんともエフデ殿は多才だ。少しぐらいその才能をわけてほしいものだ
「これね、お兄ちゃんと僕が描いたの!お兄ちゃんがこうして描いたらいいぞって、いって、僕がね描くのー。そんでね、お兄ちゃんはこういうの描くの!ほら!すごいよ!」
「まぁ!ケルン様が?素晴らしいです!さすがエフデ様に師事していらっしゃいますわね…あら?ご兄弟だからかしら?まったく同じに見えますわ」
「えへへー。でも、こことかお兄ちゃんだから、わかりやすいよ?」
メリアのいうとおりだ。私の目では違いがわからない。
それよりも、ケルンが描いたというのな信じれないのだ。大人でもそれこそよほどの才能がないと描けないだろう。
なにより、エフデ殿の絵とまるっきり同じではないか。
これではまるで…ケルンがエフデ殿?…にしては、エフデ殿がいるように会話をしている。
さきほど、屋敷についてすぐにだって。
「二人共いらっしゃい!やったぁ!今日はねー…もう!お兄ちゃん!わかってるよ!おねしょしないもん!…この前?…あれは違うもん!」
「ほら、ケルン。お客様の前だぞ?エフデも心配なのはわかるが、お前が寝る前に声をかけてやればいいだろ?」
「そうね…弟がはしゃいで嬉しいのはわかるけど、エフデ。あまりケルンを、からかっちゃだめよ?嫌われちゃうわよ?」
「え?嫌わないもん。僕、お兄ちゃん好きだよ?…恥ずかしい?なんでー?」
と、王族が来ているというのに、まったく気にもしていなかったからな。
ティストール様もディアニア様も前からそうだったし、特に、ディアニア様は返上されたとはいえ、クレエルの王位継承者だ。身分にも問題はないし…まぁ、ディアニア様だしな。
それは不思議ではないんだが…とはいえ、ケルンは幼いからな。あまり身分とかをわかっていないかもしれない。
貴族の子供というのはあまり、接点がない。夜会もあまり、出たことがないし、そもそも社交界に出るまでまだ時間はあるのだ。
それでもだ。ケルンが貴族の中では幼いとよくわかる。
純粋なのだ。
損得の付き合いを貴族は幼い頃から叩き込まれている。かれにはそれがない。
なんだか拍子抜けをしつつ、仲のいい家族の会話を聞いたもんだと、メリアと笑って肩の力が抜けていった。
「毛の一本一本が全て色が微妙に異なって…確かに、ケルン様よりもこだわりを感じますわね」
メリアの『眼』でそう、判断できるとなると、エフデ殿はいる…いや早計か。そこだけ別人が…それこそドワーフならば可能ではないか?
リンメギン国があのような声明を出したのだ。
しかし、ディアニア様が息子と宣言をしたが、嫡男はケルンであると登録されているし…エフデ殿は届けがなかったらしいし…やはり、父上が思っている通りなのか?
そうだとすれば…確認せねばなるまい。
返答次第ではティストール様を裁判にかけねばならなくなる。
『反魂』は決して行ってはいけないのだから。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
二足歩行のにゃんこが美少年(中身ケモナー)と歩いているという謎。
ケルンやエフデはあまり気にしていませんが、二人で話しているのは結構外野からだと丸わかりです。
この追話は長くてもあと二回で終わりです。
追話はあとミケくんのこの話と、とある人たちの話で終わりです。
四章は週末ぐらいから始める予定です。よろしくお願いします。
常に命を狙われているならなおさらだろう。どこに行くにしろ護衛が必要だし、その護衛が裏切ることもある。
魔法で姿を変えていても、反魔の魔道具を使って逃げれないようにされたりもする。
王族に獣人はいない。それも全獣なんていない。
そうでないと、神聖クレエル帝国がクウリィエンシア公国に宣戦布告をしてくるだろう。
血統が絶えたと、いいがかりをしてくるとも限らない。
祖母の故郷ではあるが、あまりに排他的な国だ。新しい文化も認めないために、緩やかな滅びが始まっている。
それ以前に、王族の数が減っているらしいがな。
「…様!お兄様!」
妹が顔を膨らませて怒っている。最近になって、やけに自分らしさを出すようになってきたが、あまりふくらませると、好いた殿方に貰ってもらえ…いやそういう者であるわけがないな。
「また何か悪巧みですの?せっかく、ケルン様がお屋敷にある絵画の数々を紹介してくださっているのですよ?失礼ですわ?」
「悪巧みとは失敬な…私にだって色々としないといけないことはあるんだぞ?」
右手に力が込められると、同じくらい胸がきゅっと締め付けられるような気持ちになる。
彼の左手を自分が、彼の右手を妹が握っている。
嫌な顔どころか、まるで宝物を触るかのような、とても、大切だと触れているだけでわかってしまう。
「ミケ君、大丈夫?疲れたらいってね?メリアちゃんもね?」
すごく整った美少年に微笑まれて、顔を赤くしない人間がいるなら教えてほしい。
弟子入りでもして、赤面しない方法を覚えたいものだ。
「あっ…ああ」
「はい、ケルン様…」
妹がとろんっと恋をする乙女の顔とやらになっている。
相手は彼だ。
ケルン・ディエル・フェスマルク。
フェスマルク家の嫡男にして…私たちの命の恩人で…初めての友達だ。
そもそもの話。護衛がいないことがここまで気楽になるとは思わなかったのだ。
護衛が持つあの独特の威圧感が、精神的に疲れさせていたのだろう。
フェスマルク家の中ならば安心だろう。念のためにティストール様とディアニア様がお屋敷にいらっしゃるのだからな。
『法王ティストール』と『神速の剣姫』がいるなら爵位持ちの魔族でも襲ってこないだろうからな。
安心して、美術鑑賞ができるというものだ。
「とても素晴らしいですわ」
妹のメリアが感嘆の声をあげているのは、一際立派な肖像画だ。
ティストール様とディアニア様、ケルンが並んでいるのだが、その出来栄えが素晴らしい。
魔道具を使ったのかというほど…いや、それ以上だ。『写し板』はぼやけていて、ここまではっきりしていない。それに、動いているかのようにみえるのだ。表情が見ている間に変化していると錯覚するほどの絵画なのだからな。
それに、屋敷の壁にいくつもかけられた全てが王都でも人気であり、習作がでれば競売で多額の金が動くとまでいわれるエフデの真筆だらけだ。
あのドワーフの大国であるリンメギン国がクウリィエンシア皇国を脅してまで引退撤回を求めるほどの腕だからな。
しかもそれがフェスマルク家に関連する人物とは…父上は腑に落ちていなかったようだがな。
「ケルン様。エフデ様には挨拶がやはりできないのでしょうか?」
屋敷に来るのはまだ二回目だ。一回目は軽めのお茶会ですぐに王城に帰ったのだ。
今回は前回よりも長く滞在できるからと屋敷の案内をケルンが勝手でてくれた。
メリアが、純粋にケルンに聞いてくれるのは助かる。私では上手く聞くことはできないからな。
「あのねー…お兄ちゃんね、病気なんだってー」
まるで、確認するかのように話をしているケルンだが、どうも『コール』の魔法を使っているようだ。
もしかしたら、お婆様のようなスキルを、持っているのかもしれない。
ケルンの兄というのが本当なら、血統を考えても可能だろうからな。
「外に出れないとお聞きしましたが…それほどお悪いのでしょうか?」
「うん…お兄ちゃんね、歩けないから…それに、僕としかお話しできないんだぁ」
「それほどなのか?」
メリアがひどく、心配している。ちらりと、私をみてきたが、どうやら、エフデ殿と私を被らせてみたようだ。
この身は産まれたときから、呪われた身だ。エフデ殿とは違う。
少し前までは私の命を呪う者もいたらしいが、ケルンが、解呪してくれ、ティルカ将軍が術者を始末したともきいた。
なにも心配をすることはないだろうに。
しかし、エフデ殿は足が動かせないというのか…であるなら、王城にお越しいただくの、厳しいな。ディアニア様からもそれはできないといわれているし…やはり、確かめるならば直接父上に、お越しいただくか…直接私がみて父上に報告するかだな。
「それはお辛いでしょうね」
メリアの辛そうな顔をみて、ケルンが慌てている。
相手を思いやるケルンのそういうところは、好ましく思う。
「でもね!大丈夫なの!僕とはね、お話をいーっぱいしてるよ!」
にこにこと、本当に嬉しそうに笑う。私に兄はいないが、兄がいると、それだけ頼りになるのだろうな。
私にも兄がいればこの、重圧から抜けれたろうに。
ケルンが引っ張っていく先に、様々な動物が描かれた絵画があった。
書物でもみたことがない動物も多くあったが、知っているものいた。どうやら、幻獣の絵らしい。
確かあれはペギン君だったか?ディアニア様が気に入っていて、お婆様にもすすめた結果、お婆様から王城に広まりすっかり人気になっている。
母上も気に入っておられ、試作の『動き絵』をみたいと父上に頼んでいたな。なんでも、絵が動いて見えるようになる魔道具を開発しているというが…もしそんなものができたなら、巨万の富を産むだろう。
なんともエフデ殿は多才だ。少しぐらいその才能をわけてほしいものだ
「これね、お兄ちゃんと僕が描いたの!お兄ちゃんがこうして描いたらいいぞって、いって、僕がね描くのー。そんでね、お兄ちゃんはこういうの描くの!ほら!すごいよ!」
「まぁ!ケルン様が?素晴らしいです!さすがエフデ様に師事していらっしゃいますわね…あら?ご兄弟だからかしら?まったく同じに見えますわ」
「えへへー。でも、こことかお兄ちゃんだから、わかりやすいよ?」
メリアのいうとおりだ。私の目では違いがわからない。
それよりも、ケルンが描いたというのな信じれないのだ。大人でもそれこそよほどの才能がないと描けないだろう。
なにより、エフデ殿の絵とまるっきり同じではないか。
これではまるで…ケルンがエフデ殿?…にしては、エフデ殿がいるように会話をしている。
さきほど、屋敷についてすぐにだって。
「二人共いらっしゃい!やったぁ!今日はねー…もう!お兄ちゃん!わかってるよ!おねしょしないもん!…この前?…あれは違うもん!」
「ほら、ケルン。お客様の前だぞ?エフデも心配なのはわかるが、お前が寝る前に声をかけてやればいいだろ?」
「そうね…弟がはしゃいで嬉しいのはわかるけど、エフデ。あまりケルンを、からかっちゃだめよ?嫌われちゃうわよ?」
「え?嫌わないもん。僕、お兄ちゃん好きだよ?…恥ずかしい?なんでー?」
と、王族が来ているというのに、まったく気にもしていなかったからな。
ティストール様もディアニア様も前からそうだったし、特に、ディアニア様は返上されたとはいえ、クレエルの王位継承者だ。身分にも問題はないし…まぁ、ディアニア様だしな。
それは不思議ではないんだが…とはいえ、ケルンは幼いからな。あまり身分とかをわかっていないかもしれない。
貴族の子供というのはあまり、接点がない。夜会もあまり、出たことがないし、そもそも社交界に出るまでまだ時間はあるのだ。
それでもだ。ケルンが貴族の中では幼いとよくわかる。
純粋なのだ。
損得の付き合いを貴族は幼い頃から叩き込まれている。かれにはそれがない。
なんだか拍子抜けをしつつ、仲のいい家族の会話を聞いたもんだと、メリアと笑って肩の力が抜けていった。
「毛の一本一本が全て色が微妙に異なって…確かに、ケルン様よりもこだわりを感じますわね」
メリアの『眼』でそう、判断できるとなると、エフデ殿はいる…いや早計か。そこだけ別人が…それこそドワーフならば可能ではないか?
リンメギン国があのような声明を出したのだ。
しかし、ディアニア様が息子と宣言をしたが、嫡男はケルンであると登録されているし…エフデ殿は届けがなかったらしいし…やはり、父上が思っている通りなのか?
そうだとすれば…確認せねばなるまい。
返答次第ではティストール様を裁判にかけねばならなくなる。
『反魂』は決して行ってはいけないのだから。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
二足歩行のにゃんこが美少年(中身ケモナー)と歩いているという謎。
ケルンやエフデはあまり気にしていませんが、二人で話しているのは結構外野からだと丸わかりです。
この追話は長くてもあと二回で終わりです。
追話はあとミケくんのこの話と、とある人たちの話で終わりです。
四章は週末ぐらいから始める予定です。よろしくお願いします。
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