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第五章の裏話
王都ギルド ①
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王都は常にどこかしらで揉め事や事件がある。
いくら王のお膝元といわれていても、それだけ人が集まれば犯罪も起こりやすい。完全に平和な日など一日としてないのは、当たり前ではある。
けれども、王都が混乱に落ちたのは現在の王朝になるときに起こった内乱だけで、それ以外では建国以来争いらしい争いもなく、建国当初からの建物などが随所に残っている。
そのどれもが補修を重ねながらも現在に残っている王都の顔である。
中でも王城と教会に並んで歴史が深い場所がある。
それが王都ギルドだ。
王都ギルドは初代の王たちが初めて訪れたという由緒正しい場所であり、華美とまではいわないが、建物の外観には有名な冒険者たちの姿が彫刻として彫られていて観光地にもなっている。今でも古びていながらもクウリイエンシア国のギルドの総本山として機能しているのだ。
建物自体は二階建てで、広さもせいぜい百人ほどが入れる程度の大きさでしかない。
石造りの建物は一階部分はさながら役所のように書類を扱う人たちが十数名おり、毎日の依頼や各所からの要請などの処理に従事している。
ここは書類仕事に特化しているが仕事は多岐に渡る。ただ部署が異なるのだ。
依頼によっては貴重な素材を扱うこともあるが、素材を受け渡す場所は教会と定められている。
これは教会では時の精霊の力が働くため、素材の劣化を防げる効果があるからだ。
また怪我をおった冒険者の治療や、手遅れになった者の後始末を行うためでもある。
給金は素材の受付の方がいくらか高い。その理由は依頼を終えたばかりの気が立っている冒険者の相手をする可能性があり、様々な要因での危険手当てがつくからだ。
そのため安全面を考えても受付ならば、依頼所や新規の冒険者の登録所が人気が高い。
とくに王都ギルドの受付の仕事は厳しい審査のもとようやくなれる。受付の花形ともいえるだろう。
他のギルドで数年勤めてそのギルドの主座の推薦もあり、花形の受付に念願かなって配属されたばかりの新人の彼女は突然の来訪に驚いていた。
彼は一瞬不審そうな目で受付に座る者たちをみてから、彼女の元へと足をむける。
「主座はいるかな?」
依頼所に来る人には貴族の依頼を持ってきた使用人も確かにやってくる。
けれど、獣人の使用人は初めてみたのだ。
「あ、あの…ご用件は」
冒険者の獣人ならば掃いて捨てるほどみてきたが、執事服を着こんだ彼をみると普通の貴族の使用人とは思えない。
執事服一着でも彼女の給与が吹き飛ぶほど上質なのが一目でわかる。そんな服を獣人に着せるなぞ、よほどの大棚の店か、権力を持つ貴族ぐらいだろう。
獣人を重用している貴族…彼女の頭のすみでちらついたが、とりあえず用件を聞くことにする。
「私の主人が少し話をしたいんだ。で?主座は?」
やや急かす姿にギルドの外にその主人を待たせていることが簡単に推察できた。
苛立っているようにもみえたが、彼女はあくまでも職務を遂行することにした。
「主座は他のギルドへと半樹月ほど出向中でして不在です」
「なるほど。主座は不在だったか」
主座の思い付きの視察は今に始まったことではない。不正を暴く目的もあるが、一番は若手の育成のためだ。
今はおとなしく主座に収まっているが、王都ギルドの主座は名のしれた武闘家だ。拳一つで魔族の爵位持ちと戦って勝てるほどの技量がある。
何か依頼を頼みたくて、相談をしにきたのだろうが話ができる人間は残念ながらいないのだ。
話はできない権力を持っている人間ならいなくはないのだが。
「何か用か」
のそのそと職務時間であるというのに、酒の匂いを漂わせてやってきたのは王都ギルド職員の服をはち切れんばかりに着た男だった。
「副座。こちらの方が」
「おい。こんなの相手にしている暇があるのか?業務に戻れ。だいたい獣人が執事服なぞなんの冗談だ?恥を知れ」
副座と呼ばれた男は顔をしかめ、じろじろと使用人をみてから、吐き捨てるように罵る。
「君は新しい副座か?…元は事務方か?それとも推薦か?」
「ふん、獣人に答える義理なぞない」
主座にはSランクの者がなる決まりがあるが、副座は冒険者だった者でなくてもいい。それどころか、冒険者だった者の方が珍しい。
基本的に副座の者は経営関係や、権力者たちの顔繋ぎや他のギルドとの調整などをやるのが仕事だ。
商人の者や貴族の次男や三男などが勤めることが多い。
むろん、無能であれば解雇されるのが常だ。
「…しばらく王都のギルドに来ていなかったが…ここも腐っていたようだな」
「なんだと?貴様!その言い分は何様のつもりだ!」
とはいえ、水ですら置いておけば腐るものだ。
飛び回るのが好きな主座にかこつけて、副座に腐った者が収まったままだということもないわけではない。
主座が不在のおりはSランクの者の意見は無視できないようになっている。
話ができる者なら取り立ての証を出してもいいのだが、王都の隣のギルドからの報告も読んでなさそうなやつに話が通じるとは思えない。
獣人の使用人、カルドは内心の苛立ちを押さえれそうにない中でどうするか思案した。
『このような愚か者…すぐに生皮をはいで情報を出すようにしてやりたいが、若様を害した愚物どもをさっさと始末するために大人しくしていよう』
カルドはぶつぶつと何かしら自分に対して嘲りのような罵倒を繰り返している肉の塊に興味など最初から存在していない。
あるのは主人の失われた息子であるエフデの命を奪おうとした冒険者の情報をいかに手早く出させるかだけだった。
手に入れた冒険者たちの証が王都発行だったからやってくれば、やたらと顔の良い受付嬢たちだけになっていたのにも、不審に思っていた。
以前は男の受付もおり、副座も商人出身の者だった。特別にと、ある島の襲撃を企てた者たちの始末を頼まれたときに顔を合わせているが、彼の姿は見当たらない。
主人の意見を聞かねばならぬが、どうしたものかとカルドは視線をギルドに入ってきた人物へとむけた。
そこには主人と日頃は人前に出るのを嫌っている義弟が並んで立っていた。
いくら王のお膝元といわれていても、それだけ人が集まれば犯罪も起こりやすい。完全に平和な日など一日としてないのは、当たり前ではある。
けれども、王都が混乱に落ちたのは現在の王朝になるときに起こった内乱だけで、それ以外では建国以来争いらしい争いもなく、建国当初からの建物などが随所に残っている。
そのどれもが補修を重ねながらも現在に残っている王都の顔である。
中でも王城と教会に並んで歴史が深い場所がある。
それが王都ギルドだ。
王都ギルドは初代の王たちが初めて訪れたという由緒正しい場所であり、華美とまではいわないが、建物の外観には有名な冒険者たちの姿が彫刻として彫られていて観光地にもなっている。今でも古びていながらもクウリイエンシア国のギルドの総本山として機能しているのだ。
建物自体は二階建てで、広さもせいぜい百人ほどが入れる程度の大きさでしかない。
石造りの建物は一階部分はさながら役所のように書類を扱う人たちが十数名おり、毎日の依頼や各所からの要請などの処理に従事している。
ここは書類仕事に特化しているが仕事は多岐に渡る。ただ部署が異なるのだ。
依頼によっては貴重な素材を扱うこともあるが、素材を受け渡す場所は教会と定められている。
これは教会では時の精霊の力が働くため、素材の劣化を防げる効果があるからだ。
また怪我をおった冒険者の治療や、手遅れになった者の後始末を行うためでもある。
給金は素材の受付の方がいくらか高い。その理由は依頼を終えたばかりの気が立っている冒険者の相手をする可能性があり、様々な要因での危険手当てがつくからだ。
そのため安全面を考えても受付ならば、依頼所や新規の冒険者の登録所が人気が高い。
とくに王都ギルドの受付の仕事は厳しい審査のもとようやくなれる。受付の花形ともいえるだろう。
他のギルドで数年勤めてそのギルドの主座の推薦もあり、花形の受付に念願かなって配属されたばかりの新人の彼女は突然の来訪に驚いていた。
彼は一瞬不審そうな目で受付に座る者たちをみてから、彼女の元へと足をむける。
「主座はいるかな?」
依頼所に来る人には貴族の依頼を持ってきた使用人も確かにやってくる。
けれど、獣人の使用人は初めてみたのだ。
「あ、あの…ご用件は」
冒険者の獣人ならば掃いて捨てるほどみてきたが、執事服を着こんだ彼をみると普通の貴族の使用人とは思えない。
執事服一着でも彼女の給与が吹き飛ぶほど上質なのが一目でわかる。そんな服を獣人に着せるなぞ、よほどの大棚の店か、権力を持つ貴族ぐらいだろう。
獣人を重用している貴族…彼女の頭のすみでちらついたが、とりあえず用件を聞くことにする。
「私の主人が少し話をしたいんだ。で?主座は?」
やや急かす姿にギルドの外にその主人を待たせていることが簡単に推察できた。
苛立っているようにもみえたが、彼女はあくまでも職務を遂行することにした。
「主座は他のギルドへと半樹月ほど出向中でして不在です」
「なるほど。主座は不在だったか」
主座の思い付きの視察は今に始まったことではない。不正を暴く目的もあるが、一番は若手の育成のためだ。
今はおとなしく主座に収まっているが、王都ギルドの主座は名のしれた武闘家だ。拳一つで魔族の爵位持ちと戦って勝てるほどの技量がある。
何か依頼を頼みたくて、相談をしにきたのだろうが話ができる人間は残念ながらいないのだ。
話はできない権力を持っている人間ならいなくはないのだが。
「何か用か」
のそのそと職務時間であるというのに、酒の匂いを漂わせてやってきたのは王都ギルド職員の服をはち切れんばかりに着た男だった。
「副座。こちらの方が」
「おい。こんなの相手にしている暇があるのか?業務に戻れ。だいたい獣人が執事服なぞなんの冗談だ?恥を知れ」
副座と呼ばれた男は顔をしかめ、じろじろと使用人をみてから、吐き捨てるように罵る。
「君は新しい副座か?…元は事務方か?それとも推薦か?」
「ふん、獣人に答える義理なぞない」
主座にはSランクの者がなる決まりがあるが、副座は冒険者だった者でなくてもいい。それどころか、冒険者だった者の方が珍しい。
基本的に副座の者は経営関係や、権力者たちの顔繋ぎや他のギルドとの調整などをやるのが仕事だ。
商人の者や貴族の次男や三男などが勤めることが多い。
むろん、無能であれば解雇されるのが常だ。
「…しばらく王都のギルドに来ていなかったが…ここも腐っていたようだな」
「なんだと?貴様!その言い分は何様のつもりだ!」
とはいえ、水ですら置いておけば腐るものだ。
飛び回るのが好きな主座にかこつけて、副座に腐った者が収まったままだということもないわけではない。
主座が不在のおりはSランクの者の意見は無視できないようになっている。
話ができる者なら取り立ての証を出してもいいのだが、王都の隣のギルドからの報告も読んでなさそうなやつに話が通じるとは思えない。
獣人の使用人、カルドは内心の苛立ちを押さえれそうにない中でどうするか思案した。
『このような愚か者…すぐに生皮をはいで情報を出すようにしてやりたいが、若様を害した愚物どもをさっさと始末するために大人しくしていよう』
カルドはぶつぶつと何かしら自分に対して嘲りのような罵倒を繰り返している肉の塊に興味など最初から存在していない。
あるのは主人の失われた息子であるエフデの命を奪おうとした冒険者の情報をいかに手早く出させるかだけだった。
手に入れた冒険者たちの証が王都発行だったからやってくれば、やたらと顔の良い受付嬢たちだけになっていたのにも、不審に思っていた。
以前は男の受付もおり、副座も商人出身の者だった。特別にと、ある島の襲撃を企てた者たちの始末を頼まれたときに顔を合わせているが、彼の姿は見当たらない。
主人の意見を聞かねばならぬが、どうしたものかとカルドは視線をギルドに入ってきた人物へとむけた。
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