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第三十九話 たぶん、中ボスなんだけどめっちゃ強い
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Guburururu…
薄闇の中、獰猛な光を放つ赤い目が侵入者達を捉える。
そして、石から黄褐色の肌へと変化した巨人は、ゆっくりと立ち上がった。
大木のような太さの腕に、大地を踏み砕きそうな力強い足。
少し太めだが、たくましい巨躯。
禿頭の頭部には醜く歪んだ顔と、下顎から伸びる牙。
“洞巨人”…守護者は、久方ぶりの目覚めに高揚しているようだった。
「洞巨人って…あれが!?トロールってもっとムー◯ンみたいに可愛いんじゃなかったっけ!?」
北欧で有名なカバみたいな愛らしい姿とはまったく違うし、“石魔導人形”じゃないし、詐欺じゃないか、コレ!?
俺の訴えに“魔王の小槌”が言った。
『一言でトロールと言っても、様々な姿が伝承に残っている妖精だわよ』
え?
妖精なのか、このデカブツ…!?
小槌は続けた。
『その中でも巨人みたいな姿っていうのがオーソドックスだわね。とにかく気を付けるだわよ』
傍らにあった石の棍棒を持ち上げる洞巨人。
うお、すげぇ。
あんな質量兵器を軽々と振ってやがる。
『洞巨人は愚鈍だけど、とにかく力が強いだわ。捕まったら、人間なんか軽々と引き裂かれるだわよ』
「了解。生粋のパワーファイターってわけね。でもアイツ、何で石になってたんだろ?」
『洞巨人独特の特異体質だわ。連中、陽の光に弱くて、浴びると石化するだわよ』
成程。
さっきまで石化していたのは、この空洞の天井からスポットライトみたいに差していた陽の光を浴びていたからか。
で、侵入者である俺達がここに入り込むと同時に仕掛けか何かが作動して、陽の光が閉ざされて洞巨人が目覚めたんだな。
なかなかエグい罠だ。
よく見たら、先に進むための道筋もいつの間にか塞がっている。
どうやら、コイツを倒さなきゃ先に進めないって寸法のようだ。
洞巨人は俺達に向かって咆哮すると、ドスドスと大地を揺るがせて突進し始めた。
「全員、散開!」
アシュレーさんがそう指示を出すと、グレナスさんとクロエさんが左右に回り込むように展開する。
さすがはいつも組んでいる三人。
動きに戸惑いもないし、統制が取れている。
目標が分かれたのを見て、洞巨人は一瞬立ち止まるけど、アシュレーさんが弓を大きく振り回して気を引く。
すると、洞巨人はそれに反応し、再びアシュレーさんへと突進し始めた。
それを見たアシュレーさんが俺へと振り向いて言った。
「アルト殿、奴の背後に回り込めるか!?距離を取って、一斉に弓で仕留める…!」
「了解です…召命!」
俺は“古空穂”を妖喚し、腰の妖刀“百毒”を魔弓“唯月”へと変化させた。
そのまま“天狗憑き”による身体強化で洞巨人を飛び越し、背後に着地。
包囲を完成させる。
前後左右どこからでも攻撃可能な陣形が完成すると、アシュレーさんが目配せした。
すると、グレナスさんとクロエさんがすかさず弓を構え、矢を射る。
二人の放った矢は、洞巨人の足と脇腹に同じタイミングで突き刺さった。
凄い。
的がデカいとはいえ、二人の矢は的確に急所を捉えている。
しかも反応しづらいように、矢を射る呼吸を合わせ、ほぼ同じタイミングで攻撃していた。
これは達人でも出来ないし、避けることもままならないだろう。
一方、体に突き立つ矢に気付いた洞巨人は、突進を止め、不思議そうに矢を引き抜いた。
肉が裂け、どす黒い血が流れ出るが、洞巨人は痛がる様子も見せず、矢をこねくり回している。
「うそ…効いていないの…!?」
クロエさんが目を丸くし、そう呟く。
グレナスさんも表情を険しくした。
「それだけじゃない…見ろ」
顎で指し示すグレナスさんの視線を追うと、洞巨人の矢傷が徐々に塞がっているのが見えた。
俺は目を疑った。
「何だアレ!?自己再生能力があるのか…!?」
『だわね。しかも、鈍いのは動きだけじゃなくて痛覚もみたいだわ。これはなかなか厄介な相手だわよ』
小槌が忌々しそうに言う。
『このまま持久戦になれば、決定打が無いとジリ貧だわ』
確かに。
このまま、ちまちまと矢を射ても、自己再生能力を持つ耐久力馬鹿相手じゃあ無駄に時間と体力を浪費するだけだ。
しかも、矢が尽きれば怪力の洞巨人と近接戦闘を行う羽目になる。
それは御免被りたい。
「ご主人様、私が奴を引き付けます。その間にアシュレーさん達の魔術で奴を仕留めてください…!」
あれこれ考えていると、ラノさんがそう提案してくる。
そうか、ダークエルフの野伏である彼女達は弓だけでなく精霊魔術を使いこなすことが出来る。
地水火風の四大精霊を代表に、光や闇の精霊なんかもいるらしいから、豊かな系統を持つ魔術と言える。
そんな精霊魔術でなら効率的にダメージを与えられるんじゃないか…!?
期待を込めてアシュレーさんを見やると、彼女は歯噛みしながら答えた。
「確かに精霊魔術ならダメージは与えられるだろう…でも、この空間は精霊魔術を行使するにはあまり条件が良くない」
「どういうことです…?」
俺が尋ねるとグレナスさんが応えた。
「精霊魔術は自然界に住まう精霊達の力を借りて行使する魔術です。その際、行使する精霊魔術の属性が合う環境であれば、より強い魔術が使えるんですが、この空洞はその条件が極めて良くないのです」
つまり…
火の精霊魔術を行使するなら、近くに火があるとより強い効果を発揮できる。
水辺なら水の精霊魔術、風が通る外界なら風の精霊魔術、地下なら地の精霊魔術が強く発現するって感じなんだ。
そうなると、確かにこの空間は風も通らないし、水も無い。
火を点ける手段も無いし、剥き出しの大地でもないから地の効果も薄そうだ。
期待できそうなのは闇の精霊くらいだろう。
クロエさんが頭を抱える。
「せめて、さっきまで差し込んでいた陽の光があれば、洞巨人の天敵である光の精霊を呼び出せたのかも知れないのに…!」
けど、現状はその光明を望める状態じゃない。
今のところ、洞巨人は身軽なラノさんが翻弄し、気を引いてくれているけど、それだっていつまでも任せるわけにはいかない。
「ハアッ…!」
Gohoooo…!
両手に持った双剣で洞巨人の巨体を支える足の腱を切り裂くラノさん。
その素早い一撃は洞巨人をかく乱しつつ、幾重にも繰り返される。
しかし、相手の注意を引く動きをしながら攻撃し、回避も考えながら動き回るのは見ているだけでキツそうだ。
せっかく負わせたダメージだって、間を置くと自己再生能力で帳消しになってしまう。
今は疲弊した表情こそ見せていないけど、ラノさんにだって限界はある。
動きが鈍ったその時こそ、彼女にとって取り返しのつかない状況が生じるかも知れない。
いや、それだけは避けなきゃいけない…!
「どうする?どうしたらいい…?」
俺は魔法なんて使えないし、弓矢だって決定打にはならない。
いっそ得物を妖刀“百毒”に切り替えて、ラノさんを援護するか…?
「くそ、いっそ景気よく晴れ間が出て、光が差し込んでくれたら…!」
悔し気にアシュレーさんがそう呟く。
うん…?
晴れ間…?
「その手があった…!」
薄闇の中、獰猛な光を放つ赤い目が侵入者達を捉える。
そして、石から黄褐色の肌へと変化した巨人は、ゆっくりと立ち上がった。
大木のような太さの腕に、大地を踏み砕きそうな力強い足。
少し太めだが、たくましい巨躯。
禿頭の頭部には醜く歪んだ顔と、下顎から伸びる牙。
“洞巨人”…守護者は、久方ぶりの目覚めに高揚しているようだった。
「洞巨人って…あれが!?トロールってもっとムー◯ンみたいに可愛いんじゃなかったっけ!?」
北欧で有名なカバみたいな愛らしい姿とはまったく違うし、“石魔導人形”じゃないし、詐欺じゃないか、コレ!?
俺の訴えに“魔王の小槌”が言った。
『一言でトロールと言っても、様々な姿が伝承に残っている妖精だわよ』
え?
妖精なのか、このデカブツ…!?
小槌は続けた。
『その中でも巨人みたいな姿っていうのがオーソドックスだわね。とにかく気を付けるだわよ』
傍らにあった石の棍棒を持ち上げる洞巨人。
うお、すげぇ。
あんな質量兵器を軽々と振ってやがる。
『洞巨人は愚鈍だけど、とにかく力が強いだわ。捕まったら、人間なんか軽々と引き裂かれるだわよ』
「了解。生粋のパワーファイターってわけね。でもアイツ、何で石になってたんだろ?」
『洞巨人独特の特異体質だわ。連中、陽の光に弱くて、浴びると石化するだわよ』
成程。
さっきまで石化していたのは、この空洞の天井からスポットライトみたいに差していた陽の光を浴びていたからか。
で、侵入者である俺達がここに入り込むと同時に仕掛けか何かが作動して、陽の光が閉ざされて洞巨人が目覚めたんだな。
なかなかエグい罠だ。
よく見たら、先に進むための道筋もいつの間にか塞がっている。
どうやら、コイツを倒さなきゃ先に進めないって寸法のようだ。
洞巨人は俺達に向かって咆哮すると、ドスドスと大地を揺るがせて突進し始めた。
「全員、散開!」
アシュレーさんがそう指示を出すと、グレナスさんとクロエさんが左右に回り込むように展開する。
さすがはいつも組んでいる三人。
動きに戸惑いもないし、統制が取れている。
目標が分かれたのを見て、洞巨人は一瞬立ち止まるけど、アシュレーさんが弓を大きく振り回して気を引く。
すると、洞巨人はそれに反応し、再びアシュレーさんへと突進し始めた。
それを見たアシュレーさんが俺へと振り向いて言った。
「アルト殿、奴の背後に回り込めるか!?距離を取って、一斉に弓で仕留める…!」
「了解です…召命!」
俺は“古空穂”を妖喚し、腰の妖刀“百毒”を魔弓“唯月”へと変化させた。
そのまま“天狗憑き”による身体強化で洞巨人を飛び越し、背後に着地。
包囲を完成させる。
前後左右どこからでも攻撃可能な陣形が完成すると、アシュレーさんが目配せした。
すると、グレナスさんとクロエさんがすかさず弓を構え、矢を射る。
二人の放った矢は、洞巨人の足と脇腹に同じタイミングで突き刺さった。
凄い。
的がデカいとはいえ、二人の矢は的確に急所を捉えている。
しかも反応しづらいように、矢を射る呼吸を合わせ、ほぼ同じタイミングで攻撃していた。
これは達人でも出来ないし、避けることもままならないだろう。
一方、体に突き立つ矢に気付いた洞巨人は、突進を止め、不思議そうに矢を引き抜いた。
肉が裂け、どす黒い血が流れ出るが、洞巨人は痛がる様子も見せず、矢をこねくり回している。
「うそ…効いていないの…!?」
クロエさんが目を丸くし、そう呟く。
グレナスさんも表情を険しくした。
「それだけじゃない…見ろ」
顎で指し示すグレナスさんの視線を追うと、洞巨人の矢傷が徐々に塞がっているのが見えた。
俺は目を疑った。
「何だアレ!?自己再生能力があるのか…!?」
『だわね。しかも、鈍いのは動きだけじゃなくて痛覚もみたいだわ。これはなかなか厄介な相手だわよ』
小槌が忌々しそうに言う。
『このまま持久戦になれば、決定打が無いとジリ貧だわ』
確かに。
このまま、ちまちまと矢を射ても、自己再生能力を持つ耐久力馬鹿相手じゃあ無駄に時間と体力を浪費するだけだ。
しかも、矢が尽きれば怪力の洞巨人と近接戦闘を行う羽目になる。
それは御免被りたい。
「ご主人様、私が奴を引き付けます。その間にアシュレーさん達の魔術で奴を仕留めてください…!」
あれこれ考えていると、ラノさんがそう提案してくる。
そうか、ダークエルフの野伏である彼女達は弓だけでなく精霊魔術を使いこなすことが出来る。
地水火風の四大精霊を代表に、光や闇の精霊なんかもいるらしいから、豊かな系統を持つ魔術と言える。
そんな精霊魔術でなら効率的にダメージを与えられるんじゃないか…!?
期待を込めてアシュレーさんを見やると、彼女は歯噛みしながら答えた。
「確かに精霊魔術ならダメージは与えられるだろう…でも、この空間は精霊魔術を行使するにはあまり条件が良くない」
「どういうことです…?」
俺が尋ねるとグレナスさんが応えた。
「精霊魔術は自然界に住まう精霊達の力を借りて行使する魔術です。その際、行使する精霊魔術の属性が合う環境であれば、より強い魔術が使えるんですが、この空洞はその条件が極めて良くないのです」
つまり…
火の精霊魔術を行使するなら、近くに火があるとより強い効果を発揮できる。
水辺なら水の精霊魔術、風が通る外界なら風の精霊魔術、地下なら地の精霊魔術が強く発現するって感じなんだ。
そうなると、確かにこの空間は風も通らないし、水も無い。
火を点ける手段も無いし、剥き出しの大地でもないから地の効果も薄そうだ。
期待できそうなのは闇の精霊くらいだろう。
クロエさんが頭を抱える。
「せめて、さっきまで差し込んでいた陽の光があれば、洞巨人の天敵である光の精霊を呼び出せたのかも知れないのに…!」
けど、現状はその光明を望める状態じゃない。
今のところ、洞巨人は身軽なラノさんが翻弄し、気を引いてくれているけど、それだっていつまでも任せるわけにはいかない。
「ハアッ…!」
Gohoooo…!
両手に持った双剣で洞巨人の巨体を支える足の腱を切り裂くラノさん。
その素早い一撃は洞巨人をかく乱しつつ、幾重にも繰り返される。
しかし、相手の注意を引く動きをしながら攻撃し、回避も考えながら動き回るのは見ているだけでキツそうだ。
せっかく負わせたダメージだって、間を置くと自己再生能力で帳消しになってしまう。
今は疲弊した表情こそ見せていないけど、ラノさんにだって限界はある。
動きが鈍ったその時こそ、彼女にとって取り返しのつかない状況が生じるかも知れない。
いや、それだけは避けなきゃいけない…!
「どうする?どうしたらいい…?」
俺は魔法なんて使えないし、弓矢だって決定打にはならない。
いっそ得物を妖刀“百毒”に切り替えて、ラノさんを援護するか…?
「くそ、いっそ景気よく晴れ間が出て、光が差し込んでくれたら…!」
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うん…?
晴れ間…?
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