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第一話 呼ばれちゃったら、即転生
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俺、九雅 或人。
26歳の会社員だ。
容姿も文武もいたって平凡。
自己評価でも、おそらく中の中の中の中。
RPGでも配役なら「村人A」あたりのモブだと思う。
さて、そんな無個性な俺だけど、誇れることと言えば「妖怪」が好きで、そっち方面に詳しいってことくらい。
発端は、小さい頃買ってもらった「ようかいずかん」にハマったこと。
幼児向けの絵本でしかなかったが、作者がそれなりの妖怪マニアだったせいか“天狗”や“雪女”、“座敷童子”というメジャーな妖怪だけでなく、マイナーな妖怪まで網羅していたので、その魅力にどっぷりとハマってしまった。
それからは妖怪について色々と文献や伝承を調べたり、博物館や企画展示を巡ったり、果ては妖怪の由来がある寺社・史跡も巡るようになった。
まあ、誰でも小さい頃にヒーローや乗り物、変身ヒロインやカワイイキャラクターにハマることはあるわけで、俺にとってはそれが妖怪だったってことだね。
さて、そんなある日。
「よく来たな、坊主」
目の前に座る一人のおっさんがそう言う。
見回せば、周囲は闇。
え?
ここ、どこ?
確か、俺はとある妖怪に由来のある山の中の史跡を訪ねて…
「…どうしたんだっけ?」
「遭難したんだよ、遭難」
目の前のおっさんが煙管を手に、脇息に寄り掛かる。
蓬髪に黒い裃姿をしたそのおっさんは、右目を縦に傷跡が走っていて、その筋の風格は十分だ。
年は50歳くらい。
ちょうどうちの親父と同じくらいか。
おっさんはぷはーっと煙を吐くと、俺をチラリと見やった。
「山の中で道に迷った挙句、遭難して低体温症でくたばった瞬間に、俺がお前さんの魂をここに呼んだんだ」
「はあ、そうなんですか」
「…ギャグまで寒いのは、低体温症の影響か?」
奇妙なものを見たような顔つきになるおっさん。
「分かってるのか?お前さん、くたばっちまったんだぞ?」
何か、余裕があるように受け取られたみたいだ。
けど、内心は驚きの連続だし。
死んだ挙句、わけのわからんおっさんに拉致られたみたいだし。
何より、こういう展開って最近のマンガやラノベじゃ掃いて捨てるほどあるし。
俺は居住まいを正し、
「…一応、驚いてはいますよ。でも、何て言うか、こう…現実味が無くて…」
そう言いながら、俺はおっさんを見やった。
「…あの、そうすると、あなたは死神か何かですか?」
「いいや。どっちかってーと“魔王”かな」
そう言いながら、おっさんはニヤリと笑う。
その眼を見て、俺はギョッとした。
さっきまで普通の人間の瞳孔だったが、いま見せるそれは、真っ赤に爛々と輝き、昆虫の複眼みたいな瞳孔が、何個もこちらをギョロギョロと見回している。
「名乗りがまだだったな」
おっさんはそう言うと、口元に牙まで見せながら笑った。
「俺は山ン本五郎左衛門。お前さん達人間が“魔王”って呼ぶ、妖怪の元締めだ」
俺は息を飲み、おっさんを指差しつつ、口をパクパクさせた。
その様子を見たおっさん…山ン本五郎左衛門が満足そうに頷く。
「おうおう、いいねぇ、その反応。俺はお前さん達人間のそういう反応を見るのが好きでね。どうやら、俺のことも知っているようだ…」
「すっげーーーーーーーーーーーーーーーー!」
目をキラキラさせてそう叫んだ俺に、山ン本のおっさんは目(複眼)を点にした。
「あの山ン本五郎左衛門!?『稲生物怪禄』に出てくるあの!?マジで!?」
“山ン本五郎左衛門”…それは『稲生物怪録』という江戸時代中期の妖怪物語に登場する“魔王”だ。
一見、人間の外見だが、その正体は不明。
日本だけでなく、インドなどまで勢力を持つとされ、作中では、配下の妖怪たちを稲生平太郎という若者のもとへ繰り出した大妖怪である。
その大妖怪が目の前にいるんだ。
妖怪好きとして、こんなに興奮することはない…!
「…いや、何か久し振りだな、こういうリアクションは。あの平太郎以来か」
興奮する俺を見て、何故か苦笑交じりでそう言う山ン本のおっさんだった。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
俺の興奮が収まった後、山ン本のおっさんは、改めて俺に切り出した。
「お前さんに、ひとつ頼みてぇことがあって呼んだんだ」
煙管をふかしつつ、山ン本のおっさんは続けた。
「実はな、お前さんに現世と違う世界に生まれ変わってもらいてぇ」
「…つまり、異世界に転生ってことっスか?」
俺の質問に頷く山ン本のおっさん。
「普通なら、この世界でくたばった人間の魂は仏さんが敷いた輪廻転生の道を経て、違うものに生まれ変わる。けど、お前さんの魂は、輪廻の輪に組み込まれる前に俺が横からかっさらった」
さらっととんでもないことを言ってくれるな、この人。
いや、妖怪か。
「その…何のために?」
おずおずとそう聞くと、山ン本のおっさんはニンマリ笑った。
「勝負のためだ」
「勝負?」
「おう。お前さん、“神野悪五郎”って知ってるだろ?」
知らいでか。
“神野悪五郎”…確か、山ン本のおっさんと共に「稲生物怪録」に登場するライバルの大妖怪だ。
物語中、神野は山ン本のおっさんと「勇気ある少年100人を驚かした方が勝ち」というしょうもな…んんっ…真剣勝負を繰り広げた。
が、山ン本のおっさんは86人目にクソ度胸のある稲生平太郎っていう男の子にぶち当たってしまい、毎日差し向けた配下の妖怪達も華麗にスルーされ、せっかく積み上げていたカウントはおじゃんに。
普通ならブチ切れるところだが、そこは大妖怪。
山ン本のおっさんは平太郎のクソ度胸に感服し、いさぎよく去ったという。
頷く俺に、山ン本のおっさんは切り出した。
「…んで、神野の奴とまた一つ賭けをすることになってな」
おいおい。
実は暇か、大妖怪。
「今度は、見込みのある人間をそれぞれ一人スカウトして、こことは違う世界に送り込むことにした」
「…質もーん」
俺は手を挙げた。
山ン本のおっさんが俺を指差す。
「ハイ、九雅くん」
「何で、異世界に人間を送り込むんですか?」
「おう、それな」
再び煙管をふかす山ン本のおっさん。
「実はいま、俺と神野はある世界に目をつけててな。その世界に自分らの領土を広げたいと考えてる」
「はあ…そうなんスか」
…なんか、マル暴みたいな話だ。
「…が、これが少々厄介な世界でな。妖怪がその世界に顕現するには、この世界で生まれた魂を持った存在と、そいつの誘導が必要不可欠なんだ」
山ン本のおっさんの話では、それは妖怪ではなく、人間の魂である方が具合がいいらしい。
が、そんな話に協力する酔狂な人間なんて、そうはいない。
妖怪に好意的な感情を持つ人間以外には。
「…つーわけで、神野の野郎とお互いにそうした人間をひとり選び、その世界に送り込むことになったのさ」
カンッと煙管箱を煙管で叩き、煙草の吸いカスを捨てる山ン本のおっさん。
「…つまり、その役目を俺にやってもらいたい、と」
「そういうこった。お前さん、俺達妖怪に好意的みたいだし、多少のことには驚かない胆力もありそうだしな」
二ッと笑う山ン本のおっさん。
俺はしばし考え込んだ。
異世界に転生、ねぇ。
普通、こういう時って、女神様なんかが仲介役になると思うんだけど…おっさんでしかも妖怪ときた。
しかも「スローライフを送らせてあげる」どころか「何かやりたいことはある?」すら聞かれるわけでもなく、強制的に「異世界侵略のために鉄砲玉になれ」と言う。
「その…もし断ったら、俺はどうなるんスか?」
そう尋ねると、山ン本のおっさんは、
「そうだなぁ。お前さんの魂はもう輪廻転生の輪には戻せないし…」
煙管に煙草の葉を詰めつつ、独り言のようにつぶやくおっさん。
「…天ぷらとかにして食うか」
そんなとんでもないことをサラッとのたまう。
俺はガックリとうなだれた。
「わーりやした。行きます、異世界」
26歳の会社員だ。
容姿も文武もいたって平凡。
自己評価でも、おそらく中の中の中の中。
RPGでも配役なら「村人A」あたりのモブだと思う。
さて、そんな無個性な俺だけど、誇れることと言えば「妖怪」が好きで、そっち方面に詳しいってことくらい。
発端は、小さい頃買ってもらった「ようかいずかん」にハマったこと。
幼児向けの絵本でしかなかったが、作者がそれなりの妖怪マニアだったせいか“天狗”や“雪女”、“座敷童子”というメジャーな妖怪だけでなく、マイナーな妖怪まで網羅していたので、その魅力にどっぷりとハマってしまった。
それからは妖怪について色々と文献や伝承を調べたり、博物館や企画展示を巡ったり、果ては妖怪の由来がある寺社・史跡も巡るようになった。
まあ、誰でも小さい頃にヒーローや乗り物、変身ヒロインやカワイイキャラクターにハマることはあるわけで、俺にとってはそれが妖怪だったってことだね。
さて、そんなある日。
「よく来たな、坊主」
目の前に座る一人のおっさんがそう言う。
見回せば、周囲は闇。
え?
ここ、どこ?
確か、俺はとある妖怪に由来のある山の中の史跡を訪ねて…
「…どうしたんだっけ?」
「遭難したんだよ、遭難」
目の前のおっさんが煙管を手に、脇息に寄り掛かる。
蓬髪に黒い裃姿をしたそのおっさんは、右目を縦に傷跡が走っていて、その筋の風格は十分だ。
年は50歳くらい。
ちょうどうちの親父と同じくらいか。
おっさんはぷはーっと煙を吐くと、俺をチラリと見やった。
「山の中で道に迷った挙句、遭難して低体温症でくたばった瞬間に、俺がお前さんの魂をここに呼んだんだ」
「はあ、そうなんですか」
「…ギャグまで寒いのは、低体温症の影響か?」
奇妙なものを見たような顔つきになるおっさん。
「分かってるのか?お前さん、くたばっちまったんだぞ?」
何か、余裕があるように受け取られたみたいだ。
けど、内心は驚きの連続だし。
死んだ挙句、わけのわからんおっさんに拉致られたみたいだし。
何より、こういう展開って最近のマンガやラノベじゃ掃いて捨てるほどあるし。
俺は居住まいを正し、
「…一応、驚いてはいますよ。でも、何て言うか、こう…現実味が無くて…」
そう言いながら、俺はおっさんを見やった。
「…あの、そうすると、あなたは死神か何かですか?」
「いいや。どっちかってーと“魔王”かな」
そう言いながら、おっさんはニヤリと笑う。
その眼を見て、俺はギョッとした。
さっきまで普通の人間の瞳孔だったが、いま見せるそれは、真っ赤に爛々と輝き、昆虫の複眼みたいな瞳孔が、何個もこちらをギョロギョロと見回している。
「名乗りがまだだったな」
おっさんはそう言うと、口元に牙まで見せながら笑った。
「俺は山ン本五郎左衛門。お前さん達人間が“魔王”って呼ぶ、妖怪の元締めだ」
俺は息を飲み、おっさんを指差しつつ、口をパクパクさせた。
その様子を見たおっさん…山ン本五郎左衛門が満足そうに頷く。
「おうおう、いいねぇ、その反応。俺はお前さん達人間のそういう反応を見るのが好きでね。どうやら、俺のことも知っているようだ…」
「すっげーーーーーーーーーーーーーーーー!」
目をキラキラさせてそう叫んだ俺に、山ン本のおっさんは目(複眼)を点にした。
「あの山ン本五郎左衛門!?『稲生物怪禄』に出てくるあの!?マジで!?」
“山ン本五郎左衛門”…それは『稲生物怪録』という江戸時代中期の妖怪物語に登場する“魔王”だ。
一見、人間の外見だが、その正体は不明。
日本だけでなく、インドなどまで勢力を持つとされ、作中では、配下の妖怪たちを稲生平太郎という若者のもとへ繰り出した大妖怪である。
その大妖怪が目の前にいるんだ。
妖怪好きとして、こんなに興奮することはない…!
「…いや、何か久し振りだな、こういうリアクションは。あの平太郎以来か」
興奮する俺を見て、何故か苦笑交じりでそう言う山ン本のおっさんだった。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
俺の興奮が収まった後、山ン本のおっさんは、改めて俺に切り出した。
「お前さんに、ひとつ頼みてぇことがあって呼んだんだ」
煙管をふかしつつ、山ン本のおっさんは続けた。
「実はな、お前さんに現世と違う世界に生まれ変わってもらいてぇ」
「…つまり、異世界に転生ってことっスか?」
俺の質問に頷く山ン本のおっさん。
「普通なら、この世界でくたばった人間の魂は仏さんが敷いた輪廻転生の道を経て、違うものに生まれ変わる。けど、お前さんの魂は、輪廻の輪に組み込まれる前に俺が横からかっさらった」
さらっととんでもないことを言ってくれるな、この人。
いや、妖怪か。
「その…何のために?」
おずおずとそう聞くと、山ン本のおっさんはニンマリ笑った。
「勝負のためだ」
「勝負?」
「おう。お前さん、“神野悪五郎”って知ってるだろ?」
知らいでか。
“神野悪五郎”…確か、山ン本のおっさんと共に「稲生物怪録」に登場するライバルの大妖怪だ。
物語中、神野は山ン本のおっさんと「勇気ある少年100人を驚かした方が勝ち」というしょうもな…んんっ…真剣勝負を繰り広げた。
が、山ン本のおっさんは86人目にクソ度胸のある稲生平太郎っていう男の子にぶち当たってしまい、毎日差し向けた配下の妖怪達も華麗にスルーされ、せっかく積み上げていたカウントはおじゃんに。
普通ならブチ切れるところだが、そこは大妖怪。
山ン本のおっさんは平太郎のクソ度胸に感服し、いさぎよく去ったという。
頷く俺に、山ン本のおっさんは切り出した。
「…んで、神野の奴とまた一つ賭けをすることになってな」
おいおい。
実は暇か、大妖怪。
「今度は、見込みのある人間をそれぞれ一人スカウトして、こことは違う世界に送り込むことにした」
「…質もーん」
俺は手を挙げた。
山ン本のおっさんが俺を指差す。
「ハイ、九雅くん」
「何で、異世界に人間を送り込むんですか?」
「おう、それな」
再び煙管をふかす山ン本のおっさん。
「実はいま、俺と神野はある世界に目をつけててな。その世界に自分らの領土を広げたいと考えてる」
「はあ…そうなんスか」
…なんか、マル暴みたいな話だ。
「…が、これが少々厄介な世界でな。妖怪がその世界に顕現するには、この世界で生まれた魂を持った存在と、そいつの誘導が必要不可欠なんだ」
山ン本のおっさんの話では、それは妖怪ではなく、人間の魂である方が具合がいいらしい。
が、そんな話に協力する酔狂な人間なんて、そうはいない。
妖怪に好意的な感情を持つ人間以外には。
「…つーわけで、神野の野郎とお互いにそうした人間をひとり選び、その世界に送り込むことになったのさ」
カンッと煙管箱を煙管で叩き、煙草の吸いカスを捨てる山ン本のおっさん。
「…つまり、その役目を俺にやってもらいたい、と」
「そういうこった。お前さん、俺達妖怪に好意的みたいだし、多少のことには驚かない胆力もありそうだしな」
二ッと笑う山ン本のおっさん。
俺はしばし考え込んだ。
異世界に転生、ねぇ。
普通、こういう時って、女神様なんかが仲介役になると思うんだけど…おっさんでしかも妖怪ときた。
しかも「スローライフを送らせてあげる」どころか「何かやりたいことはある?」すら聞かれるわけでもなく、強制的に「異世界侵略のために鉄砲玉になれ」と言う。
「その…もし断ったら、俺はどうなるんスか?」
そう尋ねると、山ン本のおっさんは、
「そうだなぁ。お前さんの魂はもう輪廻転生の輪には戻せないし…」
煙管に煙草の葉を詰めつつ、独り言のようにつぶやくおっさん。
「…天ぷらとかにして食うか」
そんなとんでもないことをサラッとのたまう。
俺はガックリとうなだれた。
「わーりやした。行きます、異世界」
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