ガレグアの悪魔と銀の庭

雛市つくわ

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第1章

1節:人狼の青年

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ここはシルヴィニル帝国の帝都にある『人狼養成・研究施設』。
その名の通り、この施設では『人狼』と呼ばれる古代生物の研究と、その人工繁殖を行っている。
また、人間に使役されるのに差し支えない程度の知能を持った人狼たちの販売も行っており、買われていった人狼たちの活躍の場は様々だ。

その身体能力の高さから用心棒として買われる者。
容姿の美しさから愛玩動物として買われる者。
そして最も多いのが、人間の使用人として買われる者。

このように多方面への進出を果たした人狼たちは、今や人々の生活になくてはならない存在になっていた___。


そう聞かされれば、誰だって人間と人狼は共存していると感じるだろう。実際、そう感じるように人間側がスローガンとして掲げているのだから、当然といえば当然だ。
人間は発言者の存在が大きければ大きいほど安直に物事を信じる。単純明快、実に分かりやすい残念な生き物と言えるだろう。
これだから人間はと、一人の人狼は部屋の隅で小さく溜息を吐いた。
人間と人狼という異種族間の関係。その実態は酷いもので、とても共存しているなんていえない。人狼は人間たちの奴隷__いや、おもちゃのような存在なのだから。

「何が “人々の生活になくてはならない存在” だよ、クソッ…。」

『実験用サンプル No.0014ナンバーゼロゼロイチヨン』と名付けられたその人狼_通称 “0014 ゼロゼロイチヨン” は、短い銀色の髪を揺らしながら、コンクリートと鉄格子で仕切られた檻のような部屋で愚痴をこぼす。

「どうした、0014。一人でブツブツ言って。」

するとその愚痴に反応したのか、隣の部屋から0014と同じ実験用の人狼、“0015ゼロゼロイチゴー” が、浮かない顔で話しかけてきた。
0015は0014を模して造られた人狼で、所謂 “同型” の、人間らしくいえば、“血の繋がった兄弟” のような存在だ。
そう、人間たちに聞かされているだけではあるのだけれど。

「……なんでもない。考え事をしてたら、その…少し頭にきただけだ。」

0014がそう答えると、0015は「そうか」とだけ呟いた。聞いてきたのはそっちなのに、やたら反応が薄いじゃないかと、0014は少しムッとしながら0015の方を見る。
そこで0014は、彼の様子がいつもと違うことに気が付いた。
彼はコンクリートの冷たい壁にもたれながら、何をするわけでもなく、ただじっと虚空を見つめているのだ。
頭の後ろで束ねられた長い黒髪が、壁に開けられた窓のような穴から差し込む光に照らされている。輪郭がどこかおぼつかないその姿は、まるで見えない何かを見ているようだ。
そんな不自然な兄弟の様子に、0014はどことなく不安を覚える。

「…お前の方こそ、今日はやけに静かじゃないか。」

今にもどこかへ行ってしまいそうな雰囲気の彼に、0014はそう声をかけた。
もちろん物理的な問題ではなく、精神的、あるいは感覚的な話。なんと言っていいのか、説明するのが難しい。
しかし、しっかりとこちらで引き留めておかないと、本当にいなくなってしまいそうな気配がそこにはあったのだ。

「…別に…。」

重々しく口を開いた0015の顔には影が差していて、ただでさえ悪い顔色が一層酷く感じる。
普段の彼といったら、明るくてお調子者で、いつだって寄り添って0014を支えてくれるような、本当に頼りになる奴だ。
そんな0015が気に病むことといえば、恐らく “あれ” だろう。

「お前、さてはまだ今朝のこと…0027ゼロゼロニーナナのこと気にしてるんだな。」

0014は確信を持ってそう言い切った。0014が考えつく中で、0015がこんなにも気を落とす出来事がこれ以外に思いつかない。

「…だったらどうするんだよ。」

0014に図星を突かれたのか、0015の表情に一瞬動揺の色が現れる。0014の言葉を認めてはいないものの、その態度が全てを物語っていた。
やはりかと0014は呆れたように息を吐く。

『今朝のこと』というのは、今日の早朝、彼らの向かいの檻に入れられていた0027が、繰り返される実験の負荷に耐えきれず命を落とした、という出来事のことだ。
0027は二人よりも大分若くて、七年前に施設にやってきた幼い少年の人狼だ。0015には特になついていたこともあり、彼としては、心に相当な傷を負ったことだろう。

数か月前から、0027の様子がおかしいことに0014は気づいていた。もちろん、それは0015も例外ではない。
0027の小さな体はどんどん痩せ細り、目の下には深い隈。部屋に帰ってきたと思えばすぐに眠り、起きていたとしても、その目はどこか虚ろではっきりしない。
きっと実験の反動なのだろうと、二人はすぐに分かった。そうやって弱っていく仲間たちを、二人は幾度となく見てきたから。
二人は焦った。
可愛い弟が死んでしまうかもしれない。
この絶望的な世界で見つけた小さな幸せが、消えてなくなってしまうかもしれない。
だから少しでも0027に精をつけさせようと、数少ない自分たちの食料を食べさせたり、気休めにしかならないだろうが、『元気が出るおまじない』なんかを教えたり、本当に色々__。

___いや。本当に、その程度のことしかできなかった。
それでも0027がこの数か月間を耐えたのは、ひとえに彼の強い精神力の賜物だろう。
きっとそれを分かっているから。分かっているからこそ、無力な自分に腹が立つし、そして何よりも辛いのだ。しかし、そんな状況でさえ0014にはこう言うことしかできないということも、また分かっていることで。

「まったく、いい加減切り替えろよ。こんなのは今に始まったことじゃない。忘れた方が身のためだぞ。」

そうだ。確かに以前からあったはず。
ろくに栄養も摂れず、衰弱して死んでいった者。
薬の副作用で体がボロボロになり、痛みと苦しみに泣き叫びながら死んでいった者。
何度も何度も、気が狂いそうなくらいにその光景を見てきた。
それが今回は0027の番だっただけ。
ただ、それだけだ。

「………ッ!」

横で0015が拳を握りしめるのが見えたが、0014は更に続ける。

「僕たちだっていつああなるか分かったもんじゃない。終わったことは仕方ないんだ。他人の死を悼む時間も暇も、僕たちにはないはずだろ。」

その言葉で0015は我慢の限界に達したのか、彼は勢いよく立ち上がり、右手で鉄格子を掴みながら、その向こうの0014に何かを言おうと口を開いた。しかし、彼の口から言葉が発せられることはない。開かれた0015の口は吐き出す音を探すかのように微かに動き続け、やがて静かにつぐまれる。
0015も分かっているからだ。0014の言葉が正しいということを。
0015は舌打ちをすると、悔しそうに顔を歪めて座り込んだ。
でも、仕方がないことなのだ。
それがここでの、自分たちが生きる世界の全てなのだから。

優れた者に訪れるのは、明日という “絶望”。
劣った者に訪れるのは、死という永遠の “解放”。

そう考えると、死ぬのもそう案外悪いものではないのかもしれない。だが、自らその解放を求めることさえ、彼ら人狼には許されないのだ。

「時には諦めて割り切ることも必要だ。そうでもしないとこの世界では生きていけない。お前も分かってるだろ?」

前髪で表情の見えない0015を横目に、淡々と言葉を紡いでいく0014。自分の言葉を反芻はんすうするように脳内で繰り返しながら、彼はふと考える。

こんな自分を、0015はどう思うのだろう。
血も涙もない奴と思うだろうか。
道徳心の欠片も持ち合わせていない、非情な奴だと思うだろうか__。

0014だって、一応ではあるが "悲しい" と思う感情くらい持ち合わせているはずだ。もちろん今回の件に関しても、そういったことを覚えなかったわけではない。
ただ、いつからだったか、感情の動きが鈍くなってきている、と感じているだけであって。
0014の言葉に、0015は俯いたまましばらく黙り込んでいた。そしてゆっくりと頷いたかと思うと、先程つぐまれた口を静かに開いてこう言う。

「…悪い。………ありがとう。」

その声は小さくか細くて、今にも溶けて消えてしまいそうだった。
しかしそれよりも、その辛そうな、それでいて本当に感謝していそうな0015の微笑みが、0014の瞳に、何よりも強い衝撃として突き刺さる。

「…………っ。」

そんな顔をされたら、まるでこっちが悪いみたいじゃないか、と0014は思った。まぁ、少しの罪悪感もなかったと言えば嘘になってしまうのだが。
しかし、だとしても、どうして0015から「ありがとう」なんて言われるのだろう。そうのだろう。
0014にはその見当がつかなかった。意味のわからない礼を言われるくらいならば、思いっきり殴って罵詈雑言を吐かれた方がまだマシだ。

分からない。
どうしてそんな顔で、そんな目でこっちを見る?
いくらそれが正しかったとしても、自分はさっきひどいことを言って、0015を少なからず傷つけただろうに。

「あぁ~…ったくもう!」

0014は眉間にしわを寄せ髪をわしゃわしゃと掻き乱すと、その形容し難い、何とも言えない気持ちを、溜息に乗せて吐き出した。

「……こ、こっちも言い過ぎたよ。悪かったな」

そして少し照れくさそうに、素っ気なく0015に謝る。自分の非を認めるようで腑に落ちなかったが、0015のその顔のせいで、こっちの調子が狂ってしまいそうだったから。
すると0015は一瞬だけ、0014とお揃いの金色の瞳を見開いて、今度は困ったように笑った。

「はは、全くだぜ。」

喉から絞り出したような掠れた0015の声は、相変わらず小さい。しかし、その声色は確かに普段の彼のそれだ。

「な、なんだと⁉ せっかくこっちが心配してやってるのに……!」

0014は照れくささで顔を真っ赤にしながら、鉄格子を掴んで0015に対して噛み付いた。

「ばーか。冗談だよ。」

0015はそんな0014の額を小突くと、軽くそんなことを言ってみせる。

「は…はぁ⁉」

その態度に0014はますます恥ずかしくなり、額を押さえながら0015を睨みつけた。その反応があまりにも予想通りすぎたのか、0015が今度は先程よりも大きな笑顔を浮かべる。
それを見て、0014は自然と自分自身の緊張まで緩んでくるのを感じた。
どうやら、少しは立ち直ってくれたようだ。過程はどうあれ、元気になったのならばそれでいい。
そのことに安心してか、0015の陽気な笑い声につられてか、はたまたその両方からか。0014の表情も、いつのまにか和らいだ笑顔に変わっていく。

"僕はやっぱり、お前と一緒なら何だっていいよ__。"

0014は、心の中でそう呟いた。
この施設で目を覚ましてから、共に育ち、全てを分かち合ってきた0015。0014にとって、彼は心の支えであり希望だ。これから何があったって、彼が隣にいてくれたなら、0014は道を違えずに進んでいけるだろう。
しかし、今更そんなことを伝えるのは野暮というもの。
だからこそ、0014は薄く微笑んで目を伏せると、今あるこの時間を大切にしようと密かに噛み締めるのだ。

___そんな時。
廊下から、一つの足音が聞こえてきた。人間では聞き取れないような、そんな微かな音。0015もそれに気づいたらしく、先ほどまでの表情とは打って変わって、一気に緊張した面持ちになった。
他の人狼たちもそうだ。この狭い空間にはピリピリとした空気が張り詰め、一つしかない出入口に視線が集まる。

段々と、耳を澄まさなくても聞こえるほどに大きくなっていく足音。確実に、着実にこちらへ近付いてくるそれに、0014は思わず背中に冷や汗が流れるのを感じた。
0015の方へ視線を移すと、扉を見つめたまま一切微動だにしない0015の喉が微かに動く。
0015も恐れているのだ。絶望を纏ったその音を。


そして足音はやがて、彼らの部屋の扉の前でぴたりと止まった。
が、ついに来てしまったのだと、言われるまでもなく理解してしまう。
ガチャリと錠が外れる音の波が部屋の向こうからこちら側へと伝わってくるのと同時に、恐怖に耐えられなかったのであろう数人の人狼が、部屋の所々で小さく短い悲鳴を上げた。
0014は自分の檻の中で縮こまりながら、服の裾を掴んで脚の中に顔を埋める。
0015はそんな0014を心配そうに少し見つめたあと、あぐらを組みなおして静かに目を伏せた。

しかし、そんな状況など、奴らは知る由もない。
扉の奥で錠と共に鎖が引かれる音がし、そして最後に高い金属音が聞こえたかと思うと、開いた扉の向こうから、白衣姿の若い人間の男が入ってきた。
男は0014の檻に近づき、手に持っていた書類と檻の表示とを見比べると、ポケットから大きな鍵束を取り出して言う。

「No.0014、来い。」

__0014の実験が始まる合図だ。
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