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期待外れの聖女
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「……リラ、遅いな……」
自分のスキルのことをリラに話したくて待っていたが、一向に帰ってこない。
私が一人になれる時間を作ってくれたのかもしれないけれど、一時間も帰ってこないとさすがに心配になる。
「転んで動けないとか、何かあったのかも。探しに行こう!」
ドアの外へ顔だけ出してみると、誰もいなかった。人の気配もない。
不安になりながら長い廊下を歩き、角を曲がると、ドレスを着た女性が3人いるのが見えた。人がいたことにホッとし、小走りで近づく。
「すみません、今日召喚された聖女のお世話をしてくれているメイドを見かけませんでしたか? 小柄で、赤茶色の髪の」
「まさか、あなたが聞いたこともないスキルを授かった聖女?」
私に向けられた視線があまりにも冷たくて、息を呑んだ。
「黒い髪と目を持つ見たことがない顔はハズレスキルの聖女だって、もうお触れが出ているの」
「ほかの聖女様は本当に素晴らしいスキルを持っていて、宮殿でたくさんの男たちにかしずかれているっていうのに。ハズレ聖女にはメイドが1人だけで、誰かに命令するわけでもなく、自分で捜し歩いているなんて」
プッ、と私を馬鹿にする目的の笑いが広がっていく。
「やだあ、そう言ってハズレ聖女の世話を放棄したのは私たちじゃない」
「だって、こんなものを世話をする必要ないでしょ? わたくしたちは貴族、このハズレは平民。しかもこんな姿で……ねえ? 召喚される前も平民だったのでしょうね」
くすくすと笑われ、思わずぽかんとしてしまった。
えっ……性格悪いな?
3人はまだ悪口を言いながら、心底楽しそうにしている。
悪意を持って接してくる人間の相手をすることはないので、無視をしてリラを探すことにした。
「なっ……わたくし達を無視するなんて!」
「信じられないわ! あとで言いつけなくちゃ!」
「今すぐ言いにいきませんこと? 他の聖女様のお付きになれるよう、わたくし達からも進言しなければ」
嘲りながらも3人が去っていくのを感じ、ほっと息をつく。
しかし、その安堵も一瞬だった。
次に会ったのは貴族らしき男性ふたりで、私の顔を見るなり馬鹿にしてきた。
「ハズレ聖女ならお前も夫になれるかもしれねぇぞ」
「やっ、やめろよ! 俺にだって妻を選ぶ権利があるんだよ!」
「そうだな。俺なら、土下座されたって夫になるのはごめんだね」
どうやらこの城で私を尊重してくれるのは、リラとエルンストだけみたいだ。
この世界にも土下座ってあるんだなーと思いながら一度部屋へ帰ると、ちょうど帰ってきたリラと会った。
「リラ! よかった、遅いから心配になって、少し探しに行ってたの」
「っサキ様! 何かされませんでしたか!?」
「何もされてないよ、大丈夫。リラは大丈夫?」
「はい。ですが……夕食が、質素なものになってしまいました。申し訳ございません」
リラが持ってきてくれたものは、野菜くずを煮込んでとろとろになったスープと魚のフライ、パンとバターだった。
「その……使用人が食べるものしか、手に入らず……」
「おいしそう! ありがとう、リラ。一緒に食べよう!」
「……サキ様は、とても優しいですね」
「そんなことないよ。私が作るよりちゃんとした料理だよ」
「サキ様が作るんですか!?」
「私の世界では、女性はたくさんいるからね」
ふたりで座って食事をとりながら、リラになぜ遅くなったか尋ねる。
リラは口にするのをためらっていたが、やがて口を開いた。
「ハズレ聖女のために、ほかの聖女様たちの食事を作ることは中断しないと……そう言われました」
リラは悔しさで涙をためながら、震える声で告げた。続けて、だから先ほどのように外に出ないほうがいいとも。
おそらく、リラも色々と言われたのだろう。私はリラが想像しているほど繊細ではないけど、その心遣いが嬉しい。
「うん、わかった。ありがとう、リラ。この食事おいしいよ。本当に」
「……はい。おいしいですね」
リラは泣きながら笑い、パンを頬張った。
料理はきれいなお皿に盛り付けられていて、パンはふかふかでバターもおいしい。
異世界の料理は口に合わないことも定番だけど、おいしくて感じられて何よりだ。
「リラに聞きたいことがあるんだけど、癒しの聖女って何ができるの?」
「ポーションで治せないほどの大怪我や病気も治すことができるそうです。ポーションでは病気は治せず、体の欠損や視力なども戻せません。癒しの聖女はそれができると言われています」
「ポーションは何ができるの?」
「体の外傷を治すことができます。大きな怪我などは、上級ポーションを何本も使わないと治らないこともあります。病気は薬草などを煎じたものを薬として飲むんです」
ご飯を食べながら、リラに聞いたことを頭の中で整理する。
ポーションや薬も大事だけど、癒しの聖女様がいれば怖いものなしってことかな?
温泉スキルの詳細には、
<自身から出す温泉に望んだ効能を付与することができる。付与できる効能には限りがあり、効果が持続する期間は3日>
と書いてあった。
もしかしてチートかも! と浮かれていた気持ちがどんどんしぼんでいく。
私のスキルって本当に貴重なものじゃないんだなぁ。どんな傷でも治る温泉を出せるわけでもないだろうし、出せても3日しか持たないしね。
こうして、温泉スキルの詳細を私以外知らないまま、召喚されて一日目の夜は更けていった。
自分のスキルのことをリラに話したくて待っていたが、一向に帰ってこない。
私が一人になれる時間を作ってくれたのかもしれないけれど、一時間も帰ってこないとさすがに心配になる。
「転んで動けないとか、何かあったのかも。探しに行こう!」
ドアの外へ顔だけ出してみると、誰もいなかった。人の気配もない。
不安になりながら長い廊下を歩き、角を曲がると、ドレスを着た女性が3人いるのが見えた。人がいたことにホッとし、小走りで近づく。
「すみません、今日召喚された聖女のお世話をしてくれているメイドを見かけませんでしたか? 小柄で、赤茶色の髪の」
「まさか、あなたが聞いたこともないスキルを授かった聖女?」
私に向けられた視線があまりにも冷たくて、息を呑んだ。
「黒い髪と目を持つ見たことがない顔はハズレスキルの聖女だって、もうお触れが出ているの」
「ほかの聖女様は本当に素晴らしいスキルを持っていて、宮殿でたくさんの男たちにかしずかれているっていうのに。ハズレ聖女にはメイドが1人だけで、誰かに命令するわけでもなく、自分で捜し歩いているなんて」
プッ、と私を馬鹿にする目的の笑いが広がっていく。
「やだあ、そう言ってハズレ聖女の世話を放棄したのは私たちじゃない」
「だって、こんなものを世話をする必要ないでしょ? わたくしたちは貴族、このハズレは平民。しかもこんな姿で……ねえ? 召喚される前も平民だったのでしょうね」
くすくすと笑われ、思わずぽかんとしてしまった。
えっ……性格悪いな?
3人はまだ悪口を言いながら、心底楽しそうにしている。
悪意を持って接してくる人間の相手をすることはないので、無視をしてリラを探すことにした。
「なっ……わたくし達を無視するなんて!」
「信じられないわ! あとで言いつけなくちゃ!」
「今すぐ言いにいきませんこと? 他の聖女様のお付きになれるよう、わたくし達からも進言しなければ」
嘲りながらも3人が去っていくのを感じ、ほっと息をつく。
しかし、その安堵も一瞬だった。
次に会ったのは貴族らしき男性ふたりで、私の顔を見るなり馬鹿にしてきた。
「ハズレ聖女ならお前も夫になれるかもしれねぇぞ」
「やっ、やめろよ! 俺にだって妻を選ぶ権利があるんだよ!」
「そうだな。俺なら、土下座されたって夫になるのはごめんだね」
どうやらこの城で私を尊重してくれるのは、リラとエルンストだけみたいだ。
この世界にも土下座ってあるんだなーと思いながら一度部屋へ帰ると、ちょうど帰ってきたリラと会った。
「リラ! よかった、遅いから心配になって、少し探しに行ってたの」
「っサキ様! 何かされませんでしたか!?」
「何もされてないよ、大丈夫。リラは大丈夫?」
「はい。ですが……夕食が、質素なものになってしまいました。申し訳ございません」
リラが持ってきてくれたものは、野菜くずを煮込んでとろとろになったスープと魚のフライ、パンとバターだった。
「その……使用人が食べるものしか、手に入らず……」
「おいしそう! ありがとう、リラ。一緒に食べよう!」
「……サキ様は、とても優しいですね」
「そんなことないよ。私が作るよりちゃんとした料理だよ」
「サキ様が作るんですか!?」
「私の世界では、女性はたくさんいるからね」
ふたりで座って食事をとりながら、リラになぜ遅くなったか尋ねる。
リラは口にするのをためらっていたが、やがて口を開いた。
「ハズレ聖女のために、ほかの聖女様たちの食事を作ることは中断しないと……そう言われました」
リラは悔しさで涙をためながら、震える声で告げた。続けて、だから先ほどのように外に出ないほうがいいとも。
おそらく、リラも色々と言われたのだろう。私はリラが想像しているほど繊細ではないけど、その心遣いが嬉しい。
「うん、わかった。ありがとう、リラ。この食事おいしいよ。本当に」
「……はい。おいしいですね」
リラは泣きながら笑い、パンを頬張った。
料理はきれいなお皿に盛り付けられていて、パンはふかふかでバターもおいしい。
異世界の料理は口に合わないことも定番だけど、おいしくて感じられて何よりだ。
「リラに聞きたいことがあるんだけど、癒しの聖女って何ができるの?」
「ポーションで治せないほどの大怪我や病気も治すことができるそうです。ポーションでは病気は治せず、体の欠損や視力なども戻せません。癒しの聖女はそれができると言われています」
「ポーションは何ができるの?」
「体の外傷を治すことができます。大きな怪我などは、上級ポーションを何本も使わないと治らないこともあります。病気は薬草などを煎じたものを薬として飲むんです」
ご飯を食べながら、リラに聞いたことを頭の中で整理する。
ポーションや薬も大事だけど、癒しの聖女様がいれば怖いものなしってことかな?
温泉スキルの詳細には、
<自身から出す温泉に望んだ効能を付与することができる。付与できる効能には限りがあり、効果が持続する期間は3日>
と書いてあった。
もしかしてチートかも! と浮かれていた気持ちがどんどんしぼんでいく。
私のスキルって本当に貴重なものじゃないんだなぁ。どんな傷でも治る温泉を出せるわけでもないだろうし、出せても3日しか持たないしね。
こうして、温泉スキルの詳細を私以外知らないまま、召喚されて一日目の夜は更けていった。
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