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第一章 はじまりの王都編
第四話 全財産の5分の4の散財
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ショッピングセンターに着いた俺は、当たり前のように設置されている自動ドアを通って店内へと入る。
すると、入ってすぐのところに店内の地図が書かれた看板を見つけた。
その地図を使い、店内にある小売店舗を確認していく。すると『冒険者専門店』と、明らかにコレだろという名前の店を見つけた。
その店があるフロアに、俺は当たり前のようにエレベーターに乗って向かった。
◆◆◆◆◆
「――いらっっしゃいませぇ!!」
『冒険者専門店』の中に入ると、やたらと元気の良い女性店員の挨拶が響き渡った。
早速、聞いてみることにした。
「すみません。こちらの店で1500ゴールド以内で購入できる武器ってありますか?」
「1500ゴールド、ですか?」
「そうですけど……、足りないですか?」
「1500ゴールドで購入出来る武器となると………これしかありませんねぇ」
そういって女性店員が店の奥から取り出してきた棒状の物を見て、一瞬目眩に襲われるが何とか堪えて一応聞いてみる。
「……なんですか、コレ」
「ヒノキの棒です。こちらは1200ゴールドで販売しております」
女性店員が手に持っている『ヒノキの棒』とやらは、見た目はまんま角材だ。
1500ゴールドと聞いてこれしか持ってこないということは、つまりそういうことなのだろう。
それを察した瞬間、俺は軽く死にたくなった。
だが、無駄とは分かっていても聞かずにはいられなかった。
「…この次に安い武器の値段っていくらですか?」
「17000ゴールドです」
女性店員は即答した。
その答えに思わず聞き返してしまう。
「は?1700?」
「17000ゴールドです」
しかし、女性店員はさっきの元気の良さはどこに吹き飛んだのか、至って事務的な淡々とした対応だった。
ショックを受けた俺は、項垂れながら出口へと向かおうとする。
「……他の店に行きます」
「あの……、この国にはここしか冒険者向けの店はありませんが……」
完全に心を打ち砕かれた俺は泣きそうになるのを必死に堪えて、震える指で角材を指差す。
「………じゃあ、その、ヒノキの棒で……お願いします」
「お買上げ、ありがとうございまーす!!」
女性店員はそれはそれは嬉しそうに、今日一番のとびきりの笑顔でそう言った。
その様子を見ていた俺の目の端から何かが零れたような気がするが、きっと気のせいなのだろう。
旅の相棒(物理)が決まりました。
すると、入ってすぐのところに店内の地図が書かれた看板を見つけた。
その地図を使い、店内にある小売店舗を確認していく。すると『冒険者専門店』と、明らかにコレだろという名前の店を見つけた。
その店があるフロアに、俺は当たり前のようにエレベーターに乗って向かった。
◆◆◆◆◆
「――いらっっしゃいませぇ!!」
『冒険者専門店』の中に入ると、やたらと元気の良い女性店員の挨拶が響き渡った。
早速、聞いてみることにした。
「すみません。こちらの店で1500ゴールド以内で購入できる武器ってありますか?」
「1500ゴールド、ですか?」
「そうですけど……、足りないですか?」
「1500ゴールドで購入出来る武器となると………これしかありませんねぇ」
そういって女性店員が店の奥から取り出してきた棒状の物を見て、一瞬目眩に襲われるが何とか堪えて一応聞いてみる。
「……なんですか、コレ」
「ヒノキの棒です。こちらは1200ゴールドで販売しております」
女性店員が手に持っている『ヒノキの棒』とやらは、見た目はまんま角材だ。
1500ゴールドと聞いてこれしか持ってこないということは、つまりそういうことなのだろう。
それを察した瞬間、俺は軽く死にたくなった。
だが、無駄とは分かっていても聞かずにはいられなかった。
「…この次に安い武器の値段っていくらですか?」
「17000ゴールドです」
女性店員は即答した。
その答えに思わず聞き返してしまう。
「は?1700?」
「17000ゴールドです」
しかし、女性店員はさっきの元気の良さはどこに吹き飛んだのか、至って事務的な淡々とした対応だった。
ショックを受けた俺は、項垂れながら出口へと向かおうとする。
「……他の店に行きます」
「あの……、この国にはここしか冒険者向けの店はありませんが……」
完全に心を打ち砕かれた俺は泣きそうになるのを必死に堪えて、震える指で角材を指差す。
「………じゃあ、その、ヒノキの棒で……お願いします」
「お買上げ、ありがとうございまーす!!」
女性店員はそれはそれは嬉しそうに、今日一番のとびきりの笑顔でそう言った。
その様子を見ていた俺の目の端から何かが零れたような気がするが、きっと気のせいなのだろう。
旅の相棒(物理)が決まりました。
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