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現執着ヤンデレ先輩なのでじっとり可愛がります
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入室日に、なかなか部屋に入って来ないリゲルを探しにいくと、部屋の前を何回も通り過ぎて、時折廊下の端で頭を抱えて座り込んでいる。
「まさか生徒会長と一緒の部屋だなんて、先生に言ったら変えてくれるかな。目立つようなことをしたら目をつけられるだろうか。いっそ病気になったってことで学園を辞めるか。親にはなんて言えば・・」
わかりやすく悩んでいる。僕との同室がそれほどまで嫌とは! 怒りも湧くが、悲しみといった初めての感情に胸が苦しいほどだ。
なぜそこまで嫌われているのかと衝撃だ。
動揺を隠して優しく優しく声をかける。
彼は驚きで、飛び上がって壁に頭をぶつけた。
「大丈夫?」
涙目になっている彼が本当に心配になる。
なんとか彼を宥めて部屋に連れて行く。リゲルは茶髪を揺らして、黒色の目に涙を浮かべて、ビクビク小動物みたいに怯えていた。
庇護欲をそそる可愛い姿に悶える。
好きな子をいじめる神経がわからなかったが、新たな扉を開いてしまいそうだ。
リゲルに負担に思われない程度に世話をする。一年生というのもあるが、彼は少し抜けていていくらでも手伝うことがあった。
自領に帰れば、身の回りのことは全て侍従や担当の者がやってくれる身だが、リゲルの世話をするのは楽しかった。
リゲルは、髪は乾かさずに寝ようとするし、朝起きればかならず寝癖がついている。
ボサボサの髪でも彼は気にしない。自領で作ったヘアオイルの試作品があるから、試させてほしいとお願いして風呂上がりには髪を乾かしてブラシで整え、朝もブラッシングをする。
リゲルの愛らしい顔にぴったりの茶髪は今では艶々と輝いている。
制服のタイも上手く結べないリゲルに教えるフリをして複雑な手順を伝える。彼は「できない」と涙目になるから、今では毎朝、僕が制服を着せてタイを結んであげる。彼に似合うように制服の手入れもしている。
宿題があることも忘れているので、宿題があることを思い出すように声をかけて、わからない問題は教えてあげる。
朝が弱いリゲルを起こすのも僕の役割だ。彼が起きている時は、元気な様子が前面に来るのだが、その印象的な目を閉じていると、小さくて整った顔に可愛い唇がついており精巧な人形のようだ。目できれいな瞼の形もしっかり堪能する。
布団の中に入り込み抱きしめる。何をしても起きないから髪から始まり、顔中にキスをして、唇も角度を変えて触れ合う。
彼がむずがって頭を振るのも可愛い。
「ふふ」まだむずがっている。
「朝だよ」
リゲルは目を何度かこすって、パチパチすると「わー遅刻する」といってベッドから飛び起きる。
ベッドに僕がいることなんて気付いていないのか、気にならないのか。
こんな扱いを受けたことないが、笑いがこぼれて仕方がない。
リゲルは寝ぼけて、慌てて部屋を出ようとして、また戻ってくる。
「制服着ていなかった」
僕は笑いながら「まだ朝食を食べても間に合う時間だよ」
「そうなんすか。驚いた。遅刻かと思った。あれ先輩何してるんですか?」
リゲルは自分のベッドにいる僕を不思議そうに見ていう。僕は吹き出して笑ってしまう。
「もしかしておれを起こそうとしてくれたのに、おれが突き飛ばしたんですか? すみません!」
焦って何度も謝るリゲル。
僕は笑いながらが「僕が勝手にしたことだから気にしないで」と否定も肯定もしない。
「やっぱりおれなんですね」
「まさか生徒会長と一緒の部屋だなんて、先生に言ったら変えてくれるかな。目立つようなことをしたら目をつけられるだろうか。いっそ病気になったってことで学園を辞めるか。親にはなんて言えば・・」
わかりやすく悩んでいる。僕との同室がそれほどまで嫌とは! 怒りも湧くが、悲しみといった初めての感情に胸が苦しいほどだ。
なぜそこまで嫌われているのかと衝撃だ。
動揺を隠して優しく優しく声をかける。
彼は驚きで、飛び上がって壁に頭をぶつけた。
「大丈夫?」
涙目になっている彼が本当に心配になる。
なんとか彼を宥めて部屋に連れて行く。リゲルは茶髪を揺らして、黒色の目に涙を浮かべて、ビクビク小動物みたいに怯えていた。
庇護欲をそそる可愛い姿に悶える。
好きな子をいじめる神経がわからなかったが、新たな扉を開いてしまいそうだ。
リゲルに負担に思われない程度に世話をする。一年生というのもあるが、彼は少し抜けていていくらでも手伝うことがあった。
自領に帰れば、身の回りのことは全て侍従や担当の者がやってくれる身だが、リゲルの世話をするのは楽しかった。
リゲルは、髪は乾かさずに寝ようとするし、朝起きればかならず寝癖がついている。
ボサボサの髪でも彼は気にしない。自領で作ったヘアオイルの試作品があるから、試させてほしいとお願いして風呂上がりには髪を乾かしてブラシで整え、朝もブラッシングをする。
リゲルの愛らしい顔にぴったりの茶髪は今では艶々と輝いている。
制服のタイも上手く結べないリゲルに教えるフリをして複雑な手順を伝える。彼は「できない」と涙目になるから、今では毎朝、僕が制服を着せてタイを結んであげる。彼に似合うように制服の手入れもしている。
宿題があることも忘れているので、宿題があることを思い出すように声をかけて、わからない問題は教えてあげる。
朝が弱いリゲルを起こすのも僕の役割だ。彼が起きている時は、元気な様子が前面に来るのだが、その印象的な目を閉じていると、小さくて整った顔に可愛い唇がついており精巧な人形のようだ。目できれいな瞼の形もしっかり堪能する。
布団の中に入り込み抱きしめる。何をしても起きないから髪から始まり、顔中にキスをして、唇も角度を変えて触れ合う。
彼がむずがって頭を振るのも可愛い。
「ふふ」まだむずがっている。
「朝だよ」
リゲルは目を何度かこすって、パチパチすると「わー遅刻する」といってベッドから飛び起きる。
ベッドに僕がいることなんて気付いていないのか、気にならないのか。
こんな扱いを受けたことないが、笑いがこぼれて仕方がない。
リゲルは寝ぼけて、慌てて部屋を出ようとして、また戻ってくる。
「制服着ていなかった」
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「そうなんすか。驚いた。遅刻かと思った。あれ先輩何してるんですか?」
リゲルは自分のベッドにいる僕を不思議そうに見ていう。僕は吹き出して笑ってしまう。
「もしかしておれを起こそうとしてくれたのに、おれが突き飛ばしたんですか? すみません!」
焦って何度も謝るリゲル。
僕は笑いながらが「僕が勝手にしたことだから気にしないで」と否定も肯定もしない。
「やっぱりおれなんですね」
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