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こんな日
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雷が鳴っているあの大雨の日。
私は、あなたに「怖いから」と抱きついた。
あなたは、「子供だなぁ。」なんて笑ったけど、それでもよかった。
あなたの隣にいられるなら。
久しぶりの快晴のあの朝。
あなたは、私に「幸せになってな。」と合鍵を返した。
私は、「なんで」と繰り返した。
わかってくれ、なんて言われてもわからなかった。
あなたが隣にいないことなんて、受け入れたくない。
雷は、もう怖くない。
私は、あなたに「怖いから」と抱きついた。
あなたは、「子供だなぁ。」なんて笑ったけど、それでもよかった。
あなたの隣にいられるなら。
久しぶりの快晴のあの朝。
あなたは、私に「幸せになってな。」と合鍵を返した。
私は、「なんで」と繰り返した。
わかってくれ、なんて言われてもわからなかった。
あなたが隣にいないことなんて、受け入れたくない。
雷は、もう怖くない。
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