140字短編集

ソメイヨシノ

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結局彼に惚れた私の負け

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喉から手が出そうなほど彼が欲しかったし、彼を守るために死にかけるほど彼を愛してた。だから「守ってくれたお礼に何でもするよ」彼の言葉が死ぬ程嬉しかった。「彼女と別れて私と付き合って」「一度だけ抱いて」沢山して欲しいことはあった。なのに「じゃあ缶ジュース奢ってよ」しか出てこなかった。
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