7 / 7
未来を繋いだ約束
しおりを挟む
世界は一変しました。暗雲は晴れ、輝く太陽と雲一つない青空が広がっています。
「あんたの言うように、どうやらこの作品もハッピーエンドを迎えるみたいだね」
「うん」と言いながら、スカーレットを抱いたまま、クララは歩みを止めた。
「どうした?エンディングを読みに行かないの?ティーパーティをしてるんでしょ?」
「う~ん、行かない」
クララは突然駄々っ子みたいな口ぶりを始めた。スカーレットは目をまん丸にする。
「えっなんで?ここまできて、最後まで読まないってアリ?」
「そうだなぁ・・・よし、一年後にしよう!一年後の10月3日になった瞬間に本を開くのよ」
「なんで10月3日?」
「私の誕生日」にこっとする
「なにそれ!意味わかんない。それに実は私、クララには黙っていたけど・・・」
言葉を遮らせたくて、ぎゅっと抱きしめた。スカーレットはちょっと驚いたみたいだ。
「ね?そうしよ。一年後に逢う約束をしよう。誕生プレゼント要らないから、お願い、お願いだから」
なんでクララが涙ぐむのかは分からない。この時点のスカーレットには理解し得ない。それでも・・・
「わかった、わかったから泣かないで。一年か・・・私も頑張ってみるからさ」
一年後。あの懐かしい森で、クララは空を見上げながらスタスタと歩いて行く。
鼻歌を奏で、時折両腕を広げて舞い踊る気持ちで。背中に一年ぶりの愛おしい声を浴びせられながら。
「ねえ待ってよ!何で顔を合わせようとしないのよ?言う通り一年間待ったでしょ?」
キーキーと車椅子の音を立てて、スカーレットはおかんむりの様子だ。
けれど、今振り返って顔を合わせたら、きっと瞳から何か溢れ出てしまう。だからずっと顔を上げていた。
(亡くなってしまう筈のスカーレットがこうして生きている!大袈裟じゃない、未来を、運命を変えたんだ!)
「それにちょっと!ちゃんと相談に乗ってよ!」
「はいはい、なんですか?」相変わらず振り向かない。
「さっき言ったでしょ?新しい手術なんだって。上手くすれば脚も動くかもって、受けるべきかなぁって」
「えーっ私に医学なんて分からないよ。お医者様の言う通りにしたらいいんじゃない?」
「そうゆう事じゃなくない?クララに言って欲しい言葉は・・・」
スカーレットが瞳を伏せたチャンスに、クララは車椅子の後ろに回り込んだ。切ない彼女の言葉に応える為に。
「あなたは酷いわ!私がこんなにも不安を募らせているってゆうのに」
後ろからぎゅっとハグした。言葉に代わる熱い気持ちを伝えたかった。それが分からないスカーレットではない。
「弱いわ、もっと強く」
「はい!」
溢れる陽光の元で、スカーレットは軽くステップを踏んで見せた。
パチパチと拍手を送るクララは、こんなに美しいダンスは初めてだと賞賛した。
「大袈裟、こんなの全然本調子じゃないんだから」
「でもダンススクールの試験に受かったんでしょ?舞台に立てる第一歩じゃない!」
「まあね、去年思い切って手術して良かったよ」
さらに一年後を再会の日として約束をしていた。スカーレットの元気な姿こそが、なによりの贈り物だ。
二人で並んで歩いた。一緒に『クララの大冒険』のエンディングを読んで、ぎゅっと手を握り合った。
「変わったねクララ。自らティーパーティを主催して、森の動物達を招待するなんて」
「そうして森の仲間達を繋ぐ役をするの。もういじめっ子も鼻つまみ者もいない、みんな仲良しだよ」
「あの弱気だったクララがまさかねぇ・・・そう言えば、あんたは?卒業してなにしてるの?」
「そこは何て言うかあれだから、大丈夫」
「・・・なにも教えてくれない」
「ところでスカーレット、今年は誕生日プレゼントを要求するわよ」
「あーごめん。用意してないや」
「後での話。読み終わった『クララの大冒険』を大学の寮に送って、464号室よ」
「そっか過去のあんたが本を手にしなければ、『つじつま』が合わないもんね」
「そうゆう事。きっと寮母さんがうっかりして、2年後に渡しに来てくれるから」
「じゃあもう再会の約束はないのね。これっきり、本当にお別れなんだね」
寂しさに憂いの表情を浮かべるスカーレットを、背を屈めて覗き込んだクララは、溢れる笑顔で想いを伝えた。
「ううん、約束をするよ。少し時間は掛かるかも知れないけれど。私もしっかりと歩んで行く。
『こんな私』って口癖を直して、自分に誇れる自分になって、そしたらきっと、逢いに行くわスカーレット」
瞳を上げて笑顔を返してから、スカーレットはぽんぽんとクララの頭を優しく叩く。それから両手を広げてぎゅっと抱きしめる。クララもお返しにスカーレットの背中に腕をまわす。
尊く清らかな抱擁を交わし、永い時を過ごした。二人の心の中で、パタンと本の閉じる音がするその時まで。
駅の雑踏は一際激しく、久しぶりに集まった同期生達を困惑させた。
「やばいよルカ!駅前からもう行列が始まってるみたいなもの。早く行かないと」
「ちょっと待ってミキナ!クララが電話してるから」
公衆電話から二人の元へ戻ったクララは、雑踏に流されない落ち着きを保っている。
「連絡が着いたわ、今週末には刊行出来るって。ユリちゃんも喜んでくれてた」
「じゃあいよいよ絵本が完成するんだね。努力が実ったねクララ!」
「ありがとうルカ。ルカが素敵な挿絵を描いてくれたおかげだよ」
「こっちこそありがとう。まだ駆け出しのイラストレーターの絵を採用してくれて」
「だって、ルカ以上にウサギのクララを可愛く描いてくれる人はいないもの」
「ルカは知ってたかもだけど、私ゃ驚かされたよ。クララが出版社に勤めて、しかも編集から営業までやり切るなんて」
「だって仕方がないわ。チルトンの童話を現代の子供達に読ませたいもの、それには自分で動かないとね」
クララはしっかりとした意思を示し、やり遂げる力を備え、それでいて優しい素敵な大人へと成長していた。
そうこうする内に、次の列車が駅に到着した。降車する人々が新たな雑踏を作り出す。
「もう本当に並ばないとやばそう」
ミキナを先頭に行列の最後尾に着く。しばらくして、ドーム状の劇場の屋根が遠くに見えてきた。
「それにしても凄い人の数。私らなんて豆粒だよ。名前付きのタオルでも振り回せば、見つけて貰えるかもだけど」
「それよりか、推しの好きな花束を持ち寄るとかどう?舞台から見たら、好きな花一色に染まるんだよ」
「んふっ素敵な思い付きだね」
でもクララの心には、絶対の自信があった。肩に掛けたトートバックに古めかしい本を携えている。
(『クララの大冒険』を胸に抱いていれば、きっと見つけてくれるわ)
次第に会場がもうそこまで迫って来た。巨大なのぼりが幾本も、本日の主役の名を崇めて旗めく。
『天空を舞う唯一無二の翼。この世界に神より遣わされた奇跡の舞姫 シャイントゥア・スカーレット』
会場はひしめき合い、立ち見すら特設されている。クララ達は何とか手に入れたチケットで、観覧席に並んで座る。
劇場の明かりが落とされ、舞台の緞帳がゆっくりと持ち上がってゆく。会場のボルテージは否が応にも昇り詰める。そんな中にあってクララの胸には、あの豊かな自然の景色がありありと浮かんでいた。
森で出会った時は妖精かと思った。気球では風に舞う美しい髪に魅了された。湖では美しい肌と0距離で接した。屈託なく笑って、からかわれて冗談を言って。涙汲むと、優しく頬を拭って頭を撫でて慰めてくれた。
反対に切ない表情を浮かべられた時には、胸が熱くなった。
(考えて見れば、私達の出逢いは本と想い出の中だけ。それは、儚くて素敵な出来事だったね)
緞帳の裾から、細い脚のシルエットが現れた。その時は、もうすぐそこに迫っている。
(あなたがこの世界にいてくれるから、約束が果たせるの。ありがとう、そして本当に逢いたかった!)
「あんたの言うように、どうやらこの作品もハッピーエンドを迎えるみたいだね」
「うん」と言いながら、スカーレットを抱いたまま、クララは歩みを止めた。
「どうした?エンディングを読みに行かないの?ティーパーティをしてるんでしょ?」
「う~ん、行かない」
クララは突然駄々っ子みたいな口ぶりを始めた。スカーレットは目をまん丸にする。
「えっなんで?ここまできて、最後まで読まないってアリ?」
「そうだなぁ・・・よし、一年後にしよう!一年後の10月3日になった瞬間に本を開くのよ」
「なんで10月3日?」
「私の誕生日」にこっとする
「なにそれ!意味わかんない。それに実は私、クララには黙っていたけど・・・」
言葉を遮らせたくて、ぎゅっと抱きしめた。スカーレットはちょっと驚いたみたいだ。
「ね?そうしよ。一年後に逢う約束をしよう。誕生プレゼント要らないから、お願い、お願いだから」
なんでクララが涙ぐむのかは分からない。この時点のスカーレットには理解し得ない。それでも・・・
「わかった、わかったから泣かないで。一年か・・・私も頑張ってみるからさ」
一年後。あの懐かしい森で、クララは空を見上げながらスタスタと歩いて行く。
鼻歌を奏で、時折両腕を広げて舞い踊る気持ちで。背中に一年ぶりの愛おしい声を浴びせられながら。
「ねえ待ってよ!何で顔を合わせようとしないのよ?言う通り一年間待ったでしょ?」
キーキーと車椅子の音を立てて、スカーレットはおかんむりの様子だ。
けれど、今振り返って顔を合わせたら、きっと瞳から何か溢れ出てしまう。だからずっと顔を上げていた。
(亡くなってしまう筈のスカーレットがこうして生きている!大袈裟じゃない、未来を、運命を変えたんだ!)
「それにちょっと!ちゃんと相談に乗ってよ!」
「はいはい、なんですか?」相変わらず振り向かない。
「さっき言ったでしょ?新しい手術なんだって。上手くすれば脚も動くかもって、受けるべきかなぁって」
「えーっ私に医学なんて分からないよ。お医者様の言う通りにしたらいいんじゃない?」
「そうゆう事じゃなくない?クララに言って欲しい言葉は・・・」
スカーレットが瞳を伏せたチャンスに、クララは車椅子の後ろに回り込んだ。切ない彼女の言葉に応える為に。
「あなたは酷いわ!私がこんなにも不安を募らせているってゆうのに」
後ろからぎゅっとハグした。言葉に代わる熱い気持ちを伝えたかった。それが分からないスカーレットではない。
「弱いわ、もっと強く」
「はい!」
溢れる陽光の元で、スカーレットは軽くステップを踏んで見せた。
パチパチと拍手を送るクララは、こんなに美しいダンスは初めてだと賞賛した。
「大袈裟、こんなの全然本調子じゃないんだから」
「でもダンススクールの試験に受かったんでしょ?舞台に立てる第一歩じゃない!」
「まあね、去年思い切って手術して良かったよ」
さらに一年後を再会の日として約束をしていた。スカーレットの元気な姿こそが、なによりの贈り物だ。
二人で並んで歩いた。一緒に『クララの大冒険』のエンディングを読んで、ぎゅっと手を握り合った。
「変わったねクララ。自らティーパーティを主催して、森の動物達を招待するなんて」
「そうして森の仲間達を繋ぐ役をするの。もういじめっ子も鼻つまみ者もいない、みんな仲良しだよ」
「あの弱気だったクララがまさかねぇ・・・そう言えば、あんたは?卒業してなにしてるの?」
「そこは何て言うかあれだから、大丈夫」
「・・・なにも教えてくれない」
「ところでスカーレット、今年は誕生日プレゼントを要求するわよ」
「あーごめん。用意してないや」
「後での話。読み終わった『クララの大冒険』を大学の寮に送って、464号室よ」
「そっか過去のあんたが本を手にしなければ、『つじつま』が合わないもんね」
「そうゆう事。きっと寮母さんがうっかりして、2年後に渡しに来てくれるから」
「じゃあもう再会の約束はないのね。これっきり、本当にお別れなんだね」
寂しさに憂いの表情を浮かべるスカーレットを、背を屈めて覗き込んだクララは、溢れる笑顔で想いを伝えた。
「ううん、約束をするよ。少し時間は掛かるかも知れないけれど。私もしっかりと歩んで行く。
『こんな私』って口癖を直して、自分に誇れる自分になって、そしたらきっと、逢いに行くわスカーレット」
瞳を上げて笑顔を返してから、スカーレットはぽんぽんとクララの頭を優しく叩く。それから両手を広げてぎゅっと抱きしめる。クララもお返しにスカーレットの背中に腕をまわす。
尊く清らかな抱擁を交わし、永い時を過ごした。二人の心の中で、パタンと本の閉じる音がするその時まで。
駅の雑踏は一際激しく、久しぶりに集まった同期生達を困惑させた。
「やばいよルカ!駅前からもう行列が始まってるみたいなもの。早く行かないと」
「ちょっと待ってミキナ!クララが電話してるから」
公衆電話から二人の元へ戻ったクララは、雑踏に流されない落ち着きを保っている。
「連絡が着いたわ、今週末には刊行出来るって。ユリちゃんも喜んでくれてた」
「じゃあいよいよ絵本が完成するんだね。努力が実ったねクララ!」
「ありがとうルカ。ルカが素敵な挿絵を描いてくれたおかげだよ」
「こっちこそありがとう。まだ駆け出しのイラストレーターの絵を採用してくれて」
「だって、ルカ以上にウサギのクララを可愛く描いてくれる人はいないもの」
「ルカは知ってたかもだけど、私ゃ驚かされたよ。クララが出版社に勤めて、しかも編集から営業までやり切るなんて」
「だって仕方がないわ。チルトンの童話を現代の子供達に読ませたいもの、それには自分で動かないとね」
クララはしっかりとした意思を示し、やり遂げる力を備え、それでいて優しい素敵な大人へと成長していた。
そうこうする内に、次の列車が駅に到着した。降車する人々が新たな雑踏を作り出す。
「もう本当に並ばないとやばそう」
ミキナを先頭に行列の最後尾に着く。しばらくして、ドーム状の劇場の屋根が遠くに見えてきた。
「それにしても凄い人の数。私らなんて豆粒だよ。名前付きのタオルでも振り回せば、見つけて貰えるかもだけど」
「それよりか、推しの好きな花束を持ち寄るとかどう?舞台から見たら、好きな花一色に染まるんだよ」
「んふっ素敵な思い付きだね」
でもクララの心には、絶対の自信があった。肩に掛けたトートバックに古めかしい本を携えている。
(『クララの大冒険』を胸に抱いていれば、きっと見つけてくれるわ)
次第に会場がもうそこまで迫って来た。巨大なのぼりが幾本も、本日の主役の名を崇めて旗めく。
『天空を舞う唯一無二の翼。この世界に神より遣わされた奇跡の舞姫 シャイントゥア・スカーレット』
会場はひしめき合い、立ち見すら特設されている。クララ達は何とか手に入れたチケットで、観覧席に並んで座る。
劇場の明かりが落とされ、舞台の緞帳がゆっくりと持ち上がってゆく。会場のボルテージは否が応にも昇り詰める。そんな中にあってクララの胸には、あの豊かな自然の景色がありありと浮かんでいた。
森で出会った時は妖精かと思った。気球では風に舞う美しい髪に魅了された。湖では美しい肌と0距離で接した。屈託なく笑って、からかわれて冗談を言って。涙汲むと、優しく頬を拭って頭を撫でて慰めてくれた。
反対に切ない表情を浮かべられた時には、胸が熱くなった。
(考えて見れば、私達の出逢いは本と想い出の中だけ。それは、儚くて素敵な出来事だったね)
緞帳の裾から、細い脚のシルエットが現れた。その時は、もうすぐそこに迫っている。
(あなたがこの世界にいてくれるから、約束が果たせるの。ありがとう、そして本当に逢いたかった!)
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
陰陽師と結ばれた縁
サクサク
ファンタジー
2本に古くから続く一族の直系に生まれた女の子、安倍咲月は一族の中では霊力と神力が少なく、使用人や分家の親族からは“役たたず”と呼ばれていた。
だが、現当主である成親は彼女に最大限の愛情を注いでいる。
そして、そんな彼女の傍には強い力を持たないのその姿を見る事すっらできない、守護神である十二神将が控えていた。
18歳の誕生日に他の兄妹と同じように、一族内での成人式裳儀に挑むことになるのだが・・・・・。
※なろう、カクヨムでも同じ小説を掲載中です。
どうぞよろしくお願いいたします。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~
桂
ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。
そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。
そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる