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窓際の不思議な彼-part28-担当者
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■担当者
「先生!先生!」
「いるのは分かってるんですよ!」
「出てきてください!」
「ほら。やっぱり!」
「連絡くらいしてくださいよ」
「あっ!また高校デビューって言った!」
「それは言わない約束でしょ!」
「まったく・・・」
「今日、奥様は?」
「え?婦人会?」
「ただの井戸端会議?」
「はは。駄目ですよ。そんなこと言っちゃ・・・ふふ」
「どうですか?天啓はきましたか?」
「そうですか・・・」
「ええ。編集部からも・・・そろそろ、と・・・」
「・・・」
「先生。どうですか?外で食事でも」
「良い気候ですよ」
「書斎に籠りきりじゃあ・・・」
「ええ。行きましょう!すぐに!」
「それにしても、いいんですか?」
「自分なんかがこんな物言いをして・・・」
「ええ。いや、そりゃあ、やりやすいですが」
「ああ、前の担当の・・・」
「たしかにあの人は、厳しいですからね・・・」
「仕事熱心と言えばそうですが・・・」
「・・・お察しします・・・」
「本当に、良い気候ですね・・・」
「何か食べたい物のリクエストはありますか?」
「え?麻婆豆腐?」
「しかも、激辛?」
「先生、大丈夫ですか?」
「え?見くびるなって?」
「うーん。そうですか・・・」
「じゃあ・・・」
「ちょっと、遠出になりますけど・・・」
「いいですか?」
「はい。このお店です」
「自分で辛さを選べるんですが・・・」
「ほどほどにしておいた方が・・・」
「結構、有名ですよ」
「ほら。激辛を食べきった人の写真が・・・」
「いや、ホントに・・・」
「ほどほどに・・・」
「分かりました。お付き合いします!」
「え?無理するな?」
「先生・・・見くびってもらっては困ります」
「ほら。あそこを見て下さい」
「そう。私です」
「いやー。あの辛さは・・・常人には・・・」
「え?うーん。ホントに?いけます?」
「え?あそこ?」
「ああ!先生・・・まさか」
「かなりいける方だったんですね・・・」
「良し!では、注文しましょう!」
「せ、先生・・・」
「大丈夫ですか?」
「すいません。自分のせいで・・・」
「いえ、そんな・・・」
「あっ!また言った!」
「食べきれなかったからって!」
「負けず嫌いなんだから・・・」
「まったく・・・」
「もう少し休んでから行きましょう・・・」
「え?なにか閃いたんですか?」
「天啓が?」
「いや・・・それって・・・」
「三途の川・・・」
「本当に大丈夫ですか?」
「ええ。分かりました」
「先生、もし、良かったら・・・」
「近くに大型の書店があるんですが」
「ええ。行ってみますか?」
「では、行きましょう!」
「どうです?かなりの品揃えですよ」
「ふふ。珍しい書籍もあります」
「あれなんかは・・・」
「聞いちゃいない・・・」
「ん?どうしました?」
「ああ、この本。珍しいですよね」
「今ではそんなに見かけませんね」
「先生もお好きなんですか?」
「え?この本を熱心に読んでいたのが?」
「例の公園の?」
「いやー。どうでしょう?」
「自分の知っている彼かは・・・」
「そもそも、こっちの方には・・・」
「ええ。まあ、絶対は無いですが・・・」
「あっ、ほら。先生のコーナーもありますよ!」
「ほらほら。何を恥ずかしがってるんですか」
「え?バレました?」
「何とか書いてもらいたくてですね・・・」
「モチベーションアップ狙いです」
「あれ?その本のシリーズを買われるんですか?」
「そんなに?」
「お持ちしますよ」
「他作品からも影響を受けるものですか?」
「ああ、そうですね・・・」
「先生の場合は、また違いますもんね・・・」
「お疲れ様です」
「購入した本は書斎に置いておきますね!」
「よいしょっと」
「ん?なんです?」
「あっ!原稿!」
「え?もう書けてたんですか?」
「先生・・・」
「ありがとうございます!」
「そして・・・」
「書けてたんなら言ってくださいよ!」
「もう!書けてるの知ってたら」
「途中で編集部に寄れたじゃないですか!」
「まったく・・・」
「あっ!また言った!」
「よーし。こうなったら!」
「こっちも遠慮しませんよ!」
「この・・・天啓作家!」
「先生!先生!」
「いるのは分かってるんですよ!」
「出てきてください!」
「ほら。やっぱり!」
「連絡くらいしてくださいよ」
「あっ!また高校デビューって言った!」
「それは言わない約束でしょ!」
「まったく・・・」
「今日、奥様は?」
「え?婦人会?」
「ただの井戸端会議?」
「はは。駄目ですよ。そんなこと言っちゃ・・・ふふ」
「どうですか?天啓はきましたか?」
「そうですか・・・」
「ええ。編集部からも・・・そろそろ、と・・・」
「・・・」
「先生。どうですか?外で食事でも」
「良い気候ですよ」
「書斎に籠りきりじゃあ・・・」
「ええ。行きましょう!すぐに!」
「それにしても、いいんですか?」
「自分なんかがこんな物言いをして・・・」
「ええ。いや、そりゃあ、やりやすいですが」
「ああ、前の担当の・・・」
「たしかにあの人は、厳しいですからね・・・」
「仕事熱心と言えばそうですが・・・」
「・・・お察しします・・・」
「本当に、良い気候ですね・・・」
「何か食べたい物のリクエストはありますか?」
「え?麻婆豆腐?」
「しかも、激辛?」
「先生、大丈夫ですか?」
「え?見くびるなって?」
「うーん。そうですか・・・」
「じゃあ・・・」
「ちょっと、遠出になりますけど・・・」
「いいですか?」
「はい。このお店です」
「自分で辛さを選べるんですが・・・」
「ほどほどにしておいた方が・・・」
「結構、有名ですよ」
「ほら。激辛を食べきった人の写真が・・・」
「いや、ホントに・・・」
「ほどほどに・・・」
「分かりました。お付き合いします!」
「え?無理するな?」
「先生・・・見くびってもらっては困ります」
「ほら。あそこを見て下さい」
「そう。私です」
「いやー。あの辛さは・・・常人には・・・」
「え?うーん。ホントに?いけます?」
「え?あそこ?」
「ああ!先生・・・まさか」
「かなりいける方だったんですね・・・」
「良し!では、注文しましょう!」
「せ、先生・・・」
「大丈夫ですか?」
「すいません。自分のせいで・・・」
「いえ、そんな・・・」
「あっ!また言った!」
「食べきれなかったからって!」
「負けず嫌いなんだから・・・」
「まったく・・・」
「もう少し休んでから行きましょう・・・」
「え?なにか閃いたんですか?」
「天啓が?」
「いや・・・それって・・・」
「三途の川・・・」
「本当に大丈夫ですか?」
「ええ。分かりました」
「先生、もし、良かったら・・・」
「近くに大型の書店があるんですが」
「ええ。行ってみますか?」
「では、行きましょう!」
「どうです?かなりの品揃えですよ」
「ふふ。珍しい書籍もあります」
「あれなんかは・・・」
「聞いちゃいない・・・」
「ん?どうしました?」
「ああ、この本。珍しいですよね」
「今ではそんなに見かけませんね」
「先生もお好きなんですか?」
「え?この本を熱心に読んでいたのが?」
「例の公園の?」
「いやー。どうでしょう?」
「自分の知っている彼かは・・・」
「そもそも、こっちの方には・・・」
「ええ。まあ、絶対は無いですが・・・」
「あっ、ほら。先生のコーナーもありますよ!」
「ほらほら。何を恥ずかしがってるんですか」
「え?バレました?」
「何とか書いてもらいたくてですね・・・」
「モチベーションアップ狙いです」
「あれ?その本のシリーズを買われるんですか?」
「そんなに?」
「お持ちしますよ」
「他作品からも影響を受けるものですか?」
「ああ、そうですね・・・」
「先生の場合は、また違いますもんね・・・」
「お疲れ様です」
「購入した本は書斎に置いておきますね!」
「よいしょっと」
「ん?なんです?」
「あっ!原稿!」
「え?もう書けてたんですか?」
「先生・・・」
「ありがとうございます!」
「そして・・・」
「書けてたんなら言ってくださいよ!」
「もう!書けてるの知ってたら」
「途中で編集部に寄れたじゃないですか!」
「まったく・・・」
「あっ!また言った!」
「よーし。こうなったら!」
「こっちも遠慮しませんよ!」
「この・・・天啓作家!」
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