窓際の不思議な彼

tatudoshinosasoriza

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窓際の不思議な彼-part51-青春

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■青春
「綾部君!」
「木下君!」
「こっちこっち!」
「ほら。叶ちゃん」
「ぷふっ」
「ごめんごめん。だって・・・」
「叶ちゃん・・・緊張しすぎ・・・だから・・」
「ぷぷっ・・・」
「ごめんって!もう笑わないから!」
「ふう」
「良し!」
「みんな揃ったね!」
「木下君?」
「ちょっとー!どうしたのよ。みんな」
「そんなに緊張してたら、楽しめないよ!」
「綾部君は・・・」
「相変わらず、マイペース・・・」
「良し!では、改めて!」
「遊ぼうー!」


「叶ちゃん?」
「駄目よ!私とばかり話してちゃ!」
「ほれほれ!男子とも喋りなさーい!」
「はいはい。ちゃんとフォローしますから・・・」


「うりうり!ほら、ちゃんと喋れるじゃん」
「はいはい。もう、茶化しませんよ」
「良かったよ。叶ちゃんが一緒に遊ぶのOKしてくれてさ」
「しかも、男子と」
「いやー、成長が感じられて、嬉しいですなー」
「え?これも茶化し?」
「ふふーん。はい。お菓子!」
「え?その手には乗らない?」
「じゃあ・・・こっち!」
「ふふふ。これには抗えまい・・・」
「あはは。おかしい!」


「木下君!」
「今日はありがとね!」
「うん。叶ちゃんも、私も、しっかり楽しんでるよー」
「あっ、でもね?」
「私が・・・」
「叶ちゃんのボディーガードであることを忘れずに!」
「ははは。冗談冗談!」
「いやー、でもさ、ホントに良かったよー」
「なんていうの?青春?って感じじゃん?」
「意外と、クラスのみんなも誘ったら・・・」
「もっと大勢で遊べるかも?」
「ね?まだ、男子と女子の壁が埋まってない感あるよね?」
「え?私がいるおかげで?」
「そう?ありがとう!」
「そういう私も壁役だったんだけどね・・・」
「うん。この前の綾部君と木下君の作戦以来ね・・・」
「え?あんなのバレバレだよー!」
「大丈夫!叶ちゃんは鈍チンだもん!」
「気付いてないよ!」
「あの作戦は二人で考えたんでしょ?」
「え?ほぼ綾部君が?」
「そうだったんだ・・・」
「うん。綾部君とは中学が同じ」
「うーん。中学の頃と変わんないと思うよ?」
「うん。あんな感じ」
「あんな感じっていうと失礼か・・・」
「なんていうか・・・不思議な・・・」
「マイペースの極み!みたいな?」
「うん。でもさ、話しかけやすい空気感だし」
「穏やかで、優しい感じ?」
「うん。誰とでも話してたね」
「実はね・・・あのミステリアスな感じに・・・」
「惹かれている子も・・・」
「いたとか・・・いなかったとか・・・」
「あはは。ね?どっちだよって感じだよね」
「おお?見てよ!木下君!」
「二人が急接近してるよ」
「おお。おお。話とる話とる」
「どうする?邪魔しに行く?」
「ええー、行こうよ!」
「お熱い二人を茶化しましょうぜ!旦那!」
「え?ノリがおじさん?」
「こらこら。誰がおっさんじゃい!」
「ほら!行こ?」


「ヒューヒュー!お熱いですなー!お二人さん!」
「え?ちょっとー、なによ、みんなで!」
「こんな美少女をおじさん扱いしてー!」
「コラコラ!そこ!美樹おじさん言うな!」
「ツボるな!」
「もう!」


「良かった・・・」
「叶ちゃん、楽しんでくれてて・・・」
「うん。もちろん!私も超楽しんでるよ!」
「うん。もちろんだよ!二人で遊ぶ時間も大事にしてさ」
「たまには、こうやって遊ぶのも・・・良いもんでしょ?」
「おお!そうかそうか!お姉ちゃんは嬉しいぞ!」
「え?お姉ちゃんキャラは無理?」
「な、なんでよ?」
「ええー・・・」
「いやいや、お姉ちゃん役するなら私じゃない?」
「いやいや、叶ちゃんにお姉ちゃん役は似合わないから!」
「いやいや、お菓子に釣られてる子には無理です!」
「いやいや、いやいや・・・」


「はあー・・・楽しいけど・・・疲れた・・・」
「なんか、話したり、笑いすぎて、喉が・・・」
「ん?え?飲み物?」
「あ、ありがと!」
「お、お金・・・」
「え?良いの?」
「ホント?」
「じゃあ・・・」
「ありがとね。綾部君」
「ふふ。変わらないね」
「ホント、感謝してるよ」
「え?ホント?」
「綾部君も木下君も、楽しんでくれてる?」
「良かった!」
「ぷふっ」
「ご、ごめん。綾部君は・・・」
「あんまり、表情が変わらないから・・・」
「ねえねえ、今度さ・・・」
「綾部君の呼んでる本・・・」
「貸してくれない?」
「うん。ちょっと・・・興味あるんだ・・・」
「ん?」
「うわっ!?」
「ちょっ、近い!叶ちゃんも、木下君まで!」
「いつの間に・・・」
「ちょっ!茶化すんじゃない!」
「ヒューヒュー言うな!」
「もう!」


「喉・・・ヤバイかも・・・」
「いや、叶ちゃんもだよ?」
「木下君もだって!」
「ぷふっ」
「綾部君は・・・」
「ぷふふっ・・・」
「あはははは・・・」
「か、変わってない・・・」
「変わってないのが・・・ツボる・・・」
「ツボるから・・・」
「ちょっ・・・わざと・・・喋らないでよ・・・」
「だ、駄目・・・」
「わ、笑っちゃう・・・」
「あははははは」
「お、おかしいー」


「あー・・・声がガラガラな気がする・・・」
「では、みなさん!」
「今日はお疲れ様でした!」
「また、みんなで遊ぼ?」
「良い?帰るまでが遠足だからね!」
「はいはい。じゃあね!」
「また、学校で!」
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