窓際の不思議な彼

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窓際の不思議な彼-part56-ナポリタン

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■ナポリタン
「僕は・・・」
「なんて愚かなんだ・・・」
「また・・・同じ過ちを・・・繰り返している」
「お菓子・・・」
「カップ麺・・・」
「コンビニ・・・」
「レトルト・・・」
「・・・」
「我ながら・・・」
「なんとひどい食生活か・・・」
「この前・・・誓ったのに・・・」
「ちゃんとした食事をするって・・・」
「誓った・・・はずなのに・・・」
「駄目だ!」
「たまには、ちゃんと外出もして・・・」
「ちゃんとしたお店で食べよう!」
「良し!」
「最有力候補としては・・・」
「やはり、あそこのナポリタンか・・・」
「最初に行って以来・・・」
「ずっと頭の片隅にいた、あの!ナポリタン!」
「今日こそは・・・」
「いや、今日だからこそ!」
「自堕落な食生活から抜け出す為の!」
「これが!開戦の!狼煙だ!」


「僕は・・・馬鹿だ・・・」
「前回の反省を、何一つ学んじゃいない・・・」
「昼時も昼時・・・」
「ピークタイム・・・」
「外まで続く行列・・・」
「マダムやOLさん達の渦・・・」
「開戦するまでもなく・・・」
「僕の戦いは・・・幕を閉じた・・・」


「このお店・・・」
「ついに、みんなに知れて・・・」
「有名になっちゃったのかな・・・」
「あの行列に並ぶのは・・・」
「僕には・・・耐えられない・・・」
「しかし・・・」
「僕の意識は・・・」
「ナポリタンのことしか・・・」
「考えられなくなっている・・・」
「あ・・・ああ・・・」
「今、目の前で・・・」
「審判が・・・下された・・・」
「カレーとナポリタン・・・売り切れ・・・」
「まあ・・・僕が食べられる可能性は・・・」
「微塵も無かったけど・・・」
「無念・・・」


「はあ・・・」
「僕は・・・」
「なんと意思の弱いことか・・・」
「どうしても食べたくて・・・」
「結局・・・コンビニで・・・」
「ナポリタンを買ってしまった・・・」
「僕の馬鹿!」
「・・・グスっ」
「おわっ!?」
「や、やあ、レン君・・・」
「ち、違うよ?泣いてなんかないよ?」
「そう!気のせい!勘違いだから!」
「うん?そう・・・これから・・・お昼・・・」
「そんなこと・・・」
「言われなくても・・・分かってるんだよう・・・」
「・・・グスっ」
「いや・・・良いよ・・・」
「中に入って、どうぞ・・・」
「僕の話を聞いてよ・・・グスっ」


「それでね!聞いてよ!」
「お店の存在が認知されちゃってさー!」
「せっかくの僕のお気に入りがさー!」
「いや、まだ一回しか言ったことないけどね?」
「でさー!なんとかでさー!かんとかでさー!」


「ふう。すっきりした・・・」
「え?ちょっと怖かった?」
「ヤバイ奴?」
「一瞬で食べてた?」
「話しながら食べれる特技?」
「いやいや、そんな特技無いよ」


「レン君・・・」
「僕はね・・・」
「ここに誓うよ・・・」
「明日・・・」
「僕の自堕落生活は終わる・・・」
「うん。もう・・・」
「飽きたんだ・・・」
「こんな食生活に・・・」
「終わらせるよ・・・」
「明日・・・」
「全てを・・・」
「朝、開店と同時に・・・」
「一言・・・」
「ナポリタン!」
「これで・・・終わりだ・・・」
「さようなら・・・」
「全ての、自堕落生活・・・」









































「僕は・・・馬鹿だ・・・」
「定休日・・・」
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