窓際の不思議な彼

tatudoshinosasoriza

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窓際の不思議な彼-part65-ナポリタン、再び

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■ナポリタン、再び
「レン君!」
「今日は早めに、ここを閉めるよ?」
「はい!そんな顔をしない!」
「別に、追い出すわけじゃ・・・」
「だって・・・」
「ゲームしてばっかじゃん・・・」
「え?早く閉める理由?」
「ふっふっふ・・・」
「前に話したでしょ?」
「ナポリタンだよ!」
「え?まだ、行ってなかったのかって?」
「そうだよ!」
「中々、行く暇がなかったの!」
「明日、僕は念願の夢を叶えるのさ!」
「はい!そんな目で見ない!」
「はい!そういう発言はNG!」
「たかが・・・じゃないんだよ!」
「僕にとっては大事なことなの!」
「夢にまで出てきたんだから!」
「僕のナポリタンへの欲求は・・・」
「もう、限界なのさ・・・」
「え?早く閉める理由になってるか?」
「なってるよ!」
「いいかい?」
「早く閉めることにより・・・」
「僕は、早く家に帰れるだろ?」
「だから?」
「チッチッチッ!」
「分かってないな・・・」
「耳をかっぽじって、よーく聞きなさい!」
「まず、家に帰る!」
「すぐに、食事をする!」
「それにより、明日、起きてすぐ」
「僕は空腹を覚える!」
「そして!」
「お風呂に入る!」
「お風呂から出たら」
「入念なストレッチ!」
「そして!」
「とどめのホットミルク!」
「布団に入る!」
「そして・・・」
「これが、一番大事!」
「シミュレーション!」
「明日、起きて」
「すぐに支度!」
「出発!」
「お店まで行き!」
「ナポリタン!と一言!」
「完璧なシミュレーションをして!」
「寝る!」
「完璧・・・」
「完璧すぎて怖いくらいだよ・・・」
「自分の頭脳が恐ろしい・・・」
「・・・」
「なに?なんか文句でも?」
「え?馬鹿?」
「な、なんだぁ・・・テメエ・・・」
「わー!ごめんて!痛い!」
「と、とにかく・・・」
「今、行ったことを実現するために・・・」
「今日は、ここを早く閉める!」
「と、いうわけで・・・」
「閉店!ガラガラ!」
「・・・」
「ほ、ほら・・・」
「閉店・・・」
「え?定休日?」
「もちろん。調べてあるよ!」
「明日は営業日!通常営業!」
「抜かりなし!」
「わ、悪いね・・・」
「明日?」
「うん。ナポリタンを食べたら」
「ここに来るよ」
「うん。じゃあ、また明日」


「くっくっく・・・」
「完璧だ・・・」
「お風呂までの工程を済ませた・・・」
「あとは・・・」
「ストレッチ!」
「入念に!」
「むん!?」
「い、痛い・・・」
「あ・・・ヤバイ・・・」
「痛いーーーーー!!!」
「くっ・・・」
「変に、体を捻ったからか・・・」
「ふん!この程度で・・・」
「折れるものか・・・」
「次!」
「ホットミルク!」
「ふう・・・む?」
「いや・・・気のせいか・・・」
「次!」
「布団!」
「良し!」
「シミュレーション!」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「完璧だ・・・」
「あとは・・・」
「おやすみ・・・」
「明日・・・」
「ようやく・・・」
「夢が・・・」
「叶う・・・」


「は・・・腹が・・・」
「痛い・・・」
「ぐおおおおおおお!!!」
「な、なんでだ・・・」
「ま、まさか・・・」
「牛乳・・・」
「消費期限・・・」
「やっちまった・・・」
「か、体も・・・痛い・・・」
「・・・」
「また・・・」
「僕は・・・」
「敗れたのか・・・」
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