どうしてこうなった

レイちゃん

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あとがきと、幕間で語られる胸くそ悪い追憶と

戦闘終わったベガドリア 2

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一方、内政。


続いた戦争で、とにかく王国屈指の最貧地域だ。

仕方ないので帝国から巻き上げた財貨で各地の村々に苗だの肥料だの家畜だのを買い与えたら、女神扱いされた。
『今までの男爵や代官は日々食うものさえ税として奪い取った。アレスタ様は女神様だ!』と連呼された。
この程度で女神扱いされても困る。

納税できる程度に回復してもらえなければ、金庫が底をつく。
その場合、男爵領を維持するために永遠に侵略でも続けないといけなくなる。
そんなこと不可能だ。
『来年からはキッチリ取り立てるからな!しっかり栄養取って、しっかり働け!』
と言い聞かせたが、まぁそれでも女神扱いされている。



そして、豊かになると問題になるのが、盗賊の類だ。
単なる牛泥棒程度なら村の自警団に任せるが、組織だった野盗ともなると村民では対処できない。
働き手を誘拐されたり殺されるのも問題なので、歩兵小隊を輪番制で巡回させている。
来年からは徴税官の仕事も任せるので、顔つなぎにもなる。

将来的には、平地の多い南部で農作物や飼料の生産、山地もある北部で畜産、といったプランテーションの真似事で合理性を高めたい。
疫病や干ばつのダメージも大きくなるので、民芸品みたいな二次産業の育成もしたい。
宝石類をガンガン創造すれば手間もかからないが、経済も人間のやる気も崩壊する。
そんな悪手は害しか無い。

(そうなると、管理能力だよなぁ…
 売買の実務はアファームに投げるにしても、それを管理監督しないといけないよなぁ…
 街道も荒れているから、輸送能力向上には道路を整備しないといけないが…)

”街道を整備した結果、帝国兵の進軍速度が上がりました”では本末転倒だ。
そもそも、そんな金は無い。
公爵領ならともかく、男爵領の街道整備など王家直轄の事業だ。
王家や有力貴族に媚を売りまくって、予算や事業を引っ張ってくるのが下級貴族の仕事だ。
領内の街道を自力で整備できるほど男爵は裕福ではない。


と言うか、兵士連中に仕事を覚えさせないとフィーナが過労死しかねない。
』期間は終わり『』に、ひとまずはなった。
事務量も一般的になれば、家令一人で回るわけがない。
私が最大限サポートに回って、外部発注できるものはアファームに投げて、それでも日々クタクタだ。
フィーナは『貴族の仕事は、貴族がすべきです!』と真面目過ぎるのか、妙に頭が固い。

(まぁこの世界にはアウトソーシングなどという概念が無いからなぁ…)

アファームに『実務の出来る奴隷』を発注したが、断られた。
稀に破産した商家一族が奴隷市場に出ることもあるらしいが、需要が高いのですぐに買われるらしい。
他の貴族家から引き抜いた方が早いらしいが、そんな金があるならインフラに投資する。
一応、実家であるセージ公爵家には目ぼしい人材も多い。
だが、いつ戦争に巻き込まれるか分からない男爵領に、公爵家の侍従が好き好んで来るわけがない。

作戦本部の数人に実務を叩き込み、ようやく書類整理の簡単なサポートが出来るようになったところだ。
教育が追い付かないので、支援小隊から十数名を選抜してアファーム商会で実地訓練させている。
『雇い主に給金を払って仕事をさせるなんて、聞いたことが無い』と言われたが、まぁ授業料だ。
OJTという概念も、この世界には無い。
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