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1章 絶望の始まり
第一話
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紡錘形にたなびく雲の上、碧空に浮かぶ72の“箱庭“。それがこの世界『BARKOX』の全貌だ。
その箱庭ひとつ当たりの広さは一通りではなく、タダタカと名乗る一人のプレイヤーが測量を行ったところ、700㎢――大きさにして一般的な高等学校が持つ面積の約10倍――の底面に、333mの高さを持つ平たい箱であることが分かった。
“膨大”。ただただそう表現することしかできない72の箱庭の内部には、街や村、草原や森、洞窟や渓谷、湖畔や河川が存在していた。そのデータ量はペタバイト級すら凌ぐであろう。
72位の序列がある箱庭間を移動するには、強力な魔物の跋扈する各箱庭ダンジョン最深部を守護している「悪魔」を撃破しなければならない。
その巨大な箱庭は調査、研究を深く行い、幾重にもわたって紙一重の攻略を要されてきた。その箱庭の攻略最前線フロントラインは現在「箱庭階級18位:バティンの箱庭」であった。
約1万人の「ゲーマー」が攻略を続けるその世界。
≪Solomon World Online≫の物語である。
≪ブレイン・メモリーコア≫
次世代型VR、つまりはフルダイブのVRMMORPGをプレイするためのハードウェアである。旧来までの据え置き型の形状とは全く構造が異なり、それは奇妙なことに平たいベッドのような形状をしていた。
ヘッドギアを枕に横になると、すっぽりと頭を覆うようにそれが展開される。脳内の微細な電子の移動、つまり脳波を読み取り、それを操作することによってユーザーの五感情報を刺激し、まるで現実で起きているかのような体験を得ることが出来る。
その技術の根本は“夢”だそうだ。夢を脳波によって操作し、読み取った情報をオンライン上で同期させる。その技術によって、完全にゲームと現実の体を切り離しているのだ。更に、大脳皮質の電子配列を、改変、保存することで、夢の様に忘れることなく、ゲーム内での記憶が保持される。詳細は更にあるが、大枠で言えばそのようにしてこのフルダイブ技術は確立されている。
ゲームの世界へのダイブ。その異世界転移の如き体験はユーザーにとって非常にインパクトが大きく、もうコントローラーを持ってプレイするタイプのゲームに戻ることはできないだろう。
そんな奇跡のようなゲームハードウェアで初回に発売されたゲーム。
それが『Solomon World Online』だ。購入希望者はゲーム史上類を見ないほどに殺到した。しかし、本作の初回版にはある条件をかけた購入制限がかかっていた。
それは『人生においてオンラインのゲームをプレイした時間が2万時間以上の30歳以下の人間』という条件であった。フルダイブでの戦闘という仕様から、反射神経のギリギリ衰えていない年齢。初回のフィードバックを得やすいように、ゲームプレイ総時間2万時間というゲーマー。そこが条件となっていた。この条件をクリアするものは決して多くは無かった。
だが、もちろんゼロというわけではない。俺自身もこの条件を通過することに成功した。購入希望者の測量会に出向き、ブレイン・メモリーコアに寝転がると測量が開始され、俺は高校2年生ながら、人生におけるオンラインゲームプレイ時間が23889時間という数値になっていた。
ついでに言えば妹と姉も測量を通過した。妹は20099時間というギリギリ。姉は32448時間という圧倒的な数値が出ていた。
三人全員に購入許可が下る。あとは当選すれば良い。3人いるんだ。運が良ければ1機くらいは当選するだろう。そう思っていた。
しかし、天は微笑むどころか恩寵と言わんばかりの幸運をもたらした。3人全員分が当選したのだ。全員目を疑った。俺たちは人生の運を全て使ってしまっただろうと確信した。
そんな超幸運を無駄にすることの無い様、現在午後12時33分。全員でログインすることにした。人類史上初のフルダイブ型VRMMOの世界へと。
〇箱庭階級第72位:アンドロマリウスの箱庭→フィルスト地方→西の草原
草原を駆けるは、一人の少女。
「やぁっ!」
その気迫のこもった声とは裏腹に、剣先は相対するモンスターにヒットすることなく空を捉えた。
すると、その小柄な体を生かした“黒狼”の素早い噛みつきが彼女を襲う。頭上のHPバーが2割ほど削れ、ノックバックを受け、尻餅をついた。
「もー! 当たりませんけど!?」
「だから考えないで適当に振ってもあたらないって、イチちゃん」
初期装備の片手剣、“鉄の剣“をぶんぶんと振り回しながら怒りの声を上げているのは“イチ“。金色の長い髪、低い背丈に革で出来た簡素な鎧を着ている、俺の妹だ。本名は二葉ふたばなのだが、キャラクターネームは“イチ”なのでそう呼んでいる。ゲームの世界で本名呼びするのはナンセンスだろう。
「そんなこと言って、兄さんだって初心者は初心者じゃないですか」
「剣を持ったことあるかないかの違いは出るだろ。それと……」
足元の角ばった小石を拾って、黒狼に投げつける。威力はほとんどなく、その頭上に浮かぶHPバーを数ミリ削る程度だった。だが狙いはダメージではない。黒狼のヘイトがこちらに向く。
動きは単調。直線的な突進と共に噛みついてくるだけ。その突進を寸でのところで回避すると同時に両刃の片手剣を水平に構え、黒狼ブラックウルフの脇腹を薙ぐ。剣道で言うと抜き胴という技の動作と同様である。「ぐるぁぁ」という断末魔と共に、黒狼ブラックウルフは青白い光となって放散し、その少ない経験値が目の前に表示され、自身とイチちゃんに加算された。
「今みたいなカウンターの方が強いよ。相手の攻撃の威力も一緒に乗るし」
「ぐぬぬ……」
イチちゃんは立ち上がり、20mほど先にスポーンしている黒狼の方へ向かい。同じように小石を投げつけた。もちろんヘイトはイチちゃんに向く。ぐるるると呻くような声を上げ、イチちゃんに狙いを定めた黒狼は、これまた単調な動きの噛みつき攻撃を仕掛けてくる。
「≪三日月薙ぎ≫!」
「お、上手い」
黒狼の突進に合わせ、腰を落とし、溜めのモーション。抜刀のような動作と共に淡く黄色に光った刀身が三日月型の弧を描くように黒狼の喉を切りつけた。ズバンッというスキルを使用した時の特有の効果音。残光のエフェクト。黒狼のHPバーはその一撃のみで底をつき、宙に消える。
「こんな感じですか!」
こちらを振り向いてニコリと笑う。
「そうそうそんな感じ。タイミングも完璧だしな」
「やった! イチが一番です! って言いたいですが……あれはなんなんですか」
「あれか。あれはセンスだ。頭がおかしい」
イチちゃんの指さした方向には姉であるルシア(プレイヤーネーム)が黒狼ブラックウルフと交戦していた。……3体同時に。
ルシアは複数相手にも拘わらず、機敏で的確な回避と魔法の速攻詠唱でその紫色の髪をたなびかせながら、黒狼をなぎ倒していた。後ろに目がついているタイプのバケモノなのだろうか。
「ふっ。我はやはり強い……」
ルシアはここぞと言わんばかりにどや顔でこちらに視線を送ってきた。本当に凄いのだから余計に腹が立つ。
既に3レベルに上がった姉は敵MOBの湧きが悪くなると、周囲をぐるりと見渡した。
オレンジ色の夕日が草原の植物が纏う雫と“鉄の剣“の刀身に反射する。振り返れば「フィルストの街」という始まりのエリアの外壁が見えた。涼しい風が頬を撫で、戦闘で汗ばんだ体に心地よい。
「本当にゲームの中なんですよね……?」
「まぁ、俺も未だに信じられないよ」
「ゲームの中と言うか、我らが見ている夢の応用技術というだけなんだがな。それにしても空気が旨い」
いつもなら「空気の旨さなんか姉さんにゃ分からんだろ」とツッコミを入れるところだが、不思議と本当に空気が美味しいように感じるのだ。気分が上がっているからだろうか、戦闘後の身体の疲労感から来るものだろうか。それは分からなかった。
本当にほんの数時間前まで現実の世界にいたのだ。それが今、片手に重い剣を握り、草原を駆けるモンスターを狩っている。否が応でも気分は高揚する。上手いことを言いたいわけではないが、まさに夢見心地だった。
「一回ログアウトして、夕ご飯食べるか」
「そうですね。もう6時ですよ」
イチちゃんがコマンドを表示させると、右上に白い文字でデジタルの時計が表示される。そこには『18:11』と書かれていた。少し早いかもしれないが、良い感じの時間だろう。
「もうそんなになるのだな。楽しい時間はあっという間というものだ」
俺は空中を薬指で縦にスライドした。するとシャランという電子音と共にコマンドが展開する。
「食べたらすぐにやりますよね?」
「もちろん」
「当たり前だろう」
俺たちは目を見合わせフフッと笑った。いつでもこの6人で毎日欠かすことなく一緒にゲームをしてきた。そんな楽しい日々が、このゲームによって更に彩られていくだろう。
「3人でこれから楽しんで行こうな」
「うむ」
「そうですね!」
そう、思っていた。
「あれ……ログアウトの文字が灰色になってるんだけど」
「え?」
「なんだと?」
その箱庭ひとつ当たりの広さは一通りではなく、タダタカと名乗る一人のプレイヤーが測量を行ったところ、700㎢――大きさにして一般的な高等学校が持つ面積の約10倍――の底面に、333mの高さを持つ平たい箱であることが分かった。
“膨大”。ただただそう表現することしかできない72の箱庭の内部には、街や村、草原や森、洞窟や渓谷、湖畔や河川が存在していた。そのデータ量はペタバイト級すら凌ぐであろう。
72位の序列がある箱庭間を移動するには、強力な魔物の跋扈する各箱庭ダンジョン最深部を守護している「悪魔」を撃破しなければならない。
その巨大な箱庭は調査、研究を深く行い、幾重にもわたって紙一重の攻略を要されてきた。その箱庭の攻略最前線フロントラインは現在「箱庭階級18位:バティンの箱庭」であった。
約1万人の「ゲーマー」が攻略を続けるその世界。
≪Solomon World Online≫の物語である。
≪ブレイン・メモリーコア≫
次世代型VR、つまりはフルダイブのVRMMORPGをプレイするためのハードウェアである。旧来までの据え置き型の形状とは全く構造が異なり、それは奇妙なことに平たいベッドのような形状をしていた。
ヘッドギアを枕に横になると、すっぽりと頭を覆うようにそれが展開される。脳内の微細な電子の移動、つまり脳波を読み取り、それを操作することによってユーザーの五感情報を刺激し、まるで現実で起きているかのような体験を得ることが出来る。
その技術の根本は“夢”だそうだ。夢を脳波によって操作し、読み取った情報をオンライン上で同期させる。その技術によって、完全にゲームと現実の体を切り離しているのだ。更に、大脳皮質の電子配列を、改変、保存することで、夢の様に忘れることなく、ゲーム内での記憶が保持される。詳細は更にあるが、大枠で言えばそのようにしてこのフルダイブ技術は確立されている。
ゲームの世界へのダイブ。その異世界転移の如き体験はユーザーにとって非常にインパクトが大きく、もうコントローラーを持ってプレイするタイプのゲームに戻ることはできないだろう。
そんな奇跡のようなゲームハードウェアで初回に発売されたゲーム。
それが『Solomon World Online』だ。購入希望者はゲーム史上類を見ないほどに殺到した。しかし、本作の初回版にはある条件をかけた購入制限がかかっていた。
それは『人生においてオンラインのゲームをプレイした時間が2万時間以上の30歳以下の人間』という条件であった。フルダイブでの戦闘という仕様から、反射神経のギリギリ衰えていない年齢。初回のフィードバックを得やすいように、ゲームプレイ総時間2万時間というゲーマー。そこが条件となっていた。この条件をクリアするものは決して多くは無かった。
だが、もちろんゼロというわけではない。俺自身もこの条件を通過することに成功した。購入希望者の測量会に出向き、ブレイン・メモリーコアに寝転がると測量が開始され、俺は高校2年生ながら、人生におけるオンラインゲームプレイ時間が23889時間という数値になっていた。
ついでに言えば妹と姉も測量を通過した。妹は20099時間というギリギリ。姉は32448時間という圧倒的な数値が出ていた。
三人全員に購入許可が下る。あとは当選すれば良い。3人いるんだ。運が良ければ1機くらいは当選するだろう。そう思っていた。
しかし、天は微笑むどころか恩寵と言わんばかりの幸運をもたらした。3人全員分が当選したのだ。全員目を疑った。俺たちは人生の運を全て使ってしまっただろうと確信した。
そんな超幸運を無駄にすることの無い様、現在午後12時33分。全員でログインすることにした。人類史上初のフルダイブ型VRMMOの世界へと。
〇箱庭階級第72位:アンドロマリウスの箱庭→フィルスト地方→西の草原
草原を駆けるは、一人の少女。
「やぁっ!」
その気迫のこもった声とは裏腹に、剣先は相対するモンスターにヒットすることなく空を捉えた。
すると、その小柄な体を生かした“黒狼”の素早い噛みつきが彼女を襲う。頭上のHPバーが2割ほど削れ、ノックバックを受け、尻餅をついた。
「もー! 当たりませんけど!?」
「だから考えないで適当に振ってもあたらないって、イチちゃん」
初期装備の片手剣、“鉄の剣“をぶんぶんと振り回しながら怒りの声を上げているのは“イチ“。金色の長い髪、低い背丈に革で出来た簡素な鎧を着ている、俺の妹だ。本名は二葉ふたばなのだが、キャラクターネームは“イチ”なのでそう呼んでいる。ゲームの世界で本名呼びするのはナンセンスだろう。
「そんなこと言って、兄さんだって初心者は初心者じゃないですか」
「剣を持ったことあるかないかの違いは出るだろ。それと……」
足元の角ばった小石を拾って、黒狼に投げつける。威力はほとんどなく、その頭上に浮かぶHPバーを数ミリ削る程度だった。だが狙いはダメージではない。黒狼のヘイトがこちらに向く。
動きは単調。直線的な突進と共に噛みついてくるだけ。その突進を寸でのところで回避すると同時に両刃の片手剣を水平に構え、黒狼ブラックウルフの脇腹を薙ぐ。剣道で言うと抜き胴という技の動作と同様である。「ぐるぁぁ」という断末魔と共に、黒狼ブラックウルフは青白い光となって放散し、その少ない経験値が目の前に表示され、自身とイチちゃんに加算された。
「今みたいなカウンターの方が強いよ。相手の攻撃の威力も一緒に乗るし」
「ぐぬぬ……」
イチちゃんは立ち上がり、20mほど先にスポーンしている黒狼の方へ向かい。同じように小石を投げつけた。もちろんヘイトはイチちゃんに向く。ぐるるると呻くような声を上げ、イチちゃんに狙いを定めた黒狼は、これまた単調な動きの噛みつき攻撃を仕掛けてくる。
「≪三日月薙ぎ≫!」
「お、上手い」
黒狼の突進に合わせ、腰を落とし、溜めのモーション。抜刀のような動作と共に淡く黄色に光った刀身が三日月型の弧を描くように黒狼の喉を切りつけた。ズバンッというスキルを使用した時の特有の効果音。残光のエフェクト。黒狼のHPバーはその一撃のみで底をつき、宙に消える。
「こんな感じですか!」
こちらを振り向いてニコリと笑う。
「そうそうそんな感じ。タイミングも完璧だしな」
「やった! イチが一番です! って言いたいですが……あれはなんなんですか」
「あれか。あれはセンスだ。頭がおかしい」
イチちゃんの指さした方向には姉であるルシア(プレイヤーネーム)が黒狼ブラックウルフと交戦していた。……3体同時に。
ルシアは複数相手にも拘わらず、機敏で的確な回避と魔法の速攻詠唱でその紫色の髪をたなびかせながら、黒狼をなぎ倒していた。後ろに目がついているタイプのバケモノなのだろうか。
「ふっ。我はやはり強い……」
ルシアはここぞと言わんばかりにどや顔でこちらに視線を送ってきた。本当に凄いのだから余計に腹が立つ。
既に3レベルに上がった姉は敵MOBの湧きが悪くなると、周囲をぐるりと見渡した。
オレンジ色の夕日が草原の植物が纏う雫と“鉄の剣“の刀身に反射する。振り返れば「フィルストの街」という始まりのエリアの外壁が見えた。涼しい風が頬を撫で、戦闘で汗ばんだ体に心地よい。
「本当にゲームの中なんですよね……?」
「まぁ、俺も未だに信じられないよ」
「ゲームの中と言うか、我らが見ている夢の応用技術というだけなんだがな。それにしても空気が旨い」
いつもなら「空気の旨さなんか姉さんにゃ分からんだろ」とツッコミを入れるところだが、不思議と本当に空気が美味しいように感じるのだ。気分が上がっているからだろうか、戦闘後の身体の疲労感から来るものだろうか。それは分からなかった。
本当にほんの数時間前まで現実の世界にいたのだ。それが今、片手に重い剣を握り、草原を駆けるモンスターを狩っている。否が応でも気分は高揚する。上手いことを言いたいわけではないが、まさに夢見心地だった。
「一回ログアウトして、夕ご飯食べるか」
「そうですね。もう6時ですよ」
イチちゃんがコマンドを表示させると、右上に白い文字でデジタルの時計が表示される。そこには『18:11』と書かれていた。少し早いかもしれないが、良い感じの時間だろう。
「もうそんなになるのだな。楽しい時間はあっという間というものだ」
俺は空中を薬指で縦にスライドした。するとシャランという電子音と共にコマンドが展開する。
「食べたらすぐにやりますよね?」
「もちろん」
「当たり前だろう」
俺たちは目を見合わせフフッと笑った。いつでもこの6人で毎日欠かすことなく一緒にゲームをしてきた。そんな楽しい日々が、このゲームによって更に彩られていくだろう。
「3人でこれから楽しんで行こうな」
「うむ」
「そうですね!」
そう、思っていた。
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「え?」
「なんだと?」
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SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
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