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第十九話 軍御用達の武器屋へ
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こうして、私の冒険者としての大体のスケジュールが決まった。
一番の優先事項はアメリアさんとの王太后様の治療で、軍の依頼はその次になった。
アメリアさんとは、教会、軍、冒険者ギルドでの治療でも一緒になり、週一は必ず顔を合わせていた。
空いた日は害獣駆除兼薬草採取で、思いっきり動く時はこの時に行うようにしていた。
その結果、一ヶ月もするとかなりの報酬を得ることが出来た。
ヒグマ亭は一ヶ月更新なんだけど、まとめて支払いは済ませています。
朝食と昼食分のパンとかも魔法袋の中に入れているので、当分は食べるものに困りません。
更にスラちゃんが水魔法を使えるようになったので、飲水にも困らなくなりました。
なので、どんどんとお金が貯まる一方でした。
「えーっと、確かここだね」
「ウォン!」
ということで、今日はダイン様から教えて貰った軍御用達の武器屋に来たのだ。
前々から、魔鉄製の剣を持っていた方が良いと言われていたからだ。
ダイン様から紹介状も書いてもらったし、準備はバッチリだ。
私たちは、武器屋に入ると受付にいた中年女性に話しかけた。
「すみません、ダイン様より紹介状を預かっております」
「ちょっと待ちな。えーっと、確かに本物だね。親方を呼んでくるから、ここにいるんだよ」
うん、受付のおばちゃんは中々パワフルな人だ。
私は、受付にいながら店内を見回していた。
様々な武器が壁一面に並んでいて、初心者冒険者向けセットまで置いてあった。
ナイフとかも色々なものを置いてあったが、何だか引っかかるものがあった。
「うーん、目当ての魔鉄製の剣は店内にはなさそうだね。いったいどこにあるのかな?」
「ウォン」
シルバもスラちゃんも気がついたみたいだけど、店内にある武器に魔力が纏っていなかったのだ。
ダイン様に魔鉄製の剣を見せてもらったけど、魔力を帯びた不思議な感じがしたんだよなあ。
すると、私の隣にいつの間にかあごひげがモジャモジャの熊みたいなエプロンを身に着けた中年男性が腕を組んで立っていたのだ。
「ほお、あいつからの手紙を見たが嬢ちゃんは目が良さそうだな。店内には、普通の鉄製の武器しか置いてないぞ」
どうやらこの人が親方らしいが、ダイン様のことをあいつと呼ぶくらいに親しい仲みたいだ。
そして、親方は私の手を取ると、マジマジと眺めていた。
「ふむ、普通の剣の長さでは長いが、ダガーまで短くしなくてもいい。これなら、そんなに時間をかけなくても剣が作れるだろう」
流石は親方、私の手を取っただけでどんな剣が必要なのかひと目で見抜いていた。
そして、腰に下げている剣と木剣を振るって欲しいと言われたので、剣と木剣をそれぞれ店内の空いているスペースで振るった。
ヒュン、ヒュン。
身体強化魔法は使わなかったが、それでも最近は普通に剣を振るえる様になった。
親方はというと、腕を組みながら黙って私の剣を見ていた。
「ふむ、その剣をベースに考えれば良さそうだな。嬢ちゃんは、片手剣と両手剣の両方を使う。木剣は、ちょっと調整した方が良いな」
私は、盾を使わない代わりに魔法障壁を使う。
なので、場合によっては片手剣も併用する。
基本は両手剣だけどね。
そして、親方は私の剣を手にとって色々な角度から眺めていた。
「コイツも手入れが必要だな。嬢ちゃんよ、次はいつ剣を使うのか?」
「えーっと、早くても明々後日です。明日と明後日は治療対応をするので」
「よし、なら明後日の夕方に剣を受け取りにこい。木剣も調整が必要だが、予備は持っているみたいだな。魔鉄製の剣は最低でも二週間はかかるが、その間は魔鉄製のナイフで魔法剣の練習をしろ」
ということで、魔鉄製のナイフも追加購入することにして、諸々の会計を済ませた。
うーん、普通ならかなりの散財になるはずが、まだまだ資金に余裕があるなあ。
ちなみに、普通の剣も含めて最低二ヶ月に一回はメンテナンスをするように言われた。
更に、剣の基本的なメンテナンス方法が書いてある本も購入したが、私は基本的には生活魔法で剣についた血や汚れを綺麗にしちゃうんだよなあ。
ついでなので、胸当ての予備や腕当てなども購入しておいた。
格闘戦はやらない予定だけど、万が一に備えた方が良いでしょう。
そして、面白そうなものも売っていたので、ついでに購入した。
「動物用の鉄製の櫛もあるんですね」
「オオカミなんかを連れている奴もいるし、意外と売れるんだよなあ」
シルバ用に櫛を購入したけど、そういえばたまにオオカミを連れている冒険者を見かけていた。
シルバも大きなオオカミと思われているが、中身は赤ちゃんオオカミみたいに純粋なんだよなあ。
こうして、全ての買い物を終えた私たちは、宿に帰ったのだった。
「おー、これは凄い。シルバの毛並みがピカピカだ!」
「ウォン!」
そして、試しにというのでシルバの毛並みを購入した鉄製の櫛で梳かしてみたら、とてもいい毛並みになっていた。
今度から、時間があったらシルバのことを梳かしてあげようと思ったのだった。
一番の優先事項はアメリアさんとの王太后様の治療で、軍の依頼はその次になった。
アメリアさんとは、教会、軍、冒険者ギルドでの治療でも一緒になり、週一は必ず顔を合わせていた。
空いた日は害獣駆除兼薬草採取で、思いっきり動く時はこの時に行うようにしていた。
その結果、一ヶ月もするとかなりの報酬を得ることが出来た。
ヒグマ亭は一ヶ月更新なんだけど、まとめて支払いは済ませています。
朝食と昼食分のパンとかも魔法袋の中に入れているので、当分は食べるものに困りません。
更にスラちゃんが水魔法を使えるようになったので、飲水にも困らなくなりました。
なので、どんどんとお金が貯まる一方でした。
「えーっと、確かここだね」
「ウォン!」
ということで、今日はダイン様から教えて貰った軍御用達の武器屋に来たのだ。
前々から、魔鉄製の剣を持っていた方が良いと言われていたからだ。
ダイン様から紹介状も書いてもらったし、準備はバッチリだ。
私たちは、武器屋に入ると受付にいた中年女性に話しかけた。
「すみません、ダイン様より紹介状を預かっております」
「ちょっと待ちな。えーっと、確かに本物だね。親方を呼んでくるから、ここにいるんだよ」
うん、受付のおばちゃんは中々パワフルな人だ。
私は、受付にいながら店内を見回していた。
様々な武器が壁一面に並んでいて、初心者冒険者向けセットまで置いてあった。
ナイフとかも色々なものを置いてあったが、何だか引っかかるものがあった。
「うーん、目当ての魔鉄製の剣は店内にはなさそうだね。いったいどこにあるのかな?」
「ウォン」
シルバもスラちゃんも気がついたみたいだけど、店内にある武器に魔力が纏っていなかったのだ。
ダイン様に魔鉄製の剣を見せてもらったけど、魔力を帯びた不思議な感じがしたんだよなあ。
すると、私の隣にいつの間にかあごひげがモジャモジャの熊みたいなエプロンを身に着けた中年男性が腕を組んで立っていたのだ。
「ほお、あいつからの手紙を見たが嬢ちゃんは目が良さそうだな。店内には、普通の鉄製の武器しか置いてないぞ」
どうやらこの人が親方らしいが、ダイン様のことをあいつと呼ぶくらいに親しい仲みたいだ。
そして、親方は私の手を取ると、マジマジと眺めていた。
「ふむ、普通の剣の長さでは長いが、ダガーまで短くしなくてもいい。これなら、そんなに時間をかけなくても剣が作れるだろう」
流石は親方、私の手を取っただけでどんな剣が必要なのかひと目で見抜いていた。
そして、腰に下げている剣と木剣を振るって欲しいと言われたので、剣と木剣をそれぞれ店内の空いているスペースで振るった。
ヒュン、ヒュン。
身体強化魔法は使わなかったが、それでも最近は普通に剣を振るえる様になった。
親方はというと、腕を組みながら黙って私の剣を見ていた。
「ふむ、その剣をベースに考えれば良さそうだな。嬢ちゃんは、片手剣と両手剣の両方を使う。木剣は、ちょっと調整した方が良いな」
私は、盾を使わない代わりに魔法障壁を使う。
なので、場合によっては片手剣も併用する。
基本は両手剣だけどね。
そして、親方は私の剣を手にとって色々な角度から眺めていた。
「コイツも手入れが必要だな。嬢ちゃんよ、次はいつ剣を使うのか?」
「えーっと、早くても明々後日です。明日と明後日は治療対応をするので」
「よし、なら明後日の夕方に剣を受け取りにこい。木剣も調整が必要だが、予備は持っているみたいだな。魔鉄製の剣は最低でも二週間はかかるが、その間は魔鉄製のナイフで魔法剣の練習をしろ」
ということで、魔鉄製のナイフも追加購入することにして、諸々の会計を済ませた。
うーん、普通ならかなりの散財になるはずが、まだまだ資金に余裕があるなあ。
ちなみに、普通の剣も含めて最低二ヶ月に一回はメンテナンスをするように言われた。
更に、剣の基本的なメンテナンス方法が書いてある本も購入したが、私は基本的には生活魔法で剣についた血や汚れを綺麗にしちゃうんだよなあ。
ついでなので、胸当ての予備や腕当てなども購入しておいた。
格闘戦はやらない予定だけど、万が一に備えた方が良いでしょう。
そして、面白そうなものも売っていたので、ついでに購入した。
「動物用の鉄製の櫛もあるんですね」
「オオカミなんかを連れている奴もいるし、意外と売れるんだよなあ」
シルバ用に櫛を購入したけど、そういえばたまにオオカミを連れている冒険者を見かけていた。
シルバも大きなオオカミと思われているが、中身は赤ちゃんオオカミみたいに純粋なんだよなあ。
こうして、全ての買い物を終えた私たちは、宿に帰ったのだった。
「おー、これは凄い。シルバの毛並みがピカピカだ!」
「ウォン!」
そして、試しにというのでシルバの毛並みを購入した鉄製の櫛で梳かしてみたら、とてもいい毛並みになっていた。
今度から、時間があったらシルバのことを梳かしてあげようと思ったのだった。
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