異世界に転生したら、いきなり面倒ごとに巻き込まれた! 〜仲間と一緒に難題を解決します!〜

藤なごみ

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第一章 バルガス公爵領

第二十二話 冒険者登録完了

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 こんこん。

「失礼します、サトー様の冒険者登録が完了しました」

 ここで登録用紙を持ってきてくれた職員が、俺達の登録が完了したと伝えてくれた。

「うむ、サトー達は手続きを進めるが良い。サトーに伝えたい事は話したから、妾達はもう少し話をしておる」
「分かりました。では、失礼します」
「「失礼します」」
「うふふ、また後でね」

 シロとミケの挨拶に、マリシャさんが微笑んで返してくれた。
 恐らくここから先は専門的な話だろうから、俺でも話についていけないだろうな。
 俺達は職員の後について行きながら、部屋を後にした。

「おお、人の数が減っている!」
「少なくなったね」
「朝は依頼の手続きをする為に多くの冒険者が窓口に訪れますが、この時間になれは依頼をこなす為にギルド内は静かになりますよ」

 冒険者ギルドは、朝の喧騒から一転して今はだいぶ静かになっていた。
 確かに掲示板に張り出されている依頼も少なくなっていて、受付にいる職員も数が少なくなっていた。
 そんな中、俺とシロとミケは受付に座って職員から話を聞いていた。

「では、先ずは個人カードをお渡しします。身分証の代わりにもなりますので、無くさない様にして下さいね」
「「はーい、おおー」」

 元からある俺のカードと合わせて、新しくシロとミケの個人カードが渡された。
 シロとミケは、自分のカードをひっくり返して興味深そうにカードを見ていた。
 
「では、簡単に冒険者について説明します。詳細はこちらのハンドブックをご覧下さい」
「「はーい」」

 職員がそのまま色々と説明してくれるので、シロとミケは元気よく手を上げていた。

「冒険者は実績に応じてランク分けされています。最初はFランクから始まり、段々と依頼や実績を積み上げていけばランクが上がっていきます」

 この辺は、漫画で見た冒険者ものと同じだ。
 特に難しい説明ではないな。

「最高ランクはSランクとなりますが、実はここ数年現れておりません」
「おお、ならシロがSランクを目指すよ!」
「ミケも目指せSランク!」
「ふふ、頑張って下さいね」

 元気よく返事をするシロとミケに、職員が付き合ってくれる。
 何だか、色々とすみません。

「依頼失敗によるペナルティはありますが、それが実は無理な依頼だった場合はペナルティはございません」
「依頼人が依頼レベルを間違ったという事ですね」
「その通りになります。また、一部の依頼はランク指定になっている物もありますので依頼を受ける際はご注意下さい」

 この辺は特に問題ないだろう。
 冒険者に限らず、仕事をしていれば分かる事だ。
 シロとミケも真剣に話を聞いていた。

「後は、ギルドでは様々な講習を無料や低価格で行なっております。先ずは明後日の初心者向け講座と、次の日の薬草採取講座を受けるのをお勧めします」
「では、両方の講座に申し込みします」
「畏まりました。では、予約をしておきますので当日受付にお越し下さい」
「「はーい」」

 どちらの講座も初心者向けだし、受けておいて間違いないだろう。
 特に薬草採取は今後もメインで行う可能性があるし、勉強しておいて良いだろう。
 
「ギルド内には売店も御座います。初心者向けセットと薬草採取セットを購入される人が多いですね」
「では、後ほど伺う事にします。色々と有難う御座いました」
「「有難う御座います」」

 これで冒険者登録は終了。
 後はハンドブックを良く読んでおこう。
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