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第二章 バスク子爵領
第七十七話 防壁警備の強化
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俺達は屋敷に戻ると、直ぐにテリー様と話をする事にした。
「ワース商会か。最近出来たばかりでこちらもどんな組織か探りを入れている所だった。兵にも、不自然にならない程度に商会周辺の巡回を強化する様に伝えよう」
「先ずは出来ることから始めるのが良いじゃろう。証拠を掴み次第、捜索範囲を広げる事とするか」
ビアンカ殿下のいう通り、今はまだ出来ることが限られている。
ここで焦っては奴らの思惑通りになるので、慎重に物事を進めなければならない。
「とは言え、奴らと対峙するタイミングはそう遠くはないだろう。妾達もそうじゃが、兵もいつでも動ける様にしておかなければならんのう」
「その点は、こちらも抜かりなく行っております。兵も自主的に訓練をするなど、来るべき時に向けて士気高くやっております」
「うむ、頼もしい限りじゃ」
テリー様も領内の兵の準備を進めてくれている。
うまく俺達と連携できれば、闇組織にも対抗出来るだろう。
「お父様、防壁の警備も強化しなければなりませんね」
「うむ、既に手を打っている。検査を厳重に行うようにしておるぞ」
普通はテリー様の対策で問題ないのだが、今回はもう少し厳重にした方が良いだろう。
という事で、とある事を提案してみます。
「ビアンカ殿下、テリー様、リンさん。バルガス公爵領の宿を捜索した際に、スライム達が善悪の判断で非常に役に立ちました。ここは、スライム達も防壁の警備の助っ人として役に立つのではないでしょうか」
「お兄ちゃん、リーフもお手伝い出来るよ!」
「うむ、既にスライム達もリーフも大きな実績を上げておる。テリーよ、スライム達を使ってくれんかのう」
「バルガス公爵様やアルス殿下の手紙にも書かれていた、従魔の活躍の件ですな。勿論歓迎致します」
「ビアンカ殿下、テリー様。ご配慮頂き有難う御座います。スライム達にリーフも、明日の朝からだけど大丈夫かな?」
「大丈夫だよ! 悪い人をどんどんと捕まえるよ!」
リーフは俺の周りをくるくると回りながら、頑張るとアピールをしていた。
スライム達も、触手を振りながら俺に頑張るとアピールをしている。
これなら、防壁の警備も厳重になるだろう。
という事で、話し合いは終了。
会議に参加しなかった人達が庭で訓練をしているので、話し合いの内容を伝える事に。
「おお、そんな事になったんだね」
「スラちゃん達も頑張らないと」
「リーフも頑張ってね」
庭で訓練をしていたのは、エステル殿下とシロとミケ。
そして、飲み物を持っているエルシーがいます。
オリガさんとマリリさんは、屋敷での仕事があるのでそちらをしています。
エステル殿下は会議に参加していなかったけど、誰も何も言わなかった。
「出来る事から少しずつ行わないと。奴らの事を確実に追い詰める為にね」
当面の方針は決まったので、良い成果が出て欲しい。
そんな事を思っていたら、シロとミケが俺に話しかけてきた。
「お兄ちゃん、一緒に訓練しよう!」
「朝のリベンジをするよ!」
「はっ?」
俺は、シロとミケに言われた事を理解しない内に二人に手を引かれて庭の芝生の所へ連れて行かれた。
そして、俺の目の前には拳を構えるシロとミケがいた。
「「いくよ!」」
「ちょっと待て! 待ってくれ!」
俺の叫びも虚しく、俺はシロとミケとの訓練に付き合わされる事となった。
そして、またもや体力を使い果たしてしまい、タラちゃん達のお迎えはリンさんに頼まざるを得なかった。
「ワース商会か。最近出来たばかりでこちらもどんな組織か探りを入れている所だった。兵にも、不自然にならない程度に商会周辺の巡回を強化する様に伝えよう」
「先ずは出来ることから始めるのが良いじゃろう。証拠を掴み次第、捜索範囲を広げる事とするか」
ビアンカ殿下のいう通り、今はまだ出来ることが限られている。
ここで焦っては奴らの思惑通りになるので、慎重に物事を進めなければならない。
「とは言え、奴らと対峙するタイミングはそう遠くはないだろう。妾達もそうじゃが、兵もいつでも動ける様にしておかなければならんのう」
「その点は、こちらも抜かりなく行っております。兵も自主的に訓練をするなど、来るべき時に向けて士気高くやっております」
「うむ、頼もしい限りじゃ」
テリー様も領内の兵の準備を進めてくれている。
うまく俺達と連携できれば、闇組織にも対抗出来るだろう。
「お父様、防壁の警備も強化しなければなりませんね」
「うむ、既に手を打っている。検査を厳重に行うようにしておるぞ」
普通はテリー様の対策で問題ないのだが、今回はもう少し厳重にした方が良いだろう。
という事で、とある事を提案してみます。
「ビアンカ殿下、テリー様、リンさん。バルガス公爵領の宿を捜索した際に、スライム達が善悪の判断で非常に役に立ちました。ここは、スライム達も防壁の警備の助っ人として役に立つのではないでしょうか」
「お兄ちゃん、リーフもお手伝い出来るよ!」
「うむ、既にスライム達もリーフも大きな実績を上げておる。テリーよ、スライム達を使ってくれんかのう」
「バルガス公爵様やアルス殿下の手紙にも書かれていた、従魔の活躍の件ですな。勿論歓迎致します」
「ビアンカ殿下、テリー様。ご配慮頂き有難う御座います。スライム達にリーフも、明日の朝からだけど大丈夫かな?」
「大丈夫だよ! 悪い人をどんどんと捕まえるよ!」
リーフは俺の周りをくるくると回りながら、頑張るとアピールをしていた。
スライム達も、触手を振りながら俺に頑張るとアピールをしている。
これなら、防壁の警備も厳重になるだろう。
という事で、話し合いは終了。
会議に参加しなかった人達が庭で訓練をしているので、話し合いの内容を伝える事に。
「おお、そんな事になったんだね」
「スラちゃん達も頑張らないと」
「リーフも頑張ってね」
庭で訓練をしていたのは、エステル殿下とシロとミケ。
そして、飲み物を持っているエルシーがいます。
オリガさんとマリリさんは、屋敷での仕事があるのでそちらをしています。
エステル殿下は会議に参加していなかったけど、誰も何も言わなかった。
「出来る事から少しずつ行わないと。奴らの事を確実に追い詰める為にね」
当面の方針は決まったので、良い成果が出て欲しい。
そんな事を思っていたら、シロとミケが俺に話しかけてきた。
「お兄ちゃん、一緒に訓練しよう!」
「朝のリベンジをするよ!」
「はっ?」
俺は、シロとミケに言われた事を理解しない内に二人に手を引かれて庭の芝生の所へ連れて行かれた。
そして、俺の目の前には拳を構えるシロとミケがいた。
「「いくよ!」」
「ちょっと待て! 待ってくれ!」
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