異世界に転生したら、いきなり面倒ごとに巻き込まれた! 〜仲間と一緒に難題を解決します!〜

藤なごみ

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第四章 学園

第百四十九話 久々の薬草採取

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 入園式の翌日は休息日で、俺は久々の冒険者活動をする事に。
 薬草採取でも何でも良いのだけど、冒険者活動をする事に意味がある。
 お隣のリンさん達も特に予定がないとの事なので、薬草採取に誘ってみた。

「ねーねー、エステルお姉ちゃんは?」
「今日は一緒じゃないの?」
「エステルお姉様は当分勉強優先で、冒険者活動はお休みじゃ」
「「そーなんだ」」

 シロとミケがビアンカ殿下にこの場にいないエステル殿下の事を聞いていたけど、ビアンカ殿下もどうしようもないと答えていた。
 シロとミケも、特に追求はしなかったけど。
 恐らくエステル殿下は、最低でも今月は冒険者活動するのは無理だろう。

「じゃあ、皆で馬車に乗って冒険者ギルドに行こう」
「「「はーい」」」
「あうあう」

 俺達は馬車に乗り込み、冒険者ギルドに向かいます。
 飛竜のバハムートはまだ大型犬サイズなので、余裕で馬車に乗れます。
 そして冒険者ギルドで手続きを終えて森に向かおうとしたら、受付のお姉さんがこんな事を言ってきた。

「先日の闇組織が市内で暴れた事件の影響で、ポーションが少し不足しています。できれば、薬草を沢山採って貰いたいのですが……」
「「「任せて!」」」

 その事件は俺達も関わっているし、何よりもシロ達が物凄くやる気になっている。
 冒険者ギルド内の店で追加の薬草採取セットを購入して、俺達は王都近くの森に向かいます。

 プチプチプチ。

「お兄ちゃん、追加のカゴ頂戴」
「ミケも欲しいよ」

 そして、森に着いたら従魔も一緒になって薬草採取を始めます。
 みんな、物凄い勢いで薬草を集めているなあ。

 プチ、プチ。

「コタローも薬草を集めているのか」
「あい!」

 コタローは小さいけど鼻が良いので、ちょっとずつだけどちゃんと薬草を集めていた。
 バハムートも一緒についているし、本当に仲良しコンビだ。

「サトー、そういえばエステルお姉様を学園で叱っているそうじゃな。夕食の度に、エステルお姉様が実演付きで叫んでおるぞ」
「真面目にやれば問題ない事です。レディとして扱って欲しいそうですが、正直な所にそれ以前の問題ですから」
「うむ、妾もそう思うぞ。だからこそ、淑女になるためのフルコースを受けているのだからのう」

 俺はというと、コタローの側にいながらビアンカ殿下と他愛もない話をしています。
 今日は周囲に動物や魔物の気配も無いし、天気も良いから絶好の薬草採取日和だ。
 馬も周囲を警戒しつつ適度に動いているし、良いストレス発散になっているみたいだな。

「お兄ちゃん、もうカゴないの?」
「さっきので終わっちゃったよ。一旦冒険者ギルドに戻ろう」

 無事に大量の薬草を集めたので、俺達は冒険者ギルドに向かいます。

「あうー」
「ふふ、コタローちゃんはご機嫌ね」
「あう!」

 コタローは、自分で集めた薬草の入ったカゴを手にしてとってもご機嫌だ。
 抱っこしているリンさんも、つられてご機嫌そうだな。
 そして、冒険者ギルドについてもコタローはとってもご機嫌で卸担当の職員にカゴを見せていた。

「あい!」
「おお、ちっこいのに頑張って集めたな。これもきっちり買い取るぞ」
「あい!」

 厳ついおじさんがコタローの頭を撫でているけど、コタローもキチンとできたと分かっているみたいだな。
 後で魔法袋を買ってやって、コタローのお金を分けてあげないとな。
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