1,113 / 1,224
第三十三章 二年生
千三百九話 破壊王のデス料理尋問
しおりを挟む
カツン、カツン。
石造りの廊下を歩く音が、周囲に響きます。
階段を降りていき、地下一階の一番奥にある特別尋問室に向かいました。
「こちらに、例の二人がおります。どうぞ」
ガチャ、ギギギ……
鉄製の重厚な扉が開くと、少し広めの部屋が広がっていました。
その部屋の中には多くの兵が待機していて、中央に椅子に体を固定させられている披露宴で暴れた二人の姿がありました。
「くそっ、離せ! 離しやがれ!」
「俺を誰だと思っているんだ! 今すぐ解放しろ!」
うーん、二人は未だに元気よく暴れていますね。
試しに二人に鎮静化の魔法をかけたけど、全く効果はありません。
鑑定魔法を使うと、二人にある共通点があることに気が付きました。
「二人とも、状態異常回復魔法に耐性があります」
「報告によりますと、二人とも癇癪癖があり家族が幼少期より教会の聖職者に頼んで状態異常回復魔法をかけていたそうです」
兵の報告を聞いて、僕もジンさんも思わず溜息をついちゃいました。
きっと、二人の両親も大変な思いをしながら何とかしたいと思っていたんだね。
でも、回復魔法をかけてももう性格は元には戻りません。
でも、破壊王のデス料理を使えば何とかなるかもしれませんね。
ということで、さっそくカミラさんとレイナさんの登場です。
「カミラ、レイナ、二人はもうアレクの魔法すら効かない。二人の料理でガツンと言ってやれ」
「分かったわ。腕によりをかけるわ」
「あの二人の目を覚ませばいいのね」
カミラさんとレイナさんは、かなり気合を入れています。
なんと、マイエプロンまで持ってきていました。
美女のエプロン姿なので、普通に見ればとても良い姿です。
でも、僕たちには悪魔がエプロンを着ているとしか思えません。
そして、ジンさんが胸元から一枚の命令書を取り出しました。
「これから二人に対する特別尋問を開始する。二人は、そこに座ったまま特別尋問官が作る料理を見ているように」
「「はぁ?」」
これから尋問を受ける二人は、何が何だか分からないみたいですね。
でも、これから直ぐに大変なことになると実感しますよ。
それでは、さっそく調理開始です。
シュッ、ガコン!
「ふふ、武器屋のオヤジさんに頼んで作って貰った鉄のまな板を使う時がきたわ」
何と、レイナさんのマジックバッグからとんでもないものが出てきたのです。
幾ら木のまな板だとボロボロになっちゃうとはいえ、鉄のまな板はやり過ぎじゃないですか?
ガコン、ガコン、ガコン、ガコン。
包丁で野菜を切る音とはかけ離れた、鈍い金属音が響いていました。
野菜やお肉を叩き切るという方法を使っているので、包丁で鉄製のまな板を叩いていました。
途中から、何故か果物とかも切っていますよ。
拘束されている二人だけでなく、兵もとんでもない光景に言葉を失っています。
しかし、二人の料理はこれからが本番です。
ぐつぐつぐつ。
「今日は、特別に色々なスパイスを入れてみよう」
「あれとこれとそれと……」
カミラさんとレイナさんは、塩コショウだけでなく砂糖や何かのスパイスも入れています。
えーっと、作っているのはただのスープだよね。
どんどんと不思議な臭いがしてきたので、僕たちと兵は布でマスクをしました。
一方、拘束されている二人は、マスクもしないで目の前で不思議な料理を作っている様子を眺めている様子を強制的に見せられています。
変な汗をかき始めていて、顔も真っ青になっています。
「うん、できたわ」
「会心の出来ね」
そして、遂に謎のスープが完成したのです。
破壊王のお二人は、とっても満足そうな表情をしています。
しかし、器に盛られたスープは謎のトロピカルな色をしていました。
この時点で、この世のものではない何かが生み出されたと分かりました。
兵は、こんなものを目の前で見せられるという尋問は初めてだと言う表情をしています。
拘束されている二人は、本能的にかなりヤバいものが目の前にあるという怯えた表情をしていました。
なんとか逃げ出そうともがくけど、がっちりと椅子に拘束されているので逃げ出すのは不可能です。
でも、本当の尋問はこれからです。
破壊王のお二人は、出来上がったデス料理をお盆に乗せたのです。
「さあ、二人ともいっぱい食べてね」
「今日は、とても感じなのよ」
「「へっ?」」
まさかの宣告に、拘束された二人は一瞬言葉を失ってしまいました。
しかし、この後起こるであろう絶望にぶるぶると震え出したのです。
「や、やめ……」
「近づけないでくれ!」
「「遠慮せずに」」
破壊王の悪魔の笑みに、拘束されている二人は絶望的な表情を見せていました。
そして、器が乗っているお盆が二人の眼前に差し出された時でした。
ガクンガクン、ビクンビクン。
二人が白目を剥いて痙攣してしまったのです。
あっ、これはマズイ。
「二人とも、一旦戻れ。アレク、治療だ」
「「えー?」」
破壊王のお二人はかなり不満そうな表情を見せているけど、このままだと確実に拘束されている二人が死んでしまいます。
僕は、あらかじめ溜めておいた魔力を二人に向けて放ったのです。
シュイン、ぴかー!
「「うぐぐ……」」
久々に全力の回復魔法を放っていくと、二人はなんとか意識を取り戻して行きました。
念の為に鑑定魔法を使って状態を確認すると、あることに気がつきました。
「ジンさん、二人の状態異常回復魔法の耐性がなくなっています」
「デス料理を眼前にしたものは、例外なく臨死体験をする。その影響もあるのだろう」
ジンさんも、原因ははっきりしていると断言しました。
そして、拘束されている二人は拘束を解かれて自分の牢屋に担架で運ばれました。
僕的には、その後の方が大変でした。
シュイン、ぴかー!
「うぐぐぐ、とっても抵抗が強いです……」
デス料理を廃棄するために生活魔法で綺麗にしようとしたのだけど、とんでもなく濃密な何かに阻まれて中々浄化できません。
ルリアンさんとナンシーさんに魔力供与をしてもらい、三十分かけてなんとか浄化できました。
更に氷魔法で凍らせてフリーズドライの方法で水分を飛ばし、風魔法で粉々に粉砕してから麻袋に入れます。
これで、廃棄する準備は完了です。
しかし、僕、ルリアンさん、ナンシーさんは魔力が空っぽになっちゃいました。
「ジンさん、最後に聖剣を使って浄化して下さい……」
「念入りにやった方がいいな」
ジンさんは聖剣を手にして、全力で廃棄物を浄化しました。
しかし、今度はジンさんの魔力が空っぽになっちゃいました。
でも、これで安心なはずです。
「あの、廃棄する際も十分に気をつけて下さい」
「畏まりました」
兵も僕たちに敬礼しながら、危険物として廃棄物を取り扱っていました。
その後、何とか軍の基地にある応接室に向かい、少し休憩をとりながら通信用魔導具で各所に対応報告を入れました。
各所からも、労いの言葉がありました。
「二人が気絶したので、結果は明日にならないと分からないですね」
「俺は、大丈夫だと思うぞ。なんせ、状態異常回復の耐性が取れちまったのだからな」
僕とジンさんは、ヘンニャリしながら何とか会話を交わしていました。
その後は何とか少し回復した魔力を使って屋敷にゲートを繋いで帰りました。
カミラさんとレイナさんは、任務完了してとてもスッキリとしていました。
屋敷に着くと僕は着ていた服を全て洗濯に出して、お風呂で念入りに体を洗います。
そして、ベッドに入ると魔力欠乏もあってかあっという間に眠っちゃったのでした。
石造りの廊下を歩く音が、周囲に響きます。
階段を降りていき、地下一階の一番奥にある特別尋問室に向かいました。
「こちらに、例の二人がおります。どうぞ」
ガチャ、ギギギ……
鉄製の重厚な扉が開くと、少し広めの部屋が広がっていました。
その部屋の中には多くの兵が待機していて、中央に椅子に体を固定させられている披露宴で暴れた二人の姿がありました。
「くそっ、離せ! 離しやがれ!」
「俺を誰だと思っているんだ! 今すぐ解放しろ!」
うーん、二人は未だに元気よく暴れていますね。
試しに二人に鎮静化の魔法をかけたけど、全く効果はありません。
鑑定魔法を使うと、二人にある共通点があることに気が付きました。
「二人とも、状態異常回復魔法に耐性があります」
「報告によりますと、二人とも癇癪癖があり家族が幼少期より教会の聖職者に頼んで状態異常回復魔法をかけていたそうです」
兵の報告を聞いて、僕もジンさんも思わず溜息をついちゃいました。
きっと、二人の両親も大変な思いをしながら何とかしたいと思っていたんだね。
でも、回復魔法をかけてももう性格は元には戻りません。
でも、破壊王のデス料理を使えば何とかなるかもしれませんね。
ということで、さっそくカミラさんとレイナさんの登場です。
「カミラ、レイナ、二人はもうアレクの魔法すら効かない。二人の料理でガツンと言ってやれ」
「分かったわ。腕によりをかけるわ」
「あの二人の目を覚ませばいいのね」
カミラさんとレイナさんは、かなり気合を入れています。
なんと、マイエプロンまで持ってきていました。
美女のエプロン姿なので、普通に見ればとても良い姿です。
でも、僕たちには悪魔がエプロンを着ているとしか思えません。
そして、ジンさんが胸元から一枚の命令書を取り出しました。
「これから二人に対する特別尋問を開始する。二人は、そこに座ったまま特別尋問官が作る料理を見ているように」
「「はぁ?」」
これから尋問を受ける二人は、何が何だか分からないみたいですね。
でも、これから直ぐに大変なことになると実感しますよ。
それでは、さっそく調理開始です。
シュッ、ガコン!
「ふふ、武器屋のオヤジさんに頼んで作って貰った鉄のまな板を使う時がきたわ」
何と、レイナさんのマジックバッグからとんでもないものが出てきたのです。
幾ら木のまな板だとボロボロになっちゃうとはいえ、鉄のまな板はやり過ぎじゃないですか?
ガコン、ガコン、ガコン、ガコン。
包丁で野菜を切る音とはかけ離れた、鈍い金属音が響いていました。
野菜やお肉を叩き切るという方法を使っているので、包丁で鉄製のまな板を叩いていました。
途中から、何故か果物とかも切っていますよ。
拘束されている二人だけでなく、兵もとんでもない光景に言葉を失っています。
しかし、二人の料理はこれからが本番です。
ぐつぐつぐつ。
「今日は、特別に色々なスパイスを入れてみよう」
「あれとこれとそれと……」
カミラさんとレイナさんは、塩コショウだけでなく砂糖や何かのスパイスも入れています。
えーっと、作っているのはただのスープだよね。
どんどんと不思議な臭いがしてきたので、僕たちと兵は布でマスクをしました。
一方、拘束されている二人は、マスクもしないで目の前で不思議な料理を作っている様子を眺めている様子を強制的に見せられています。
変な汗をかき始めていて、顔も真っ青になっています。
「うん、できたわ」
「会心の出来ね」
そして、遂に謎のスープが完成したのです。
破壊王のお二人は、とっても満足そうな表情をしています。
しかし、器に盛られたスープは謎のトロピカルな色をしていました。
この時点で、この世のものではない何かが生み出されたと分かりました。
兵は、こんなものを目の前で見せられるという尋問は初めてだと言う表情をしています。
拘束されている二人は、本能的にかなりヤバいものが目の前にあるという怯えた表情をしていました。
なんとか逃げ出そうともがくけど、がっちりと椅子に拘束されているので逃げ出すのは不可能です。
でも、本当の尋問はこれからです。
破壊王のお二人は、出来上がったデス料理をお盆に乗せたのです。
「さあ、二人ともいっぱい食べてね」
「今日は、とても感じなのよ」
「「へっ?」」
まさかの宣告に、拘束された二人は一瞬言葉を失ってしまいました。
しかし、この後起こるであろう絶望にぶるぶると震え出したのです。
「や、やめ……」
「近づけないでくれ!」
「「遠慮せずに」」
破壊王の悪魔の笑みに、拘束されている二人は絶望的な表情を見せていました。
そして、器が乗っているお盆が二人の眼前に差し出された時でした。
ガクンガクン、ビクンビクン。
二人が白目を剥いて痙攣してしまったのです。
あっ、これはマズイ。
「二人とも、一旦戻れ。アレク、治療だ」
「「えー?」」
破壊王のお二人はかなり不満そうな表情を見せているけど、このままだと確実に拘束されている二人が死んでしまいます。
僕は、あらかじめ溜めておいた魔力を二人に向けて放ったのです。
シュイン、ぴかー!
「「うぐぐ……」」
久々に全力の回復魔法を放っていくと、二人はなんとか意識を取り戻して行きました。
念の為に鑑定魔法を使って状態を確認すると、あることに気がつきました。
「ジンさん、二人の状態異常回復魔法の耐性がなくなっています」
「デス料理を眼前にしたものは、例外なく臨死体験をする。その影響もあるのだろう」
ジンさんも、原因ははっきりしていると断言しました。
そして、拘束されている二人は拘束を解かれて自分の牢屋に担架で運ばれました。
僕的には、その後の方が大変でした。
シュイン、ぴかー!
「うぐぐぐ、とっても抵抗が強いです……」
デス料理を廃棄するために生活魔法で綺麗にしようとしたのだけど、とんでもなく濃密な何かに阻まれて中々浄化できません。
ルリアンさんとナンシーさんに魔力供与をしてもらい、三十分かけてなんとか浄化できました。
更に氷魔法で凍らせてフリーズドライの方法で水分を飛ばし、風魔法で粉々に粉砕してから麻袋に入れます。
これで、廃棄する準備は完了です。
しかし、僕、ルリアンさん、ナンシーさんは魔力が空っぽになっちゃいました。
「ジンさん、最後に聖剣を使って浄化して下さい……」
「念入りにやった方がいいな」
ジンさんは聖剣を手にして、全力で廃棄物を浄化しました。
しかし、今度はジンさんの魔力が空っぽになっちゃいました。
でも、これで安心なはずです。
「あの、廃棄する際も十分に気をつけて下さい」
「畏まりました」
兵も僕たちに敬礼しながら、危険物として廃棄物を取り扱っていました。
その後、何とか軍の基地にある応接室に向かい、少し休憩をとりながら通信用魔導具で各所に対応報告を入れました。
各所からも、労いの言葉がありました。
「二人が気絶したので、結果は明日にならないと分からないですね」
「俺は、大丈夫だと思うぞ。なんせ、状態異常回復の耐性が取れちまったのだからな」
僕とジンさんは、ヘンニャリしながら何とか会話を交わしていました。
その後は何とか少し回復した魔力を使って屋敷にゲートを繋いで帰りました。
カミラさんとレイナさんは、任務完了してとてもスッキリとしていました。
屋敷に着くと僕は着ていた服を全て洗濯に出して、お風呂で念入りに体を洗います。
そして、ベッドに入ると魔力欠乏もあってかあっという間に眠っちゃったのでした。
547
あなたにおすすめの小説
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
治療院の聖者様 ~パーティーを追放されたけど、俺は治療院の仕事で忙しいので今さら戻ってこいと言われてももう遅いです~
大山 たろう
ファンタジー
「ロード、君はこのパーティーに相応しくない」
唐突に主人公:ロードはパーティーを追放された。
そして生計を立てるために、ロードは治療院で働くことになった。
「なんで無詠唱でそれだけの回復ができるの!」
「これぐらいできないと怒鳴られましたから......」
一方、ロードが追放されたパーティーは、だんだんと崩壊していくのだった。
これは、一人の少年が幸せを送り、幸せを探す話である。
※小説家になろう様でも連載しております。
2021/02/12日、完結しました。
母は何処? 父はだぁれ?
穂村満月
ファンタジー
うちは、父3人母2人妹1人の7人家族だ。
産みの母は誰だかわかるが、実父は誰だかわからない。
妹も、実妹なのか不明だ。
そんなよくわからない家族の中で暮らしていたが、ある日突然、実母がいなくなってしまった。
父たちに聞いても、母のことを教えてはくれない。
母は、どこへ行ってしまったんだろう!
というところからスタートする、
さて、実父は誰でしょう? というクイズ小説です。
変な家族に揉まれて、主人公が成長する物語でもなく、
家族とのふれあいを描くヒューマンドラマでもありません。
意味のわからない展開から、誰の子なのか想像してもらえたらいいなぁ、と思っております。
前作「死んでないのに異世界転生? 三重苦だけど頑張ります」の完結記念ssの「誰の子産むの?」のアンサーストーリーになります。
もう伏線は回収しきっているので、変なことは起きても謎は何もありません。
単体でも楽しめるように書けたらいいな、と思っておりますが、前作の設定とキャラクターが意味不明すぎて、説明するのが難しすぎました。嫁の夫をお父さんお母さん呼びするのを諦めたり、いろんな変更を行っております。設定全ては持ってこれないことを先にお詫びします。
また、先にこちらを読むと、1話目から前作のネタバレが大量に飛び出すことも、お詫び致します。
「小説家になろう」で連載していたものです。
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
「俺が勇者一行に?嫌です」
東稔 雨紗霧
ファンタジー
異世界に転生したけれども特にチートも無く前世の知識を生かせる訳でも無く凡庸な人間として過ごしていたある日、魔王が現れたらしい。
物見遊山がてら勇者のお披露目式に行ってみると勇者と目が合った。
は?無理
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。