180 / 1,334
第十八章 少し平和な日々
三百七十六話 ブリットのお試しお泊まり その四
二日目は、薬草採取とバイザー領の屋敷に行く事になっている。
今日もルーカスお兄様達やティナおばあさま達は来れないので、ジンさんが僕達の保護者です。
更に護衛として、ポニさん達もついてきます。
カミラさんとクラヴィーアさんとルルーさんも、薬草採取に同行します。
何とクラヴィーアさんとルルーさんは既に冒険者登録済みで、しかも僕達と同じEランクでした。
「私達も、メインは薬草採取やお手伝いです」
「ノブレスオブリージュの一環ですわ。できるだけ誰もが受けない様な低い依頼料のものをこなしていましたわ」
「「おお、お姉ちゃん凄い!」」
成程、ルルーさんとクラヴィーアさんはお金があまり必要ないので、奉仕活動の一種で冒険者活動をしているらしい。
社会勉強の一環としてこういうお手伝いをする貴族子弟は、王都ではそこそこいるという。
僕達はまだ小さいから、お手伝いとかの依頼は出来ないもんなあ。
そんな事を話し合いながら、僕達は冒険者ギルドに到着です。
「お、噂のカップルがきたわね」
「ミカエルちゃんもブリットちゃんも、こっちにきて」
「「うにゅ?」」
冒険者ギルドに到達すると、女性冒険者が直ぐにミカエルとブリットをテーブルに招いていた。
ジュースも用意している辺り、ミカエルとブリットの事を根掘り葉掘り聞くつもりだな。
でも、相手は二歳児だ。
「ミカエルちゃん、ブリットちゃんの事は好き?」
「ちゅき!」
「ブリットちゃんは、ミカエルちゃんの事は好き?」
「ちゅき!」
あえなく尋問終了です。
ミカエルとブリットは、お互いぎゅーっと抱き合っています。
「ははは、私ら二歳児に負けているよ……」
「何? このラブラブ振りは」
「彼氏が、旦那が欲しいよ……」
「「うにゅ?」」
ミカエルとブリットが抱き合っている微笑ましい光景に、女性冒険者はテーブルの上でぐったりと力尽きています。
女性冒険者に春が来るのは、一体いつになるのだろうか。
そんな項垂れている女性冒険者の事を、ミカエルとブリットは不思議そうに見ていました。
手続きも終わったので、皆で薬草採取に向かいます。
ここからは、ミカエルとブリットは昨日と同じくユキさんに乗って森に向かいます。
プリンも護衛についています。
「すげー! Aランク冒険者で子爵様!」
「世界を飛び回っているなんて、凄すぎる」
「俺も、いつかは兄ちゃんみたいに成れるかな?」
「そりゃ、お前らの頑張り次第だろう。俺だって誰だって、最初は誰もが初心者だ」
そして、今日は新人冒険者も三人ついて来ています。
十歳位の男の子で、Aランク冒険者で貴族にまで上り詰めたジンさんの事をキラキラした目で見ています。
ジンさんは、ある意味冒険者の高みみたいな存在だもんな。
そんな談笑をしながら、無事に森に到着。
すると、五頭のウルフが僕達をお出迎えします。
「ジンさん、聖剣使って!」
「私もジンの聖剣に興味があるわね」
「試し切りにはちょうど良い相手か」
リズとカミラさんに促されて、ジンさんは聖剣を抜きます。
「「「おお、すげー!」」」
そして魔力を込めて刀身がキラキラと輝くと、新人冒険者は目を輝かせています。
ふっ。
ザシュ!
「「「み、見えなかった」」」
光の残滓を残して、ジンさんはあっという間にウルフを倒した。
あまりの早業に、新人冒険者にはジンさんの動きを目で追えなかった様だ。
「聖剣には、身体能力強化の効果もありそうですね」
「だが、使い方に慣れないと周りを巻き込むな」
「私には扱えそうにないわね」
「リズも無理だよ」
ジンさんだから聖剣を制御できるのであって、僕達にはとても扱えそうにない。
これには、流石のカミラさんとリズもお手上げだった。
「ほら、新人はこっちに来るんだよ。血抜きの練習だ」
「血抜きが終わったら、リズが薬草採取を教えてあげるよ」
「「「はい!」」」
そして恒例のおばちゃんによる新人冒険者への血抜き講習と、リズによる薬草採取講習が始まった。
新人冒険者もジンさんの凄腕を見たからか、とっても真剣に講習に参加していた。
「あた!」
「ぶりも!」
「良く見つけたわね」
「凄いわね。もっと探しましょうね」
「「あい!」」
ミカエルは数回目の薬草採取だし、ブリットもスラちゃんとルルーさんとクラヴィーアさんが側についていてくれるので直ぐに薬草を見つけていた。
皆楽しそうにしているのが何よりだ。
こうして、皆でワイワイとしながら薬草採取は無事終了です。
今日もルーカスお兄様達やティナおばあさま達は来れないので、ジンさんが僕達の保護者です。
更に護衛として、ポニさん達もついてきます。
カミラさんとクラヴィーアさんとルルーさんも、薬草採取に同行します。
何とクラヴィーアさんとルルーさんは既に冒険者登録済みで、しかも僕達と同じEランクでした。
「私達も、メインは薬草採取やお手伝いです」
「ノブレスオブリージュの一環ですわ。できるだけ誰もが受けない様な低い依頼料のものをこなしていましたわ」
「「おお、お姉ちゃん凄い!」」
成程、ルルーさんとクラヴィーアさんはお金があまり必要ないので、奉仕活動の一種で冒険者活動をしているらしい。
社会勉強の一環としてこういうお手伝いをする貴族子弟は、王都ではそこそこいるという。
僕達はまだ小さいから、お手伝いとかの依頼は出来ないもんなあ。
そんな事を話し合いながら、僕達は冒険者ギルドに到着です。
「お、噂のカップルがきたわね」
「ミカエルちゃんもブリットちゃんも、こっちにきて」
「「うにゅ?」」
冒険者ギルドに到達すると、女性冒険者が直ぐにミカエルとブリットをテーブルに招いていた。
ジュースも用意している辺り、ミカエルとブリットの事を根掘り葉掘り聞くつもりだな。
でも、相手は二歳児だ。
「ミカエルちゃん、ブリットちゃんの事は好き?」
「ちゅき!」
「ブリットちゃんは、ミカエルちゃんの事は好き?」
「ちゅき!」
あえなく尋問終了です。
ミカエルとブリットは、お互いぎゅーっと抱き合っています。
「ははは、私ら二歳児に負けているよ……」
「何? このラブラブ振りは」
「彼氏が、旦那が欲しいよ……」
「「うにゅ?」」
ミカエルとブリットが抱き合っている微笑ましい光景に、女性冒険者はテーブルの上でぐったりと力尽きています。
女性冒険者に春が来るのは、一体いつになるのだろうか。
そんな項垂れている女性冒険者の事を、ミカエルとブリットは不思議そうに見ていました。
手続きも終わったので、皆で薬草採取に向かいます。
ここからは、ミカエルとブリットは昨日と同じくユキさんに乗って森に向かいます。
プリンも護衛についています。
「すげー! Aランク冒険者で子爵様!」
「世界を飛び回っているなんて、凄すぎる」
「俺も、いつかは兄ちゃんみたいに成れるかな?」
「そりゃ、お前らの頑張り次第だろう。俺だって誰だって、最初は誰もが初心者だ」
そして、今日は新人冒険者も三人ついて来ています。
十歳位の男の子で、Aランク冒険者で貴族にまで上り詰めたジンさんの事をキラキラした目で見ています。
ジンさんは、ある意味冒険者の高みみたいな存在だもんな。
そんな談笑をしながら、無事に森に到着。
すると、五頭のウルフが僕達をお出迎えします。
「ジンさん、聖剣使って!」
「私もジンの聖剣に興味があるわね」
「試し切りにはちょうど良い相手か」
リズとカミラさんに促されて、ジンさんは聖剣を抜きます。
「「「おお、すげー!」」」
そして魔力を込めて刀身がキラキラと輝くと、新人冒険者は目を輝かせています。
ふっ。
ザシュ!
「「「み、見えなかった」」」
光の残滓を残して、ジンさんはあっという間にウルフを倒した。
あまりの早業に、新人冒険者にはジンさんの動きを目で追えなかった様だ。
「聖剣には、身体能力強化の効果もありそうですね」
「だが、使い方に慣れないと周りを巻き込むな」
「私には扱えそうにないわね」
「リズも無理だよ」
ジンさんだから聖剣を制御できるのであって、僕達にはとても扱えそうにない。
これには、流石のカミラさんとリズもお手上げだった。
「ほら、新人はこっちに来るんだよ。血抜きの練習だ」
「血抜きが終わったら、リズが薬草採取を教えてあげるよ」
「「「はい!」」」
そして恒例のおばちゃんによる新人冒険者への血抜き講習と、リズによる薬草採取講習が始まった。
新人冒険者もジンさんの凄腕を見たからか、とっても真剣に講習に参加していた。
「あた!」
「ぶりも!」
「良く見つけたわね」
「凄いわね。もっと探しましょうね」
「「あい!」」
ミカエルは数回目の薬草採取だし、ブリットもスラちゃんとルルーさんとクラヴィーアさんが側についていてくれるので直ぐに薬草を見つけていた。
皆楽しそうにしているのが何よりだ。
こうして、皆でワイワイとしながら薬草採取は無事終了です。
あなたにおすすめの小説
夫が私にそっくりな下の娘ばかりをかわいがるのですけど!
山科ひさき
恋愛
「子供達をお願い」 そう言い残して、私はこの世を去った。愛する夫が子供達に私の分も愛情を注いでくれると信じていたから、不安はなかった。けれど死後の世界から見ている夫は下の娘ばかりをかわいがり、上の娘をないがしろにしている。許せない。そんな時、私に不思議な声が呼びかけてきて……。
私を追い出した結果、飼っていた聖獣は誰にも懐かないようです
天宮有
恋愛
子供の頃、男爵令嬢の私アミリア・ファグトは助けた小犬が聖獣と判明して、飼うことが決まる。
数年後――成長した聖獣は家を守ってくれて、私に一番懐いていた。
そんな私を妬んだ姉ラミダは「聖獣は私が拾って一番懐いている」と吹聴していたようで、姉は侯爵令息ケドスの婚約者になる。
どうやらラミダは聖獣が一番懐いていた私が邪魔なようで、追い出そうと目論んでいたようだ。
家族とゲドスはラミダの嘘を信じて、私を蔑み追い出そうとしていた。
捨て子の僕が公爵家の跡取り⁉~喋る聖剣とモフモフに助けられて波乱の人生を生きてます~
伽羅
ファンタジー
物心がついた頃から孤児院で育った僕は高熱を出して寝込んだ後で自分が転生者だと思い出した。そして10歳の時に孤児院で火事に遭遇する。もう駄目だ! と思った時に助けてくれたのは、不思議な聖剣だった。その聖剣が言うにはどうやら僕は公爵家の跡取りらしい。孤児院を逃げ出した僕は聖剣とモフモフに助けられながら生家を目指す。
スキルが農業と豊穣だったので追放されました~辺境伯令嬢はおひとり様を満喫しています~
白雪の雫
ファンタジー
「アールマティ、当主の名において穀潰しのお前を追放する!」
マッスル王国のストロング辺境伯家は【軍神】【武神】【戦神】【剣聖】【剣豪】といった戦闘に関するスキルを神より授かるからなのか、代々優れた軍人・武人を輩出してきた家柄だ。
そんな家に産まれたからなのか、ストロング家の者は【力こそ正義】と言わんばかりに見事なまでに脳筋思考の持ち主だった。
だが、この世には例外というものがある。
ストロング家の次女であるアールマティだ。
実はアールマティ、日本人として生きていた前世の記憶を持っているのだが、その事を話せば病院に送られてしまうという恐怖があるからなのか誰にも打ち明けていない。
そんなアールマティが授かったスキルは【農業】と【豊穣】
戦いに役に立たないスキルという事で、アールマティは父からストロング家追放を宣告されたのだ。
「仰せのままに」
父の言葉に頭を下げた後、屋敷を出て行こうとしているアールマティを母と兄弟姉妹、そして家令と使用人達までもが嘲笑いながら罵っている。
「食糧と食料って人間の生命活動に置いて一番大事なことなのに・・・」
脳筋に何を言っても無駄だと子供の頃から悟っていたアールマティは他国へと亡命する。
アールマティが森の奥でおひとり様を満喫している頃
ストロング領は大飢饉となっていた。
農業系のゲームをやっていた時に思い付いた話です。
主人公のスキルはゲームがベースになっているので、作物が実るのに時間を要しないし、追放された後は現代的な暮らしをしているという実にご都合主義です。
短い話という理由で色々深く考えた話ではないからツッコミどころ満載です。
よかった、わたくしは貴女みたいに美人じゃなくて
碧井 汐桜香
ファンタジー
美しくないが優秀な第一王子妃に嫌味ばかり言う国王。
美しい王妃と王子たちが守るものの、国の最高権力者だから咎めることはできない。
第二王子が美しい妃を嫁に迎えると、国王は第二王子妃を娘のように甘やかし、第二王子妃は第一王子妃を蔑むのだった。
本当に私で合ってたんですか? 転生してその日に死んだのですが
ボンボンP
ファンタジー
神様の適当なチョイスで小説の世界に来た私
『読者から転生する者を選んだのだ、それなのに…』
そんなこと言われても私は読者じゃないです…
ただ、妹が部屋に本を置いていっただけなのに…
あらすじも登場人物の誰一人知らないんだから、結果こうなりました
授かったスキルが【草】だったので家を勘当されたから悲しくてスキルに不満をぶつけたら国に恐怖が訪れて草
ラララキヲ
ファンタジー
(※[両性向け]と言いたい...)
10歳のグランは家族の見守る中でスキル鑑定を行った。グランのスキルは【草】。草一本だけを生やすスキルに親は失望しグランの為だと言ってグランを捨てた。
親を恨んだグランはどこにもぶつける事の出来ない気持ちを全て自分のスキルにぶつけた。
同時刻、グランを捨てた家族の居る王都では『謎の笑い声』が響き渡った。その笑い声に人々は恐怖し、グランを捨てた家族は……──
※確認していないので二番煎じだったらごめんなさい。急に思いついたので書きました!
※「妻」に対する暴言があります。嫌な方は御注意下さい※
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇なろうにも上げています。
知らないうちに離婚されていた男爵令嬢は実家に帰ることにしました【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
結婚して1年。
元・貴族令嬢エヴェリナは、平民商人の夫にこき使われ、自分の時間すら奪われていた。
久しぶりの自由時間を楽しんで帰宅すると、門番が立ち塞がり──
「ここより先には立ち入れません」
夫が勝手に離婚届を偽造し、彼女を家から追放した。
さらに「不貞の証拠」として、エヴェリナのサインを悪用した偽装契約書まで作成。
名誉を守るため裁判へ挑むが、そこで明らかになったのは──
⚠️ 本作は AI の生成した文章を一部に使っています。ご都合主義です。