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第二十七章 ちびっ子たちの冒険者デビュー
八百五十話 卒園式は無事に終わったのに……
自分勝手な担当者は引き続き調査するとして、いよいよ卒園式の日になりました。
入園式の警備の予行練習も兼ねているので、体育館内はもちろんのこと、校内や学園の周辺も厳重な警備を敷きます。
ジンさんたちも体育館内に待機して、スラちゃんやポッキーたちも体育館やその周辺を見回っています。
サンダーホークのぴぃちゃんも、校舎周辺を飛んで空から巡回しています。
来賓席にはプリンもいて、何かあった際に備えます。
こうして、厳重警戒の中で卒園式が開かれました。
「はあ、疲れた。何もなくて良かったよ」
「そうね。学園最後の思い出が、大変な事にならなくて済んだわね」
一時間後、無事に学園生を送り出した体育館に、警備に関わった人たちが集まりました。
ルーカスお兄様とアイビー様は、生徒会の方に向かっています。
ジンさんとレイナさんも、無事に卒園式が終わってホッとしていました。
もちろん、僕もスラちゃんもホッとしています。
「警備の連携や人員配置で、もう少し改善の余地があるな。カミラ経由で、各方面に連絡しておくわ」
「しかし、やっぱり一番の難題は学園長の話だわ。卒園式の半分以上が、学園長の話だったわね」
「昔から変わらないわ。あの学園長は、とにかく話が長いったらありゃしないわ」
今回の一番の敵は、やっぱり学園長の長い話でした。
卒園式の思い出が学園長の長い話ってのも、何だかなあって思います。
入園式でも、一番長いイベントは間違いなく学園長の話でしょう。
僕たちだけでなく、スラちゃんとポッキーたちもトホホってなっちゃいました。
ジンさん達は軍に行って警備の打ち合わせをするので、僕はティナおばあさま、プリン、ローリーさんとともに王城に行って着替えてから宰相執務室に顔を出しました。
ガチャ。
「「「ただい……」」」
「今日は卒園式があるから、午前中は重要案件と会議以外は受け付けないと言っただろうが!」
「今あるのが、その重要案件なんです。書き直してきました」
宰相執務室に入ると、例の担当者が宰相に詰め寄って結構な修羅場でした。
完全に予想できなかった展開に、僕たちは思わずポカーンとなっちゃいました。
しかも、一人で来ていますね。
宰相の言う通り、今日は学園が厳重警戒になっているので全部署午前中は何かあった時に対応できる体制を取っています。
その舵取り役の宰相に書き直した書類を見せに来るなんて、どれだけ自分勝手なんでしょうか。
宰相と一緒にシーラさんもブチギレモードで担当者を引き離していますが、担当者は全く引き下がりません。
「はあ、仕方ないわね」
ここで、ティナおばあさまがスタスタとトラブルを起こしているところに向かいました。
そして、担当者から書類をサッと取りました。
「ふむふむ、何々?」
突然の事で、宰相だけでなくシーラさんと担当者も思わず固まってしまいました。
そして、書類を担当者に突き返しました。
「論ずるに値しない内容ね。これでは、とても採用する事はできません。何がどう駄目なのか、上司にチェックして貰いなさい」
「ぐっ、僕の案を採用しないなんて!」
スタスタ、ドン。
ティナおばあさまから思いっきり駄目出しされた担当者は、悔しそうな表情を浮かべて執務室から出ていきました。
うん、嵐が去った感じがしますね。
「はあ。入園式の時は、関係するところに兵を配置した方が良いですわね」
「しかも、兵を複数配置しないとならないですな」
「ありゃ、本当の馬鹿だね。入園式の際は、出勤停止にした方が良いでしょうね」
ティナおばあさま、宰相、シーラさんが、かなり疲れた表情で溜息をついていました。
せっかく卒園式はほぼ成功したのに、こんなところでトラブルが起きるとは思わなかったよ。
王城内の警備を再考しないと駄目ですね。
入園式の警備の予行練習も兼ねているので、体育館内はもちろんのこと、校内や学園の周辺も厳重な警備を敷きます。
ジンさんたちも体育館内に待機して、スラちゃんやポッキーたちも体育館やその周辺を見回っています。
サンダーホークのぴぃちゃんも、校舎周辺を飛んで空から巡回しています。
来賓席にはプリンもいて、何かあった際に備えます。
こうして、厳重警戒の中で卒園式が開かれました。
「はあ、疲れた。何もなくて良かったよ」
「そうね。学園最後の思い出が、大変な事にならなくて済んだわね」
一時間後、無事に学園生を送り出した体育館に、警備に関わった人たちが集まりました。
ルーカスお兄様とアイビー様は、生徒会の方に向かっています。
ジンさんとレイナさんも、無事に卒園式が終わってホッとしていました。
もちろん、僕もスラちゃんもホッとしています。
「警備の連携や人員配置で、もう少し改善の余地があるな。カミラ経由で、各方面に連絡しておくわ」
「しかし、やっぱり一番の難題は学園長の話だわ。卒園式の半分以上が、学園長の話だったわね」
「昔から変わらないわ。あの学園長は、とにかく話が長いったらありゃしないわ」
今回の一番の敵は、やっぱり学園長の長い話でした。
卒園式の思い出が学園長の長い話ってのも、何だかなあって思います。
入園式でも、一番長いイベントは間違いなく学園長の話でしょう。
僕たちだけでなく、スラちゃんとポッキーたちもトホホってなっちゃいました。
ジンさん達は軍に行って警備の打ち合わせをするので、僕はティナおばあさま、プリン、ローリーさんとともに王城に行って着替えてから宰相執務室に顔を出しました。
ガチャ。
「「「ただい……」」」
「今日は卒園式があるから、午前中は重要案件と会議以外は受け付けないと言っただろうが!」
「今あるのが、その重要案件なんです。書き直してきました」
宰相執務室に入ると、例の担当者が宰相に詰め寄って結構な修羅場でした。
完全に予想できなかった展開に、僕たちは思わずポカーンとなっちゃいました。
しかも、一人で来ていますね。
宰相の言う通り、今日は学園が厳重警戒になっているので全部署午前中は何かあった時に対応できる体制を取っています。
その舵取り役の宰相に書き直した書類を見せに来るなんて、どれだけ自分勝手なんでしょうか。
宰相と一緒にシーラさんもブチギレモードで担当者を引き離していますが、担当者は全く引き下がりません。
「はあ、仕方ないわね」
ここで、ティナおばあさまがスタスタとトラブルを起こしているところに向かいました。
そして、担当者から書類をサッと取りました。
「ふむふむ、何々?」
突然の事で、宰相だけでなくシーラさんと担当者も思わず固まってしまいました。
そして、書類を担当者に突き返しました。
「論ずるに値しない内容ね。これでは、とても採用する事はできません。何がどう駄目なのか、上司にチェックして貰いなさい」
「ぐっ、僕の案を採用しないなんて!」
スタスタ、ドン。
ティナおばあさまから思いっきり駄目出しされた担当者は、悔しそうな表情を浮かべて執務室から出ていきました。
うん、嵐が去った感じがしますね。
「はあ。入園式の時は、関係するところに兵を配置した方が良いですわね」
「しかも、兵を複数配置しないとならないですな」
「ありゃ、本当の馬鹿だね。入園式の際は、出勤停止にした方が良いでしょうね」
ティナおばあさま、宰相、シーラさんが、かなり疲れた表情で溜息をついていました。
せっかく卒園式はほぼ成功したのに、こんなところでトラブルが起きるとは思わなかったよ。
王城内の警備を再考しないと駄目ですね。
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