654 / 1,334
第二十七章 ちびっ子たちの冒険者デビュー
八百五十話 卒園式は無事に終わったのに……
自分勝手な担当者は引き続き調査するとして、いよいよ卒園式の日になりました。
入園式の警備の予行練習も兼ねているので、体育館内はもちろんのこと、校内や学園の周辺も厳重な警備を敷きます。
ジンさんたちも体育館内に待機して、スラちゃんやポッキーたちも体育館やその周辺を見回っています。
サンダーホークのぴぃちゃんも、校舎周辺を飛んで空から巡回しています。
来賓席にはプリンもいて、何かあった際に備えます。
こうして、厳重警戒の中で卒園式が開かれました。
「はあ、疲れた。何もなくて良かったよ」
「そうね。学園最後の思い出が、大変な事にならなくて済んだわね」
一時間後、無事に学園生を送り出した体育館に、警備に関わった人たちが集まりました。
ルーカスお兄様とアイビー様は、生徒会の方に向かっています。
ジンさんとレイナさんも、無事に卒園式が終わってホッとしていました。
もちろん、僕もスラちゃんもホッとしています。
「警備の連携や人員配置で、もう少し改善の余地があるな。カミラ経由で、各方面に連絡しておくわ」
「しかし、やっぱり一番の難題は学園長の話だわ。卒園式の半分以上が、学園長の話だったわね」
「昔から変わらないわ。あの学園長は、とにかく話が長いったらありゃしないわ」
今回の一番の敵は、やっぱり学園長の長い話でした。
卒園式の思い出が学園長の長い話ってのも、何だかなあって思います。
入園式でも、一番長いイベントは間違いなく学園長の話でしょう。
僕たちだけでなく、スラちゃんとポッキーたちもトホホってなっちゃいました。
ジンさん達は軍に行って警備の打ち合わせをするので、僕はティナおばあさま、プリン、ローリーさんとともに王城に行って着替えてから宰相執務室に顔を出しました。
ガチャ。
「「「ただい……」」」
「今日は卒園式があるから、午前中は重要案件と会議以外は受け付けないと言っただろうが!」
「今あるのが、その重要案件なんです。書き直してきました」
宰相執務室に入ると、例の担当者が宰相に詰め寄って結構な修羅場でした。
完全に予想できなかった展開に、僕たちは思わずポカーンとなっちゃいました。
しかも、一人で来ていますね。
宰相の言う通り、今日は学園が厳重警戒になっているので全部署午前中は何かあった時に対応できる体制を取っています。
その舵取り役の宰相に書き直した書類を見せに来るなんて、どれだけ自分勝手なんでしょうか。
宰相と一緒にシーラさんもブチギレモードで担当者を引き離していますが、担当者は全く引き下がりません。
「はあ、仕方ないわね」
ここで、ティナおばあさまがスタスタとトラブルを起こしているところに向かいました。
そして、担当者から書類をサッと取りました。
「ふむふむ、何々?」
突然の事で、宰相だけでなくシーラさんと担当者も思わず固まってしまいました。
そして、書類を担当者に突き返しました。
「論ずるに値しない内容ね。これでは、とても採用する事はできません。何がどう駄目なのか、上司にチェックして貰いなさい」
「ぐっ、僕の案を採用しないなんて!」
スタスタ、ドン。
ティナおばあさまから思いっきり駄目出しされた担当者は、悔しそうな表情を浮かべて執務室から出ていきました。
うん、嵐が去った感じがしますね。
「はあ。入園式の時は、関係するところに兵を配置した方が良いですわね」
「しかも、兵を複数配置しないとならないですな」
「ありゃ、本当の馬鹿だね。入園式の際は、出勤停止にした方が良いでしょうね」
ティナおばあさま、宰相、シーラさんが、かなり疲れた表情で溜息をついていました。
せっかく卒園式はほぼ成功したのに、こんなところでトラブルが起きるとは思わなかったよ。
王城内の警備を再考しないと駄目ですね。
入園式の警備の予行練習も兼ねているので、体育館内はもちろんのこと、校内や学園の周辺も厳重な警備を敷きます。
ジンさんたちも体育館内に待機して、スラちゃんやポッキーたちも体育館やその周辺を見回っています。
サンダーホークのぴぃちゃんも、校舎周辺を飛んで空から巡回しています。
来賓席にはプリンもいて、何かあった際に備えます。
こうして、厳重警戒の中で卒園式が開かれました。
「はあ、疲れた。何もなくて良かったよ」
「そうね。学園最後の思い出が、大変な事にならなくて済んだわね」
一時間後、無事に学園生を送り出した体育館に、警備に関わった人たちが集まりました。
ルーカスお兄様とアイビー様は、生徒会の方に向かっています。
ジンさんとレイナさんも、無事に卒園式が終わってホッとしていました。
もちろん、僕もスラちゃんもホッとしています。
「警備の連携や人員配置で、もう少し改善の余地があるな。カミラ経由で、各方面に連絡しておくわ」
「しかし、やっぱり一番の難題は学園長の話だわ。卒園式の半分以上が、学園長の話だったわね」
「昔から変わらないわ。あの学園長は、とにかく話が長いったらありゃしないわ」
今回の一番の敵は、やっぱり学園長の長い話でした。
卒園式の思い出が学園長の長い話ってのも、何だかなあって思います。
入園式でも、一番長いイベントは間違いなく学園長の話でしょう。
僕たちだけでなく、スラちゃんとポッキーたちもトホホってなっちゃいました。
ジンさん達は軍に行って警備の打ち合わせをするので、僕はティナおばあさま、プリン、ローリーさんとともに王城に行って着替えてから宰相執務室に顔を出しました。
ガチャ。
「「「ただい……」」」
「今日は卒園式があるから、午前中は重要案件と会議以外は受け付けないと言っただろうが!」
「今あるのが、その重要案件なんです。書き直してきました」
宰相執務室に入ると、例の担当者が宰相に詰め寄って結構な修羅場でした。
完全に予想できなかった展開に、僕たちは思わずポカーンとなっちゃいました。
しかも、一人で来ていますね。
宰相の言う通り、今日は学園が厳重警戒になっているので全部署午前中は何かあった時に対応できる体制を取っています。
その舵取り役の宰相に書き直した書類を見せに来るなんて、どれだけ自分勝手なんでしょうか。
宰相と一緒にシーラさんもブチギレモードで担当者を引き離していますが、担当者は全く引き下がりません。
「はあ、仕方ないわね」
ここで、ティナおばあさまがスタスタとトラブルを起こしているところに向かいました。
そして、担当者から書類をサッと取りました。
「ふむふむ、何々?」
突然の事で、宰相だけでなくシーラさんと担当者も思わず固まってしまいました。
そして、書類を担当者に突き返しました。
「論ずるに値しない内容ね。これでは、とても採用する事はできません。何がどう駄目なのか、上司にチェックして貰いなさい」
「ぐっ、僕の案を採用しないなんて!」
スタスタ、ドン。
ティナおばあさまから思いっきり駄目出しされた担当者は、悔しそうな表情を浮かべて執務室から出ていきました。
うん、嵐が去った感じがしますね。
「はあ。入園式の時は、関係するところに兵を配置した方が良いですわね」
「しかも、兵を複数配置しないとならないですな」
「ありゃ、本当の馬鹿だね。入園式の際は、出勤停止にした方が良いでしょうね」
ティナおばあさま、宰相、シーラさんが、かなり疲れた表情で溜息をついていました。
せっかく卒園式はほぼ成功したのに、こんなところでトラブルが起きるとは思わなかったよ。
王城内の警備を再考しないと駄目ですね。
あなたにおすすめの小説
夫が私にそっくりな下の娘ばかりをかわいがるのですけど!
山科ひさき
恋愛
「子供達をお願い」 そう言い残して、私はこの世を去った。愛する夫が子供達に私の分も愛情を注いでくれると信じていたから、不安はなかった。けれど死後の世界から見ている夫は下の娘ばかりをかわいがり、上の娘をないがしろにしている。許せない。そんな時、私に不思議な声が呼びかけてきて……。
私を追い出した結果、飼っていた聖獣は誰にも懐かないようです
天宮有
恋愛
子供の頃、男爵令嬢の私アミリア・ファグトは助けた小犬が聖獣と判明して、飼うことが決まる。
数年後――成長した聖獣は家を守ってくれて、私に一番懐いていた。
そんな私を妬んだ姉ラミダは「聖獣は私が拾って一番懐いている」と吹聴していたようで、姉は侯爵令息ケドスの婚約者になる。
どうやらラミダは聖獣が一番懐いていた私が邪魔なようで、追い出そうと目論んでいたようだ。
家族とゲドスはラミダの嘘を信じて、私を蔑み追い出そうとしていた。
捨て子の僕が公爵家の跡取り⁉~喋る聖剣とモフモフに助けられて波乱の人生を生きてます~
伽羅
ファンタジー
物心がついた頃から孤児院で育った僕は高熱を出して寝込んだ後で自分が転生者だと思い出した。そして10歳の時に孤児院で火事に遭遇する。もう駄目だ! と思った時に助けてくれたのは、不思議な聖剣だった。その聖剣が言うにはどうやら僕は公爵家の跡取りらしい。孤児院を逃げ出した僕は聖剣とモフモフに助けられながら生家を目指す。
スキルが農業と豊穣だったので追放されました~辺境伯令嬢はおひとり様を満喫しています~
白雪の雫
ファンタジー
「アールマティ、当主の名において穀潰しのお前を追放する!」
マッスル王国のストロング辺境伯家は【軍神】【武神】【戦神】【剣聖】【剣豪】といった戦闘に関するスキルを神より授かるからなのか、代々優れた軍人・武人を輩出してきた家柄だ。
そんな家に産まれたからなのか、ストロング家の者は【力こそ正義】と言わんばかりに見事なまでに脳筋思考の持ち主だった。
だが、この世には例外というものがある。
ストロング家の次女であるアールマティだ。
実はアールマティ、日本人として生きていた前世の記憶を持っているのだが、その事を話せば病院に送られてしまうという恐怖があるからなのか誰にも打ち明けていない。
そんなアールマティが授かったスキルは【農業】と【豊穣】
戦いに役に立たないスキルという事で、アールマティは父からストロング家追放を宣告されたのだ。
「仰せのままに」
父の言葉に頭を下げた後、屋敷を出て行こうとしているアールマティを母と兄弟姉妹、そして家令と使用人達までもが嘲笑いながら罵っている。
「食糧と食料って人間の生命活動に置いて一番大事なことなのに・・・」
脳筋に何を言っても無駄だと子供の頃から悟っていたアールマティは他国へと亡命する。
アールマティが森の奥でおひとり様を満喫している頃
ストロング領は大飢饉となっていた。
農業系のゲームをやっていた時に思い付いた話です。
主人公のスキルはゲームがベースになっているので、作物が実るのに時間を要しないし、追放された後は現代的な暮らしをしているという実にご都合主義です。
短い話という理由で色々深く考えた話ではないからツッコミどころ満載です。
よかった、わたくしは貴女みたいに美人じゃなくて
碧井 汐桜香
ファンタジー
美しくないが優秀な第一王子妃に嫌味ばかり言う国王。
美しい王妃と王子たちが守るものの、国の最高権力者だから咎めることはできない。
第二王子が美しい妃を嫁に迎えると、国王は第二王子妃を娘のように甘やかし、第二王子妃は第一王子妃を蔑むのだった。
本当に私で合ってたんですか? 転生してその日に死んだのですが
ボンボンP
ファンタジー
神様の適当なチョイスで小説の世界に来た私
『読者から転生する者を選んだのだ、それなのに…』
そんなこと言われても私は読者じゃないです…
ただ、妹が部屋に本を置いていっただけなのに…
あらすじも登場人物の誰一人知らないんだから、結果こうなりました
授かったスキルが【草】だったので家を勘当されたから悲しくてスキルに不満をぶつけたら国に恐怖が訪れて草
ラララキヲ
ファンタジー
(※[両性向け]と言いたい...)
10歳のグランは家族の見守る中でスキル鑑定を行った。グランのスキルは【草】。草一本だけを生やすスキルに親は失望しグランの為だと言ってグランを捨てた。
親を恨んだグランはどこにもぶつける事の出来ない気持ちを全て自分のスキルにぶつけた。
同時刻、グランを捨てた家族の居る王都では『謎の笑い声』が響き渡った。その笑い声に人々は恐怖し、グランを捨てた家族は……──
※確認していないので二番煎じだったらごめんなさい。急に思いついたので書きました!
※「妻」に対する暴言があります。嫌な方は御注意下さい※
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇なろうにも上げています。
知らないうちに離婚されていた男爵令嬢は実家に帰ることにしました【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
結婚して1年。
元・貴族令嬢エヴェリナは、平民商人の夫にこき使われ、自分の時間すら奪われていた。
久しぶりの自由時間を楽しんで帰宅すると、門番が立ち塞がり──
「ここより先には立ち入れません」
夫が勝手に離婚届を偽造し、彼女を家から追放した。
さらに「不貞の証拠」として、エヴェリナのサインを悪用した偽装契約書まで作成。
名誉を守るため裁判へ挑むが、そこで明らかになったのは──
⚠️ 本作は AI の生成した文章を一部に使っています。ご都合主義です。