390 / 394
第十九章 結婚式騒動
第三百九十話 準備完了
しおりを挟む
袖口から教会を警備していた兵がやってきた。
直ぐに軍務卿が駆け込んできた兵に状況を聞いた。
「一体何があったのだ?」
「エラール伯爵と従属する貴族が反乱を起こしました。教会を魔法使いが襲撃しております。一部は王城に向かったという情報もあります」
「ちっ、タヌキの一派か」
「規模は二百人程ですが、全て馬の魔法障壁によって防がれております」
おっと、既に実力行使ですか。
軍務卿も少し頭をかいていた。
しかし、生半端な攻撃では馬の魔法障壁は破れないぞ。
その証拠に、教会にはダメージを与える事はできていない。
「王城に敵が何人か向かったとはいえ、披露宴会場は王城の内部だ。来賓には直ぐに動いて貰おう」
「分かりました、スラタロウとホワイトとショコラは直ぐに王城に来賓を連れて行って」
陛下の言うとおり、披露宴会場の防御力を考えると来賓は直ぐに王城に送ったほうが良い。
幸いにもアルス様を筆頭に武力に長けている貴族も多く、あのくらいの敵なら軽く撃退できるだろう。
どちらかというと、問題はこちらだ。
「折角の結婚式を台無しにして、かなりムカつくな」
「そうですわね。徹底的に叩き潰さないといけませんね」
エステルとリンは、結婚式が中止になった事にかなり怒っており、フローレンスやソフィーにジュリエットも、既に剣を抜いていた。
怒っているのはこちらも同じだ。
「お馬鹿な貴族には、天誅を下さないと」
「ふふふ、久々に怒り心頭ですわ」
「遠慮はいりませんわね」
「叩き潰さないといけないわね」
「王国にはもう不要でしょう」
王妃様達とエーファ様とサーシャさんも、既に武器を準備している。
エーファ様はどこから出したか分からないごついハルバートを取り出していて、サーシャ様は指にリングっぽいものをつけている。
もしかして糸使いなのかな?
「ミケ達も準備万端だよ!」
「バカな人は倒さないと」
「ララも怒ったよ」
「ぶっ潰す」
レイアが何故か物騒な事を言っているが、うちのメンバーも完全武装している。
王城には、念の為にスラタロウとタコヤキを除いたスライム軍団が向かったので、戦力的にも大丈夫だろう。
「スラタロウもホワイトもショコラも大丈夫だって」
「それではバカと会おうかのう」
何故かスラタロウを抱いた陛下がニヤリとしている。
どうも、反乱を起こした貴族と直接対決をする様だ。
閣僚も剣を構えて準備万端だ。
「堂々と扉を開けていきましょうか」
「そうですね、こういうのは派手にやった方が主導権を取れますわ」
「よーし、行こうか」
「「「おー!」」」
エステルの掛け声に子ども達も呼応した。
さて、バカな貴族に引導を渡しますか。
直ぐに軍務卿が駆け込んできた兵に状況を聞いた。
「一体何があったのだ?」
「エラール伯爵と従属する貴族が反乱を起こしました。教会を魔法使いが襲撃しております。一部は王城に向かったという情報もあります」
「ちっ、タヌキの一派か」
「規模は二百人程ですが、全て馬の魔法障壁によって防がれております」
おっと、既に実力行使ですか。
軍務卿も少し頭をかいていた。
しかし、生半端な攻撃では馬の魔法障壁は破れないぞ。
その証拠に、教会にはダメージを与える事はできていない。
「王城に敵が何人か向かったとはいえ、披露宴会場は王城の内部だ。来賓には直ぐに動いて貰おう」
「分かりました、スラタロウとホワイトとショコラは直ぐに王城に来賓を連れて行って」
陛下の言うとおり、披露宴会場の防御力を考えると来賓は直ぐに王城に送ったほうが良い。
幸いにもアルス様を筆頭に武力に長けている貴族も多く、あのくらいの敵なら軽く撃退できるだろう。
どちらかというと、問題はこちらだ。
「折角の結婚式を台無しにして、かなりムカつくな」
「そうですわね。徹底的に叩き潰さないといけませんね」
エステルとリンは、結婚式が中止になった事にかなり怒っており、フローレンスやソフィーにジュリエットも、既に剣を抜いていた。
怒っているのはこちらも同じだ。
「お馬鹿な貴族には、天誅を下さないと」
「ふふふ、久々に怒り心頭ですわ」
「遠慮はいりませんわね」
「叩き潰さないといけないわね」
「王国にはもう不要でしょう」
王妃様達とエーファ様とサーシャさんも、既に武器を準備している。
エーファ様はどこから出したか分からないごついハルバートを取り出していて、サーシャ様は指にリングっぽいものをつけている。
もしかして糸使いなのかな?
「ミケ達も準備万端だよ!」
「バカな人は倒さないと」
「ララも怒ったよ」
「ぶっ潰す」
レイアが何故か物騒な事を言っているが、うちのメンバーも完全武装している。
王城には、念の為にスラタロウとタコヤキを除いたスライム軍団が向かったので、戦力的にも大丈夫だろう。
「スラタロウもホワイトもショコラも大丈夫だって」
「それではバカと会おうかのう」
何故かスラタロウを抱いた陛下がニヤリとしている。
どうも、反乱を起こした貴族と直接対決をする様だ。
閣僚も剣を構えて準備万端だ。
「堂々と扉を開けていきましょうか」
「そうですね、こういうのは派手にやった方が主導権を取れますわ」
「よーし、行こうか」
「「「おー!」」」
エステルの掛け声に子ども達も呼応した。
さて、バカな貴族に引導を渡しますか。
応援ありがとうございます!
1
お気に入りに追加
3,149
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる