小さな大魔法使いの自分探しの旅 親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします

藤なごみ

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第十二章 再びの帝国との紛争

第八百八十話 応接室に移動します

 マヤちゃんも僕を出迎えてくれていたので、みんな一緒に応接室に移動します。

「そうそう、グレッグちゃん、クリスちゃん、マヤちゃん、ユキちゃんは、ローナちゃんと仲良くしていたかな?」
「「「仲良くしていたよ!」」」
「アオン!」

 歩きながら話をすると、みんなもちろんだと元気よく返事をしました。
 ローナちゃんもみんなと仲良くしていたと言っていたし、僕も一安心です。

「レオ君は、みんなのお兄ちゃん的存在ね。よく気がつくし、周りもよく見ているわ」
「うにゅ?」

 僕の行動を見て、王妃様はルーちゃんを抱っこしながらニコリとしていました。
 立場とかは違うけど、年下ってのもあってみんなのことは他の人よりも気になるんだよね。
 もちろん、僕はルーちゃんもとっても気になっています。

「はふう、お茶が美味しいです……」
「レオ君、まるでおじいちゃんみたいな反応だね」

 お茶を飲んでほっこりとしていると、チャーリーさんが思わず苦笑いしていました。
 だって、ずっと沿道の人に手を振って疲れちゃったんだもん。
 きっと、謁見が終わってフランソワーズ公爵家に着いたら、直ぐにお昼寝しちゃいます。

「帝国との戦争も、先ずはこれで一区切りだ。今回の戦争で功績のあったものを労わないとならない。引き連き講和交渉を担当するものは全て終わってから報奨を与えるが、それとは別に勇敢なるもの全てに勲章を与える予定だ」

 陛下は、この後の謁見について色々と教えてくれました。
 うーん、僕はもうたくさんの勲章を貰っているから、既にお腹いっぱいなんだよね。
 服に勲章を付けるスペースを探さないといけないね。

「それとは別に、レオには別の褒美をやらないとならない。冬の間に流行していた病気の治療法を見つけたのだ。王国のみならず、帝国の多くの命を救った。帝国も、レオに勲章を授けたいと申しておる。これは、講和交渉の際に行う予定だ」

 な、何だかとっても大きな話になっちゃったよ。
 陛下だけでなく、応接室にいる大人もうんうんと頷いています。
 とはいえ、治療法を見つけた件で表彰があるかもって話は、既にサンダーランド辺境伯領で聞いていたんだよね。
 冒険者も頑張って薬草採取をしてくれたので、無事にポーションの増産もできていたそうです。
 事前に、僕もたくさんポーションと毒気しポーションを作って納品していたもんね。
 多くの人が助かって、僕も一安心です。

「何にせよ、今日は謁見が終わったらゆっくりと休むがよい。明後日の夜に、晩餐会を開く予定だ」

 実は、明日明後日に王都に到着する部隊もいます。
 陛下は、到着する兵のことにも気を使ってくれていました。
 どうせなら、国境で頑張ったみんなでお祝いをしたいよね。

「因みに、謁見でレオに文句を言う貴族はいないだろう。帝国と繋がっていたものは駆逐された。もし、変に発言をすれば帝国との繋がりの疑念を抱かせることになる」

 帝国っていっても、一連の戦争を主導した皇太后一派のことになります。
 帝国内でも、皇太后一派はほぼ駆逐されたはずです。
 残党が残っている可能性は否定できず、王国内も警戒を続けているそうです。
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