小さな大魔法使いの自分探しの旅 親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします

藤なごみ

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第十二章 再びの帝国との紛争

第八百八十一話 謁見の間に移動します

 十分休憩をとった後は、応接室から移動して謁見になります。
 クリスちゃんは謁見に参加しないので、ジェシカさんと一緒に応接室で待っています。

「クリスちゃん、ジェシカさん、行ってくるね」
「お兄様、いってらっしゃい」
「レオ様、いってらっしゃいませ

 クリスちゃんとジェシカさんに挨拶をして、僕たちは謁見の間に向かいます。
 今日は、貴族は集まれる人はやってくるそうです。
 明後日の晩餐会の際に、多くの貴族が集まる予定だそうです。
 貴族がいっぱいだととても緊張するけど、晩餐会なら和やかに行われるもんね。
 チャーリーさんたち閣僚は王家の方々と一緒に入場するので、僕はネストさんやマイスター師団長さんと一緒に謁見の間に入りました。

「今日の謁見は、メインは到着関連ですよね?」
「後は、兵へ勲章を授けることとレオ君が病気の治療方法を発見した件だけだよ。ベーベル子爵たちへの処分発表は、もう少し時間がかかるだろう」

 マイスター師団長さん曰く、ベーベル一派が引き起こした反乱は重罪で、まだ厳しい取り調べが行なわれているそうです。
 何も知らずに連れて来られた家族と子どもは実家にも帰れなく、現在は教会の施設にいるそうです。
 王都への移送に僕も関わっているので、明日にでも顔を見せに行かないとね。
 こんな感じの話をしつつ、謁見の間に到着しました。

 じー。

「マイスター師団長さん、何だかたくさんの貴族が僕を見ているのは気のせいじゃないですよね?」
「ははは、王国を救った『救国の天使様』の帰還だ。そりゃ、気にならない方がおかしい」

 マイスター師団長さんは、笑いながら僕の質問に答えていました。
 うう、ナンシー侯爵やブラウニー伯爵も、僕のところに来て上機嫌に肩を叩いていました。

「軍部と教会は、特にレオ君に恩があるからね。教会は病気の治療関係でとてもお世話になったよ。私もレオ君のことは小さい頃か知っているが、本当に大きく真っ直ぐ育った」

 教会聖騎士団のトータス副団長さんも、僕の帰還を喜んでくれました。
 マイスター師団長さんとトータス副団長さんは、セルカーク直轄領の頃からの知り合いだもんね。
 もう、僕の人生の半分以上を知っている計算になるんだ。
 僕のことを知っている人も、とっても増えて来たんだね。

「ははは、そういうことだ。レオ君は人を惹きつける魅力があるから、周りの人がレオ君を放っておかない。きっと、これからもだ」
「そーなんだ!」

 ネストさんの発言に、マヤちゃんも元気よく答えていました。
 確かに大きく状況が変わって、また新しい人と出会える気がします。
 冒険者学校でも、多くの人と出会えたもんね。
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