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第十二章 再びの帝国との紛争
第八百八十二話 謁見の開始
「静粛に。間もなく、謁見が始まります」
係の人がアナウンスをしたので、僕たちは姿勢を正して臣下の礼を取ります。
程なくして、王族、ローナちゃん、閣僚が入場してきました。
「皆のもの、面を上げよ」
陛下の声で、僕たちは顔を上げました。
陛下は、直ぐに言葉を続けました。
「帝国との戦闘も無事に終結し、停戦合意が結ばれた。ベーベル子爵を始めとする反乱分子も取り押さえた。関係者の対応を称賛すると共に、今後はより一層国力を高めていくことに舵を取る」
陛下は、手短にこれまでの経緯を説明しました。
講和交渉が結ばれていないとはいえ、かなり平和になったのは間違いありません。
ベーベル子爵領の復興とかやることもたくさんあるし、国境警備も引き続き行います。
僕も、できることはお手伝いしないとね。
「引き続き講和交渉を担当しているものは、講和条約締結後に改めて報奨を与える。それとは別に、国を守りし英雄に勲章を授ける。代表して、ポラリス男爵が受け取るように」
「か、畏まりました」
急に陛下に指名されちゃったから、とってもびっくりしちゃったよ。
僕は、急いで陛下の前に出ました。
膝をつくと、係の人が僕の胸に新しい勲章を付けてくれました。
また、服が勲章だらけになっちゃったね。
周囲から大きな拍手が起こる中、表彰はまだまだ続きました。
「また、ポラリス男爵は国内で流行した病気の治療法を発見し、多くの人命を救った。帝国にも治療法を伝え、救った命の数は果てしないものだろう。命を奪うことよりも、救うことの大変さと尊さを改めて知ることになった。よって、ポラリス男爵には別の勲章を授けると共に、男爵から子爵へ陞爵する」
「あ、ありがとうございます」
えー!
男爵から子爵になるの!?
完全に予想外の展開に、僕の頭の中は追いついていません。
ポカーンとした間に、新たな勲章が胸につけられていました。
さっきよりも大きな拍手が起きていて、グレッグちゃんとローナちゃんもニコニコしながら大きな拍手をしていました。
「これで、謁見を終了とする。講和条約締結後の謁見は、追って通達する」
陛下が玉座から立ち上がり、僕たちは再び臣下の礼をとります。
僕は、膝をついたまま頭を下げます。
謁見自体はとても短かったけど、色々な事がありすぎてまだ気持ちが落ち着いていません。
話を聞くために、謁見の間から再び応接室に移動しました。
「レオにーに、おめでとー!」
「「「おめでとー!」」」
「アオン!」
応接室に行くと、グレッグちゃんを始めとするちびっ子たちが元気よくお祝いをしてくれました。
ユキちゃんも全身を使って褒めてくれたので、僕は思わず頭を撫で撫でしてあげました。
そして、席についたところで僕は陛下に質問をしました。
「陛下、何で僕が子爵になるんですか?」
「さっきも言ったが、多くの命を救った。まさにこれに尽きる。命を奪うのは容易いが、救うのは大変だ。それだけ、病気で命を落とすものが多かった。特に衛生状態の良くないスラム街や地方では、その傾向が顕著だった」
陛下曰く、年末くらいまでは病気の状況が本当に良くなかったそうです。
ところが、年始に僕が治療法を発見して以降は急激に状況が良くなりました。
冒険者も、頑張って薬草を集めてくれました。
「レオが治療法を発見したのも、とても大きな宣伝効果をもたらした。『黒髪の天使様』の二つ名は、それだけ大きな意味を持つ。その影響力となし得たことから考えるに、『救国の天使様』と言われても、全く問題はないだろう」
うう、陛下にも新しい二つ名を言われちゃった。
もう、新しい二つ名がかなり広まっているんですね。
「晩餐会までは、ゆっくりするといい。晩餐会後は、また忙しくなるぞ」
「はい!」
どうやら、晩餐会後に何かあるみたいです。
詳しいことは、晩餐会の時に教えてくれるそうです。
危なくないことらしいので、ちょっとワクワクしています。
係の人がアナウンスをしたので、僕たちは姿勢を正して臣下の礼を取ります。
程なくして、王族、ローナちゃん、閣僚が入場してきました。
「皆のもの、面を上げよ」
陛下の声で、僕たちは顔を上げました。
陛下は、直ぐに言葉を続けました。
「帝国との戦闘も無事に終結し、停戦合意が結ばれた。ベーベル子爵を始めとする反乱分子も取り押さえた。関係者の対応を称賛すると共に、今後はより一層国力を高めていくことに舵を取る」
陛下は、手短にこれまでの経緯を説明しました。
講和交渉が結ばれていないとはいえ、かなり平和になったのは間違いありません。
ベーベル子爵領の復興とかやることもたくさんあるし、国境警備も引き続き行います。
僕も、できることはお手伝いしないとね。
「引き続き講和交渉を担当しているものは、講和条約締結後に改めて報奨を与える。それとは別に、国を守りし英雄に勲章を授ける。代表して、ポラリス男爵が受け取るように」
「か、畏まりました」
急に陛下に指名されちゃったから、とってもびっくりしちゃったよ。
僕は、急いで陛下の前に出ました。
膝をつくと、係の人が僕の胸に新しい勲章を付けてくれました。
また、服が勲章だらけになっちゃったね。
周囲から大きな拍手が起こる中、表彰はまだまだ続きました。
「また、ポラリス男爵は国内で流行した病気の治療法を発見し、多くの人命を救った。帝国にも治療法を伝え、救った命の数は果てしないものだろう。命を奪うことよりも、救うことの大変さと尊さを改めて知ることになった。よって、ポラリス男爵には別の勲章を授けると共に、男爵から子爵へ陞爵する」
「あ、ありがとうございます」
えー!
男爵から子爵になるの!?
完全に予想外の展開に、僕の頭の中は追いついていません。
ポカーンとした間に、新たな勲章が胸につけられていました。
さっきよりも大きな拍手が起きていて、グレッグちゃんとローナちゃんもニコニコしながら大きな拍手をしていました。
「これで、謁見を終了とする。講和条約締結後の謁見は、追って通達する」
陛下が玉座から立ち上がり、僕たちは再び臣下の礼をとります。
僕は、膝をついたまま頭を下げます。
謁見自体はとても短かったけど、色々な事がありすぎてまだ気持ちが落ち着いていません。
話を聞くために、謁見の間から再び応接室に移動しました。
「レオにーに、おめでとー!」
「「「おめでとー!」」」
「アオン!」
応接室に行くと、グレッグちゃんを始めとするちびっ子たちが元気よくお祝いをしてくれました。
ユキちゃんも全身を使って褒めてくれたので、僕は思わず頭を撫で撫でしてあげました。
そして、席についたところで僕は陛下に質問をしました。
「陛下、何で僕が子爵になるんですか?」
「さっきも言ったが、多くの命を救った。まさにこれに尽きる。命を奪うのは容易いが、救うのは大変だ。それだけ、病気で命を落とすものが多かった。特に衛生状態の良くないスラム街や地方では、その傾向が顕著だった」
陛下曰く、年末くらいまでは病気の状況が本当に良くなかったそうです。
ところが、年始に僕が治療法を発見して以降は急激に状況が良くなりました。
冒険者も、頑張って薬草を集めてくれました。
「レオが治療法を発見したのも、とても大きな宣伝効果をもたらした。『黒髪の天使様』の二つ名は、それだけ大きな意味を持つ。その影響力となし得たことから考えるに、『救国の天使様』と言われても、全く問題はないだろう」
うう、陛下にも新しい二つ名を言われちゃった。
もう、新しい二つ名がかなり広まっているんですね。
「晩餐会までは、ゆっくりするといい。晩餐会後は、また忙しくなるぞ」
「はい!」
どうやら、晩餐会後に何かあるみたいです。
詳しいことは、晩餐会の時に教えてくれるそうです。
危なくないことらしいので、ちょっとワクワクしています。
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